JPS59145433A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、被空調空間の温度と湿度を制御する空気調和
機の制御装置に関する。

従来例の構成とその問題点 一般的に空気調和機は、室温を検知する温度センサによ
り設定された温度に従って圧縮機をＯＮ２ページ ・ＯＦＦし温度制御を行っている。この場合、設定温度
による圧縮機ＯＮ時の温度とＯＦＦ時の温度とは所定の
ディファレンシャル（温度差）をもってＯＮ、ＯＦＦが
頻繁に行なわれないようにすることは周知の事実である
。

ところが、該ディファレンシャルの存在により負荷状況
によっては、圧縮機の停止（ＯＦＦ）から運転再開（Ｏ
Ｎ）ｔでの運転中断時間が長くなり、例えば冷房運転を
行っている時、いったん蒸発器にて除湿したものをこの
中断時間中に再び被空調室内に循環させて湿度を高め、
不快感をもたらすものであった。

かかる欠点を防止する技術として第４図のタイムチャー
トで示す制御方式が知られている。すなわち、第４図は
冷房運転時に於いて、圧縮機の停止時間がある一定時間
ＴＭに達すると、室内送風機の風量に無関係に室内温度
調節のディファレンシャルを所定の値りからｄへと小さ
くして強制的に圧縮機を始動させることにより、長時間
にわたる圧縮機停止状態のため、一旦除湿した湿気が被
３べ一一゛ 空調空間に戻るのを防止しようとしたものである。

ところが、圧縮機の停止時間ＴＭを一義的に決めてしま
うと、被空調室の湿度状況や室内送風機の送風状態によ
って必ずしも快適な条件が得られるものではなかった。

例えば送風機が強風状態の時１弱風状態に比べ湿度の戻
りが速いため、圧縮機の強制運転以前に不快な湿度状態
になってし壕い、逆に弱風状態の時、不快な湿度状態に
なっていないにもかかわらず圧縮機を強制運転させて冷
えすぎや消費電力の増大をもたらすものであった。

発明の目的 そこで本発明は、室内送風機の強弱運転に係わらず、圧
縮機の停止による湿気の被空調空間への戻りやムダな運
転を防止することを目的とする。

発明の構成 この目的を達成するため、本発明は、圧縮機の停止時間
がある一定時間に達すると、室内温度調節のディファレ
ンシャルを小さくして、強制的に圧縮機を始動させ、か
つ、強制的に圧縮機を始動させる丑での圧縮機停止時間
を、室内送風機の強風又は弱風運転に応じて変えるよう
にしたものである。

即ち、圧縮機が停止すると湿気が被空調空間に戻るが、
この時、室内送風機が強風の時の方が弱風の時よりも速
く湿気が戻るため、室内送風機が強風の時の方が弱風の
時よりも圧縮機を強制的に始動させる時間を短かく設定
することにより、湿気の被空調空間への戻りを防止し、
前記従来の問題点を解消するものである。

実施例の説明 以下に本発明の一実施例について、第１図〜第３図に基
づいて説明する。

第１図は、本発明の一実施例に於ける空気調和機の冷凍
システム図を示す。１け室内側ユニットで、２は室外側
ユニットである。３は圧縮機で、４は室外コイル、６は
減圧器、６は室内コイルで、これらを環状に連接して冷
凍サイクルを構成している。７は室内送風機で、被空調
空間の空気を循環させ、前記室内コイル６で熱交換させ
る。８は室外送風機で、外気と前記室外コイル４とを熱
交換させる。

６ページ 第２図は、本発明の一実施例に於ける回路ブロック図を
示す。９は三相２００■電源で、第１リレー１０を介し
て圧縮機３に接続されており、前記第１リレー１０によ
り、圧縮機３の０Ｎ１０ＦＦを制御することができる。

