JPS59149984A - コ−クス炉における集塵方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はコークス炉における装炭やコークスケーキ押
出し等の炉作業時に発生する含塵ガスを集塵する集塵方
法に関する。

一般にコークス炉においては、その炉団の各炉室に原料
炭を装炭車により装入する時や各炉室内から押出機とガ
イド車及び消火車によってコークスケーキを押出す時な
どの各梗炉作業時に多量の含塵ガスが発生することから
、この発生含塵ガスを効率よく吸煙捕集して集塵処理す
る必要がある。

例えば、コークス炉の炉団上部で行われる装炭作業に伴
う集縣について述べると、装炭車の原料炭装入スリーブ
を取シ囲むべく捕集フード−を設けると共に、その捕集
フードから延出して捕集導管を設け、一方コークス炉の
炉団外側にその１列に沿って多数の開閉蓋付き接続口を
有した固定ダクトを設けて、この固定ダクトの装炭屯の
移動位置に対応した接続口に上記捕集導管が伸縮可能な
コネクタを介して接続できるようになし、又固定ダクト
と連通ずる状態で集塵イクラ及びブロワ−等の集塵設備
を地上設置しておく。そして目的の炉室上に装炭車が移
動して原料炭装入を行う際に、その装炭車の捕集導管を
コネクタを介して固定ダクトの対応する接続口に接続し
て地上のブロワ−からの大容量の吸殻作用が働ける状態
となし、その状態で装炭作業を開始して炉頂の装入孔か
ら噴出する含塵ガスを捕集フードで捕集し、そこから捕
集導管・固定ダクトを介して地上の象塵機に吸煙導通し
て集塵処理し、しかして一つの炉室への装炭作業終了に
伴い、上記コネクタが後退して固定ダクトから離れ、次
の装炭位置に移動して前回と同様に装炭作業と集塵を行
うと云った具合で、所領集中集塵方式が採用されている
。なお、上記コークスケーキ押出し作業に伴うガイド車
側集、におい、、略了記同様アあ、。

かかる集中集塵方式においては、コークス炉の炉作業が
数分間隔で間歇的に行われるので、それに応じた集塵即
ち、炉作業中は多量のダストガスを吸煙導通するために
ブロワ−の吸煙容量を設定値の大容量までに上げて集塵
運転し、装炭車が次の目的位置への移動中等の炉作業休
止時には含塵ガスの発生が＃チとんど無いこと、からブ
ロワ−の吸煙容量を可能なかぎり低下させて運転すると
云った具合に、炉作業に応じてブロワ−の吸煙容量を大
・小制御しながら該ブロワ−を完全停止するととなく連
続運転して集塵を行う。このととは含塵ガスの高能率的
な集塵とブロワ−運転の電力費の節減に必要不可欠なこ
とである。

然るに、上記ブロワ−の吸煙容量の制御手段とじ−Ｃは
、そのＫＪＡ　ＮＱモータとしてザイリスタ制御モータ
等を採用し１、その駆動回転数をコントロールして直接
ブロワ−の吸煙容量を制御１する方式と、ブロワ−の吸
煙側配管に流ｈ４．調整ダンパーを設けて、その開度調
整により吸煙容量を制御する方式とがあυ、又その両者
併用した制御方式がすでに知られているところである。

ところで、上述した集塵方法では、ブロワ−の吸煙容量
を大・小制御することから、例えば装炭作業開始時にブ
ロワ−の吸煙容量の増大が図かられなかったシタイミン
夛的に遅れたりした場合には、炉室頂部の装入孔からの
含塵ガスを吸煙捕集外できずに周囲に噴出させてしまう
事故を招くこと罠なってしまう。そとで従来では装炭車
と集塵設備との運転の確実な連係を図るべく、該装炭車
からの信号で装炭作業時には大容量に作業休止時には小
容量になるようブロワ−の回転数或いは流量調整ダンパ
ー制御を行い。更にその制御系に何らかの故障が生じて
正規の制御がなされなかった場合に備えて、ブロワ−の
回転数或いは流量調整ダンパーの開度を直接検知して、
それらの正しい制御が行われたことを確Ｂａ信号として
とらえて装炭車にフィードバックす尿ようＫして装炭作
業を行うことで、上記噴出事故の防止を図るようにして
いた。

しかしながら、上述したコックス炉集塵（集中集塵方式
）では、捕集フードから集塵機までの吸煙配管が長大で
且つ途中に各種切換ダンツタ−等が設けられている場合
が多く、その結果何らかの理由で配管途中が閉塞されて
しまったシ、或いは固定ダクトの接続口に対し捕集導管
がコネクタを介して確実に接続されていなかったシ、更
には固定ダクトの不使用状態の接続口の蓋洩れによ勺外
気が不要に吸引されていたシして、せっかくブロワ−の
回転数が上って流量調整ダンパーが開いても、即ち、ブ
ロワ−自体の吸煙容量が所定の大写ｉ１に達しても、先
端の捕集フードや捕集導管内まで上記大容量の吸煙力が
作用しないケースがあシ、このため上記従来方式では不
十分で含塵ガス噴出事故を招く虞れがあった。

