JPS59149708A - 電力ケ−ブルのシ−スずれ防止構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、ブラケットを用いて電カケープル端部を固
定する電カケープル端部固定構造における電カケープル
のシースずれ防止構造に関する。

先行技術の説明 第１図は、従来の電カケープル端部固定構造を示す部分
断面図である。たとえば架橋ポリエチレン絶縁ポリエチ
レンシースケーブル（以下、ＧＥケーブルと略す）のよ
うな電カケープル１は、その端部においてケーブル絶１
ｉ２が所定の艮ざにわたって露出されている。ケーブル
絶縁２の先端部分からは、導体３がさらに露出して延び
ており、圧縮形端子４に接続されている。導体３と端子
４の接続部分の周囲には、絶縁テープ５が巻回されてお
り、さらにその周囲にビニル系の保護テープ６が巻回さ
れている。導体３と圧縮形端子４との接続部分の下方に
は、雨水の進入を防止するためのヘッド７が固定されて
いる。なお、第１図から明らかなように、ケーブル絶縁
２の全周にわたり保護テープ６が巻回されている。

他方、ＣＥケーブル１の端部でケーブル絶縁２が露出さ
れる部分では、しヤへい綱テープ８、導電層９およびケ
ーブル絶縁２の順に露出されている。特に図示はしない
が、しヤへい銅テープ８の周囲には接地線が巻回・接続
されでいる。また導電１１９にはバインド線１０が接続
されており、第１図に示すように、ケーブル絶縁２の周
囲に巻回された絶縁テープ１１の外側に延ばされている
。

なお、このバインド線１０の外側にも保護テープ６が全
周にわたり巻回されている。また、ＧＥケーブル１の端
部において露出された各しゃへい鋼テープ８、導電層９
の周囲にも保護チー７６が巻回されている。

ところで、従来のＧＥケーブル１の端部は、たとえば黄
麻布を介してブラケット１２に固定されている。しかし
ながら、この固定部分を拡大して示す第２図より明らか
なように、黄麻布などからなるクッションｌ１ｉｌ１３
を介してケーブルシース１４を把持するものであるため
、ケーブルシース１４のグープル軸方向へのずれを遮る
ものは存在しない。したがって、クープルシース１４の
ずれを防止することはできないという問題があった。も
っとも、保護テープ６がケーブルシース１４の外周にま
で巻回されているので、このテープ巻同部の巻面圧によ
り若干のケーブルシース１４のずれを防止する力が発生
する。しかしながら、この防止力は極めて弱いものにす
ぎず、したがってケーブルシース１４のずれを有効に防
止するのに必要な力とは側底なり得なかった。

以上のように、従来のＧＥケーブル１の端部固定構造は
、ケーブルシース１４のずれを有効に防止するものでは
なかった。その結果、しばしば内部構造の露出による水
の進入、または内部のしゃへい鋼テープの切断などが発
生し、ＣＥケーブル１の破壊の極めて大きな原因となっ
ていた。それゆえに、従来のＣＥケーブル１の端部固定
構造は、繁雑な補修作業を必要とすること、ならびにケ
ーブルｈ命を短縮することなど種々の欠点を有するもの
であった。

発」し２；Ｌｌｌｌ！Ｌ この発明は、上述の欠点を解消し、ケーブルシースのず
れを有効に防止し得る、電カケープルのシースずれ防止
構造を提供することを目的とする。

この発明は、要約すれば、ケーブルシース外周に巻回さ
れ、かつ孔部にケーブルシースの一部が溶出することに
よりケーブルシースに固定された複数個の孔を有する金
属帯からなるストッパと、この金属帯とブラケットとを
接続する引留手段とを有する、電カケープルのシースず
れ防止構造である。

ストッパを構成する金属帯の長さは、対象となるケーブ
ルシースの外周の径に応じて適宜選択され得る。

この発明のその他の目的および特徴は、図面を参照して
行なう以下の実施例についての説明より一層明らかとな
ろう。

実施例の説明 第３図は、この発明が適用される電カケープル端部固定
構造を示す部分縦断面正面図であり、従５− 来技術において示した第１図に相当する図である。

第４図は、第３図の一部を拡大して示す図であり、この
発明の一実施例を示す部分縦断面正面図である。

この実施例の電カケープルのシースずれ防止構造の実施
は、まず電カケープルの端末接続処理を従来と同様に施
し、次に７ラケツト１２の取付位置を決定することによ
り開始される。次に、ケーブルシース１４の外周の長さ
に応じ、複数個の孔１５を有する金属帯１６を準備する
。この金属帯１６は、たとえば第５図に斜視図で示すよ
うに、ロール状の金属帯１６から適宜の長さに切断する
ことにより得られ得る。次に、金属帯］６に、引留手段
としての引留線１７をたとえばはんだにより接合した後
、ケーブルシース１４の外周に巻回する。さらに、特に
図示はしないが、金属帯１６の周囲をバインド線で巻締
めることにより、金属帯１６をケーブルシース１４の外
周に密着させる。

