JPS59147048A - 離型用シリコ−ン組成物 - Google Patents

離型用シリコ−ン組成物

Info

Publication number
JPS59147048A
JPS59147048A JP2043183A JP2043183A JPS59147048A JP S59147048 A JPS59147048 A JP S59147048A JP 2043183 A JP2043183 A JP 2043183A JP 2043183 A JP2043183 A JP 2043183A JP S59147048 A JPS59147048 A JP S59147048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethyl cellulose
parts
groups
silicon atom
cured film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2043183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6346787B2 (ja
Inventor
Fumio Okada
文夫 岡田
Shu Kashida
周 樫田
Yasuaki Hara
原 保昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2043183A priority Critical patent/JPS59147048A/ja
Publication of JPS59147048A publication Critical patent/JPS59147048A/ja
Publication of JPS6346787B2 publication Critical patent/JPS6346787B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は離型用シリコ〜ン組成物に関するものである。 従来、一般の紙、加工紙あるいはグラスチックフィルム
などの基材表面に加熱硬化性オルガノポリシロキチン組
成物からなる硬化皮膜を形成させ。 これら基材と粘着性物質との剥離を容易にしたり。 基材同志の密着を防止することは公知とされ−このオル
ガノポリシロキサン組成物としてはその硬化反応機構か
ら例えば付加反応型のものと縮合反応型のものとが知ら
れている。 一ヘしかしながら、現在知られている剥離性シリコーン
組成物の大半は感圧あるいは感熱摺着ラベル。 チーブ、壁紙、移し絵などのように剥離力が比較的小さ
くてもその目的を達成することができる用途(二は好適
に応用することができるが、反面これら剥離力の小さい
剥離性シリコーン組成物は臨界表面張力が小さいために
筆記性がなく、また感圧型あるいは感熱型の粘着チーブ
や粘着シートを製造する場合、感圧型あるいは感熱型の
粘着剤をシリコーン樹脂面(二塗布する際において粘着
剤塗布面にしばしば、はじき現象が住じ、良好な塗布面
を形成させることができないという不利を有する。 また、感圧型あるいは感熱型の粘着シートに使用する粘
着剤の摺着力が比較的弱い場合あるいは用達的に工程紙
やアスファルト包装紙などのように大きな剥離力を必要
とする場合においては剥離能が過剰となり、粘着シート
を使用する以前に粘着シートが剥離層より自然に剥離し
七の使用に著しい制約を受け、実際にはそれらに応用す
ることはほとんど困難とされている。 さらに感圧型の粘着テープを実際に荷物等に貼着する場
合、隅部あるいは十字貼り箇所のような二重貼りされた
部分は、シリコーン樹脂層の剥離能が大き過ぎるため、
接着が困難であるという問題があり、また剥離能が大き
いシリコーン樹脂組成物は一一般に摩擦係数が小さく1
例えば梱包された荷物を積み重ねた場合、シリコーン樹
脂組成物が接触し、荷すべりが起こり易いという欠点を
有し、さらに剥離能の大きいシリコーン組成物を紙、フ
ィルム等に適用するに際しては静電気が発生し、加工時
においてトラブルが発生し易いという不利を有する。 他方−上記したような問題を解決する目的で剥離紙用オ
ルガノポリシロキサン組成物において。 該刊成物中のりロキチンのけい素原子に結合する有機基
の種類や各成分の配合比を種々変化させることが試みら
れているが、これら組成物は硬化性に劣るほか、これか
ら得られる皮膜は残留接着性および耐ブσツキング性に
