JPS59141416A - 含水珪酸の製造方法 - Google Patents

含水珪酸の製造方法

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JPS59141416A
JPS59141416A JP1284883A JP1284883A JPS59141416A JP S59141416 A JPS59141416 A JP S59141416A JP 1284883 A JP1284883 A JP 1284883A JP 1284883 A JP1284883 A JP 1284883A JP S59141416 A JPS59141416 A JP S59141416A
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silicic acid
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Toyozo Iwamoto
岩本 十四三
Yoshiaki Koga
義明 古賀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、紙の填料として好適な含水珪酸の製造方法に
関する。詳しくは、寸法安定性及び印刷インクの裏抜は
防止性が共に優れた紙を製造することが可能な゛含水珪
酸の製造方法である。
従来より、軽量紙における印刷インクの裏抜は防止性を
改良する目的で含水珪酸を紙の填料として用いることは
昶られている。例えば、抄紙工程のパルプスラリーに所
定量の含水珪酸を添加、混合して抄紙する方法が一般的
である。しかしながら、上記方法において印刷インクの
裏抜は防止性を向上させるために、吸油特性が優れた含
水珪酸を用いると寸法安定性の優れた紙が得られない。
特に抄紙工程を経て紙の乾燥時における収縮が著しい。
また、上記収縮率は、含水珪酸の添加量によっても大巾
に相違する。そのだめ、紙を製造するにあだシ、紙の最
終寸法を正確に制御することが困難であり、上記誤差に
見合うだけ抄紙寸法を余分にとらなければならず、経済
的にも非常に不利である。また、前記乾燥時の収縮によ
シ、得られる紙の単位面積当りの重量(以下、これを坪
量で表わす。)が増大し、印刷インクの裏抜は防止性を
向上゛させて紙厚を薄くしたにもかかわらず、その軽量
化効果が減少するという問題をも有する。
本発明者等は、上述した問題に鑑み、填料として用いて
寸法安定性及び印刷インクの裏抜は防止性が共に優れた
紙を製造することが可能な含水珪酸の製造法を確立すべ
く鋭意研究を進めてきた。
その結果、珪酸アルカリ水溶液に鉱酸の特定の条件下で
反応させて含水珪酸を析出させ、該含水珪酸をp過、水
洗して、残存するアルカリ金属塩の割合を特定の量に調
整することにより所期の目的を達成し、本発明を完成し
た。
本発明は、アルカリ金属塩を0、/3〜0./7モル/
を含有し、StO2濃度が0.q〜/、lIモル/ t
s 5tO2/M20’ (但し、Mはアルカリ金属)
モル比が3〜3.2の珪酸アルカリ水溶液に、乙0゜C
以下の温度で、酸添加率がu5〜3左係となる量の鉱酸
を添加し、次いで35〜95℃まで昇温し、該温度下に
反応系の溶液粘度が最大となる付近において、該溶液の
pflがt〜乙となるように鉱酸をgO〜700分で連
続的に添加して含水珪酸を析出せしめ、得られた含水珪
酸を分離水洗して該含水珪酸に対するアルカリ金属塩の
モル比(アルカリ金属塩/ QcO2)を0.07以下
とすることを特徴とする含水珪酸の製造方法である。
同、本発明において、酸添加率とは、珪酸アルカリ水溶
液中の全アルカリを中和するのに必要な酸の量を/とじ
た場合、これに対する添加した酸の割合を係で示したも
のである。
本発明において、珪酸アルカリ水溶液は、アルカリ金属
塩を0.73〜0.77モル7t、好ましくはθ、/+
〜0./左モル/l含有し、Sる02濃度が0.9〜/
、7モル/1.好ましくは0.9s〜7.2Sモル/l
、 5LO2/M20モル比が3〜3.ユであることが
、本発明の所期の目的を達成する上で重要である。即ち
、アルカリ金属塩の存在量が前記範囲より少ない条件下
で製造された含水珪酸は、これを用いて得られる紙の乾
燥収縮が大きく、寸゛法安定性が低下する。また、該存
在量が前記範囲より多い条件下で製造された含水珪酸は
、これを用いて得られる紙の印刷インクの吸油性能が低
下し、疑抜は防止性が低下するっまた、StO2濃度が
前記範囲より低い条件で製造された含水珪酸を用いた:
紙は、充分な寸法安定性が付与されないばかへてなく、
印刷インクの裏抜は防止性が著しく低下し、逆に該Sc
O2濃度が前記範囲より高い条件で製造された含水珪酸
