JPS59149941A - インフレ−シヨンフイルム用樹脂組成物 - Google Patents

インフレ−シヨンフイルム用樹脂組成物

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JPS59149941A
JPS59149941A JP2433483A JP2433483A JPS59149941A JP S59149941 A JPS59149941 A JP S59149941A JP 2433483 A JP2433483 A JP 2433483A JP 2433483 A JP2433483 A JP 2433483A JP S59149941 A JPS59149941 A JP S59149941A
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JP
Japan
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ethylene
film
melt index
polyethylene
weight
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JP2433483A
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Kiyoshi Namikawa
並河 潔
Fumiji Fujii
藤井 文志
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高圧ラジカル重合法によるポリエチレンを含
有するフィルムの光学的性質及び抗ブロツキング性の改
良されたインフレーションフィルム用エチレン共重合体
樹脂組成物に関する。更に詳しく言えば、本発明は、密
度が0.895〜0.985 f/crlでメルトイン
デックスが0.1〜5f/10分のエチレンと炭素数が
3以118以下のα−オレフィンとの共重合体(以下エ
チレン−α−オレフィン共重合体樹脂)85〜93重量
%と、分子量也離度指数2M値が6以上で、メルトイン
デックスが10.1以上の高圧ラジカル重合法によ名ポ
リエチレン(以下高圧ラジカル重合ポリエチレン)15
〜7重量%を混和してなる、フィルムの光学的性質及び
抗ブロツキング性の改良されたインフレーションフィル
ム用エチレン共重合体樹脂組成物である。
エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂ハ、所謂チーグ
ラー型触媒やフィリ・;プス型触媒を用いて種々のプロ
セスで工業的に生産されている。昨今直鎖状低密度ポリ
エチレンとして市販されているものはその−っである。
エチレン−″α−オレフィン共重合体樹脂は、高圧ラジ
カルフィルムをピンチロールで圧着した二枚型ネフィル
ムとして得られ、その剥離のし易さC以下抗ブロツキン
グ性)は後述する様に重要である。
抗プロ・ソキング性は、フィルムの透明性や光沢等の光
学的性質と関係があり、一般的には光学的性質の優れて
い〜るほどブロッキングが大きく抗ブロツキング性は劣
る。エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂は、高圧ラ
ジカル重合ポリエチレンと比較すると、同一の透明性を
有する場合フィルム表面が平滑で光沢が大きく、プロ・
ソキングが大きいため剥離し難く抗ブロツキング性に劣
る。特に高透明性を有するエチレン−α−オレフィン共
重合体樹脂のインフレーションフィルムは、ブロッキン
グが極めて大きく、実用的に耐え得ないほどである。
インフレーションフィルムは、管状フィルムをピンチロ
ールで圧着し、そのまま二枚重ねしたフィルムとして巻
取られて、袋物用等の用途に供される場合と、ピンチロ
ールで圧着された後両端をスリットして二枚重ねのフィ
ルムを剥離して別々に一枚ずつ巻取り、貼合せフィルム
用や農業用ポリエチレン用等の用途に供される場合があ
る。前者の場合は、袋物として使用するとき開口して物
を入れる行程において、後者の場合は空冷インフレーシ
ョンフィルム加工時、両端をスリットして二枚重ねのフ
ィルムを剥離する行程において重大な支障がある。
従来、ポリエチレンインフレーションフィルムの抗ブロ
ツキング性を改良するために、種々の添加剤を添加する
方法が用いられている。無機系の抗ブロツキング剤は、
ポリエチレンフィルムの透明性を保持するためにポリエ
チレンの屈折車とほぼ等しいシリカや珪酸塩を主成分と
しており粒径が数ミクロン程度の微粒子である。
通常0.05〜0,2重量%添加しフィルム表面に凹凸
を形成し、フィルム面同志の接触面積を減少させようと
するもO入である。
本発明者らもシリカ系の抗プロ・ソ4ング剤を最大0.