劣るという不利を有している。 また、前記シaキサン組酸物gニウレタン樹脂。 7 ル* ツF樹脂−メラミン樹脂あるいはエチレン・
グロビレン・非共役ジエン三元共重合体を混合したり、
ポリビニルアルコール、メチルセルロース−エチルセル
ロースあるいはりリカナトの充填剤を配合して剥離性を
改良することが行われているが、これらζ二おける最大
の欠点はシリコーンとの相溶性が悪く、これにより硬化
性が著しく劣ったり、未反応シリコーン樹脂あるいはこ
れに混合した諸成分が粘着剤面に移行し使用上において
種々の制限を受は実用的でないという欠点を有している
。 一方、上記したようなシロキチン樹脂とシロキチン樹脂
以外の成分を加え相溶性を良好とし、上記欠点を除去し
ようとする試みもなされている。 これには例えばシロキチン樹脂にエチルセルロースを添
加する方法が提案され、具体的にはシロキサン樹脂とエ
チルセルロースとの相溶性を良好にする目的で、シロキ
チン樹脂としてけい素原子に直結するメチル基とフェニ
ル基の竜を変えた比較的低分子のワ千スを使用している
例がある(1962年発行−ハーキュルス社製発行のエ
チルセルロースのカタログ参照、これにはダウコーニン
グ社カーメチルフェニルワニスDC−803、DO−9
91DC−996−DC−2103を使用した例が開示
されている)。この方法(二よれば相溶性は確かに良好
とされるのであるが、この組成物を紙−グラスチックフ
ィルム等に応用した場合、皮膜面はなかなかタッグフリ
ーにならず(ベタツキがなくならない)、実際に粘着剤
の塗工時(二未反応シリコーンが粘着剤面に移行し、さ
らにVリフーンワニスを使用しているためか、剥離力も
相当重く、用途が限定され、また、たとえ硬化複速やか
にタッグフリーとなったとしても該皮膜は紙。 グラスチックスへの密着性がきわめて悪い本のである。 マタ、一方、シロキチン樹脂とエチルセルロースの相溶
性を向上させるために界面活性剤(ポリエチレンオキシ
ド)を第3成分として加え、さらに、これらを反応させ
、シリコーンの移行を防ぐ方法が開発されている(時分
11851−32598号公報参照)。確かに−この方
法は、シリコーンの粘着剤面への移行はないが、該組成
物の硬化皮膜は耐溶剤性−耐水性に欠け、粘着剤(現在
の粘着剤の大部分は溶剤型あるいはエマルジョン型であ
る)を塗工して粘着テープの状態で長期間保存しておく
と一徐々に剥離力が重くなり、ついには剥離させること
ができなくなるという欠点があるほか一該組成物は一液
性であり、シェルフライフ的に短かく、工業的な利用と
して限定されてしま−う欠点がある。 本発明者らは前記したような欠点を改良すべく鋭意研究
を重ね、先に従来公知の剥離性シリコーン組成物と比較
して下記のような特徴を有する剥離用組成物を提案した
(特願昭56−92351号)。 ■ 硬化皮膜面は、優れた筆記性を有し、テープの背面
(=使用した場合非常に便利である。 ■ 感圧型あるいは感熱型の粘着チーブC二おいて一実
際に荷物等C:貼着する場合、隅部とか十字貼りすると
かのように一二重貼りを必要とする部分があるが、この
ような重ね貼り箇所に対しても良好に応用可能である。 ■ 感圧型あるいは感熱型の粘着テープにおいて。 実際に荷物を梱包して、荷物と荷物を柿み重ねた場合2
本発明の剥離用シリコーン樹脂層同志が接触するが、シ
リコーン樹脂の摩擦係数が大ζき・いため荷すべりがな
く荷くずれのおそれがない。 ■ 感圧型あるいは感熱型の粘着シートにおいて、使用
した粘着剤の接着力が比較的弱い値に調整された場合で
も一適度の剥離性があるため、粘着シートを使用する以
前に粘着シートが剥離層から自然に剥離するようなこと
がない。 ■ 粘着剤を硬化皮膜に塗布し、ラベル類、テープ類等
を加工する場合、静電気発生量が少ないため、はじきが
なく作業性にすぐれる一■ 硬化性にすぐれ一硬化皮膜
面同志および各種基材背面と硬化皮膜面のブロッキング
がない。 ■ 硬化皮膜は耐溶剤性、耐水性にすぐれている。 本発明者らは先の出願に係る組成物が有する。 利点を何ら損なうことなく、高い残留接着率−耐浴剤性
をはじめとするその他の緒特性を付与する目的で研究を
続行したところ、これには(イ) 1分子中に、けい素
原子に直結する・ビニル基を少なくとも2個有し、かつ
けい素原子に結合する有機基の内の少なくとも5.0モ
ル係がフェニル基であるオルガノボリシσキチン 100重量部 呻)上記(イ)成分中のけい素原子に直結するビニル基
1個に対し水素原子を0.1〜10個与えるに充分な量
の、1分子中に、けい素原子に直結する水素原子を少な