この発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的と
する処は、炉作業に応じてブロワ−の吸煙容量を大・小
制御しながら集塵を行うものにおいて、炉作業開始の際
にブロワ−の吸引容量の増大によシ、その所定の大容量
吸煙力が先端側の捕集フード或いは捕集導管内に作用し
て含塵ガスの吸煙捕集のための完全な集塵準備完了状態
と々っているか否かを確実に確認できて、含塵ガス噴出
事故を確実に防止できるように寿る集塵方法を提供する
ことにある。

つまり、との発明はコークス炉の炉作業に応じて集塵設
備のゾロワーの吸煙容量を大・小制御しながら集塵運転
する集中集塵方式のものにおいて、炉作業を開始する際
に、プロワ−の吸煙容量を大写駿に設定すると共に、そ
の吸煙によ匂捕集フード又は捕隼導管内が所定の負圧状
態に到達したか否かを差圧計で確認し、その所定の負圧
状態の確Ｎ４後に炉作業を開始して発生含塵ガスの集Ｉ
Ｊｔ−を行う方法である。

以下この発明の一実施例を説明する。なおここではコー
クス炉における装炭車集塵（炉室への原料炭の装入作業
時に発生する含塵ガスの集塵）方法について例示するが
、それ以外の炉作業例えば、コークスケーキ挿出し作業
時に発生する含塵ガスの集裏即ち、ガイド車側集塵につ
いても同様に適用し得ることはもちろんのことである。

しかして先ず説明の便宜上この発明の方法援用いた装置
を図面により説明する。第１図はコークス炉及びその装
炭車集塵システムの概略的構成を示す平面図で、第２図
は同要部の拡大図であり、図中１は多数の炉室ｌＩＬ・
・・をダリ設したコークス炉、２はそのコークス炉１の
上面のレール３，３上を１列方向に沿りて走行する装炭
車、４は装炭車２の運転室、５・・・は装炭車２に搭載
されて運転室４からの指令によシ炉室１ａへの原料炭装
入作業を行う装炭機器で、第２図に示す如く各々原料炭
ホッパー５１Ｌとその下端に突出する伸縮可能な装入ス
リーブ５ｂとを備−え、′そのホラ／＃　　５　＠内下
部に図示しないが原料炭供給機構を有して、その作動に
よシホッノタ−５ａ内の原料炭をコークス炉１の炉室１
ａ内にその頂部装入孔１ｂより落下装入するようになり
ている。

ここで、上記装炭車２の各装炭機器５の装入スリーブ５
ｂ外周にそれを取り囲む如く配して捕集フード６がそれ
ぞれ設けられて、この捕集フード６で炉室１ａ頂部の装
入孔１ｂ上側を覆うようになっている。又装炭車２には
上記各捕集フード６・・・に先端を接続した捕集導管７
が設けられ、この捕集導管７の上方基端側部にシリンダ
８によシ伸縮移動せられる筒状のコネクタ７ａが設けら
れていると共に、そのコネクタ７ａ近傍にはシリンダ９
と回動し／４　　Ｉ　Ｑとからなる蓋開は機構が設けら
れている。更にその捕集導管７の上方基端側寄す部途中
に該導管７内の負圧状態を検知する差圧計１１が設けら
れている。

一方図中１２はコークス炉１の上方部にその１列方向に
亘って設けられた固定ダクトで、この固定ダクト１２に
は各々装炭車２の移動する側に向けて突出する多数の接
続口１２＊・・・がコークス炉１の各炉室１ａ・・・と
対応して設けられ、その各接続口１２＊Ｉ／Ｃは回動ア
ーム１３を介して自重による常閉式の蓋１４がそれぞれ
数句けられている。また、図中１５は上記固定ダクト・
１２に吸煙導管１６を介して接続する状態に地上股ｒ４
された集塵設備で、集塵機１５ｍと、流部：　ＦＡ整ダ
ン・”−１５ｂと、サイリスタ制御モータ１５ｅにより
回転駆動されるプロワ−１５ｄが備えらｊ５そのプロワ
−１５ｄの排気側に排筒１７が設けられている。

