JPS5914172B2 - 超音波式測定装置 - Google Patents

超音波式測定装置

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JPS5914172B2
JPS5914172B2 JP53057823A JP5782378A JPS5914172B2 JP S5914172 B2 JPS5914172 B2 JP S5914172B2 JP 53057823 A JP53057823 A JP 53057823A JP 5782378 A JP5782378 A JP 5782378A JP S5914172 B2 JPS5914172 B2 JP S5914172B2
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amplifier
voltage
signal
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勝 河野
行雄 中川
健夫 賀田
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Fuji Electric Manufacturing Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は、カウンタが発振器の発振出力を設定値まで計
数するのに要する計数時間と超音波が被測定流体中を伝
搬するのに要する伝搬時間との時間差を時間差検出回路
によつて検出し、この差信号に基づいて、その時間差が
所定値になるように前記発振器の発振周波数を変化させ
、よつて超音波を前記被測定流体の流れに対して順方向
に発射させた際の発振周波数と逆方向に発射させた際の
発振周波との差から前記被測定流体の流速もしくは流量
を測定するようにした超音波式測定装置に関する。
第1図は、従来の超音波流量計のプロツク図である。
この第1図において、10は被測定流体が矢印方向に流
れる測定管路で、この測定管路10の管外壁には取付要
素15,16を介してトランスジユーサ13,14が取
付けられている。このトランスジユーサ13,14は電
気信号を音響信号へあるいは音響信号を電気信号へ変換
する変換素子で、あるモードにおいてはトランスジユー
サ13が送信子となりかつトランスジユーサ14が受信
子となり、一方他のモードにおいてはトランスジユーサ
14が送信子となりかつトランスジユーサ13が受信子
となる。このモードの切換はモード切換器9により行な
われる。このモード切換器9は、トランスジユーサ13
,14が交互に送信子と受信子とになるように、ゲート
回路6を介してモード切換信号A,Bによつてそのトラ
ンスジユーサ13,14を制御する。1は発振器要素で
、2つの発振器11,12よりなる。
この発振器11,12は電圧制御形発振器よりなり、制
御電圧が時間差検出回路8の出力信号に応じて変えられ
、それによりその発振周波数が変化させられる。この電
圧制御発信器11,12はモード切換器9のモード切換
信号A,Bによりあるモードにおいてはいずれか一方が
その時間差検出回路8の出力信号を受け入れるように選
択される。2はモード切換器9によつて選択的に指定さ
れた発振器11あるいは12のうちの1つの出力信号と
同期した出力信号を発信する同期パルス発生回路である
3は発振器要素1の出力信号を計数するカウンタで、同
期パルス発生回路2の出力信号に基づいて計数動作を開
始し、その計数値が測定管路10の径等に応じて予め設
定された数Nに達すると、計数動作終了信号を発信する
4はカウンタ3の出力信号により動作を開始し、ある一
定時間経過後に出力信号を発信する遅延要素である。
この遅延要素4の出力信号は時間差検出回路8に導かれ
る。5は同期パルス発生回路2の出力信号に基づいてト
ランスジユーサ13,14を5駆動する電気信号を発信
する電気パルス発生回路である。
この電気パルス発生回路の出力電気信号はゲート回路6
を介して選択的にトランスジユーサ13あるいは14に