くとも3個有し−かつけい素原子に結合する有機基の内
の少なくとも5.0モルts カフェニル基であるオル
ガノハイドロジエンポリi10キサン− ()→ グルコース単位あたりの平均エトキシ基置換[
が2.25〜2.58であるエチルセルロースまたはエ
チルセルロースをトリメチルシリル化したエチルセルロ
ース   10〜200重量部に)硬化皮膜を形成させ
るのに充分な童の付加反応用触媒 および (ホ 有機けい素化合物で表面処理した微粉末シリカ 
                      2〜1
00 重量部からなる組成物がきわめて有効であること
を見出し一本発明を完成するに至ったものである。 事実−上述したような(イ)〜匝)成分からなる離型用
シリコーン組成物は、先の出願に係る組成物が有する特
長に加え下記のようなすぐれた特性をもっている。 ■ 本発明の組成物から得られる硬化皮膜は粘着剤層へ
移行する成分が少ないため95%以上もの高い残留接着
率を有する、 ■ 硬化皮膜は耐溶剤性C二きわめてすぐれる。 ■ 硬化に要する時間が短かい鞭化速度が大きい)ため
、従来の組成物の如<iso℃以上の高温を要せず、1
20〜130℃で充分−かつ確実に硬化を完了させるこ
とができ、結果として、硬化に要する熱itを小さくす
ることができることから燃料費節約によるコストダウン
を図ることができる。 ■ 耐熱性の問題から従来適用不可能とされていたフィ
ルムなどの73も応用することができ。 よって用途を拡大化することができる、■ 硬化皮膜は
すぐれた耐ブロツキング性を有する、 ■ 本発明に係る組成物は、その硬化反応機構が付加反
応型であることがら縮合反応型のように塗工装置がすず
化合物(このものは縮合反応型組成物の標準的な硬化用
触媒である。また該化合物は付加反応型組成物の触媒で
ある白金化合物の触媒毒作用を有するンで汚染されるこ
とがなく、そのため繰り返しの塗工においても塗工装置
の倉入すな洗浄作業が不要とされ、したがつて作業能率
の向上を図ることができる。 以下本発明に係る離型用シリコーン組成物について詳細
に説明する。 本発明の組成物を構成する(イ)成分としてのオルガノ
ポリシロキサンは、1分子中にけい素原子に直結するビ
ニル基を少なくとも2個(全有機基に対する比で表わし
た場合0,05〜50モル係、好ましくは0.2〜lO
モル%)有し、かつけい素原子に結合する有機基の内の
少なくとも5.0モルチ、好ましくは15〜80モル係
がフェニル基であることが必−要とされる。 該ビニル基量がo、osモモル以下のシロキサンは実用
的な硬化速度が得られず一他方50モルチ以上のものは
合成が困難となる上、物性上の効果がほぼ→定となり、
工業的な見地から好ましくないものとされる。 また、フェニル基量が5.0モル係以下では所望の物性
が得られず、逆に80モモルを越えると前記したビニル
基の場合と同様の問題がみられるようになる。 該シロキチンにおけるけい素原子に結合する有機基とし
ては、メチル基、エチル基、グロビル基。 ブチル基などのアルキル基、シグロペンチル基。 ジグロヘキシル基などのジグロアルキル基、メトキシ基
、エトキシ基などのアルコキシ基、アシロキシ基−これ
らの水素原子が部分的に/%Oゲン原子や任意の基で置
換された基をあげろことができる。これらの内でもメチ
ル基は工業的見地からみて入手しやすく安価であること
から好ましい。 また、前記シロキサンの粘度については%C二制限はな
く、オイル状のものからゴム状のものまで包含される。 このシロキチンの分子構造についてはT質的に鎖状構造
のものがよく、その末端は水酸基、ビニル基あるいはフ
ェニル基のいスレテアってもよい。 (ロ)成分であるオルガノポリシロキサンは、1分壬申
にけい素I宗子に直結する水素原子を少なくとも3個(
けい素原子に結合する原子または基に対する比で表わし
た場合、o、1〜95モル係、好ましくは30〜80モ
ル%)有し、しかもけい素原子(二結合する有機基の内
の少なくとも5.0モル係、好ましくは15〜80モル
%がフェニル基であることが必須とされる。 前記水素原子数が3個未満では実用的な硬化速度で本発
明の組成物を硬化させることが困難となり、またフェニ
ル基量が5.0モル係未満では所望の物性が得られにく
く、逆に80モモル係越えているものは合成が難かしい
上に、物性上の効果かはシ一定となることから工業的見
地よりしての問題がある。 この(ロ)成分はその分子構造あるいは性状等にとくに
制限はなく1分子構造は直鎖状、分枝鎖状。 環状のいずれでもよく、また性状はオイル状、ゴム状、
