JPS59142296A - パ−ム油の精製法 - Google Patents
パ−ム油の精製法Info
- Publication number
- JPS59142296A JPS59142296A JP1667383A JP1667383A JPS59142296A JP S59142296 A JPS59142296 A JP S59142296A JP 1667383 A JP1667383 A JP 1667383A JP 1667383 A JP1667383 A JP 1667383A JP S59142296 A JPS59142296 A JP S59142296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- palm oil
- purification
- palm
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はパーム油の精製法に関するものである。
パーム、即ちやし科植物に属するあぶらやしの果肉から
採取したパーム油は、主成分であるトリグリセリドと共
に、天然橙色色素であるβ−力ロデンを主とするカロチ
ノイド色素、天然抗酸化剤であるトコフェロールやトコ
トリエノール等の成分を含んでいる。
採取したパーム油は、主成分であるトリグリセリドと共
に、天然橙色色素であるβ−力ロデンを主とするカロチ
ノイド色素、天然抗酸化剤であるトコフェロールやトコ
トリエノール等の成分を含んでいる。
通常行なわれているパーム油の精製は、化学的精製法か
物理的精製法のいずれかによってなされているが、化学
的精製法の場合は、鉱酸による脱ガム工程を行った後、
アルカリ水溶液による遊離命肪酸の中和と生成したセッ
ケンの水洗除去とからなる脱酸工程、次いで減圧下20
0〜250°Cにおいて活性白土を触媒とするカロチノ
イド色素の分解反応による脱色工程、さらに減圧下で、
過熱水蒸気を吹き込む脱臭工程を行うことによってな烙
れる。
物理的精製法のいずれかによってなされているが、化学
的精製法の場合は、鉱酸による脱ガム工程を行った後、
アルカリ水溶液による遊離命肪酸の中和と生成したセッ
ケンの水洗除去とからなる脱酸工程、次いで減圧下20
0〜250°Cにおいて活性白土を触媒とするカロチノ
イド色素の分解反応による脱色工程、さらに減圧下で、
過熱水蒸気を吹き込む脱臭工程を行うことによってな烙
れる。
一方、物理的精製法の場合は、鉱酸に−よる脱ガム工程
を行った後、減圧下260〜280℃において活性白土
を触媒とするカロチノイド色素を分解させる脱色工程、
及び減圧”F260〜280℃で過熱水蒸気を吹込む脱
酸及び脱臭工程を順次行うことによってなされる。
を行った後、減圧下260〜280℃において活性白土
を触媒とするカロチノイド色素を分解させる脱色工程、
及び減圧”F260〜280℃で過熱水蒸気を吹込む脱
酸及び脱臭工程を順次行うことによってなされる。
前記から明らかなように、従来のパーム油の精製におい
ては、化学的及び物理的方法のいずれにおいても、カロ
チノイド色素は分解除去されており、全く有効利用され
ていないのが現状である。
ては、化学的及び物理的方法のいずれにおいても、カロ
チノイド色素は分解除去されており、全く有効利用され
ていないのが現状である。
また、パーム油に含まれるトコフェロール及びトコトリ
エノールは前記精製工程においては散逸が著しく、回収
利用することが困難である。
エノールは前記精製工程においては散逸が著しく、回収
利用することが困難である。
本発明者らは、パーム油に含有される微量有効バ分がパ
ーム油の精製工程で分解や散逸するのを減少せしめる精
製法を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成
するに到った。
ーム油の精製工程で分解や散逸するのを減少せしめる精
製法を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成
するに到った。
即ち、本発明によれば、パーム油を二塩基性有機酸と接
触処理させた後、分子蒸留を行うことを特徴とするパー
ム油の精製法が提供される。
触処理させた後、分子蒸留を行うことを特徴とするパー
ム油の精製法が提供される。
本発明においては、パーム油は、二塩基件r 帛輯1酸
と接触処理させるが、この場合の接触感11t411:
’wry”+、A;、1パーム油に対し、二塩基性有機
酸を0.0l−1(αHj艮%程度添加し、20〜20
0℃で2〜120分間静置するか又はかきまぜることに
よって実施される。
と接触処理させるが、この場合の接触感11t411:
’wry”+、A;、1パーム油に対し、二塩基性有機
酸を0.0l−1(αHj艮%程度添加し、20〜20
0℃で2〜120分間静置するか又はかきまぜることに
よって実施される。
二塩基性有機酸とL7ては、シュウ酸、マロン酸、コハ
ク酸、酒石酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、グル
タル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼラ
イン版、セバンシ酸等の脂肪族及び芳香族系のものが挙
げられる。
ク酸、酒石酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、グル
タル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼラ
イン版、セバンシ酸等の脂肪族及び芳香族系のものが挙
げられる。