導かれ、またトランスジユーサ14あるいは13の受信
信号は同様にこのゲート回路6を介して増幅器7に導か
れる。増幅器7の出力信号Hは、振幅監視回路29、ト
リカー回路30および異常監視回路31に導かれる。振
幅監視回路29は、第2図に示すように、主として振幅
監視用比較回路20によつて構成されている。この振幅
監視用比較回路20には、振幅監視電圧E2が設定され
ており、この出力信号は制御回路23を介して振幅制御
信号Yとして、トランスジユーサ13,14の受信信号
の大きさに拘らず、増幅器7の出力信号Hの最大ピーク
値が一定の大きさ(振幅監視電圧E2)になるように、
増幅器7の増幅率を変化させる。また、トリカー回路3
0は、超音波パルスがトランスジユーサ13(もしくは
14)に到着したか否かを監視するもので、主としてト
リカー用比較回路21から構成される。このトリカー用
比較回路21にはトリカー電圧E3が供給されている。
このトリカー回路30の出力信号は、制御回路24を介
してトリカー信号Zとして時間差検出回路8を動作させ
るために使用される。さらに、異常監視回路31は、超
音波パルスが被測定流体によつて吸収を受けているか否
かを監視するもので、主として、異常監視電圧E1が設
定された異常監視用比較回路19、この比較回路19の
出力信号に基づいて出力信号に基づいて出力信号Xを発
信し、各測定周期の終了ごとにりセツトされるフリツプ
フロツプ22、時間差検出回路8の出力信号Sが発振器
要素1に導かれる時期を制御するためのサンプリングパ
ルスUを発信するサップリンパルス発生回路25および
フリツプフロツプ22の出力信号Xとそのサンプリング
パルスUとが導かれるナンド回路26から構成される。
そして、たとえば、異常監視電圧E1は2.5V1振幅
監視電圧E2は3V1トリカーE3は1.5に設定され
ている。このとき、トリカー電圧E3は、増幅器7の出
力信号Hに対して第1番目の波の到着を検出できるよう
に設定されているとする。しかして、第3図に示すよう
に、増幅器7の出力信号Hがトリカー回路30の設定電
圧E3を超過すると、このトリカー回路30からトリカ
ー信号Zが発信される。さらに、増幅器7の出力信号H
が異常監視回路31の異常監視電圧E1を超過すると、
その後フリツプフロツプ22からは出力信号Xが発信さ
れ続け、その際にサンプリングパルスUが発信されると
、異常監視回路31の出力信号Wの発信が停止する。第
4図は時間差検出回路8の回路図であり、前段にトリカ
ー回路30のトリカー信号Zと遅延要素4の出力信号V
とが導かれるナンド回路100が配置されている。
トリカー信号Zと出力信号Vとが一致し、ナンド回路1
00の出力信号Mの発信が停止すると、トランジスタQ
,が0FFとなり、定電流回路90からダイオードDを
介してコンデンサCに充電電流が流れ、コンデンサCを
充電する。定電流回路90、トランジスタQ,、ダイオ
ードDおよびコンデンサCからRAMP回路が構成され
、このRAMP回路の出力信号RすなわちコンデンサC
の充電電圧は流動増幅器80に導かれる。この差動増幅
器80には伝搬時間測定用設定電圧E5Oが設定されて
おり、この設定電圧E5OとRAMP回路の出力信号R
との差電圧が時間差検出回路8の出力信号Sとして発信
される。
なお、Q4はコンデンサCの充電電圧を放電させるため
の電界効果形トランジスタで、信号Kによつて0N−0
FF制御される。なおまた、E5Oは約5に役定されて
いる。時間差検出回路8の出力信号Sは、発振器要素1
を制御する発振器制御回路32)に導かれる。
この制御回路32は、第5図に示すように、積分回路2
8と電界効果形トランジスタQ5とから構成され、異常
監視回路31の出力信号WによつてこのトランジスタQ
5が0FF制御されている際に、時間差検出回路8の出
力信号Sを発振器要素1に案内する。このように構成さ
れた超音波式流量測定装置の動作を第6図に基づいて説
明する。
まず、モード切換回路9のモード切換信号Aにより、ト
ランスジユーサ14が受信子にされ、発振器要素1は発
振器11が同期パルス発生回路2およびカウンタ3に接