レジン状のいずれであってもよい。 この(ロ)成分の使用量は、前記した(イ)成分中のけ
い素原子に直結するビニル基1個に対し、水素原子を0
.1−10個与えるに充分な鋺範囲とされるが、この増
白はその使用量が上記範囲以下では本発明に係る組成物
が良好に硬化せず、他方上記範囲以上ではその多量使用
による効果がとぐに得られず、むしろ1本発明の特長で
ある皮膜の筆記性やすべり性および摩擦係−私性状が損
われるようになるほか、経済面に不利となるからである
。 また、本発明において使用する(/→酸成分してのエチ
ルセルロースは、単位グルツースあたりの平均エトキシ
基含有量が2.25〜2.58(エトキシ基含有量とし
ては45.θ〜49,5%に相当)であり、溶剤可溶性
のものである。このものはエトキシ範囲として45〜4
9.5チ、奸ましくは48.0〜4947%のものであ
る。エトキシ含有量の少ないものは溶剤への溶解性が悪
くなるばかりでなく。 本発明で使用するりロキチンとの相溶性も悪くなり(イ
)成分あるいは(ロ)成分との反応性も劣るようになる
。またエトキシ含有量の多いものは溶剤への溶解性は艮
くなるが、このようなエチルセルロースを使用して硬化
皮膜を形成させた場合、極めて剥離力は軍くなる。その
増白は詳らかではないが一該皮膜が感圧あるいは感熱粘
着剤中の低分子化合物によりおかされてしまうためと思
われる。 さらに本発明においてはこの()→成分としてトリメチ
ルシリル化されたエチルセルロース(米国特許第343
2488明細書)も使用することができる。このトリメ
チルシリル化エチルセルロースは種々の有機溶剤(二対
して易溶解性を示し、しかもシリコーン樹脂に対しても
良好な混合性および相溶性を有する。 なお一本発明においては該エチルセルロースとしてあま
り粘度の低いもの〔例えば有機溶剤(トルエン−エタノ
ール=80:20)の5qb溶液が10 cps(25
℃)程度のもの〕を使用した場合には筆記性にすく°れ
た皮膜を得ることが困難となるのでそれよりも高いもの
を使用することが好ましい。 この(/→酸成分使用量は、(イ)成分100重量部に
対して、10〜200重量部、好ましくは30〜150
重量部である。使用量が、上記範囲以下の場合には筆記
性に劣り、また摩擦係数も小さくなって滑り易くなり、
さらに該組成物の硬化皮膜に粘着剤を塗布し、ラベル、
チーブ類等を加工する場合はじきが出易くなり、作業性
の点で劣るようになる。また上記範囲以上で使用した場
合には剥離力が極めて重いものとなり、剥離することが
できなくなるおそれが生ずる。さらに該組成物を紙。 グラスチックフィルム等に塗工して、硬化皮膜を形成さ
せる時、この硬化皮膜は紙、グラスチックとの密着性が
悪く、硬化皮膜自体が紙、グラスチックフィルム等の被
着体より簡単に剥げてしまうという欠点がある。 さらf二本発明において使用されるに)成分である付加
反応用触媒としては通常ハイドロサイレーションに使用
されているPt= P(1= Rd  あるいはこれら
の化合物等の公知の種々のものを使用することができ一
興体的には塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸(米
国特許第3,220,972号明細書参照)、塩化白金
酸とオレフィンとのコンプレツクス(米国特許第3,1
59.601号、同第3.159,662号あるいは同
第3,775,452号明細書参照)、白金黒あるいは
アルミナ、シリカなどの担体f二固体白金を担持させた
もの、ロジウムーオレフインコングレッグス等が例示さ
れ、これらコンプレツクス等はアルコール系溶剤、ケト
ン系溶剤、エーテル系溶剤、炭化水素系溶剤などに溶解
したのち、使用することが好ましい。 固体触媒では一分散性をあげるため細く砕いたりあるい
は使用する担体も粒径が小さく、比表面積の大きいもの
が望ましい。またこのに)成分としての触媒の使用量は
所望の硬化速度に応じて適宜副部すればよいが、経済的
見地あるいは良好な硬化を得るためには、塩化白金酸等
のシロキチンに相溶するものについては上記(イ)、(
c7)および()→成分の合計量に対して1〜30pp
m、 白金黒などの固体触媒については20〜500 
ppm の範囲とすることが好ましい。 本発明の組成物における(ホ)成分は有機げい素化合物
で処理した微粉末シリカであるが、このけ)成分を構成
する微粉末シリカについては、製法(湿式法、乾式法)
あるいは粒子の形状に特に制限がない。このものは本発