又、３本の電源ラインのうち任意の２本から、第２リレ
ー１１に接続されており、室内送風機７には、強風タッ
プａ２弱風タップｂ、共通タップＣの３本のタップがあ
り、それぞれ前記第２リレー１１に接続されている。

前記第２リレー１１は、強風タップａに通電するか、弱
風タップｂに通電するかを選択することが出来、前記室
内送風機７の運転を強風か弱風に切換えることが出来る
。また、前記第２リレー１１は共通タップＣを開閉する
ことが出来、前記室内送風機７の０Ｎ１０ＦＦを制御す
ることが出来る。１２は運転スイッチで、前記第２リレ
ー１１に入力され共通タップＣの開閉を行うとともに、
以下に示す電子回路２４を動作状態にする。１３は利用
者による室内送風機子の強風２弱風のマニュアル風量切
換スイッチで、前記第２リレー１１に入力さ６ページ れ、前記強風タップ８と弱風タップｂの切換を行う。電
子回路２４において、１４は比較器で前記運転スイッチ
１２がＯＮになると動作を開始し、利用者のマニュアル
操作が可能な室内温度設定用ボリウム１６の電圧値と、
被空調空間の温度を抵抗値の変化により検出する温度セ
ンサ１６の電圧値とを入力し、前記温度センサ１６の検
出した温度が前記温度設定用ボリウム１６により設定さ
れた温度より大きい時のみｒＨ４レベルを出力する。

１７は前記比較器１４のディファレンシャルを決定する
ディファレンシャル回路である。前記比較器１４の出力
は、バッファ１８を介して、前記第１リレー１ｏに入力
され前記圧縮機３の０Ｎ１０ＦＦを制御する。１９は電
流変成器で、圧縮機３が運転中で通電されている時のみ
透起電圧が発生する。

前記電流変成器１９の出力は、変換器２ｏに入力されデ
ジタル量に変換される。即ち、圧縮機３の運転時のみ、
前記変換器２ｏの出力はｒＨ」レベルになる。前記変換
器２０の出力は入力を反転させて出力するインバータ２
１とカウンタ２２のす７ページ セット入力Ｈに入力される。前記インバータ２１の出力
は発振器２３に入力される。まだ、前記室内送風機７の
強風５弱風のマニュアル風量切換スイッチ１３の入力信
号も前記発振器２３は入力され強風２弱風の各モードに
より発振周波数を切換える。発振器２３は、前記インバ
ータ２１の出力がｒＨ」の時のみ発振する。前記発振器
２３の出力は、前記カウンタ２２に入力され、発振周波
数をカウントし、室内送風機７が強風モードの時は例え
ばＴＭｌ、＝’ｙ分、弱風モードの時は例えばｂ＝１０
分に相当するカウント数に達した時、前記ディファレン
シャル回路１７　Ｋ　ｒ　ＨＪレベルヲ出力する。前記
ディファレンシャル回路１７は、入力が「Ｌ」レベルの
時、ディファレンシャル２゜○℃、入力がｒＨ」レベル
の時、ディファレンシャル○。６℃と設定することが出
来る。つまり、前記比較器１４の出力がｒＨ」レベルで
前記圧縮機３が運転中は、前記変換器２０の出力は「Ｈ
」レベルになり、前記カウンタ２２のリセット入力Ｈに
入力されるため、前記カウンタ２２は常にリセットがか
かった状態になり、前記ディファレンシャル回路１７に
「Ｌ」レベルが出力される。このため、ディファレンシ
ャル回路１７のディファレンシャルは２．０℃に設定さ
れる。一方、前記比較器１４の出力が「Ｌ」レベルで、
圧縮機３が停止中は、前記変換器２ｏの出力は「Ｌ」レ
ベルになり、カウンタ２２のリセットは解除された状態
になり、前記変換器２ｏのｒＬ」レベル出力が前記イン
バータ２１を介して前記発振器２３に入力されているた
め、発振器２３の入力は「Ｈ」レベルになり発振を開始
する。ここで、前記室内送風機７０強風２弱風のマニュ
アル風量切換スイッチ１３からの信号が前記発振器２３
に入力されているため、強風時は、発振器２３の発振周
波数は、弱風時の発振周波数よりも高く設定される。前
記発振器２３のパルス出力は前記カウンタ２２に入力さ
れ、カウントを開始する。室内送風機７が強風で運転中
の場合は、前記カウンタ２２のカウント数が例えばＴＭ
１＝７分間に相当するカウント数になった時、前記ティ
ファレンシャル回路ａＫｒＨＪレベルを９ページ 出力し、また、弱風で運転中の場合は、前記カウンタ２
２のカウント数が例えば１Ｍ２−１０分間に相当するカ
ウント数になった時、前記ディファレンシャル回路１７
にｒＨ」レベルを出力する。このため、前記ディファレ
ンシャル回路１７のディファレンシャルは０．５℃に設
定しなおされ、この時、前記温度センサ１６が検出する
温度が、前記温度設定用ボリウム１６により設定される
前記圧縮機３の停止温度（設定温度）に前記ディファレ
ンシャル０．５℃を加えた温度よりも高い時は、前記比
較器１４の出力はｒＨ」レベルになり、前記圧縮機３を
強制的に始動することになる。しかし、一旦、前記圧縮
機３が始動すると、前記変換器２゜の出力がｒＨＪレベ
ルになり、前記カウンタ２２のリセットがかかり、前記
カウンタ２２の出力は「Ｌ」レベルになり、前記ディフ
ァレンシャル回路１７のディファレンシャルは再び２．
０℃に設定される。また、同様に、前記カウンタ２２が
カウント中に、前記圧縮機３が始動した時も、前記変換
器２ｏの出力が「Ｈ」レベルになり、前記カラ１０ベー
ジ ンタ２２のカウント数はリセットされる。

