JPS5914653B2 - ベルト伝動装置 - Google Patents

ベルト伝動装置

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JPS5914653B2
JPS5914653B2 JP7200281A JP7200281A JPS5914653B2 JP S5914653 B2 JPS5914653 B2 JP S5914653B2 JP 7200281 A JP7200281 A JP 7200281A JP 7200281 A JP7200281 A JP 7200281A JP S5914653 B2 JPS5914653 B2 JP S5914653B2
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JP
Japan
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pulley
belt
tension
spring
lever
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JP7200281A
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English (en)
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JPS57186655A (en
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坦 高野
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
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Publication of JPS5914653B2 publication Critical patent/JPS5914653B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0827Means for varying tension of belts, ropes, or chains for disconnecting the drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H9/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members
    • F16H9/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion
    • F16H9/04Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes
    • F16H9/12Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley built-up out of relatively axially-adjustable parts in which the belt engages the opposite flanges of the pulley directly without interposed belt-supporting members
    • F16H9/14Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley built-up out of relatively axially-adjustable parts in which the belt engages the opposite flanges of the pulley directly without interposed belt-supporting members using only one pulley built-up out of adjustable conical parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、変速プーリの溝巾を外部より直接押圧力で変
化させ、運転中のショックロード等に起因するベルトの
変速プーリへの喰い込みに際しても自由にその解離を図
り得るベルト伝動装置に関するものである。
農業用機械、自動車用その他、一般産業用機械等で用い