明の組成物から得られる硬化皮膜の摩擦係数を大きくす
る効果を有する。 このシリカを処理する化合物としては1例えば式R81
H,+ R,SiH2あるいはR3,5IH(ここにR
はOt−Br  などのハロゲン原子、メチル基、エチ
ル基、グロビル基、ブチル基、フェニル基などの一価炭
化水素基)で示されるシラン化合物。    l R35i(NR5iR2)nNR5iR(ここにR1は
水素原子−一価炭化水素基−n=整数ンで示されるシラ
ザン化合物などをあげることができる。 これらでシリカを処理する方法としては、例えはりリカ
と前記したようなシラン化合物あるいはシラザン化合物
とを温I! 150〜40C)℃で1〜4時間程度反応
させる方法をあげることができる(必要に応じ加湿下で
行ってもよい)。 この(ホ)成分は、上記(イ)成分100重量部に対し
2〜100mt竜部、好ましくは5〜50重量部の範囲
で使用することが必要であり−これは2重量部未満では
前記のような物性を付与することが難かしく、逆にあま
りにも多すぎると離型効果が劣るようC二なるからであ
る。 本発明の離型用組成物は前記(イ)成分〜(利成分を均
一に混合することにより得られ、各成分とも1種類のみ
を使用しなげればならないものでなく、2種類以上混合
して使用してもよい。添加方法。 混合条件等は%C二限定はない。 本発明の離型用組成物は、そのまま使用してもよいが、
その使用にあたって必要に応じて有機溶剤に分散、溶解
してもよく−この有機溶剤としてはトルエン、キシレン
、メチルエチルケトン、工業用ガソリン、ブタノール、
酢酸エチル等を使用することができる。さら(二色素、
顔料などを添加してもよい。 本発明の離型用組成物は、各種の紙1合成フィルム、ガ
ラス布、アルミニウム、繊維等の諸基材表面に強固に密
着する硬化皮膜を形成し一硬化皮膜面は、すぐれた筆記
性を有しつるつる滑らなく一耐溶剤性、耐水性が良好で
適度の剥離性を示す。 また、塗工性にすぐれており一作業がし易く、各種性能
のばらつきが小さくて済むという特長をもっている。 つぎに、本発明の実施例を記載するが一剥離抵抗、残悄
得着率、ブσツキング性、すべり性、マジックインキに
よる筆記性、剥離層の耐溶剤性−ハ下記に示す条件で測
定したも のである。 l) 剥離抵抗二 本発明の組成物を、基材表面に所定
量塗工し、f4!化皮膜を形成させた後251.60%
RHの恒温恒湿の部屋で1日放置する。その硬化皮膜面
ζニクラフトテーグ(日東電工製)を貼りつけ、70℃
−20El/−の条件で20時間圧着する。ついで室温
(25℃)に戻し、30分后に引張り試験機を用い18
o0の角度でクラフトチーブを引張り、剥離するのに要
する力(g)を測足し−これを剥離抵抗とした。引張り
速度は0.3m/分で行なった。 2) 残留接着率: 剥離抵抗を測定した試料な一ステ
ンレス板+280に貼着し、2KFのチーブローラー(
中45 an )に−往復かげ、lo分后にチーブをス
テンレス板より剥がし、これに要する力を測定した。一
方、剥離抵抗(二供しなかった標準クラフトテープ(日
東電工製)を上記ト同様にステンレス板に貼着し、ステ
ンレス板より剥離し、これに要する力を測定した。前者
の剥離抵抗を後者の剥離抵抗に対する百分率で表わし、
これを残留接着率とした。 3) ブロッキング性: 剥離抵抗と同様l二、基材表
面C二硬化皮膜を形成させ、その硬化皮膜面同志を重ね
合わせ、100Kp/eJの荷車をのせ一50℃で20
Hrs 処理した。つぎにこれを剥離するのl二要する
力(I)を測定し、これをブロッキング性とした。 4) すべり性: 剥離抵抗と同様に基材表面に硬化皮
膜を形成させ、硬化皮膜面同志の静摩擦係数を測定し、
これをすべり性とした。測定は新来化学(株)−静摩擦
係数測定機を使用して行った。 5) マジックインキによる筆記性: 剥離抵抗と同様
に一基材表面(二硬化皮膜を形成させ、硬化皮膜面に市
販されている油性マジックインキ(二て字を書き、筆記
の際におけるインキのはじきの有無を調べ・た。 6) 溶剤処理後の剥離抵抗二上記1)の剥離抵抗と同
様に基材表面に便化皮膜を形成させ、これを25℃のト
ルエン中に30分間浸漬したのち、25℃で3時間風乾
した。以下上記l)と同様にして剥離抵抗を測定した。 耐溶剤性にすぐれる硬化皮膜の場合は前記1)で調べた
結果と近似ないし同等の値を示すが、耐溶剤性(=劣る
ものは重剥離になる傾向を示す。 上記1)とこの6)の結果を比較することにより硬化皮
膜の耐溶剤性の良否が判別できるので、これl二よった