制御器２４は、上述の如く電子回路により構成されてい
る。

上記構成における動作を第３図のタイムチャートにより
説明する。運転開始時は温度センサ１６により検出され
る室温が温度設定用ポリウム１５により設定される設定
温度より高い時は、圧縮機３は運転状態で、室温が設定
温度以下になる時間Ｔ１　まで継続する。この間、前記
変換器２０の出力は「Ｈ」レベルであるため、前記カウ
ンタ２２はリセット状態にある。時間Ｔ１　で室温が設
定温度以下になるとき圧縮機３は停止する。この時、前
記変換器２０の出力が「Ｌ」レベルになり、前記カウン
タ２２のリセットは解除され、前記発振器２３が発振を
開始し、そのクロックパルスを前記カウンタ２２がカウ
ントを開始する。前記カウンタ２２がカウント中は、前
記カウンタ２２出力は「Ｌ」レベルのタメ、ディファレ
ンシャルは２．０℃である。ここで、室内送風機７が強
風モードであり、カウンタ２２のカウント数がＴＭｌ−
ア１１ページ 分間に相当するカウント数に達する前の時間Ｔ２で、室
温が設定温度にディファレンシャル２゜０℃を加えた温
度以上になると、前記圧縮機３が運転を再開する。一旦
、前記圧縮機３が運転すると、前記変換器２ｏの出力は
ｒＨ」レベルになり、前４　　　　　　記カウンタ２２
はリセットされる。しかし、時間Ｔ３で圧縮機３が停止
した後、前記カウンタ２２のカウント数がＴＭ１＝７分
間に相当するカウントに達する首で、図のように室温が
設定温度にディファレンシャル温度２．０℃を加えた温
度まで上っていないため、前記カウンタ２２の出力は「
Ｈ」レベルになり、前記ディファレンシャル回路で設定
されるディファレンシャルは０．５℃になる。これによ
り、室温が、設定温度にこの時のディファレンシャル温
度０．５℃を加えた温度よりも高くなり、前記圧縮機３
は、運転を開始する。運転を開始すると直ちに前記変換
器２０の出力はｒＨ」レベルになり、前記カウンタ２２
はリセットされ、出力＆ｌＬＪレベルになる。このため
、前記ディファレンシャル回路のディファレンシャルは
２．０℃に設定し直される。