続され、ゲート回路6はパルス発生器5の出力信号がト
ランスジユーサ13に導かれ、かつトランスジユーサ1
4の出力信号が増幅器7に導かれるように制御されるも
のとする。しかして、所定時間経過後に、遅延要素4か
らその出力信号が発信されると、ナンド回路100の出
力信号Mの発信が停止されるので、RAMP回路のコン
デンサCが充電を開始する。その後、トランスジユーサ
14の出力信号すなわち増幅器7の出力信号1{が設定
電圧E3を超えると、トリカー回路30の出力信号Zの
発信が停止され、それにより再びナンド回路100の出
力信号Mが発信されるようになり、RAMP回路のコン
デンサCの充電が停止される。このときのRAMP回路
の出力信号Rの値をR1とする。
この出力信号R1は設定電圧E5Oと比較され、その差
電圧εが時間差検出回路8の出力信号Sとして発信され
る。この差電圧εに応じて、発振器11の発振周波数が
制御される。そして、このような動作を繰返して、最終
的には、この差電圧εが零、すなわち出力信号R1が設
定電圧E5Oに等しくなるように制御される。このよう
にして、被測定流体の流れに対して順方向に超音波パル
スを放射させた際の順方向伝搬時間Ta(第7図参照)
は、発振器11の発振周波数に置き換えられる。しかし
て、順方向伝搬時間の測定周期は終了する。次に、モー
ド切換回路9のモード切換信号Bにより、トラヲスジユ
ーサ14が送信子にされ、トランスジユーサ13が受信
子にされ、また発振器要素1は発振器12が同期パルス
発生回路2およびカウンタ3に接続され、ゲート回路6
はパルス発生回路5の出力信号がトランスジユーサ14
に導かれ、トランスジユーサ13の出力信号が増幅器7
に導かれるように制御される。
しかして、上述と同じ動作により被測定流体の流れに対
して逆方向に超音波パルスを放射させた際の逆方向伝搬
時間Tb(第7図参照)は、発振器12の発振周波数に
置き換えられる。かくして、逆方向伝搬時間の測定周期
は終了する。発振器11,12の発振周波数の差は可逆
カウンタ17により流速に比例した周波数差として取出
され、表示回路18により流量あるいは流速として表示
される。
なお、第7図において、信号H,は被測定流体の流れに
対して順方向に超音波パルスを放射した際の波形であり
、信号H2は逆方向の際の波形である。ところで、被測
定流体を一旦貯槽部に導き、ここからポンプにより導管
を介してその被測定流体を選び出すことがあり、その際
の流量を測定したい場合がある。
ところが、このような場合に、被測定流体中には多量の
気泡が混入することがある。このような場合には、トラ
ンスジユーサ13,14から放射された超音波パルスは
大幅な吸収を受ける。また、温度変動が時々生じる懸濁
液の流量測定を行なうことがある。このような場合には
、その濃度変動に応じて、超音波パルスの吸収も変動す
る。このため、第8図に示すように、信号H1のときに
はその第1番目の波f1によつて超音波パルスの到着が
検出されるが、一方信号H2のときにはその最大ピーク
値が振幅監視電圧E2に保持されていても、その第1番
目の波f/のレベルが到着検出電圧E3に達せず、第2
番目の波fイによつて超音波パルスの到着が検出される
ようなことが生じることもある。その場合には、逆方向
の際の超音波伝搬時間Tb′は、正常なときの超音波伝
搬時間Tbに比較して時間△T′だけ大きくなる。その
ため、正常な際の時間差(Ta−Tb)に比較して、異
常な際の時間差(Ta−Tb′)が時間△T′だけ大き
くなり、見掛上被測定流体の流速が速くなつたように測
定される。(第6図、第8図参照)本発明は、このよう
な点に鑑みてなされ、被測定流体中に気泡等が混入され
、それにより超音波パルスが減衰されても、また被測定
流体の濃度変動により超音波パルスの減衰が変動しても
、誤測定を行なうことがないような超音波式測定装置を
提供することにある。このような月的は、本発明によれ
ば、受信トランスジユーサの出力信号を増幅する増幅器
と、超音波が被測定流体によつて吸収を受けているか否
かを監視する。
異常監視電圧が設定され、その増幅器の出力信号がこの