。 実施例 1゜ 粘度が4000cS(25℃)で、分子鎖両末端がジメ
チルビニルシリル基で封鎖され、メチルビニルシロキチ
ン単位3モル%、ジフエとルシロキサン単位35モルチ
、残りがジメチルシロキサン単位からなるシロキサ71
00重量部(以下。 単に部と記載する)、粘度が30c8(25℃)で、分
子鎖両末端がジメチルハイドロジエングリル基で封鎖さ
れ、メチルハイドロジエンリロキサンIi位5’Oモル
チ、ジフェニルシロキサン単位30モル係、残りがジメ
チルシロキサン単位からするシロキサン5部−エチルセ
ルロースK100(ハーキュルス社製エチルセルa−ス
商品名、二トキi/置換度2.40)60部−A−30
0(日本アエロジル社製微粉末シリカ商品名)をヘキサ
メチルジシラデンで加熱処理(250℃で2時間)した
処理シリカ5部およびトルエン500部を均一になるま
でかく拌混合したのち、この混合物に塩化白金酸とビニ
ルシロキチンとの錯体(ptlaB度2%)4.0部を
加えて均一に混合した。 この混合物をポリエチレンをラミネートしたクラフト紙
l二塗工しく塗工i10.8g/i、固型分換算)16
0℃で30秒間加熱した。これにより硬化皮膜が形成さ
れた。 比較例 1゜ 粘度が23,000cS(25℃)で、分子鎖両末端が
水酸基で封鎖され、ジメチルシロキサン単位90モル係
とジフェニルシロキサン単位10モル係とからなるシロ
キサンi 00 部、 粘aが2゜as(25℃)でメ
トキシ基含有量が20%であるメチルフェニルポリシロ
キサン40部−上記実施例1で使用したものと同じエチ
ルセルロースに−100を60部およびトルエン500
部を均一になるまでかく拌混合したのち、ジブチルすず
ジアセテート6部を均一に添加かく拌混合した。 この混合物をポリエチレンラミネートクラフト紙に塗工
した(塗工量を0.’#/靜としたほかは上記実施例1
と同様
【二行った)。 比較例 2゜ 主成分としてのりロキチンとして、ジメチルシミキサン
単位100モル係からなり、粘度が23.0OOcS 
(25℃)で、分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたシロ
キチンを用いたほかは上記比較例1と同じ組成からなる
ものをポリエチレンラミネートクラフト紙に塗工した(
塗工量0.7g/−)。 試験 1゜ 上記実施例】および比較例1〜2で得た硬化皮膜につい
て物性を調べたところ、下記の表に示すような結果が得
られた。 上記表より、実施例1の組成物から得られた硬化皮膜は
比較例1,2の組成物から得られたそれよりも残留接着
率が大きく一ブロッキングが起りに<〈、さらC二すべ
りに〈〈(静摩擦係数が大きい)、マジックインキによ
る筆記性および剥離層の耐溶剤性にすぐれていることが
わかる。 実施例2〜4.比較例3〜5 テレンラミネートクラフト紙≦二塗工しく墜工条件:前
記と同じ)、ついで下記に示すような硬化条件を採用し
て硬化させ硬化皮膜を得た。 試験 2 上記実施例2〜4および比較例3〜5で得た硬化皮膜に
ついて物性を墾べたところ、下記の表に示すような結果
が得られた。 上記表より、実施例2−3および4の剥離抵抗はほとん
ど同じであり、また溶剤処理後の剥離抵抗も大きな変化
がなく、しだ力1つて硬化温度を低下させても充分硬化
皮膜が形成されていlる〆ことがわかるが、これに対し
て比較例3,4および5の剥離抵抗および溶剤処理後の
剥離抵抗は差が大きく一硬化温度を低下させることによ
り充分な硬化皮膜が形成されていないことでわかる。 実施例5〜8 粘度が20,000 c S (25℃)で分子鎖両末
端がジメチルビニルシリル基で封鎖され、メチルビニル
シロキサン単位5モル係、ジフェニルシロキサン単位2
0モル%−残りがジメチルシロキサン単位からなるシロ
キサン100重量部(以下単に部と記載する)、粘度が
70cS(25℃)で1分子鎖両末端がジメチルハイド
ロジエンシリル基で封鎖され−メチlレノ1イドロジ工
ンシロキサン単位70モル%−ジフェニルシロキサン単
位20モルチ、残りがジメチルシロキサン単位からなる
シロキサン5部、エチルセルロースに100(ハーキュ
ルス社製エチルセルロース商品名エトキシ置換屋2,4
o ) 60部−下記の表に示すような量のA−200
(日本アエロジル社製微粉末シリカ曲品名)をヘキサメ
チルジシラザンで加熱処理(250℃で2時間)した処
理シリカおよびトルエン500部を均一になるまでかく
拌混合したのち、−この混合物に塩化白金酸とビニルシ
ロキチンとの錯体(pt濃度2%)4.0部を加え均一