られるベルト伝動では、ベルトによる変速機構の外に、
駆動側の回動力をクラッチオフ時従動側に伝えないベル
トクラッチ機構を付加することが必要であり、第1図イ
ル二に図示するような種々のベルト伝動機構が採り入れ
られている。
これら図示各側のベルト伝動機構は固定プーリR1,R
2とスプリングSにより調整されるテンションプーリR
3を組み合わせ、あるいは駆動プーリをスプリング式変
速プーリR4として固定従動プーリR5、テンションプ
ーリR3と組み合わせたり、又、駆動、従動プーリ共に
スプリング式変速プーリR6* R7としたり、更には
駆動プーリを遠心力を利用した変速プーリR8、従動プ
ーリをスプリング式変速プーリR9として構成したもの
で、何れの方式でも夫々上記の目的に対してはある程度
の効果が達成されている。
即ち、駆動、従動及びテンションプーリ間に巻き掛けら
れたベルトにゆるみを生ぜしめ、プーリよりベルトを浮
かせた状態になるようにベルトの張りを調整することに
よってプーリとベルト間の接触が解かれ、互いに空転し
て従動軸の回転をストップさせることができる。
しかしながら、このような各ベルト伝動機構は一方にお
いて次のような欠点が存在する。
即ち、運転中においてショックロードが生じたとき、ベ
ルトが変速プーリの溝巾に喰い込み、エンジンが停止後
、再び始動を開始しようとするとき、駆動、従動プーリ
間の張り側ではベルトテンションが解離できない場合が
生じ、エンジンの再始動を不可能とすることである。
そして、かかる欠点は、ベルト変速伝動機構を前記の如
き各用途に適用する場合、一般の設計に反して高速時に
不必要な過大なスプリング力で走行させることとなり、
装置全体に不利益をもたらす結果を惹起している。
本発明は上述の如き実状に即応し、上記欠点を解消すべ
〈発明されたもので、変速プーリの溝巾を外部より直接
的押圧力で作用させて変化させ、前記の如き場合でもベ
ルトとグーリ間のテンションの解離が自由に、かつ、手
軽に作動できるベルト伝動機構を提供することをその特
徴とするものである。
又、本発明は前記変速プーリの少くとも一方を遊軍7”
−IJ 片と味該遊軍プーリ片を移動させるために必要
な外力の一部を補助スプリングを設けることにより軽減
していることも重要な他の特徴とするところである。
以下、本発明ベルト伝動装置の実施例について添付図面
を参照しつつ更に詳述する。
第2図は本発明ベルト伝動装置の構成概要を示す図、第
3図はその部分図である。
これら第2図、第3図において、1は従動プーリ、2は
テンションプーリ、3は従動プーリで、駆動プーリは第
4図及び第5図に詳細に図示する如く、シャフト11と
一体になった固定プーリ片1jlと1前記固定グーり片
11に対向してシャフト11に対しスプリング14によ
りスラスト方向に移動可能に配設された遊軍プーリ片1
bとからなり、両プーリ片1a*1bの形成するV溝の
底部にはベヤリング12が設げられることによって構成
されており、後述するようにスラストボールベアリング
13を介してレバー5により押圧されるようになってい
る。
なお、遊軍プーリ片1bは回転方向には自由であっても
、又、スプラインあるいはキー等で回り止めを施したも
のであっても差支えない。
一方、従動プーリ9は従来公知の通常のVプーリ片より
なるプーリであり、又、テンションプーリ2は前記駆動
プーリ1と、従動プーリ3との間に巻き掛けられたベル
ト100走行時、ゆるみ側に位置して配置され、アーム
4の一端に取り付けられて適宜位置における正着部と該
アーム4との間に主スプリング7が介装されることによ
ってアーム4を常にベルト10に初張力を有する如く、
そのスプリング力によりアーム4にテンションを担持さ
せている。
そして、上記の如き駆動プーリ1、従動プーリ3、テン
ションプーリ2を備えたベルト伝動機構において、本発
明ではその重要な特徴の1つとして補助スプリング8を
、その一端を前記アーム4に止着し\他端を後述する引
張用レバー6に止着することによって介装している。
前記引張用レバー6は、前記駆動プーリ1の遊軍プーリ
片1bを押圧する遊軍移動用レバー5と関連して設けら
れたもので、第2図、第4図、第5図に図示している如
く、前記遊軍移動用レバー5が駆動プーリ1の遊軍プー
リ片1bの側面をスラストボールベアリング13を介し
て距離りの範囲において押圧しV溝巾を変化せしめ得る
ように遊軍ブーり片1bの側部に配設されており、この
遊軍移動用レバー5上の一点eに一端を正着したワイヤ
ーの如き牽引部材Wがガイドプーリ9を介して延び、そ