この状態で、金属帯１６を、たとえばドライヤにより加
熱し、金属帯１６の孔部１５へ、ケーブル６− シース１４の樹脂を溶出させる。加熱を停止すれば、孔
１５に溶出した樹脂が硬化し、金属帯１６がケーブルシ
ース１４に強固に固定される。

次に、引留線１７の他方端部を、ブラケット１２のボル
ト１８に接合する。その後、絶縁テープおよび保護テー
プ（図示せず）が、この実施例のケーブルシースずれ防
止構造全体に巻回される。

以上のように構成される、この実施例の電カケープルの
シースずれ防止構造では、金属帯１６が電カケープルの
ケーブルシース１４に強固に固定されており、ス１ヘツ
パとして機能する。すなわち、金属帯１６は、ブラケッ
ト１２と引留手段１７とにより接合されているため、ケ
ーブルシース１４が第４図のＸ方向に引張られたとして
も、引留線１７および金属帯１６により、ブラケット１
２から一定の距離を隔てた位置に確保され得る。したが
って、ケーブルシース１４のずれが有効に防止され得る
。

金属帯１６は、長尺状金属帯を切断することにより得ら
れるので、ケーブルシース１４の外径に応じて、所望の
長さの金属帯１６を極めて容易に得ることができる。し
たがって、この実施例のケーブルのシースずれ防止構造
は、いかなる径の電カケープルにも極めて簡単に適応し
得る。

上述の実施例では、引留手段として、金属線からなる引
留線１７を用いたが、ブラケット１２と金属帯１６との
間の距離を一定に保ち得るものであれば、いかなる形状
および材料からなるものであってもよいことを指摘して
おく。たとえば、金属線の代わりに、金属板を用いても
よく、あるいはその他の剛性を有する材料から構成して
もよい。

発明の効果 以上のように、この発明によれば、ケーブルシース外周
に巻回され、かつ孔部にケーブルシースの一部が溶出す
ることによりケーブルシースに固定された複数−個の孔
を有する金属帯からなるストッパと、金属帯とブラケッ
トとを接続する引留手段とを有するので、ケーブルシー
スのグー１ル軸方向のずれが有効に防止される。したが
って、ケーブルシースのずれに基づく、内部構成部材の
露出またはしヤへい銅テープの切断などによるケーブル
の破壊などを極めて効果的に防止し得る。しかも、金属
帯の長さを適宜選び得るので、任意の径の電カケープル
に極めて簡単に適用し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の電カケープルの端部固定構造の部分断
面正面図である。第２図は、Ｗｉ１図の一部を拡大して
示す部分縦断面正面図である。第３図は、この発明の一
実施例が適用された電カケープル端部固定構造を示す部
分縦断面正面図である。 第４図は、この発明の一実施例を示す部分縦断面正面図
である。第５図は、この発明の一実施例に用いられる金
属帯を示す斜視図である。 １・・・ＧＥケーブル、１２・・・ブラケット、１４・
・・ケーブルシース、１５・・・孔、１６・・・金属帯
、１７・・・引＠線。 ９− 第１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　ブラケットを用いて電カケープル端部を固定す
   る電カケープル端部固定構造における電カケープルのシ
   ースずれ防止構造であって、ケーブルシース外周に巻回
   され、かつ孔部にケーブルシースの一部が溶出すること
   によりケーブルシースに固定された複数個の孔を有する
   金属帯からなるストッパと、 前記金属帯とブラケットとを接続する引留手段とを有す
   る、電カケープルのシースずれ防止構造。
2. （２）　前記引回手段は、金属線からなる引回線である
   、特許請求の範囲第１項記載の電カケープルのシースず
   れ防止構造。
3. （３）　前記金属帯の艮ざは、ケーブルシースの外周の
   径に応じて適宜選択され得る、特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項記載の電ｈケーブルのシースずれ防止構造。