に混合した。 これらの混合物をポリエチレンをラミネートしたクラフ
ト紙に塗工しく素工量0.8F//d−固型分換算)1
60℃で30秒間加熱した。これイニより硬化皮膜が形
式された。 試験 3 上記実施例5〜8で得た硬化皮膜について物性を調べた
ところ、下記の表に示すような結果が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(イ) 1分子中に、けい素原子に直結するビニル
    基を少なくとも2個有し、かつゆい素原子に結合する有
    機基の内の少なくとも5.0モル係がフェニル基である
    オルガノポリシロキサン100重量部 (ロ)上記(イ)成分中のけい素原子に直結するビニル
    基1個に対し水素原子を0.1〜10個与える(二充分
    な量の一1分子中にけい素原子に直結する水素原子を少
    なくとも3個有し、かつけい素原子に結合する有機基の
    内の少なくとも5.0モル係がフェニル基であるオルガ
    ノハイドロジエンポリシロキサン、 G’→ グルコース単位あたりの平均エトキシ基置換度
    が2.25〜2.58であるエチルセルロースまたはエ
    チルセルロースをトリメチルシリル化シたエチルセルロ
    ース 10〜200重量部 に)硬化皮膜を形成させるのに充分な量の付加反応用触
    媒 2〜100重量部 からなる離型用シリコーン組成物
JP2043183A 1983-02-09 1983-02-09 離型用シリコ−ン組成物 Granted JPS59147048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2043183A JPS59147048A (ja) 1983-02-09 1983-02-09 離型用シリコ−ン組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2043183A JPS59147048A (ja) 1983-02-09 1983-02-09 離型用シリコ−ン組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59147048A true JPS59147048A (ja) 1984-08-23
JPS6346787B2 JPS6346787B2 (ja) 1988-09-19

Family

ID=12026849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2043183A Granted JPS59147048A (ja) 1983-02-09 1983-02-09 離型用シリコ−ン組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59147048A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03500060A (ja) * 1988-06-25 1991-01-10 エイベリ インタナショナル コーポレイション 不粘着材表面に関する改良
JPH0453881A (ja) * 1990-06-21 1992-02-21 Shin Etsu Chem Co Ltd マット調シリコーンコーティング剤及び剥離テープ
EP0523527A2 (en) * 1991-07-17 1993-01-20 Nitto Denko Corporation Curable silicone-based release agent, separator having cured film formed from the same, and pressure-sensitive tape having cured film formed from the same
JP2003053896A (ja) * 2001-08-14 2003-02-26 Fujimori Kogyo Co Ltd 離型フィルム
JP2006144214A (ja) * 2004-10-22 2006-06-08 Shin Etsu Chem Co Ltd シリコーン紙処理剤

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03500060A (ja) * 1988-06-25 1991-01-10 エイベリ インタナショナル コーポレイション 不粘着材表面に関する改良