異常監視電圧を超過したら出力信号を発信する異常監視
回路と、少なくとも2つの到着検出電圧を有し、一方の
到着検出電圧が設定値として与えられ、増幅器の出力信
号の最大値がこの設定値と等しくなるように増幅器の増
幅率を匍脚する振幅監視回路と、ミストリカー検出電圧
を有し、時間差検出回路のRAMP回路の出力信号とこ
の検出電圧とを比較し、この比較結果と異常監視回路の
出力信号とに基づいて出力信号を発信するミストリカー
検出回路と、カウンタの出力信号を遅延させて時間差検
出回路に与えることができる遅延補償回路とを備え、ミ
ストリカー検出回路の出力信号に基づいて、振幅監視回
路の設定値を他方の到着検出電圧に変更させると共に、
遅延補償回路の遅延時間を制御することにより達成され
る。すなわち、本発明は、トリカー電圧によつて超音波
パルスの到着を通常第1番目の波によつて検出している
場合に、被測定流体中に定常的に混入した気泡等によつ
て超音波パルスが定常的な減衰を受ける際には、順方向
、逆方向ともにその到着が強制的に第2番目の波によつ
て検出されるように増幅器の出力信号の最大ピーク値(
すなわち振幅監視回路の設定値)をレベルダウンさせ、
順方向、逆方向共に第1番目の波のレベルがトリカー電
圧に達しないようにさせるという考えに基づいている。
またこのことは、被測定流体の濃度を考慮して、トリカ
ー電圧によつて超波パルスの到着を通常第2番目の波に
より検出している場合に、その濃度変動により、順方向
、逆方向どちらかの到着が第1番目によつて行なわれる
ようなことが生じる際には、順方向、逆方向共にその到
着が強制的に第1番目の波によつて検出されるように増
幅器の出力信号の最大ピーク値をレベルアツプし、順方
向、逆方向共に第1番目の波のレベルがトリカー電圧に
達するようにさせるということでもある。次に本発明の
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第9図は本発明の一実施例のプロツク図である。
この第9図において、第1図の各部と同一機能を有する
部分には同一符号が付されている。なお、ここでは、超
音波パルスの到着の検出を第1番目の波によつて行なう
場合について説明する。増幅器7の出力信号Hは、第1
図と同様に、トリカー回路30、異常監視回路31、振
幅監視回路40に導かれている。この振幅監視回路40
は第10図に示すように、たとえば2つの振幅監視電圧
E2,E2Oを設定し得るように構成されている。たと
えば、トランジスタQ2が0Nのときには、抵抗Rl,
R2および電源E2OOにより比較回路20に振幅監視
電圧E2Oが供給され、一方トランジスタQ2が0FF
のときには、抵抗Rl,R2,R3,R4および電源E
2OOにより比較討路20に振幅監視電圧E2が供給さ
れる。なお、トランジスタQ2は抵抗R5を介して、後
述する信号Fにより制御される。このトランジスタQ2
は通常0FFしている。さらに、超音波パルスの減衰が
大きい際に、その超音波パルスの到着の検出が、第8図
に示すように、本来の検出波f/ではなく、その1つ後
の波Ffによつて行なわれたことを検知するために、ミ
ストリカー検出回路41が設けられている。このミスト
リカー検出回路41は、第11図に示すように、比較回
路431,432およびR−Sフリツプフロツプ回路4
4から構成されている。比較回路431,432には抵
抗R,,RlO,Rl,および電源E6によつてそれぞ
れ設定電圧E6l,E62が供給されている。設定電圧
E6lはたとえば約6に設定され、一方設定電圧E62
はたとえば約4に設定されている。設定電圧E6lは、
本来の検出波を第1番目の波f/とし、かつ超音波周波
数を1MHzとしたとき、その検出波が第2番目の波f
/に移行された際には、RAMP回路の出力信号Rが約
7Vになることを勘案されて決められた値である。設定
電圧E62については、後述する。なお、比較回路43
1,432のそれぞれの残りの入力端には、第4図のR
AMP回路の出力信号Rが導かれている。そして、比較
回路431は出力信号Rが設定電圧E6lを超過すると
