JPS59150182A - 特殊皮革状ヤ−ン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、良好な外観１強度、ループ形成性。

寸法安定性、防汚性などにすぐれた皮革状ヤーンに関す
るものである。

（従来技術） 従来、不織布、天然皮革などを裁断し７たものが衣料、
鞄、インテリア品などに広く用いられている。し−・し
ながら、従来の不織布の場合には、裁断すると強度が急
減し１強度が弱いとか、張り。

腰が小を＜１編地にしたときのループ形成性が悪いとか
１着用時の型ずれがしやすいとか、−！たほこりや汚れ
がつきやすいとかいった問題かあった。

まだ天然皮革の場今、長尺物が得られないとか品質が不
均一であるとか、洗面がしにくいなど。

製編織性、取扱い面で大きな欠点があった。

（発明の目的） 本発明の目的は、外観品位９強度、ルーズ形成性１寸法
安定性、取扱い性、防汚性などにすぐれた新規な皮革状
ヤーンを提供することにある。

（発明の構成） 本発明の骨子は９本願の特許請求の範囲に記載したとお
シである。

すなわち９本発明は、繊、維質基体の少なくとも２面に
銀面を有することを特徴とする皮革状ヤーンに関するも
のである。

本発明の繊維質基体は、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リアクリルなどの繊維をニードル・々ンチ。

ウォータジェットパンチなとした不織布１編物。

織物などの繊維シートであって、必要に応じポリウレタ
ンやアクリル樹脂など一般公知の各種品分□子重合体を
付与したものであり９着色されていることが望ましい。

繊維質基体の表面が極細繊維および／またはその束が緻
密に交絡しまたものである場合には、その平滑性故に銀
面層を薄くできるため、ソフトな風合のものが得られ好
ましい。

などから得られるもので、その繊度は０８デニール以下
好捷し７くは０６デニール以下である。

極細繊維からなる不織布の場合には、高目付のフェルト
から出発し、最終基体シートの段階で。

少なくとも２枚、好１しくけ４〜６枚程度にスライスし
て用いることができ、生産効率が上って望ましい。

また繊維質基体として、極細繊維からなる織編物又は通
常繊度の繊維の織編物に極細繊維を両面よシ絡合サンド
イッチした複合絡合体、また９通常線度と極細繊維との
交織、交編物を起毛し７たものであり、必要に応じ、ポ
リウレタン、ポリアクリル等を付与したものなども用い
得る。

本発明の繊維質基体は、芯まで均一に着色されているこ
とが、裁断面の美し７さを得るためにも望ましい。着色
は銀面を付与する前または後で行なえば良い。

銀面は、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル
など通常用いられる高分子重合体に、必要に応じて、顔
料、染料、安定剤など添加し７たものが好寸しい。

銀面形成法は、ラミネート法、グラビア法、スプレー法
、ロールコート法、ナイフコート法などの乾式法や湿式
法など通常用いられる方法によって形成される。

本発明の皮革状ヤーンは、かかる銀付人工皮革かヤーン
状になっていなければならない。形状としては、厚さ０
５〜１０コ１幅１〜５＋ｍｎ＋位のものか好ましいが、
用途によって所望のものを得ればよい。

本発明の皮革状ヤーンを得る方法の一例としてまず繊維
質基体の両面に銀面を形成したのち、これをスリット加
工する方法がある。この場合、基体の厚みとスリット幅
を選ぶことにより、第１図〜第６図のような断面形状の
ものが得られる。首だ、かかるものに更に他の面にも銀
面を伺与すれば１例えば第１図のものに銀面を伺与すれ
ば第５図や第６図のものが州られる。また第４図のもの
は、繊維質基体の片面に銀面を付与したのち、これをス
リットし、さらに銀面を付与することにより得られる。

いずれにせよ７本発明の皮革状ヤーンは少なくとも２面
が銀面で々けれはならない。このことによって、後述の
如く種々の物性が向上し、かつ汚れにくい、はこりか付
きにくいといった効果を奏し、また外観品位が向上し、
特に織編物にした場合にはその効果が大となる。