JPH0453881A (ja) * 1990-06-21 1992-02-21 Shin Etsu Chem Co Ltd マット調シリコーンコーティング剤及び剥離テープ
EP0523527A2 (en) * 1991-07-17 1993-01-20 Nitto Denko Corporation Curable silicone-based release agent, separator having cured film formed from the same, and pressure-sensitive tape having cured film formed from the same
EP0523527B1 (en) * 1991-07-17 1998-10-21 Nitto Denko Corporation Curable silicone-based release agent, separator having cured film formed from the same, and pressure-sensitive tape having cured film formed from the same
JP2003053896A (ja) * 2001-08-14 2003-02-26 Fujimori Kogyo Co Ltd 離型フィルム
JP2006144214A (ja) * 2004-10-22 2006-06-08 Shin Etsu Chem Co Ltd シリコーン紙処理剤
US7964062B2 (en) 2004-10-22 2011-06-21 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Paper treating agent comprising a silicone composition
JP4743757B2 (ja) * 2004-10-22 2011-08-10 信越化学工業株式会社 シリコーン紙処理剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6346787B2 (ja) 1988-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2653693B2 (ja) シリコーン剥離層含有複合構造体
JP4639361B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JP4892129B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JPS60206877A (ja) シリコーン被覆組成物
JP3999373B2 (ja) シリコーン剥離コーティング組成物
JPH032270A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JPS59126475A (ja) 剥離性皮膜形成用組成物
JP2946963B2 (ja) 剥離性皮膜形成用シリコーン組成物及び剥離性皮膜
JPS60228561A (ja) 硬化可能なオルガノポリシロキサン組成物及びその使用方法
JPH02166163A (ja) 離型紙用組成物
JP4367670B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JPS6320871B2 (ja)
JP2915778B2 (ja) 離型紙用シリコーン組成物
JPH0649413A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JPS59147048A (ja) 離型用シリコ−ン組成物
JPH01215857A (ja) 剥離紙用オルガノポリシロキサン組成物
JP2971357B2 (ja) 剥離用組成物
JPH01217068A (ja) 離型性組成物
JPH0619028B2 (ja) 剥離性被覆用オルガノポリシロキサン組成物
JP2742835B2 (ja) 剥離用シリコーン組成物
JPH0319268B2 (ja)
JP4093542B2 (ja) 硬化性シリコーン剥離剤組成物及びそれを使用してなる剥離紙
JPH0672207B2 (ja) 剥離紙用シリコーン組成物
JP4233652B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JPS601899B2 (ja) 剥離用シリコ−ン組成物