5重量%まで添加してエチレン−α−オレフィン共重合
体樹脂の抗フロ・ソキング性の改良を試みたが抗プロ、
−、キング剤の濃度を増加さ□せるとインフし/−ジョ
ンフィルムの光学的性質□ が悪くなった分だけ抗ブロ
ツキング性が改良されたが、なお実用に耐えない抗プロ
・ソキング性しか得られなかった。この様に光学的性質
を改良し、かつ抗ブロツキング性を改良するということ
は極めて困難なことである。
本発明者らは、かかるエチレン−α−オレフィン共重合
体樹脂の欠点を改良すべく鋭意検討を重ねた結果、密度
が0.’895〜0.935 Q/crlで、メルトイ
ンデ・ソクスが0.1〜5y/10分のエチレン−α−
オレフィン共重合体樹脂85〜93重量%に対し、分子
量奄離度指数(以下SM値)が6以上で、メルトインデ
ックスが0.1以との高圧ラジカル重合法によるポリエ
チムの゛光学的性質も改良され抗ブロツキング性も改良
されるという驚くべき事実を発見した。
ここでSM値は次式により、求められる。
Mw)l  :高圧ラジカル重合ポリエチレンの重量平
均分子量 MwL:エチレンーα−オレフィン共M合体樹NFRの
重量平均分子量 いずれの重量平均分子量も、T−B−MacRu r 
yらに従いゲルパーミェーションクロマトグラフィーと
低角度レーザー光散乱法を組み合わせた絶対法(以下G
PC−LALLS法)に依る値である。(詳しくは、T
−B−MacRuryら、 Journalof Ap
plied Polymer 5cience 、 2
4巻、 p6.51(1979年)参照、、)第1図は
、メルトインデックス、とGPC−LALLS法による
重量平均分子量の平均的な関係を示す図である。A。
−オレフィン共重合体樹脂についての平均的な関係であ
る。高圧ラジカル重合ポリエ≠しどは、製造法によりベ
ッセルプロセスによるものとチューブラ−プロセスによ
るものとに大別される各プロセスによるものについて単
一の線で示されているが実際には同一プロセスによるも
のについても温度や圧力条件などの違いにより本関係は
微妙に異なった線により表わされる。本図は、各プロセ
スにおける製品についての平均的な関係について線で表
わしたものである。エチレン−α−オレフィン共重合体
樹脂についテモ、単一の線で示されているがこれは平均
的な関係であって実際には製造方法によって本関係は微
妙に変化してくる。
本発明で用いられるエチレン−α−オレフィン共重合体
樹脂は、エチレンと炭素数が3以上18以下のα−オレ
フィンとの共重合体であり、共重合成分であるα−オレ
フィンとしては、一般式R−CH= CH2(式中’ハ
炭素数1〜1 e。
のアルキル基を示す。)で表わされろ化合物で、その具
体例としてはプロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、
ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン−
11デ老ンー1.4−メチル−ペンテン−1,4−メチ
ルヘキセン−1,4,°4−ジメチルーペンテンー1等
があげられる。かかるエチレン−α−オレフィン共重合
体樹脂は、エチレンとα−オレフィンを遷移金属触媒を
用いて共重合することにより得られる。密度については
、α−オレフィンの種類および共重合量によって制御さ
れ、メルトインデックスは連鎖移動剤の種類および量に
よって制御されろ。触媒や重合方法については特に制約
はなく、例えば触媒としては所謂チーグラー型触媒やフ
ィリップス型触媒が挙げられ、重合方法としては所謂ス
ラリー重合や気相重合や溶液重合等が挙げらKる。エチ
レン−α−オレフィ共重合体樹脂としては密度が0.8
95〜0,985f/ctlでかつメルトインデ・ソク
スが0.1〜5f〜(L 925 f / ct/lで
メルトインデックスが0.5〜2 g/l 0分のもの
が好適である。密度が用上用いられない。また0、 9
851 / adを超えルモのは、本来インフレーショ
ンフィルムの光学的性質が劣るため、抗ブロツキング性
は改良するまでもなく七分に優れている。またメルトイ
ンデックスが0.1g/10分未満のものは加工トルク
が高く通常の空冷インフレーションフィルム加工方法で
は加工できず、5g/10分を超えるものはバブル安定
性が悪く空冷インフレーションフィルム加工ができない
ため用いられない。
本発明で用いられる高圧ラジカル重合法によるポリエチ
レンは、一般的には種型反応器(ベラ、セルプロセス法
)もしくは管状反応器(チューブラ−プロセス法)を用
いて製造される。前者の場合圧力1,400〜2 、4
00 Kg/cA 、温度200〜250℃の条件下で
、また後者の場合圧力2 、000〜2 、500Kg
/ctlt 、温度250〜:1m20℃の条件下で、
いずれもラジカル重合開始剤の存在下、必要があれば連