本発明の皮革状ヤーンは９表裏の色彩が異なっているこ
とが好ましい。

色彩の差とは、肉眼によシ容易に識別できる程度の色相
、彩度、明度、光沢など総合し７た色感を指すものとす
るが、好ましくは９分光光度計で測色し、主波長の差が
１０ｍμ以上、または色差計による測色においてＬ値差
が５以上あるとよい。

ここでＬ値とはＪ工５Ｚ−８７３０に基づくものをいう
。

なお、銀面の色彩はいかなるものでもよく、ゴールド調
、シルバー調のものなど当然含むものである。また不透
明であっても透明であっても良いが、有色透明の場合は
、基体の色彩と融合し、一種独特の色彩を呈して好まし
い。

（発明の効果） 本発明の皮革状ヤーンは次の効果を奏する。

（１）例えば、適切なアフガン編地にすると９表面の立
体感がことさら強調され、凸部では光沢が強く、凹ｆ＜
ＩＳでは光沢が柔らげられ、またこの部分は影となり、
全体として光沢の微妙な差を楽しむことができ、自然感
のある光沢、豊色９色の深みを発揮する。

（２）銀面、繊維質基体の色相、明度、彩度など変える
こ吉によシ、１本１本の糸に自然に連続した色彩の差が
生じ、複雑な色彩の美感効果を発揮する。

（３）銀面の付与により７強度か向上し、その分。

より細い糸が得られ、ソフトな風合の製品になる。

（４）　　弾性の向上により、張り、腰が向上し、美し
いループとふくらみ感のある仕立て映えとなる。

（５＋　　ｉだ弾性の向上により、ストレッチハック性
かよくなり７着用時の型くずれ、洗面時の型くずれのな
いものが得られる。

（６）寸だ、使用にあたっては、はこり、汚れがつきに
りく、まだ汚れに際して水洗いや汚れ落しがｊ消単にで
きる。

などである。

（７）第４図または第５図に示すものは、織編物にした
場合、見る方向によって異なる外観を呈する。

次に本発明の実施の態様を示すが９本発明はこれに限定
きれたり、制約されたりするものではない。

実施例１ 島成分がポリエステル７０部、＃成分がポリスチレン３
０部の海島型繊維（ろ５ｄｘ５１ｍｍ）を使って、ニー
ドルパンチドフエルトをつくった。

つきにこれを１５％の部分ケン化ポリビニルアルコール
の熱浴中で収縮とのシづけを同時に行ない、乾燥しまた
。つぎにトリクレン浴中でポリスチレンを抽出除去し、
乾燥した。きらにポリウレタンの１２％ＤＭＦ溶液を含
浸し、水中で凝固し。

熱水中で充分洗浄した。乾燥後両面をサンドペー・ζ−
でバフし、液流染色機で高温高圧染色し、厚さ０６肛、
目付２１０　ｇ／ｍ２　の繊維質基体を得た。

この基体に次のようにして銀面を伺力し７た。

羊革のンボを有する離型紙に１液型ポリウレタンと顔料
とからなる溶液を塗布、乾燥し、約５μの被膜を得た。

さらにこの上に２液型ポリウレタンと顔料とからなる溶
液を塗布し、半乾燥の状態で基体を圧着、乾燥し、離型
紙を剥離し１片面に銀面を有する基体を得た。さらに上
述の操作をくりかえし９両面に銀面を有するものを得た
。このもツノ厚みは０．７　＋ｍｎ　、目付は２３０ｇ
／ｍ２であった。

つき゛にこれをスリッターにより幅１．５ｍｍにカット
し１本発明の皮革状ヤーンを得た（図１のもの）。

基体および銀面の色彩を種々組合せだものにつキ、衣服
、ハントバック、ノンアの背もたれなど各種インテリア
品を編みにより作製し７たところ。

立体感があり、ストレッチハック性があり、上品な光沢
と色彩がミックスされた。高級感のある製品を得た。丑
だ、′幅を６ｃｍにカットしたものをテニスやハトｄン
トンのグリップに巻いて使用した結果９手によくなじみ
良好であった。