11r信号を発信し続け、一方比較回路432はその場
合にl!01信号を発信し続ける。R−Sフリツプフロ
ツプ回路44はナンド回路441,442,443,4
44およびノツト回路445から構成され、ノツト回路
445に異常監視回路31の出力信号Wが導かれている
。なお、ナンド回路444の出力がミストリカー検出回
路41の出力信号Fになる。この出力信号Fは第10図
のトランジスタQ2を通常0FFさせておくために11
01信号となつている。次に、第9図ないし第11図に
示した実施例の動作について、第12図、第13図およ
び第13A図を参照しながら説明する。第12図は、超
音波パルスの検出が正常である場合、すなわち第1番目
の波f/によつてその到着が検出された場合の各部分の
出力波形図である。この第12図から明らかなように、
超音波パルスの検出が正常である場合にはミストリカー
検出回路41の出力信号Fは変更されず、常に1丁゛信
号を発信し続ける。一方、第13図は、被測定流体中に
定常的に混入した気泡によつて超音波パルスが定常的に
減衰を受け、そのため超音波パルスの検出が異常である
場合、すなわち第2番目の波fノによつてその到着が検
出された場合の各部分の出力波形図であるっこの第13
図によれば、超音波パルスの検出が異常である場合には
、ミストリカー検出回路41の出力信号Fは異常監視回
路31の出力信号Wが1゛0゛信号になると、1111
信号に変えられる。それゆえ、振幅監視回路40のトラ
ンジスタQ2が0Nになり、比較回路20の振幅監視電
圧がE2からE2O(E2〉E2O)に変更される。そ
の結果、次回の測定からは、第14図のBに示すように
、増幅器7の増幅率はその出力信号Hの最大ヒータ値が
振幅監視電圧E2Oになるように減らされ、超音波パル
スの到着の検出は順方向、逆方向共に第2番目の波f!
に強制的に移行される。なお、第14図のAは比較回路
20の振幅監視電圧の変更を行なう前の増幅器7の出力
信号の波形である。ところで、このように、超音波パル
スの到着の検出が第1波から第2波に移行されると、そ
の移行時間(たとえば第8図においては△T′時間)分
だけ超音波伝搬時間が長くなつたことになる。
この移行時間は順方向の場合も逆方向の場合も共に影響
してくるので、単純に順方向超音波伝搬時間と逆方向超
音波伝搬時間とを引算するのなら、その移行時間△T′
はキヤンセルされて問題はない。ところが、この実施例
においては、超音波伝搬時間を発振器11,12の発振
周波数に置換えているので、伝搬時間が分母となるため
に、その移行時間△T′を正確にキヤンセルすることが
できず、測定結果に多少の誤差を含ませることが判明し
た。そこで、本発明においては、測定精度をさらに向上
させるために、この移行時間△T/を補償するための工
夫がなされている。すなわち、第9図に示すように、カ
ウンタ3と遅延要素4との間に、超音波パルスの到着の
検出が第1波から第2波に移行された際に遅延要素4の
出力信号Vの発生を遅らせるために、遅延補償回路42
が設けられている。この遅延補償回路42は、第15図
に示すように、単安定マルチバイブレータ45、ゲート
回路46およびノツト回路47から構成されている。ゲ
ート回路46はアンド回路461,462およびオア回
路463から構成されており、ミストリカー検出回路4
1の出力信号がこのアンド回路461とノツト回路47
とに導かれている。しかして、ミストリカー検出回路4
1の出力信号Fが1101V信号になると、次回の測定
からは、単安定マルチバイブレータ45の出力発生時間
T,(第6図の波形,Rを参照)分だけ、カウンタ3の
出力信号が遅延要素4に導かれるのが遅らされ、それに
より遅延要素4の出力信号の発生がその時間T,だけ遅
くなる。この時間T1は、移行時間△T′にほぼ等しく
選定されている。このようにして、第6図に示すように
、第4図のRAMP回路のコンデンサCの充電開始時点
を時間T1だけ遅らせることにより、移行時間△T′を
補償することができる。
なお、第6図において、vはその際のナンド回路100
