JPS59145223A - 発泡性を改良した発泡剤含有の粒子状ポリスチレン及びその製法 - Google Patents

発泡性を改良した発泡剤含有の粒子状ポリスチレン及びその製法

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JPS59145223A
JPS59145223A JP58169502A JP16950283A JPS59145223A JP S59145223 A JPS59145223 A JP S59145223A JP 58169502 A JP58169502 A JP 58169502A JP 16950283 A JP16950283 A JP 16950283A JP S59145223 A JPS59145223 A JP S59145223A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、分子量分布によって特徴付けられる発泡性を
改良した発泡剤含有ポリスチレン並びにその製法及び用
途に関する。
ポリスチレンフオームを製造するためには、公知の如(
発泡可能な発泡剤含有重合体粒子は所望の嵩密度を有す
る弛緩した塊材料に発泡するまでの間その軟化点はりも
高い温度に加熱される。この処理は予備発泡と称される
発泡剤含有重合体粒子はできるだけ急速に、すなわち高
い装入量で低い嵩密度に鄭泡させうろことが所望される
。重合体粒子の膨張性は通常の低分子量軟化剤によって
改良することができるが、該軟化剤は予備発泡した粒子
を最終発泡させる際矛その寸法安定性に不利な影響を及
ぼすという欠点を有する。
トイソ連邦共和国特許出願公開第1939696号明細
書によれば、スチレン/アクリルニトリル共重合体から
成る重合体粒子の発泡性は、分子量を連鎖移動剤例えば
沃素又はドデシルメルカプタンによって低下させること
により改良することができる。該実施例では、連鎖移動
剤は重合体粒子を製造する際に懸濁重合の開始時に加え
られる。類似した方法はドイツ連邦共和国特許出願公開
第1595627号明細書の実施例8及び9にも記載さ
れている。該操作法では極めて高い残留単、量体含量を
有、する重合体が生成し、該重合体は発泡の際に著しく
収縮し、従って使用可能な成形体に加工できないことが
判明した。
本発明の課題は、発泡剤含有の粒子状ポリスチレンを、
高い装入率で低(・嵩密度に発泡させることができ、し
かもそれから製造された発泡成形体の寸法安定性が不利
な影響を及ぼされないように改良することで゛あった。
この課題は本発明の発泡剤含有の粒子状ポリスチレンに
よって解決された。
本発明の発泡剤含有ポリスチレン粒子は公知技術水準に
よるものとはその分子量及び分子量分布によって異なっ
ている。分子量はゲル透過り、ロマトグラフイーによっ
て検出される。該GPC法はG。
GIGckler著、“Polymercharkat
e−risierung。
Chromatographische MeLhod
cn ”第17巻、IIMth1g出版社、ハイデルベ
ルク在(1982年)に詳細に記載されている。本発明
によれば、ポリスチレンは平均分子t Mw(重量平均
) 130.000〜180,000、有利には140
,000〜175,000、特にJ4.2,0(10〜
J、72,000を有する。更に、その分子量分布によ
って特徴付けられ、この場合分子量分布曲線の高分子(
IJf 斜度ハ平均値(Mz−tl −M、 ) o)
差が150 X 103未満、有利には130 X 1
0”未満、’%K 120 X 103未満である程度
な急勾配であるべきである。前記平均値ばIl、G、F
;1ias著、”Makromolak’ile”J(
ifthig出版社(1971年)、52貞及び64頁
の記載に基づき記載しかつ定義されている。添伺図面は
GPC測定により得られた典型的分子量分布曲線を示し
、該図面には分子数に対して特定の分子量の重合体鎖の
相対頻度”telが描かれている。MWは重量平均及び
Mnは数平均であり、M2及びM8−1はエリアス(E
lias )に基づき計算により得ることができかつ曲
線の高分子傾斜面上にある別の平均値を示す。この差(
Mz4−1− M2)は該曲線分の傾斜度に関J−る尺
度である。
ポリスチレン粒子は均一に分配して1種以上の発泡剤を
含有する。発泡剤としては、例えばスチレン重合体を溶
解せずかつ沸点が重合体の軟化点な発泡剤は、例えはプ
ロパン、ブタン、ペンタン、シクロペンタン、ヘキサン
、シクロヘキサノ、ジクロルジフルオルメタン及びトリ
フルオルクロルメタンである。発泡剤はポリスチレン粒
子内に一般にポリスチレンに対して3〜]2重量%、有
利には5〜8重量%の量で含有されている。
ポリスチレン粒子は発泡可能な生成物中に特定の特性を
伺与する別の物質の添加物を含有することもできる。例
えば有機臭素−又は塩素化合物例エバトリスジブロムプ
ロビルホスフェート、ヘキサブロムシクロドデカン、ク