本発明におけるパーム油と二塩基性有機酸との接触処理
工程は、空気雰囲気あるいは炭酸ガスや窒素ガス等の不
活性雰囲気のいずれの雰囲気下において行っても効果的
であり、また加圧下、常圧であるが、次に行う分子蒸留
工程を考慮すると、1〜4QOmmHgの減圧下で行う
のが好ましい。
工程は、空気雰囲気あるいは炭酸ガスや窒素ガス等の不
活性雰囲気のいずれの雰囲気下において行っても効果的
であり、また加圧下、常圧であるが、次に行う分子蒸留
工程を考慮すると、1〜4QOmmHgの減圧下で行う
のが好ましい。
本発明においては、前記したパーム前二塩基性有機酸と
接触処理することにより、後続の分子蒸留工程において
、筒められた回収率・で微量有効成分を含む留分を得る
ことができる。また、この二塩基性有機酸を用いて前処
理することは、次のような効果を与える。
接触処理することにより、後続の分子蒸留工程において
、筒められた回収率・で微量有効成分を含む留分を得る
ことができる。また、この二塩基性有機酸を用いて前処
理することは、次のような効果を与える。
’ (1)カロチノイド類、トコヘロール、トコトリエ
ノールを安定化する (2)脱色効率を高める 子蒸留処理に付される。この場合の分子蒸”IIi?’
lWでは、特殊なものを特に用いる必要はなく、遠心式
あるいは流下模式分子蒸留器等の通常のものが採用され
る。
ノールを安定化する (2)脱色効率を高める 子蒸留処理に付される。この場合の分子蒸”IIi?’
lWでは、特殊なものを特に用いる必要はなく、遠心式
あるいは流下模式分子蒸留器等の通常のものが採用され
る。
本発明においては、この分子蒸留によって、カロチンや
、トコフェロール、トコトリエノール等ない。140〜
160℃附近の留分にトコフェロール類は集中して留出
し、そのトコフェロール含量は2%以上である。また2
00〜220℃附近の留分には赤褐色の色素成分(カロ
チン類)が含まれる。
、トコフェロール、トコトリエノール等ない。140〜
160℃附近の留分にトコフェロール類は集中して留出
し、そのトコフェロール含量は2%以上である。また2
00〜220℃附近の留分には赤褐色の色素成分(カロ
チン類)が含まれる。
実施例2
実施例1で示したのと同様の性状を有するパーム原油2
00gに、コハク酸1gを加えて、2〜3mm l−1
7iの減圧下、100℃で1時間加熱し、発生“する揮
発性成分を除いた後、50°C以下に冷却して黒褐色沈
殿物を遠心分離器を用いて除去した。
00gに、コハク酸1gを加えて、2〜3mm l−1
7iの減圧下、100℃で1時間加熱し、発生“する揮
発性成分を除いた後、50°C以下に冷却して黒褐色沈
殿物を遠心分離器を用いて除去した。
次に、前記のようにして処理された試料101を流下膜
型分子蓋箱に付して実施例1と同様に各々の留分に分留
した。低沸点留分については酸化を測定し、高沸点留分
についてはトコフェロール類やカロチン類の含量分析を
行った。その結果を第2表に示す。
型分子蓋箱に付して実施例1と同様に各々の留分に分留
した。低沸点留分については酸化を測定し、高沸点留分
についてはトコフェロール類やカロチン類の含量分析を
行った。その結果を第2表に示す。
第2表
留出温度(”C) 120 140 160 2
00 220収量(J’) 3.3 1.3
0.4 8.1 3.6酸]、會1価
186.7166 90.4 9.1 1.5色
相 淡黄 淡黄 黄褐 赤褐
赤褐原油色相 黄色33.0赤4.6 3
.2 mmセル使用残留油色相 黄色40.0
赤 2.0 io、ommセル使用実施例3 実施例2で示したパーム原油をシュウ酸に用いて実施例
2と同様にして処理した後、室温27℃に冷却し、析出
した結晶物を9000回転の遠心分離機で分離した。得
られた液体成分を実施例1と同様にして分子蒸留を行っ
た。その結果を次表に示す。
00 220収量(J’) 3.3 1.3
0.4 8.1 3.6酸]、會1価
186.7166 90.4 9.1 1.5色
相 淡黄 淡黄 黄褐 赤褐
赤褐原油色相 黄色33.0赤4.6 3
.2 mmセル使用残留油色相 黄色40.0
赤 2.0 io、ommセル使用実施例3 実施例2で示したパーム原油をシュウ酸に用いて実施例
2と同様にして処理した後、室温27℃に冷却し、析出
した結晶物を9000回転の遠心分離機で分離した。得
られた液体成分を実施例1と同様にして分子蒸留を行っ
た。その結果を次表に示す。
第3表
留出温度(”C) 120 140 160 2
00 220収 量 (g> 1.9
0.4 0.2 2,1 10.9酸
価 185.2 154.3−1
2.3 1.4カロチン類含量(I11!9 ) (β−カロチン換/R−)−−−2,14,5トコフエ
ロール、トコト リエノール類含量(1119) ’ −11,91
1,016,3−残留油分の色相 黄色 300赤o
、i iommセル使用比較例1 実施例1において、パーム原油を二塩基性有機酸処理し
々い以外は同様にして分子蒸留した。その結果を次表・
に示す。
00 220収 量 (g> 1.9
0.4 0.2 2,1 10.9酸
価 185.2 154.3−1
2.3 1.4カロチン類含量(I11!9 ) (β−カロチン換/R−)−−−2,14,5トコフエ
ロール、トコト リエノール類含量(1119) ’ −11,91
1,016,3−残留油分の色相 黄色 300赤o
、i iommセル使用比較例1 実施例1において、パーム原油を二塩基性有機酸処理し
々い以外は同様にして分子蒸留した。その結果を次表・
に示す。
第4表
留出温度(℃) 120 140 .160 2
00 220収量(g) 1.6 0.5 0.