而して、上述した装置を用いて装炭作例に伴う集塵方法
を述べる゛と、先ず装炭車２を走行運転して原料炭を装
入すべき炉室１ａ上に３　ｆｄ）停止させる。ここで装
炭車２の運転室４にて県゛真開始スイッチを押すことで
電気信号を出し、この信号により蓋開き機構のシリンダ
ー９が作動してレバー１０の回動により固定ダクト１２
の対向（７た接続口１２＃Ｌの蓋゛１４を第２図想像線
に示す如く開放する。この蓋１４の開放に伴い動作する
リーミットスイッチ（図示せず）の信号でシリンダー８
が作動して捕集導管７のコネクタ７ａｔ−進出させて該
開放した接続口１２ａＪＩＣ接続し、これＫて固定ダク
ト１２と捕集導管７との連通を図る。一方上記集塵開始
スイッチにより信号を地上の集塵設備１５のサイリスタ
制御モータ１５ｃの回転数を上げると同時に流量調整メ
ン）’？−１５ｂを開く、これにてブロワ−１５ｄの吸
煙容量を最大値である所定の大容量に設定する。ぞのブ
ロワ−１５ｄの大容量の吸煙作用によシ吸煙導管１６、
固矩ダクト１２を介して捕集導管７内が負圧状態となる
。しかしてその捕集導管７内が所定の負圧状態に達する
と差圧計１１がその検知動作を行って負圧確認信号を運
転室４に送る。これにてブロワ−１５ｄ及び流量調整ダ
ン・９−１５ｂが確実に作動し且つその大容量の吸煙力
が配管途中でダクト閉塞や接続不良等によシ阻害されず
に先端方の捕集導管７内に正しく作用していること、即
ち完全な集塵準備完了状態となっていることを確認する
。しかしてその確認信号によす運転室での手動操作又は
自動的に装炭指令信号を各装炭機器５・・・に送ってそ
の原料炭供給機構を動作−せしめて、各々そのホッノ’
？　−５＠内の原料炭を下部装入スリーブ５ｂから炉室
１ａの装入孔１ｂに落下装入開始する。

この装炭作業時に各装入孔１ｂ・・・から噴出する多量
の含塵ガスは該装入孔１ｂ・・・を覆う捕集フード６・
・・から捕集導管７内へ捕集吸煙して固定ダクト１２に
導通し、そこから吸煙導管１６を介して地上の集塵設備
１５の集塵機１５ａＫ導通して集塵処理し、清浄化した
空気はブロワ−１５ｄから排筒１７を介して大気中へ放
出する。

こうして集塵しながら一つの炉室１ａへの装炭作業が終
了したら、装炭車２の運転室４からの指令信号で、シリ
ンダー８が作動してコネクタ７＆を引き戻して固定ダク
ト１２の接続口１２ｍから離脱させ、その後シリンダー
９が作動してレバー１０を元の位置に復帰させて、該接
続口１２ａの蓋１４の自重による閉成を行わしめ、その
蓋閉めＫてリミットスイッチがＯＦＦ動作し、これにて
サイリスタ制御モータ１５ｃが制御されてブロワ−Ｊ５
ｄの回転数を所定の値にダウンさせると同時に、流′！
＃′調整ダンノ臂−１５ｂが絞られて、ブロワ−１５ｄ
の吸煙容量を低下する。

なお、この発明は上述した実施例のみに限定されること
なく、例えば差圧計１１は捕集導管り ７の先端方の捕集フード６内へ負圧状態を検知すべく設
けてもよく、或いはコネクタ７＆内部でもよい。又ブロ
ワ−１５ｄの吸煙容量の大・小制御は前述の如く回転数
と流量調整ダンパーの開度調整との併用で行ってもよい
が、回転数制御だけ又はダンパー開度調整だけで行って
もよい。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば
種々変更可である。

この発明は以上詳述した如くなしたから、炉作業開始の
際に、ブロワ−の吸煙容量の増大によシその所定の大容
量の吸煙力が先端側の捕集フード或いは捕集導管内に作
用して含塵ガスの吸煙捕集のだめの完全な集塵準備完了
状態とな″　っているか否かを確実Ｋｍ認できて、炉作
業時の含塵ガス噴出事故を確実に防止できることに。

なる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の方法の一実施例に用いたコークス炉に
おする装炭車集塵装置を示すもので、第１図は概略的平
面図、第２図は要部分の拡大図である。 Ｊ・・・コークス炉、１ｍ・・・炉室、１ｂ・・・装入
孔、２・・・装炭車、３・・・レール、４・・・運転室
、５・・・装炭機器、５ａ・・・ホラ／臂−１５ｂ・・
・装入スリーブ、６・・・捕集フード、７・・・捕集導
管、７ａ・・・コネクタ、８，９・・・シリンダ、１０
・・・レノ？−１１１・・・差圧計、１２・・・固定ダ
クト、１２＊・・・接続口、１３・・・回動アーム、１
４・・・蓋、１５・・・集塵設備、１５ｍ・・・集塵機
、１５ｂ・・・流量調整ダン／ｆ−１１５ｅ・・・サイ
リスタ制御モータ、１５ｄ・・・ブロワ−１１６・・・
吸煙導管、１７・・・排筒。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コークス炉からその炉作業時に発生する含塵ガスを、そ
   の含塵ガス発生個所を覆う捕集フードと、このフードよ
   如延出する捕集導管と、この捕集導管が接続する開閉蓋
   付き接続口を有して前記コークス炉の１列に沿って設置
   された固定ダクトとを介して地上設置した集塵設備に吸
   煙導通して集塵処理すると共に、非集塵時にはプロワ−
   の吸煙容量を低く制御するコークス炉における集塵方法
   において、前記含塵ガス発生を伴う炉作業を開始する際
   に１ブロワ−の吸煙容量を大容量に設定すると共に、そ
   の吸煙によシ前記捕集フード又は捕集導管内が所定の負
   圧状態に到達したか否かを差圧計で確゛認し、その９圧
   状態が確実になったことを確認した後に該炉作業を開始
   して発生含塵ガスの集塵を行うことを特徴とするコーク
   ス炉における集塵方法。