の他端側が該引張用レバー6に止着されることによって
両レバー5,6は連繋され、かつ引張用レバー6は図の
実線位置と2点鎖線位置との間で回動可能で、この回動
によって牽引部材Wをゆるめ又は緊張させ遊軍移動用レ
バー5を第3図における実線位置と2点鎖線位置との間
で転移可能とするようになしている。
なお、上記の場合、第2図では牽引部材Wが側方へ引き
出されて延びているが、これは作図上の都合で実際は図
面の紙面に対して直角な平面又は角度をもつ平面内で手
前方向へ延び、従って、引張用レバー6も亦同じく実際
は図面の紙面に対し直角な平面又は角度をもつ平面内に
位置し、その平面内において回動する。
従って第3図に図示する遊軍移動用レバー5は同図に示
す如く両位置間で移動する。
そして、上記引張用レバー6とテンションプーリのアー
ム4との間に介装された前記補助スプリング8は、レバ
ー60反時計方向への作動で牽引部材Wにゆるみを生ぜ
しめ、それに追従して駆動プーリ1の■溝巾を広げろと
き、レバー6の移動により補助スプリング8を引張るこ
とにテンションプーリのアーム4にかかるスプリング荷
重が大きくなる方向に、又、逆にプーリ溝巾が狭くなる
とき、即ち、レバー6を右方向(時計方向)へ移動させ
、牽引部材Wに力を加え、第3図に2いてレバー4を右
方向に移動させるとき、前記スプリング荷重が小さくな
るように作動する如く、伸張、圧縮が加えられる。
これは、前記駆動プーリ1の遊軍プーリ片1bを固定プ
ーリ片1a側に向けて移動させるとき、換言すればプー
リ溝巾を狭くする方向に移動させるとき、必要な押圧力
、この押圧力は通常、走行中に生ずる張り側及びゆるみ
張力ならびにスプリング7.8による引張力の関係でテ
ンションプーリによりベルトに生ずる初張力等に抗して
レバー5の作動によりプーリ溝巾を狭くするときブーリ
ドヘルドとの間に大きな側圧を生じるのであるが、これ
が非常に大きくなり、通常のレバー等でその押圧力を生
ぜしめようとすれば、殊に手動でその目的を達成するに
は極めて大きな力が必要となってくるのを軽減する。
勿論、レバーの比を大きくすることによって作用力を小
さくする方法もないではないが、レバーの移動範囲が限
られる場合には大きな比率となることは実質上、困難な
ところから、上記引張用レバー6に補助スプリング8を
設けることによってその軽減を図ることは有利な手段で
ある。
これを更に詳しく述べると、第2図において駆動7”−
IJl、従動プーリ3間のめるみ側にテンションプーリ
2を設け、駆動プーリ1が変速プーリである場合、駆動
プーリ1上におけるベルト100巻き掛は径に応じてテ
ンションプーリ2が追従して、ベルト10に、一定の張
力を与える如くアーム4に、主スプリング7により引張
力を与え、これによりベルトに対して背面よりテンショ
ンプーリ2による押圧力を与えている。
又一方、補助スプリング8によって、アーム4と引張用
レバー6間の連繋で、テンションプーリ。
2によりベルト10に対する引張力を補助的に与え、テ
ンションプーリ2によりベルト10に与える動力を伝動
するに必要な押圧力を、スプリング7及び8の合成力で
担持する如くなしている。
そこで今、変速プーリ1のV溝巾が最小のとき即ち第2
図に於いてレバー6の位置が実線、ベルト10の位置が
実線、又第3図に於いてアーム5及び遊軍プーリ片1b
が実線の位置にあるとき・テンションプーリ2の取付ア
ーム4は実線の位置にあり、スプリング70両端末、B
と81間の距離が最大であり、スプリング7によるアー
ム4に対する作用力が最大である。
それに対して補助スプリング8により生ずるアーム4に
対しての作用力はスブリイーメ80両端末間blと01
間が最小であり、アーム4に対する作用力は最小である
即ちスプリング7と8によりアーム4に、変速プーリ1
のV溝巾が最小なるときに動力を伝達するに必要な力を
担持する如く構成する。
次に、レバー6を第2図において2点鎖線の位置まで移
動させ、牽引部材Wにゆるみを生ぜしめて行き、それに
応じて第4,5図に示し戻しバネ14によるスプリング
力により遊軍プーリ片1bをV溝巾が広がる方向に移動
せしめそれに応じてベルト10の変速プーリ1中におけ
る位置を2点鎖線の位置へ移動せしめるとき、ベルト1
0に生ずる初張力は、主スプリングIだけについてみる
と、スプリングの両端の一方、B点は一定であるが他の
一点はalより82に移動する。
そのときの各点間の長さは alB>a2B であり、 従って変速プーリ1のV溝巾が狭くなったとき、主スプ
リング7によるアーム4、テンションプーリ2を介して