3 2,5 10.5酸 価 1
83.0 150.2−12.5 1.4カロチン
含量(mf)
00 220収量(g) 1.6 0.5 0.
3 2,5 10.5酸 価 1
83.0 150.2−12.5 1.4カロチン
含量(mf)
Claims (1)
- (1)パーム油を二塩基性有機酸と接触処理させた後、
分子蒸留を行うことを特徴とするパーム油の精製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1667383A JPS59142296A (ja) | 1983-02-03 | 1983-02-03 | パ−ム油の精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1667383A JPS59142296A (ja) | 1983-02-03 | 1983-02-03 | パ−ム油の精製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59142296A true JPS59142296A (ja) | 1984-08-15 |
Family
ID=11922826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1667383A Pending JPS59142296A (ja) | 1983-02-03 | 1983-02-03 | パ−ム油の精製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59142296A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996036684A1 (en) * | 1995-05-16 | 1996-11-21 | Unilever N.V. | Method for refining an edible oil |
EP0839896A1 (en) * | 1996-10-31 | 1998-05-06 | Global Palm Products SDN. BHD. | Refining of edible oil rich in natural carotenes and vitamin E |
-
1983
- 1983-02-03 JP JP1667383A patent/JPS59142296A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996036684A1 (en) * | 1995-05-16 | 1996-11-21 | Unilever N.V. | Method for refining an edible oil |
EP0839896A1 (en) * | 1996-10-31 | 1998-05-06 | Global Palm Products SDN. BHD. | Refining of edible oil rich in natural carotenes and vitamin E |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2510379A (en) | Preparation of break-free glyceride oils | |
US3043666A (en) | Purification of hydrogen peroxide | |
JPS59142296A (ja) | パ−ム油の精製法 | |
JP2008537949A (ja) | カルダノールの製造方法(ii) | |
US2322316A (en) | Method of refining polymerized rosin and polymerized rosin esters | |
US3143574A (en) | Manufacture of individual disulfides | |
US1990213A (en) | Removal of substances forming resins from benzines | |
JPS62143804A (ja) | 作業液精製法 | |
JPH02115299A (ja) | シュガーケンワックスの精製法 | |
CA1056645A (en) | Method of obtaining a smoking agent | |
US2223850A (en) | Process for refining and obtaining valuable products from tall oil | |
US2291419A (en) | Recovering nitrogen bases from mineral oils | |
US2409614A (en) | Refining sulfate turpentine | |
JPH0546351B2 (ja) | ||
US2454019A (en) | Purification of hetekocyclic | |
DE2036937C3 (de) | Verfahren zur Gewinnung von p-Diisopropylbenzoldihydroperoxid | |
DE854649C (de) | Verfahren zur Rueckgewinnung von Schwefelsaeure aus Abfallschwefelsaeure | |
US1927850A (en) | Refining of vegetal oils and fats | |
US1802468A (en) | Censtg tsang ho | |
US2783278A (en) | Purification of omicion-nitrodiphenylamine | |
JPS6041630A (ja) | タ−ル酸の精製法 | |
US2035741A (en) | Of naphthenic acibs | |
JPS6323860A (ja) | インド−ルの製造方法 | |
US2150331A (en) | Purification of maleic anhydride | |
JPH0517780A (ja) | キノリン、イソキノリンおよびインドール混合物の回収方法 |