ロルノぐラフインをベースとする防火剤並びに防火剤の
協力剤例えばジクミル及び高分解性の有機過酸化物、更
には帯電防止剤、安定剤、色累、滑剤、填料及び予備発
泡の隙に粘着防止作用する物質例えばステアリン酸亜鉛
、マレインホルムアルデヒド縮合物又は珪酸、並びに仕
上げ発泡の際に離型時間を短縮する物質例えばグリセリ
ンエステル又はヒドロキシカルボン酸エステルが挙げら
れる。添加物はその都度の所期の作用効果に基づき粒子
内に均一に分配されていてもよく又は表面被膜として存
在することもできる。
有利な方法によれば、本発明の発泡剤含有ボリスチレン
粒子は、スチレンを水性懸濁液中で重合させ、その際重
合前、中又は後に前記発泡剤を添加することにより製造
される。重合中にスチレン反応率20〜90%で、連鎖
移動定数KO01〜50を有する臭素不含の有機化合物
0.01−0.5重量%、有利には0.05〜0.3重
量%を添加する。
連鎖移動剤又は調節剤がスチレン重合体の分子量を減少
させることは公知である。この効果が流動性を改良した
ポリスチレンを製造する際に利用され、従って重合バッ
チに調節剤例えばドデシルメルカプタン0.01〜0.
055重量%添加される。
この簡単な操作法は発泡性ポリスチレンの場合には効果
がない。この場合、連鎖移動剤を既に重合の前に加える
と、発泡後著しく収縮しかつ焼結する際に寸法安定性の
低い発泡成形体を生じる発泡剤含有ポリスチレン粒子が
得られる)。
ドイツ連邦共和国tPj許出願公告第2448476号
明細宵によれば、発泡剤含有ポリスチレン粒子の製造に
おいて懸濁液重合の終了時に臭素化合物が加えられる。
この場合には、発泡後極めて微細気泡状の周縁領域を有
する発泡ポリスチレン粒子が生じる。これらの臭素化合
物の若干のものは同様に制御的に作用する。前記の臭素
化合物を90%の反応率以前にスチレン重合に加えると
、十分に微細な気泡構造を有する発泡後に膨張した粒子
が得られ、該粒子は寸法安定性が低すぎかつ脱落の傾向
が強い発泡成形体を生じる。
欧州特許第9556号明細書には、微粒子状のスチレン
重合体が記載されており、該重合体は有機臭素化合物例
えばヘキサブロムブテン−(2) 0.00005〜0
.01%を含有する。重合の際に臭素化合物を添加する
と、最低型内滞在時間が短い微細気泡状フオームを生じ
る。該特許明MFJ書には、特許請求の範囲に記載の低
い濃度で臭素化合物を使用するとポリスチレンの分子量
に対する作用は認められないと記載されている。更に、
より高い濃度で使用すると確かに分子量及び分子量分布
には目的に沿って作用させることができるが、その際に
は悪い寸法安定性及び不十分な熱伝導率を有する極めて
微細な気泡構造のフオームが生じることが判明しスチレ
ンの懸濁液重合は自体公知である。これは’ Kuns
tstoff−Handbuch”第1巻、” Po1
ystyrd”Carl Hanser出版社、679
〜688頁に記載されている。この場合には、スチレン
を水中に懸濁させ、その際通常の有機もしくは無機懸濁
液安定剤を懸濁液に対して有利には0.05〜2重量ヂ
の一般で加える。重合は一般に80〜130℃、有利に
は100〜120℃の温度で実施する。重合を開始させ
るには、熱の作用を受けてラジカルに分解する有機重合
開始剤例えば過酸化物又はアゾ化合物を使用する。これ
らは単量体に対してLO1〜1重量係の量置部用する。
連鎖移動剤は重合バッチに反応率20〜90%、有利に
は40〜60%で加える。この場合、反応率は全使用単
量体に対して重合された単量体のパーセンテージである
と理解されるべ゛きである。該反応率は例えば重合を一
定時間後例え・ば抑制剤を添加づ−ることにより停止さ
せかつ重合していがい単量体を測量することにより測定
することができろ。
連鎖移動定数K [Vol1mcrt著” Grund
riβderMakromolekularen Ch
emie ”、Springer出版社(1962年)
、52及び71頁〕0,1〜50、有利には1〜30を
有づ−る連鎖移動剤を使用することができる。例えば以
下のものが該当する二 n−ドデシルメルカプタン  (K=19)tert−
ドデシルメルカプタン (K=3 )n−ブチルメルカ
プタン   (K=22)tert−フ゛チルメル力7
°タン  (K=3.6.ン四臭素化炭素      
  (K=2.2)ペンタフェニルエタン    (K
=2−0)もう1つの有利な方法によれば、本発明の発
泡剤含有ポリスチレン粒子は、スチレンを発泡剤の存在
下に重合させ、その際反応率0〜90%でスチレンオリ
ゴマー01〜10重量%を除垢することにより得られる
スチレンオリゴマーは公知である。これは例えば高圧下
にスチレンを連続的に熱重合させることにより製造する
ことができる。該オリゴマーの平均分子量(数平均)は
500〜5000、有利には800〜2000である。
本発明の発泡剤含有ポリスチレン粒子は一般に直径0.