(第4図)の出力信号である。ところで、このようにし
て、超音波パルスの検出を第2波FJで行なつている際
に、気泡の混入が減少し、その結果超音波パルスの伝搬
が正常に行なわれるようになると、増幅器7の出力信号
Hの最大ピーク値を振幅監視電圧E2O(〈E2)に抑
えておいても、第1波のレベルが大きくなり、トリカー
電圧E3に達してしまうことがある。
そうすると、今度は逆に、トリカー回路30の信号Zの
発生停止が早くなり過ぎ、RAMP回路のコンデンサの
充電が短期間で停止される。このことは、とりも直さず
、超音波パルスの伝搬が見掛上早くなつたことを意味し
、誤測定となる。ところが、本発明においては、このよ
うな際には、RAMP回路の出力信号Rがミストリカー
検出回路41の設定電圧E62に達しなくなり、比較回
路432からは11F1信号が発信され続け、比較回路
431からは110?V信号が発信され続ける。その結
果、サンプリングパルスUの発生とともに、ミストリカ
ー検出回路41の出力信号Fは7101信号に復帰し、
振幅監視回路40のトランジスタQ2を再び0FFにし
、比較回路20の設定値を振幅監視電圧E2に再び戻さ
せる。それと同時に、遅延補償回路42の機能を消失さ
せる。第13A図は、被測定流体中に偶発的に混入した
気泡によつて超音波パルスが偶発的に減衰を受け、その
ために超音波パルスの検出が異常である場合、すなわち
第2番目の波fノによつてその到着が検出された場合の
各部分の出力波形図である。
この場合は、増幅器7の出力信号Hは異常監視回路31
の異常監視電圧E1を超過しない。このようなことは、
1回の超音波パルスが大きな気泡あるいは異物(たとえ
ばゴミ)によつて偶発的に減衰を受けたときに起こり得
る。このようなときには、通常、次回の超音波パルスの
検出は正常に行なわれる。それゆえ、このようなときに
は、後述するように、異常監視回路31およびミストリ
カー検出回路41の作用によつて、振幅監視回路40に
おける振幅監視電圧は変更されず、また、時間差検出回
路8の出力信号Sは発振器要素1に導かれないようにな
される。すなわち、この場合には、増幅器7の出力信号
Hは異常監視回路31の異常監視電圧E1を超過せず、
従つてフリツプフロツプ22の出力信号Xは発信されな
い。それゆえ、サンプリングパルスUが発信されても、
ナンド回路26の出力信号Wつまり異常監視回路31の
出力信号Wは変化しない。よつて、その出力信号Wが1
1「1信号を発信し続けるので、発振器制御回路32の
トランジスタQ5は0Nし続け、そのために時間差検出
回路8の出力信号Sは発振器要素1に案内されない。一
方、ミストリカー検出回路41の出力信号Fは第13A
図の各部分の波形図から理解出来るように変更されず、
常に゜゛01信号を発信し続ける。それゆえ、振幅監視
回路40の振幅監視電圧も変更されない。以上の動作に
ついて要点だけをまとめると、表Iの如くになる。
なお、各信号はサンプリング期間のものである。表1に
おいて、トランジスタQ5が0FFのときは時間差検出
回路8の出力信号Sが発振器要素1に導かれ、0Nのと
きには導かれないことを意味する。
また、振幅監視電圧がE2→E2であることはその振幅
監視電圧の変更がないことを意味し、E2→E2Oは変
更があることを意味する。しかして、ミストリカー検出
回路41では、時間差検出回路8の差信号Rと主として
設定電圧E6lとを比較し、この比較結果を表わす信号
431と異常監視回路31の出力信号Wとに基づいて信
号Fを発信するようにすることにより、超音波パルスの
異常検出に対して有効的に対処することができる。なお
第13A図に動作波形図を示したように超音波パルスが
偶発的な減衰を受けた場合、通常、次回の測定は正常に
行なわれるのであるが、仮に、第13A図の信号Hの如
き信号波形が何回か連続して生じるような場合には振幅
監視回路40の作用によつて、上述の如く、増幅器7の
出力信号Hの最大ピーク値が振幅監視電圧E2(−3V
)と等しくなるように、増幅器7の増幅率が変化させら
れる。
それにより、増5幅器7の出力信号Hの全波f/,f!