鎖移動剤の存在下で重合せしめた。′、のであるが重合
方法についての制約はない。メルトインデックスは、連
鎖移動剤の種類および量によって制御される。高圧ラジ
カル重合ポリエチレンは、ベッセルプロセス品であるか
、またチューブラ−プロセス品であるかにより、分子量
、分子量分布及び長鎖分岐等の分子構造が大きく異なっ
ていることが知られている。(詳しくは由由ら、「高分
子化学」 。
28巻(屋810)、p156〜177 (1971年
)、同、「高分子化学」、28巻(ム81.2)。
P307〜B29(1971年)C照。)第1図に示さ
れる様にメルトインデ・ソクスとGPC−LALLS法
による重量平均分子量の平均的な関係もプロセスによっ
て大きく異なってくる。
また、各プロセス内1こおいても温度、圧力等の製造条
件によって分子構造は微妙に異なっている。
本発明においては、高圧ラジカル重合ポリエチレンは、
用いられるエチレン−α−オレフィン共重合体樹脂に対
しSM値が6以上で、かつメルトインデックスが0.1
以上のものが用いら6未満もしくはlメルトインデック
スが0.1未満のものは、フィルムの光学的性質及び抗
ブロツキング性のいずれかを改良する効果は認められる
ものの、両者を同時に改良する効果は認められず用いら
れない。
エチレン−α−オレフィン共M合体樹B885〜93重
量%に対し、混和さ゛れる高圧ラジカル重合ポリエチレ
ンの量は15〜7重量%である。
高圧ラジカル重合ポリエチレンの混和量が5重量%未満
もしくは15重量%を超えるものは、抗ブロツキング性
は改良されるものの、その分だけ光学的性質が劣り用い
られない。
本発明において、光学的性質及び抗ブロツキング性の改
良すしたインフレーションフィルム用エチレン共重合体
樹脂組成物を製造゛する際の混合方法には特に制限はな
く、公知の方法が使用できる。例えば、エチレン−α−
オレフィン共重合体樹脂及び高圧ラジカル重合ポリエチ
レンをそれぞれ単独に製造した後、二本ロールやバンバ
リーミキサ−によるバ・ソチ式溶融混練方法やCIM(
日本製鋼新製)やFCM(神戸製鋼新製)等の二軸混練
機や単軸混練機による連続的溶融混線方法、さらにはそ
れぞれ別々にもしくは共に溶媒に溶解して混合後溶媒を
除去して混合物を得る溶液混合法等が一般的である。
本願発明の組成物を使用すれば、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体樹脂単独で使用する場合に比較し、空冷イ
ンフレーションフィルム加工時両端をスリットシて二枚
重ねのフィルムを剥離する行程における重大な支障が解
決きれ、更に両端をスリットしないでそのまま二枚重ね
したフィルムとして巻取り、袋物用等の用途に供する場
合において、光学的性質に優れかつ抗ブロツキング性に
優れろという比類のない特長を有しているため商品価値
が高く、かつ開口性が良く製袋性、充填包装性に優れて
いるという点で実用上極めて価値の高いものであるっ次
に本発明で使用する物性値の定義を以下に示す。
(1)  メルトインデックス  JIS  K676
0−1981に規定された方法による。測定温度は 190℃である。
(2)重量平均分子量 GPC−LALLS法を用い、
T、B・Ma cRu r yらの方法による。
(Journal of Applied Polym
er 5cjence 。
24 、651 (1979年)) (3)密   度 JIS  K6760−1981に
規定された方法による。
(4)罎  リ 度ASTM  、Dloogに規定サ
レタ方法による。値が大きいほどフ ィルムの透明性が劣る。
(5) 光   沢 JIS  28741に規定サレ
タ方法による。値が大きいほど、フ ィルムの光沢が優れている。
(6)  ブロッキング インフレーションフィルム内
面同志を剥離するために要する応 力を、100dあたりのl・重 で表現する。
次に本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発
明は要旨を逸脱しない限り実施例に限定されるものでは
l、い。
以下の実施例においては、次の空冷インフレーションフ
ィルム加工条件が共通の条件として用いられた。
(1)装 装置ニドミー機械工業(株)製I FA−6
00−50 (2)ダ   イ : 75φ、ギャップ2.5m+、
マニスピルダイ(3)加工温度:190℃ (4)押出it : 15 Kg/Hr(5)ブローア
ツプ比、2.3 (6)フィルム厚み: 30 μ (7)引取速度:17m/分 (8)ダイ−ピンチロール1m距離: s 8s Ow
(9)冷  却:空冷、一段冷却または二段冷却(10
)同化位置:280■ (It)室   温= 35℃ フロツキイブの値は、(8)加工温度、(7)引取速度
、(8)ダイ−ピンチロール間距離、(10)同化位置