のベルト10に対するテンションは小さくなる。
一方、補助スプリング8によるスプリング力はblCl
くb2C2 であり、主スプリング7とは逆に変速プーリ1の■溝巾
が狭くなったときスプリング力が大きくなり、アーム4
、テンションプーリ2を介してベルトに与えるティジョ
ンを大きくする動きを有する。
なお、第2図上においては上記b1c1とb2e2を対
比すると、blCl>b2C2となり)上記本文の記載
と相違する如くであるが、前述した如(作図上の便宜に
て図を見易くするためし/(−6の実線位置と2点鎖線
位置間の移動量に比しテンションプーリ2の中心A1及
びA2の移動量を大きくしたためで、実際はbl C1
くb2C2である。
以上の如く主スプリング7に生ずる力が大きくなる方向
のとき補助スプリング8に生ずる力が小; さくなり、
又その逆は相通の働きをする如く、スプリング7とスプ
リング8によりアーム4、テンションプーリ2を介して
、レバー6の移動と連動して、ベルト10に生ずる張力
のバランスを取る如くする。
なお、もしも補助スプリング8がない場合についてみる
と、 変速プーリ1の溝巾の狭いとき、即ち、ベルトの巻掛は
径が大きいとき、一般にベルトに必要な初張力が小さく
て伝達できるにもわわからず、実際ニはベルト10とテ
ンションプーリ2との接触角度も最小で、テンションプ
ーリ2による押圧力が接触角度が小さい分だけ初張力と
しては大きく生ム又、スプリング7の端末間が長くなり
スプリング力が最大となる事によって、ベルト初張力が
大きくなる。
又一方、変速プーリ1の溝巾が広いときは上記とは逆に
、変速プーリ1上のベルト100巻掛は径が小さくなり
、一般にベルトに必要な初張力が大きいにもかかわらず
ベルト10とテンションプーリ2間の接触角度も大きり
、シかも、スプリング7の端末間も短かくなり、従って
ヘルドに生ずる初張力が低くなる。
従って最小限ベルトの伝達能力を有するため、変速プー
リ1の溝巾が広いときに伝達能力を有するに必要なベル
トに対する初張力をスプリング7によりアーム4、テン
ションプーリ2を介してベルト10に与える事が必要と
なる。
従って、この条件下では変速プーリ1のV溝巾が狭いと
き、即ちベルトの巻掛は径が犬なるとき、ベルトに生ず
る初張力が過大となりベルトに対しては耐久性に問題を
生じ又レバー6を低速状態より高速状態へ操作する操作
荷重を大きく必要とし、負荷や変速比が大きいとき変速
時の手動によるレバー操作が困難となる欠点を有するも
のである。
そこで本発明の如く、補助スプリング8をレバー6とア
ーム4間に連繋することによって補助スプリング8の働
きは、レバー6を時計方向に移動させるとき、それによ
ってスプリング8をゆるめ1アーム4に対する引張り力
を減ム又逆にし・(−6を反時計方向に移動させるとき
、スプリング8を引張りアーム4に対する引張力を増加
させる如くなすのでおる。
以上のようにして、本発明ではバランスのとれたベルト
張力を常に保つことができると同様に、特に増速時即ち
レバー6を時計方向に回転移動させるとき、補助スプリ
ング8を用いる事により主スプリング7のスプリング力
を小さくできているためレバー6を手動で移動させる場
合、より軽い力で作動させる事ができる。
又一方、第4.5図に2いて、スプリング14の役割は
固定プーリ片18 と遊軍プーリ片1.との間にベアリ
ング12を介して反撥弾状に該スズ)−7f14が設け
られており、このスプリング14により常に遊軍プーリ
片1bを固定プーリ片1aより離れる如く言いかえれば
、V溝巾が広がる方向に作用している。
これは、第2図に於けるレバー6の作動で牽引部材Wに
ゆるみを与れたるとき、そのゆるみによりレバー5が第
3図に於いて反時計方向に移動するのがそれに追従して
、スプリング14の反撥力により遊軍プーリ片1.が移
動し、V溝巾が広がる如く作用する。
かくして、以上のことを総合すれば、前記する如く、変
速プーリ1中のベルト巻掛は径が犬なるとき、主スプリ
ング7のみでベルト初張力を担持する場合、プーリ1中
に於ける巻掛は径が小さい場合、即ち主スプリング7に
生ずる反撥力が最小で、しかもテンションプーリ2とベ
ルト10との接触角が太きいときに必要なベルト初張力
を有する如く条件を定める必要があるため必然的にプー
リ1中に於けるベルトの巻掛は径が大きい場合、余分に
過大なるスプリング反撥力を主スプリング7にて担持す
る必要があった。
即ちプーリ1中に於けるベルトの巻掛径が犬なる場合と
小なる場合に必要なる主スプリングによる実際のスプリ