2〜4論を有する。該粒子は通常の方法に基づき例えば
水蒸気で直径0.5〜2偏及び密度5〜J、OO9/l
を有するフオーム粒子に予備発泡させろことができる。
この場合、装入量は連鎖移動剤又はスチレンオリゴマー
を調合することにより著しく高められることが判明した
予備発泡した粒子は次いで常法に基づき嵩密度5〜10
0り/lを有する発泡成形体に発泡させることができる
連鎖移動剤又はスチレンオリゴマーの添加は生成する重
合体の分子量及び分子量分布に作用し、ひいてはまたそ
の流動学的特性に作用し、該特性は発泡剤含有ポリスチ
レン粒子の発泡性及びそれから製造される発泡成形体の
寸法安定性に関与する。従って、例えば延性が低下する
と良好な発泡性を生じかつ同じ延性で可逆性伸び率を低
下させると寸法安定性が改善される。両者の特性は゛発
泡剤含有スチレン重合体粒子につき直接的に“P’ri
ifung、hochpolymer Werksto
fイe ”、CarlHan−sar出版社(ウィーン
在) 、1977年、422頁に記載の方法に基づき以
下のようにして測定することができる: ポリスチレン粒子を155℃に加熱することにより溶融
させかつ5分間抜気する、この際に発泡剤は蒸発する。
押出しにより、長さ20mm及び直径5陥を有する重合
体ストランドを製造する。該試料を150℃の熱いシリ
コーン油中に入れた引張、り装置に緊定する。そこで引
張力2 X 10’ Paで長さ300 amに引伸す
。延性μは引張り力と引伸し速度との比として得られる
。引張り力を解除した後、試料は再び収縮する。可逆性
伸び率Erは試料の出発長さと収率後の試料の長さとの
比の自然対数である。
本発明の発泡剤含有ポリスチレン粘度は、前記方法に基
づいて測定した延性4.2 X 10 ’ [Pa51
未満、特にL5〜3.OX 106[’Pas ]及び
町可逆性び率0.95未満、特に0.6〜0.9を有す
る。
実施例中記載の都及び係は重量に基づ(。
実施例 A)重合 耐食性鋼から成る耐圧攪拌器に、水150部、ヒ。
ロ燐酸ナトリウム0.1部、スチレン100部、n−ベ
ンクン7部、過酸化ベンゾイル 0.45部及びt−ブ
チルベルベンゾエート(重合開始剤として)0.15部
を攪拌下に90℃に加熱した。
90℃で2時間後、ポリビニルピロリドンの10%の水
溶性4部を加えた。
次いで、90℃で更に2時間、引続き100℃で2時間
かつ最後に120℃で2時間攪拌した。連鎖移動剤又は
スチレンオリゴマーを第1表に記載の反応率後に攪拌容
器に調合した。得られた平均粒子直径1.5順を11づ
−るグラニユールを単離しかつ乾燥した。
■リ コーチング 直径1.0〜2.3門を有する粒子分を有する発泡可能
なポリスチレングラニユール100部をノ々ドル式混合
器内で転勤により夫々3分間モノスデアリン酸グリセリ
ン(L4部でコーチングした。
リ 加工 コーチングしたEPS粒子を連続式攪拌予備発泡器〔ラ
ウシャ−(Rauscjer )タイプ〕内で流動水蒸
気で嵩密度15 t/l±O,lF/7を予備発泡し力
・つ装入量をkyhで測定した。
引続き、生成物を24時間中間貯蔵しカ・つラウシャー
タイプのブロック型内で圧力1.8ノクールで20時間
スチーミングすることによりフ゛ロックに固めた。
縮化に関する値は室温での型内質量と室温に冷却して約
24時間経過した後のフォームフ゛ロックσり質量の差
から計算した。これは型内質量に対するパーセントで示
されている。結果は表にまとめらオtている。
D)分子量測定 平均分子量及び分子量分布はGPC法に基づき測定した
。この場合には、低分子範囲でもまた高分子範囲でも可
能な限り最適な分離が保証されるようにカラム組合せを
構成した。
該カラム組合せは5つの連続的に接続されたカラムから
構成した。各長さし=300及び内径D1”= 10 
mmで、以下のシリカカラムを使用した=1 Xsi 
       60 JxSi       100 J  x  si       300J  x  S
i      1000充填材料はメルク社(Fa、 
Merck )の粒度IOμmを有するリコロスフエル
(Li Chrosphar )及びリコロゾルプ(1
,1Chrosorb)であった(但し8160−リコ
ロゾルブ)。
貫流量は2.8mV分、ポリスチレン粒子のための溶剤