及ヒ(ll)室温等ノ空冷インフレーションフィルム加
工条件によっても大きく変化する。また、インフレーシ
ョンフィルムの光学的性質自体によっても大きく変化す
る。第2図は、上記の空冷インフレーションフィルム加
工条件で加工されたインフレーションフィルムについて
の曇り度とプロ・・、キングの関係の例を示す。Aはエ
チレン−6−オレフィン共重合体樹脂の場合の例であり
、Bは高圧ラジカル重合ポリエチレンの場合の例である
。以下の実施例及び比較例におけ度は必ずしも同一でな
いためこの点を考慮する必要がある。
実施例1、比較例1〜3 エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂として、メルト
インデックスがo、stp/l。
分、重量平均分子量が1.0×10 、密度が0.92
0g/iのエチレン−ブテン−1共重合体(A)を用い
、抗ブロツキング剤として水沢化学(株)製ジルトン■
PF06を500.2000及び5000 PPmを添
加しCIM(日本製鋼新製)を用いて240℃で混練し
て、空冷二段冷却によってインフレーションフィルムを
製膜し、フィルム物性を測定したつ(比較例1.2及び
3)抗ブロツキング剤5000 PPFI添加は、市販
のポリエチレンのフィルムグレードと比較して、極めて
多すぎる量で委り通常は高々2000 ppmである。
抗ブロッキング剤量500.2000及び5000 p
pm添加してモ、インフレフィルムの光学的性質(曇り
度及び光沢)が損なわれた分だけブロッキングが小さく
なり抗ブロツキング性が改良されている。しかし、5.
000ppm添加した場合(比較例8)でもブロッキン
グが大きく実用に供し得ない。   −エヂレンーブテ
ン、+ 1 共M合体(A) 90重曲%に対し、メル
トインデックスが1.4f/10分、SM値が11で重
量平均分子量が1.4×lO6、密度が0.919f/
’crIのベッセルプロセス品である高圧ラジカル重合
ポリエチレン(B)、10重量%の本発明組成物に対し
、上記の抗ブロッキング剤ジルトン■P F 06.7
2.000pPmを上記と同様な条件で添加混練し、空
冷二段冷却によってインフレジョンフィルムを製膜しフ
ィルム物性を測定した(実施例1)(以下の実施例及び
比較例において原料樹脂(A)に抗ブロツキング剤を添
加する方法及び原料樹脂(A)、(B’)の組成物に抗
プロ・ソキング剤を添加する方法は、上記に示す方法を
用いた。)第1表に示す様に実施例1に示す本発明組成
物は、エチレン−ブテン−1共重合体単独のもの(比較
例2)に比べ、インフ4イルムの光学的性質  ′□こ
とがわかる。
実施例2〜8、比較例4〜5 エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂として、第2表
に示す様な二種のエチレン−ブテン−1共重合体(A)
を用い、高圧ラジカル重合ポリエチレンとして、メルト
インデックスが7.29 / 10分、SM値が各々の
(A)に対し11(実施例2)及び10(実施例8)で
重合平均分子量が1.2X10  のべ・ソ老ルプロセ
ス品(B)を用い第2表に示す(A)/(B)、90/
10重量%の組成物を得た。
ここで用いた抗ブロツキング剤は、いずれも富士デヴイ
ソン(株)製サイロイド066でいずれも2,000P
Pm添加している。これらの組成物について、空冷一段
冷却によってインフレーションフィtL<ムを製膜しフ
ィルム物性を測定した。第2表に示す様に、本発明組成
物(実施例2及び3)は、エチレレーブテンーl共重合
体単独のもの(比較例4及び5)に比較して、インフレ
ーションフィルムの光学的性質が大幅に改良され、ブロ
ッキングも小さくなっており抗ブロツキング性も改良さ
れていることがわかる。
実施例4、比較例6〜9 エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂として、メルト
インデックスが0.74g/10分、重量平均分子量が
1.20X105、密度が0,918 f /Crtl
のエチレン−ブテン−1共重合体(A)を用い、高圧ラ
ジカル重合ポリエチレン(B)として第8表に示す様な
種々のものを用い、(A)/(B)=90/10(重量
%)の組成物を得た。ここで用いた高圧ラジカル重合ポ
リエチレンは実施例4及び比較例9の場合はベッセルプ
ロセス品であり、比較例7及び8の場合はチューブラ−
プロ老ス品である。ここで用いた抗ブロツキング剤は、
いずれも富士デヴイソン(株)製サイロイドO66で、
イスレも2.000 ppm添加している。これらの組
成物について空冷二段冷却によってインフン杉ヨンフィ
ルムを製膜し、フィルム物性を測定した。第3表に示す
様にエチレン−ブテン−1共重合体(A)90重量%に
対し、SM値が6以とでかつメルトインデックスが0.