,f!のレベルカ塙められて、超音波パルスの正常な検
出が可能になる。この振幅監視回路40の作用は第1図
に示した従来の振幅監視回路29の作用と同じである。
第16図は本発明の他の実施例のプロツク図である。
この実施例においては、異常監視回路50は第17図の
ように構成され、2つの異常監視電圧El,E,Oを設
定し得るようになつている。すなわち、第9図の実施例
では、超音波パルスの伝搬に異常があつた際には振幅監
視回路40の振幅監視電圧だけを設定変更していたが、
測定精度を向上させるためにはその振幅監視電圧の変更
に伴なつて異常監視回路の異常監視電圧も設定変更でき
る方が望ましい。しかして、通常の状態においては、ミ
ストリカー検出回路41の出力信号Fが1101信号と
なつているので、トランジスタQ2lが0FFとなり、
抵抗Rll,R2l,R3,,R4lおよび電源ElO
Oによつて異常監視電圧E1が設定され(第18図のA
参照)、振幅監視電圧が設定変更(E2→E2O)にな
る際には同様に、トランジスタQ2lが0Nとなり、抵
抗Rll,R2lによつて異常監視電圧ElO(ElO
<E1)に設定変更がなされる(第18図のB参照)。
以上に説明するように、本発明においては、超音波パル
スが正常であるか否かを監視する異常監視回路の出力信
号と時間差検出回路のRAMP回路の出力信号とに基づ
いて、ミストリカー検出回路により、超音波パルスの到
着の検出波が本来の検出波に対してその前もしくは後に
移行されていることを検出し、その場合にはこのミスト
リカー検出回路の出力信号によつて、振幅監視回路の設
定値を変更させるようにした。
それにより、受信トランスジユーサの出力信号を増幅す
る増幅器の出力信号の最大ピーク値が制御され、超音波
パルスの到着の検出波は、次の測定から、本来の検出波
に対してその前もしくは後に移行され、そして順方向お
よび逆方向共にこの移行された波によつてその到着が検
出されるようになる。それゆえ、測定精度を向上させる
ことができる。しかも、その際に、本発明においては、
遅延補償回路42を設け、これにより時間差検出回路に
与えられる遅延要素4の出力信号の立上がりをその検出
波の移行時間△T′だけほぼ遅らせている。それにより
、測定精度の一層の向上がはかられている。なお、上述
の説明においては、振幅監視回路40の振幅監視電圧E
2,E2Oの変更はミストリカー検出回路41の出力信
号に基づいて自動的に行なわれるようにした構成につい
て述べたが、たとえば第10図において抵抗R5および
トランジスタQ2を取除いて、抵抗R3,R4に並列に
手動スイツチHSを接続する。
そして、たとえばミストリカー検出回路41の出力信号
Fによつて点滅制御されるランプを設け、このランプの
点滅に基づいて手動スイツチHSを操作するようにして
もよい。このことは、第17図の異常監視回路について
も適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超音波流量計の概略プロツク図、第2図
、第4図および第5図はその細部の構成を示すプロツク
図、第3図、第7図および第8図は超音波パルスの波形
図、第6図は第1図の装置について動作説明をするため
の波形図、第9図は本発明の一実施例の概略プロツク図
、第10図、第11図および第15図はその要部の回路
構成図、第12図、第13図および第13A図は本発明
の一実施例の動作説明を行なうための波形図、第14図
は増幅器の出力波形図、第16図は本発明の他の実施例
の概略プロツク図、第17図はその要部の回路構成図、
第18図は増幅器の出力波形と各設定電圧との関係を説
明するための図である。 1・・・・・・発振器要素、11,12・・・・・・発
振器、2・・・・・・同期パルス発生回路、3・・・・
・・カウンタ、4・・・・・・遅延要素、5・・・・・
・電気パルス発生回路、6・・・・・・ゲート回路、7
・・・・・・増幅器、8・・・・・・時間差検出回路、
9・・・・・・モード切換回路、13,14・・・・・
・トランスジユーサ、30・・・・・・トリカー回路、
31・・・・・・異常監視回路、40・・・・・・振幅
監視回路、41・・・・・・ミストリカー検出回路、4
2・・・・・・遅延補償回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カウンタが発振器の発振出力を設定値まで計数する