次に、室内送風機７が弱風で運転中で時間Ｔ５で圧縮機
３が停止すると、発振器２３の発振周波数が切換えられ
てカウンタ２２に入力されるのでとのカウンタ２２にお
いてＴＭ２＝１ｏ分間停止状態が経過した時間Ｔ６　で
ディファレンシャルは０．６℃に設定し直される。従っ
て室温が設定温度にディファレンシャル温度０．６℃を
加えた温度より高くなるため、前記圧縮機３はこのＴＭ
２＝１０分であるＴ６　において強制的に運転を開始す
る。運転開始と同時に前述と同様にディファレンシャル
は２．０℃に設定し直される。

従って、冷房時、圧縮機３が運転を停止した場合、被空
調空間に一旦除湿した湿気が戻る訳であるが、圧縮機３
の停止時間が長い場合には、被空調空間の湿度が上昇し
不快感を感じ、しかも、室内送風機７の風量によっても
湿気の戻りが異なるが、ここでは、室内送風機７の風量
に応じて圧縮えることにＪ：す、凰重（Ｃ吾壱δＦ月並
気の仄すｒ１３７、−ツ 一定に抑えるため、被空調空間を体感的に理想的な温度
と湿度に制御することができるものである。

発明の効果 以上の説明から明らかな様に、本発明の空気調和機の制
御装置は、圧縮機、室内コイル、室外コイル、減圧器等
より成る冷凍サイクルと、前記室内コイルに通風する強
弱運転可能な室内送風機と室内温度を検出する温度セン
サと、前記室内温度の検出温度に応じて前記圧縮機を制
御するとともに、前記圧縮機停止時間をカウントし、前
記室内送風機の強弱運転に応じて異なった所定時間内に
強制的に前記圧縮機の運転を開始するカウンタを有する
制御器とを有するものであるから、圧縮機停止時に、室
温の上昇がゆるやかな時、被空調空間に一旦除湿した湿
気の戻りを、その時の室内送風機が強風の場合は弱風時
より早く圧縮機を強制的に運転させることにより抑え、
弱風の時は、強風の時よりも遅く圧縮機を強制的に運転
させることにより、強風２弱風に応じて強制運転時間を
変えることにより、常に湿気の戻りを一定に抑える１４
ベージ ことか出来、被空調空間を体感的に理想的な温度と湿度
に制御し、かつ冷えすぎや、消費電力の増大を抑制する
ことが出来るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の空気調和機の冷凍サイクル図
、第２図は同空気調和機の回路ブロック図、第３図は同
空気調和機の動作を示すタイムチャート図、第４図は従
来の空気調和機の制御装置の動作を示すタイムチャート
図である。 ３・・・・・・圧縮機、４・・・・・・室外コイル、５
・・・・・・減圧器、６・・・・・・室内コイル、７・
・・・・・室内送風機、１６・・・・・・温度センサ、
２２・・・・・・カウンタ、２４・・・・・・制御器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
１　図 帛　２ｒＩＡ 第３図 第　４ｒｌＡ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧縮機、室内コイル、室外コイル、減圧器等より成る冷
   凍サイクルと、前記室内コイルに通風する強弱運転可能
   な室内送風機と、室内温度を検出する温度センサと、前
   記室内温度の検出温度に応じて前記圧縮機を制御すると
   ともに、前記圧縮機停止時間をカウントし、前記室内送
   風機の強弱運転に応じて異った所定時間内に強制的に前
   記圧縮機の運転を開始するカウンタを有する制御器とを
   有する空気調和機の制御装置。