実施例２ 繊維質基体とし２てポリエステル繊維からなるタテ糸８
５Ｄ−３６ｆｉｌ、ヨコ糸８２Ｄ−３６ｆｉｌからなる
織密度タテ×ヨコー６６本／ｉｎ　ｘ　５８本／１ｎ。

目付５２ｇ／ｍ２の平織に、単繊維繊度０．１３ｄ、繊
維長２５ｍｍのポリエステル繊維を表面層、裏面層に絡
合させ、ポリウレタンをポリエステル繊維に対し６０重
量部含浸し、た目付１６０ｇ／ｍ２．厚み０５Ｌのもの
を用いた以外は実施例１と同様にして。

皮革状ヤーンを得た。

このものを用い、衣服、ノ゛・ンドバッグ、ソファの背
もたれなど各種インテリア品を編みにより作製した。立
体感があり、ストレッチバック性があシ、上品な光沢と
色彩がミックスされた高級感のある製品を得た。

実施例ろ 島成分がポリエステル７０部、海成分がポリスチレン６
０部の海島型繊維（３，５ｄ　ｘ　５１　ｍｍ）をカー
ドに通し、クロスラッパーにかけ、さらに２０００本／
ｃｍ２のニードルパンチングを行ない約４２０　ｇ、７
ｍ２（Ｄ　Ｉ　Ｉパンチフェルトを得た。このものをさ
らに２枚重ね合せ１５００本／Ｃｍ２のニードルパンチ
ングを行ない、約８００ｇ／ｍ２の超高密度ニードルパ
ンチフェルトラ（ｌ　タ。

つきにこれを沸騰水にとおし収縮乾燥後、ポリウレタン
４０部とポリビニルアルコール６０部からなる１０％エ
マル／ヨン液を含浸し７乾燥しまた。

つぎにトリクレン浴中でポリスチレン抽出除去し。

乾燥した。さらに１２％のポリビニルアルコール水溶液
を含浸後乾燥した。さらに１６％のポリウレタンのＤＭ
Ｆ液を含浸し、ＤＭＦ／水中で凝固し、熱水中で充分洗
浄乾燥した。このものを４枚にスライスし、サントペー
パーでパフし、液流染色機で高温高圧染色し、厚さ０．
５５　ｍ／ｍ　、目付２１０ｇ／ｍ　２の繊維質基体を
得た。

この基体に実施例１に準じ両面に銀面を有するものを得
た。つぎにこれをスリッターにかけ１幅２０ψの本発明
の皮革状ヤーンを得た。

これを用いて、衣服、ハントバッグ、ソファの背もたれ
など各種インテリア品を編みにより作製した。立体感が
あり、上品な光沢と色彩がミックスされた。高級感のあ
る製品を得た。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は１本発明の皮革状ヤーンの断面図の例
である。図中１は銀面、２は繊維質基体を示す。 特許出願人　　東　し　株　式　会　社！ 中１図 相図 伯′Ｓ図 ／ 中４図 矛２図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）繊維質基体の少なくとも２面に銀面を有すること
   を特徴とする皮革状ヤーン。
2. （２）表裏の色彩が異なることを特徴とする特許請求の
   範囲第（１）項に記載の皮革状ヤーン。
3. （３）　　繊維質基体が織編物に極細繊維を絡合させた
   ものであることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項
   又は第（２）項に記載の皮革状ヤーン。
4. （４）繊維質基体に、極細繊維と弾性重合体からなる不
   織布ソートを厚み方向に少なくとも２枚にスライスした
   ものを用いることを特徴とする特許請求′の範囲第（１
   ）項又は第（２）項に記載の皮革状ヤーン。