ング力作用方向が相反する方向にあった。
そこで、補助スプリングはそれを解消しプーリ1中のベ
ルトの巻掛は径が犬なる場合はスプリング力が小さく、
逆に巻掛は径が小なるとき大きくなる如(働き、主スプ
リング7の働きと逆方向の働きを有するため、前記する
如(、主スプリング7と補助スプリング8との合成力に
よりアーム4を介してテンションプーリ2によりベルト
10に初張力を与える事ができるので、その両方のスプ
リングのバネ定数、スプリング力の比率等を適切にする
事により均衡を与え、外力を容易に軽減できる。
本発明装置は叙上のような構成によって形成され、次に
その作動状態を第4図、第5図と関連させながら説明す
ると、まず、駆動プーリ1上におけるベルトの有効径が
プーリ径の最大の場合と一致させた、所謂、高速走行時
(第4図うにおいてゆるみ側におけるベルトの位置は第
2図実線の位置であり、テンションプーリの中心がAl
であるとき、主スプリング7に生ずる荷重は最大となり
1一方1補強スプリング8に生じる荷重は最低となる。
そして、ベルトクラッチオフのときは、第5図の如く、
ベルト底面がベヤリング12と接触した状態で、V溝巾
とベルト側面との間に空間が存在し、両者の接触圧力は
極小となり、ベルトに回転力を生ぜず、ベルトは回転し
ないことになる。
(なおしかしベルトが固定プーリ片又は遊軍プーリ片の
何れか一方へ偏倚し接触する場合には若干の回転を続け
ることがあるが、)このとき、第2図において引張用レ
バー6を図の2点鎖線位置まで回動させ、牽引部材Wを
ゆるめると、遊軍移動用レバー5が牽引部材である、例
えばワイヤーWのゆるみと、走行中におけるベルトによ
って生じる側圧力との対応によって図の点線位置まで移
動し、第5図に示す如く、遊軍移動用レバー5の回転動
によってスラストボールベアリング13に対応する押し
代が距離りだげ少くなり、それによってV溝巾が広がり
、ベルト10が下に落ち込み、ベルトの底部と、ベアリ
ング12とが接触し、空転することとなり、クラッチオ
フ機能を発揮する。
次に、前述の如く、引張用レバー6を反時計方向に実線
位置より2点鎖線位置へ移動したとき、駆動プーリ1の
■溝巾は広くなり、ベルトの張りがゆるむ方向に向かう
が、それをテンションプーリ2の中心がA1よりA2ま
で追従して張力を保つ如く働く。
そして、このとき、主スプリングIの荷重点が81より
82へ移動、また補助スプリング8においてはbl よ
りb2へ移動シ、レバー6は実線位置より2点鎖線位置
方向へと移動することとなり、主スプリング7はゆるむ
方向へ、一方、逆に補助スプリング8は荷重が増加する
方向へと進行する。
以下、実施例として、高速走行時におけるデータを示す
(実施例) 駆動プーリピッチ径 : 100771771Φ駆動
プーリ回転数 ; 1800r、p、m従動プーリ
ピッチ径 : 190mm@駆動プーリ接触角度 :
175゜ テストベルト : LB形Vベルト上記高速走行
条件下、即ち駆動側変速プーリ中のベルトの巻掛径が最
大のときに対して、わずかにプーリ中のベルトの巻掛径
が小さい位置より第2図に於けるレバー6を時計方向に
操作し、プーリ中のベルトの巻掛径が高速走行条件下の
最大径に達するときのレバー6の上端部に必要な操作荷
重について、上表の4.1 (補助スプリング8を用い
ず主スプリングTのみのとき)滝2(補助スプリング8
と主スプリング7を用いたとき)の両者に関し実験的に
求めたデータを第6図に示す。
農業機械等では変速(本発明の例ではレバー6の操作)
を手動で行う場合も多り、シばしばその操作荷重が問題
となる場合があり、一般的実用的荷重は7に9以下が望
ましい。
本発明の方式によると、第6図により明らかな如く/、
lの補助スプリング8を用いず主スプリングTのみの場
合に比し、最も前記例の如く一般的に最もレバー操作荷
重を大きく必要とする高速条件下に於いて/g、、2の
補助スプリング8と主スプリング7とを併用する事によ
り前記で説明した如く必然的に第6図のデータに現れて
いる如くレバー6上端に必要な操作荷重を大巾に軽減す
ることができる。
この事によって、より大きな負荷馬力の所まで適用する
ことができる。
又、第6図の例示よりみても、レバー6上端に必要な引
張レバーの操作荷重の上限を7kQとするとき、主スプ
リング7のみのときの負荷馬力の上限約1.5pSに対
して、補助スプリング8と主スプリング7の併用の場合
の負荷馬力の上限は約2.2pSと約2.2倍大きくな
っている。
かくして、上記第6図に示した結果よりみて、410条
件、即ち補助スプリング8を使用しない場合に比し、/