1F/10分以上の高圧ラジカル重合ポリエチレン(B
)$10重量%を混和して得た組成物(実施例4)がエ
チレン−ブテン−1共重合体単独のもの(゛比較例6)
に比べ、光学的性質及び抗ブロツキング性共に改良され
ていることがわかる。またその他比較例7〜9に示す様
に用いられる高圧ラジカル重合ポリエチレンがSM値が
6以北で、かつメルトインデックスが0.1f/IO分
以上の両者を満たさない組成物は、エチレン−ブテン−
1共重合体単独のもの(比較例6)に比べて、いずれも
光学的性質の点で劣っていることがわかる。
実施例5〜6、比較例10〜13 エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂トして、メルト
インデックスが0.98g/10抛量平均分子量が1.
10X105、密度が0.918 Q /caのエチレ
ン−ブテン−1共重合体(A)を用い、高圧ラジカル重
合f lエチレンとして、メルトインデックスが0.3
81//10分、SM値が8.3で重量平均分子量が7
.4×105、密度が0.922FI/iのべ・ンセル
プロセス品(B)を用い、第4表に示す様に、各々(A
)/(B)=10010重量%(比較例10)、951
5重量%(比較例11)、9278重−量%(実施例5
)、86/14重量%(実施例6)、80/20重量%
(比較例12)、5Q150重量%(比較例13)の組
成物を得た。ここで用1.Nた抗ブロツキング剤は、い
ずれも富士デヴイ[F] ソン(株)製サイロイド 66で、し)ずれも2、oo
oppm添加している。これらの組成物について空冷二
段冷却によってインフレーションフィルムを製膜し、フ
ィルム物性を測定した。第4表に示す様にエチレン−ブ
テン−1共重合体単独のもの((A )、/(B )、
10010重量%(比較例10)と比較して、高圧ラジ
カル重合ポリエチレン(B)の混和量が7〜15重量%
内にある組成物(実施例5〜6)がインフ〒dイルムの
光学的性質及び抗ブロツキング性共に改良に改れている
のに対し、混和量がその範囲外にある組成物(比較例1
1〜13)は光学的性質の点で大きく劣っている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、高圧ラジカル重合ポリエチレン及びエチレン
−α−オレフィン共重合体at 脂について、メルトイ
ンデックスとG P C−LALLS法による重量平均
分子量の平均的な関係を示す図である。 第2図は、曇り度とブロッキングの関係の例を示す図で
ある。ブロッキング値は空冷インフレーションフィルム
加工条件によって変化するが本例は実施例及び比較例に
おいて用いた空冷インフレーションフィルム加工条件ヲ
用シコこ場合−の例である。λは、エチレン−α−オレ
フィン共重合体樹脂の場合の例であり、Bは高圧ラジカ
ル重合ポリエチレンの場合の例である。 手 続 補 正 書く方式) 1 、4+’ l!Iの表示 昭和58ン「#4i許願第 24334号2、発明の名
(31、 インフレーションフィルム川樹脂組成物3、補正をする
昔 −<li件との関係  特許出願人 大阪市東区北浜5丁目15番地 (209)  住友化学工業株式会社 代表各 上方 武 4、代理人 連絡先 置  (06)220−34046、補正の対
象 図面 7、補正の内容 別紙の通り 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)密度が0.8951 / crd以上0.985
    /i以下で、メルトインデックスが0.1f/10分以
    上5g/10分以下のエチレンと炭素数が3以上18以
    下のα−オレフィンとの共重合体85〜93重量%と、
    分子量髭離度指数SM、値が6以上で、メルトインデッ
    クスが0.1以北の高圧ラジカル重合法によるポリエチ
    レン15〜7重量%を混和してなるインフレーションフ
    ィルム用樹脂組成物。 (2)  エチレンと炭素数が3以、、l:、18以下
    のα−オレフィンとの共重合体の密度が0.915f/
     ca以七〇、925 f/ /cn以下であり、メル
    トインデ・ソクスが0.5 y / 10分以上2g7
    10分以下である特許請求の範囲第1項に記載の組成物
    1、 (8)高圧ラジカル重合法によるポリエチレンが種型反
    応器を用いて重合したポリエチレンである特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の組成物。
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