JPS591483Y2

JPS591483Y2 - 自走自脱における脱穀機の側部構造

Info

Publication number: JPS591483Y2
Application number: JP10219078U
Authority: JP
Inventors: 一溝淵; 昌宏浜田
Original assignee: セイレイ工業株式会社
Priority date: 1978-07-24
Filing date: 1978-07-24
Publication date: 1984-01-17
Also published as: JPS5518958U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は自走自脱における脱穀機の側部構造に関する。

すなわち、荷台の上方に脱穀機を搭載して構成する自走
自脱において、脱穀機の排稈側の側部にそって入力およ
び各部の駆動用ベルトを集中して装設するとともにカバ
ーを被着して安全構造にすることができ、脱穀機の供給
側は供給口を大きくしたりコンパクト構造にすることが
でき、しかも排稈側に基カッターを良好に装着すること
ができ各ベルトの調節のための操作具を脱穀機の後方側
に集中して基カッターや各部の伝動装置等に邪魔されず
それぞれ確実安全に操作でき、好適に実施できる特徴を
有する。

尚、本考案における明細書の記載において、機体の前側
の荷台に搭載する脱穀機の前方側とはフィートチエンを
装設せる側を云い、後方側とはこのフィートチエンの反
対側を指すのである。

従って機体の前進する側を脱穀機にあっては後方側と五
つ。

以下、図面に示す実施例について説明する。

第１図は自走自脱の側面図を示し、クローラ１１により
支持する機体の後側にはエンジン１２や操縦部１３を装
設し、クローラ１１の駆動用ミッションケース１４にエ
ンジン１２から伝動するようにしてエンジン１２の近傍
には動力取出用プーリー１５を装設し、操縦部１３の側
方には籾受台１６を装設し、機体の前側にかけて延設す
る荷台１の上方には脱穀機Ａを取付は取外し自在に搭載
するが、脱穀機Ａを取外すと運搬車となるように構成す
る。

脱穀機Ａは供給口１７、フィートチエン１８、扱胴１９
等を有する構造で、供給口１７の上方側にそわせた駆動
軸２０により扱胴軸からフィートチエン１８側を駆動す
るようにし、供給側には排塵機駆動用ベルト２１のみを
張架し、供給口１７の下方側から前記籾受台１６の上方
にかけて揚穀筒２２を延設し籾受けができるようにして
構成する。

また、脱穀機Ａの排稈側の側部には多数のプーリーを架
設して、入力プーリー２３側から扱胴１９のプーリー２
４に扱胴駆動ベルト３を掛廻し、さらに入力プーリー２
３側から選別部駆動ベルト４や基カッター駆動ベルト５
を延出してそれぞれ張架し、前記入カブーリー２３と前
記動力取出用ブーノー１５とには着脱自在にして入力用
伝動ベルト２を掛廻し、幅広い下方のカバー６と幅狭い
上方のカバー７とを同体にして前記各ベル）２，３．
４を被覆できるようにして脱穀機Ａの排稈側の側部に連
設して構成する。

前記の各ベル）３，４．５にはテンションプーリーを
それぞれ当接して緊張させるように設は各テンションプ
ーリー３ａ、４ａ、５ａをそれぞれ緊張調節できるねじ
式のテンション操作具８，９゜１０をカバー６．７の脱
穀機Ａ後方側に外方から操作できるように装設して構成
する。

Ｂは基カッターで、平行の両回転軸２５．２５’に多数
の円板刃２６．２６’をそれぞれ嵌着して従来構造同様
に構成し、該基カッターＢを脱穀機Ａの排稈側において
」１方カバー７の外側方に接近させ装着し、上方カバー
７の後部から基カッターＢの後部にかけてカバー２７を
装設し、該カバー２７内において前記藁力ゝンター駆動
ベルト５により駆動される伝動部２８を装設するととも
に該伝動部２８により基カッターＢに動力伝達できるよ
う構成する。

しかして、荷台１上に搭載する脱穀機Ａはその排稈側に
おいてカバー６．７の外側方に基カッターＢを装着する
ことができ、脱穀機Ａの各部と基カッターＢとに伝動す
る各ベルト２，３，４．５は脱穀機Ａの排稈側に集中し
て構成するので供給側は供給口１７等を大きく供給しや
すい構造にすることができる。

また、脱穀機Ａの排稈側はカバー６．７の被着により安
全構造にすることができ、各ベル）３，４゜５の弛みに
よるスリップ等の悪現象を察知すれば脱穀機Ａの後方側
に集中して設けたテンション操作具８，９．１０を操作
して集中的に操作しやすく調節することができる。

このように本考案は、荷台１の上方に脱穀機Ａを搭載し
て構成する自走自脱において、脱穀機Ａの排稈側の側部
にそって入力用伝動ベルト２、扱胴駆動ベルト３、選別
部駆動ベルト４、基カッター駆動ベルト５を装設すると
ともにそれらにカバー６．７を被着し、該カバー６．７
の外側方に基カッターＢを接近させて装設し、カバー６
．７の脱穀機Ａ後方側に前記各ベル）３，４．５のテン
ション操作具８，９．１０を装設して構成したから、脱
穀機Ａの排稈側に各ベルト２，３，４．５を装設して供
給側を供給口火にまた殻稈を供給しやすいコンパクト構
造にすることができ、それらのベルトをカバー６．７の
被着により安全構造にすることができるとともに基カッ
ターＢを連通状にして良好に装着することができ、各ベ
ル）３，４．５の弛みによるスリップ等の悪現象を察
知すれば基カッターＢや各部の伝動装置等に邪魔される
ことなくカバー６．７の後方からテンション操作具８，
９．１０でもって集中的に操作しやすく確実良好に調節
操作して行なうことができ、好適に実施できる特徴を有
する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は自走自脱の側面
図、第２図はその平面図、第３図はその背面図、第４図
は要部の側断面図、第５図は要部の平面図、第６図は要
部の背面図である。１・・・荷台、Ａ・・・脱穀機、２・・・入力用伝動ベ
ルト、３・・・扱胴駆動ベルト、４・・・選別部駆動ベ
ルト、５・・・基カッター駆動ベルト、６，７・・・カ
バー、Ｂ・・・基カッター８．９．１０・・・テンシ
ョン操作具。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

荷台１の上方に脱穀機Ａを搭載して構成する自走自脱に
おいて、脱穀機Ａの排稈側の側部にそって入力用伝動ベ
ルト２、扱胴駆動ベルト３、選別部駆動ベルト４、基カ
ッター駆動ベルト５を装設するとともにそれらにカバー
６．７を被着し、該カバー６．７の外側方に基カッター
Ｂを接近させて装設し、カバー６．７の脱穀機Ａ後方側
に前記各ベルｌ−３，４，５のテンション操作具８，９
．１０を装設して構成したことを特徴とする脱穀機の側
部構造。