、、2の如く補助スプリング8を用いることにより引張
用レバー6の操作荷重を大巾に下げ・該レバー6を手動
で操作する必要のある、例えば農機具等で人の力による
実用的最大操作荷重に対して、より大きな負荷馬力の水
準まで適用できる大きな利点を有すると同時に、補助ス
プリング8を用いない場合・低速走行時と、高速走行時
におけるスプリング7により初張力水準が、高速走行時
に高く1低速走行時に低くなり、必要なスフ”リング力
、これは一般には低速走行時に高いスプリング力を必要
と1高速走行時は低いスプリング力で良いが、これに対
して逆方向のスプリング力となり、一般的には低速走行
時に必要なスプリング力に合わせて設計するため、高速
時に不必要な過大なスプリング力で走行させることとな
り、ベルト及び伝動機構全体に不利益となるものである
なお、前記スプリング7.8の関係についてみるとき、
スプリング8のスプリング力の割合を大きくすればする
私高速時における前記レバー6の操作荷重が低くなるか
、しかし、スプリング8の荷重の割合を大きくし過ぎる
と、負荷のない走行時において、レバー6を高速走行側
へ進める力が駆動プーリでの側圧により遊軍移動用レバ
ー5を介して引張用レバー6を低速側へ進めようとする
力より大きくなり、レバーをフリーにすると高速に進む
ので危険性があることから、レバー8のスプリング力は
無負荷走行、実際の使用条件では無負荷の状態はなく、
少くとも従動側の軸受ロス、ベルトのペンディンロス等
に相当する負荷、言いかえれば最低負荷時にスプリング
8のスプリング力にすることが望ましいといえる。
以上の如く本発明ベルト伝動装置によれば、引張用レバ
ーの設置により、外部より直接的押圧により変速プーリ
の溝巾な容易に変化す乞ことができるばかりでなく、補
助スプリングを設けることにより外部より加える力を軽
減して、人力による実用的な操作荷重で極めて大きな負
荷荷重まで適用させることを可能とし、従来の方式を改
善し、すぐれた伝動ベルトによる変速機構を提供する顕
著な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図イル二は公知の変速機構の各側を示す略示図、第
2図は本発明ベルト伝動装置の1例を示す概要図、第3
図は遊軍移動用レバーの作用説明図、第4図及び第5図
は本発明装置の適用される駆動プーリの側断面概要図で
、第4図は高速走行時、第5図はベルトクラッチオフ時
である。 又、第6図は引張用レバーの操作荷重と負荷馬力との関
係を示す図表である。 1・・・・・・駆動プーリ、1.l・・・・・・固定プ
ーリ片、1b・・・・・・遊軍プーリ片、2・・・・・
・テンションプーリ、3・・・・・・従動プーリ、4・
・・・・・テンションプーリの取付アーム、5・・・・
・前車移動用レバー、6・・・・・・引張用レバー、1
・・・・・・主スプリング、8・・・・・・補助スプリ
ング、10・・・・・・ベルト、11・・・・・・シャ
フト、12・・・・・・ベヤリング、13・・・・・・
スラストボールベアリング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一方がスラスト方向に移動可能な遊軍プ
    ーリ片からなる駆動プーリと1通常の■ブーリ片からな
    る従動プーリとの間に巻き掛けられたベルトとゆるみ側
    に位置して、テンションプーリをアーム一端に取り付け
    て配設し、常にベルトに初張力を有する如く、一端を適
    宜止着せしめた主スプリングにより前記テンションプー
    リのアームに張力を担持せしめてなるベルト伝動装置に
    おいて、前記遊軍プーリ片の側部に位置―該プーリ片側
    面をスラストボールベアリングを介して押圧し、駆動プ
    ーリのV溝巾を変化せしめる遊軍移動用レバーを設け、
    かつ該移動用レバーを牽引部材を介して引張用レバーに
    連繋すると共に、引張用レバーと、前記テンションプー
    リのアームとの間に補助スプリングな介装ぜしめたこと
    を特徴とするベルト伝動装置。 2 駆動プーリの遊軍プーリ片が、スラスト方向に移動
    可能であり、回転方向に自由である特許請求の範囲第1
    項記載のベルト伝動装置。 3 駆動プーリの遊軍プーリ片がスラスト方向には移動
    可能であるが、回転方向には回り止めが施されている特
    許請求の範囲第1項記載のベルト伝動装置。
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