    のに要する計数時間と超音波が被測定流体中を伝搬する
    のに要する伝搬時間との時間差を時間差検出回路によつ
    て検出し、この差信号に基づいて、その時間差が所定値
    になるように前記発振器の発振周波数を変化させ、よつ
    て超音波を前記被測定流体の流れに対して順方向に発射
    させた際の発振周波数と逆方向に発射させた際の発振周
    波数との差から前記被測定流体の流速もしくは流量を測
    定するものにおいて、受信トランスジューサの出力信号
    を増幅する増幅器7と;前記超音波が被測定流体によつ
    て吸収を受けているか否かを監視する異常監視電圧が設
    定され、前記増幅器の出力信号がこの異常監視電圧を超
    過したら出力信号を発信する異常監視回路31と;少な
    くとも2つの振幅監視電圧を有し、一方の振幅監視電圧
    が設定値として与えられ、前記増幅器の出力信号の最大
    値がこの設定値と等しくなるように前記増幅器の増幅率
    を制御する振動監視回路40と;ミストリガー検出電圧
    を有し、前記差信号に関連した信号とこの検出電圧とを
    比較し、この比較結果と前記異常監視回路の出力信号と
    に基づいて出力信号を発信するミストリガー検出回路4
    1と;前記カウンタの出力信号を遅延させて前記時間差
    検出回路に与えることができる遅延補償回路42と;を
    備え、前記ミストリガー検出回路の出力信号に基づいて
    、前記振幅監視回路の設定値を他方の振幅監視電圧に変
    更させると共に、前記遅延補償回路の遅延時間を制御す
    ることを特徴とする超音波式測定装置。 2 カウンタが発振器の発振出力を設定値まで計数する
    のに要する計数時間と超音波が被測定流体中を伝搬する
    のに要する伝搬時間との時間差を時間差検出回路によつ
    て検出し、この差信号に基づいて、その時間差が所定値
    になるように前記発振器の発振周波数を変化させ、よつ
    て超音波を前記被測定流体の流れに対して順方向に発射
    させた際の発振周波数と逆方向に発射させた際の発振周
    波数との差から前記被測定流体の流速もしくは流量を測
    定するものにおいて、受信トランスジューサの出力信号
    を増幅する増幅器7と;前記超音波が被測定流体によつ
    て吸収を受けているか否かを監視するために少なくとも
    2つの異常監視電圧を有して一方の異常監視電圧が設定
    値として与えられ、前記増幅器の出力信号がこの設定値
    を超過したら出力信号を発信する異常監視回路50と;
    少なくとも2つの振幅監視電圧を有して一方の振幅監視
    電圧が設定値として与えられ、前記増幅器の出力信号の
    最大値がこの設定値と等しくなるように前記増幅器の増
    幅率を制御する振幅監視回路40と;ミストリガー検出
    電圧を有し、前記差信号に関連した信号とこの検出電圧
    とを比較し、この比較結果と前記異常監視回路の出力信
    号とに基づいて出力信号を発信するミストリガー検出回
    路41と;前記カウンタの出力信号を遅延させて前記時
    間差検出回路に与えることができる遅延補償回路42と
    ;を備え、前記ミストリガ−検出回路の出力信号に基づ
    いて、前記振幅監視回路の設定値を他方の振幅監視電圧
    に変更すると共に、前記異常監視回路の設定値も他方の
    異常監視電圧に変更し、かつ、前記遅延補償回路の遅延
    時間を制御することを特徴とする超音波式測定装置。
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GB7916844A GB2022255B (en) 1978-05-16 1979-05-15 Acoustic measuring instruments eg flowmeters
NL7903822A NL7903822A (nl) 1978-05-16 1979-05-15 Ultrasonische meetinrichting.
FR7912502A FR2426246A1 (fr) 1978-05-16 1979-05-16 Instrument de mesure a ultrasons
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