はテトラヒドロフランであった。
0.5%の溶液200μtを室温で注入した。検出器と
しては、クナウアー社(pa、 Kr+auer )の
示差屈折計(Dual−Detektor Typ 6
1.00 )が組込まれていた。均一な貫流速度を制御
するためには滴下びんを使用した。
こうして得られた測定値を分子量に換算するために平行
して公知の分子量を有するプレツノヤーケミカル社(F
a、 Pressure C’hemical Co−
)の12個の細分したポリスチレン試料から検量曲線を
作製した。
使用したカラム組付せを標準化するために、標準規格に
よって規定された幅広いポリスチレン試料扁706を測
定した。その際、このポリスチレン試料に関しては以下
の平均値が得ら些だ二M  =   74,000 M    =   24.3,000 M    =   392,000
【図面の簡単な説明】
図面はポリスチレンのGPC測定法によって得られた典
型的分子量分布曲線を示す図である。 特許出願人 パスフ ァクチェンゲゼルシャフト代理人
弁理士田代盗治 第1頁の続き (老発 明 者 アドルフ・エヒテ ドイツ連邦共和国6700ルートヴ イヒスハーフエン・ロイシュナ ーシュトラーセ42 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 特願昭58 169502 号 λ 発明の名称 発/lnlを改良した発泡剤含仔のオ(f吊状ボリスヂ
レン及びその製法33  袖11″をする名 ;J+イ/Iとの関係   特許出頃人名 称  (9
08)  パスフ ァクヂエンゲゼルシャフト4代理人
 〒103 5捕11命令の11イ・1 昭和5り1年2月81.1 (59・2・28発送)6
捕1[モの対象 図  面 7捕正の内容 別紙の通り  図 面   1通(1)(図面の庁舎、
内容に変更なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (り発泡性を改良した発泡剤含有の粒子状ポリスチレン
    において、ポリスチレンがGPC法に基づいて測定した
    平均分子量MW(重量平均) 130,000〜180
     、000を有しかつGPC法に基づいて測定した分子
    量分布曲線の市分子傾斜度が、平均値(Mz+1− M
    7.)の差が150 X 103未満である程度の急勾
    配であることを特徴とする、発泡性を改良した発泡剤含
    有の粒子状ポリスチレン。 (2)スチレンを水性懸濁液中で重合させかつ揮発性の
    有機発泡剤を重合前、中又は後に添加することにより発
    泡剤含有の粒子状ポリスチレンを製造する方法において
    、重合中に反応率20〜90%で連鎖移動定数KO01
    〜50を有する臭素不含の有機化合物0.01〜0.5
    重量%を添加することを特徴とする、発泡性を改良した
    発泡剤含有の粒子状°ポリスチレンの製法。 (3)連鎖移動剤としてメルカプタン、有利にはte 
    rt−ドデシルメルカプタンを特徴する特許請求の範囲
    第2項記載の方法。 (4)スチレンを水性懸濁液中で重合させかつ揮発性の
    有機発泡剤を重合前、中又は後に添加することにより発
    泡剤含有の粒子状ポリスチレンを製造する方法において
    、重合中に反応率O〜90%で平均分子量(数平均)5
    00〜5000を有するスチレンオリゴマーを加えるこ
    とを特徴とする、発泡性を改良した発泡剤含有の粒子状
    ポリスチレンの製法。
JP58169502A 1982-09-18 1983-09-16 発泡性を改良した発泡剤含有の粒子状ポリスチレン及びその製法 Granted JPS59145223A (ja)

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EP (1) EP0106129B1 (ja)
JP (1) JPS59145223A (ja)
CA (1) CA1215200A (ja)
DE (2) DE3234660C2 (ja)
ES (1) ES525683A0 (ja)

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