の場合は、紙の印刷インクの裏抜は防止性が充分でない
。奥に、前記珪酸アル−カリ水溶液のStO□/M20
モル比が前記範囲より犬・きいと得られる含水珪酸の吸
油量が乏しく、とれを用いた紙の印刷インクの裏抜は防
止性が低く本発明の目的を達成することができない。上
記モル比はあまり小さいと後述する鉱酸の添加量が増大
し、経済的不利となる。
伺、本発明において、珪酸アルカリとしては珪酸ナトリ
ウムが一般的であるが、珪酸カリウムも使用できる、ま
た、アルカリ金属塩は、ナトリウム、カリウム等の硫酸
塩、塩酸塩、硝酸塩が一般に使用される。特に、後述の
鉱酸と同種の塩が好適に使用される、 本発明において、前記特定の珪酸アルカリ水溶液は鉱酸
で中和して含水珪酸を析出させるっ鉱酸る量の鉱酸を好
ましくはg〜/θ分で連続的に添加することによって行
なわれるっ鉱酸添加時の温度が乙O℃よシ高い条件では
、得られる含水珪酸を用い冬紙の印刷インクの裏抜は防
止性の向上が充分でない。また、酸添加率が前記範囲よ
シ1臂場合は、得られた含水珪酸を用いて抄紙する際の
粉立ちが増したり、また、充分な印刷インクの裏抜は防
止性の向上効果が得られない。逆に、酸添加率が前記範
囲よシ高い場合、得られた含水珪酸を填料として用いる
と紙の寸法安定性が悪く、シかも印刷インクの裏抜は防
止性にも乏しく、本発明の目的を達成することが困難で
ある。更に、上記量の鉱酸は3〜10分の間に連続して
添加することが、紙の寸法安定性を高く維持することが
できる含水珪酸が得られ好ましいう 本発明において、珪酸アルカリ水溶液は、上述した酸添
加が終了後、特定の温度に昇温させることによシ含水珪
酸の種子が析出し始める。上記昇温は、/、に〜2.3
”C,/分の昇温速度で行なうことが好ましい。また、
温度はg!;−9,t”C1好ましくは90〜qS℃に
昇温するととが得られる含水珪酸を用いて製造される紙
に充分な印刷インクの裏抜は防止性を付与するために必
要である。
種子の析出は、初めは肉眼で判別し得ない程度のゾルで
あるが、やがて羽毛状の沈澱となり、そのftK従って
溶液の粘度を著しく増大せしめるので種子の析出が終っ
たかどうかは容易に識別できる。
本発明では、この状態、即ち反応系の溶液粘度が最大と
なる付近(最大となった時点をも含む)において鉱酸を
更に添加して含水珪酸を完全に析出させる。該鉱酸の添
加は溶液のpHがグル乙となるように、gθ〜700分
かけて行なうことが、析出する含水珪酸の濾過性を向上
せしめ、後述する分離、水洗が容易に行なえるのみでな
く、得られる含水珪酸を用いた紙の印刷インクの裏抜は
防止性を更に向上することができ好ましい。
本発明で用いる原料珪酸アルカリの中和用酸は一般に水
利珪酸の製法として知られている如く、硫酸、塩酸、硝
酸等の鉱酸であれば%に制限されず使用出来′るが抄紙
帰程への影響などを考慮すれば、一般に硫酸が最も好適
である。また、上記鉱酸の濃度は2 g/ / 00 
c、c、〜’I Og/ / 00c、c、の鹸囲内の
ものを使用することが好ましい。
上述した方法によって得られる含水珪酸は、公知の方法
で分離、水洗される。この際、4含水珪酸に対するアル
カリ金属塩のモル比(アルカリ金属塩/5to2) ヲ
0 、 o i以下、好ましくはo、ooq以下にする
ことが、得られる含水珪酸を用いた紙の寸法安定性を維
持するために必要である。
以上の説明よシ理解される如く、本発明の方法によって
得られる含水珪酸は、填料として紙に添加することによ
シ、優れた印刷特性を有する紙が得られるため、紙をよ
り薄くすることができ、その軽量化を測ることができる
。また、上記紙は寸法安定性にも優れ、製紙を経済的に
行なうことができる。
本発明の含水珪酸を填料として用いる態様は特に制限さ
れない。一般には、pH5〜7のスジ1フー状としてi
4ルグスラリーに混合し、抄紙すれば゛よい。この場合
、含水珪酸は乾燥工程を経ることなくパルプと混合する
ととが含水珪酸の性能の低下が少なく好ましい。上記抄
紙方法は公知の湿式抄紙法の技術が特に制限なく採用さ
れる。また、この場合含水珪酸の使用量は、・やルプに
対してo、5〜70重量%、好ましくは7〜3重量%が
適当である、上記含水珪酸と共に公知の紙用添加剤の使
用も特に制限な〈実施できる。
以下、本発明を更に具体的に説明するだめ実施例を示す
が、本発明はこれに限定されるものでtまない。
同、実施例及び比較例において、紙の秤部、吸油度、印
刷後の白色度、寸法安定性は次の方法によって測定した
(11坪 量=20℃、乙、S−R,Hにおいて/乳2
当りの重量(、!/)を測定した。
(21吸油度:Jrspg/30に準じて測定した。
(3)印刷後の白色度:印刷インクの鋏抜は防止効果の
良否を示すもので油性魚インキを/ ’T 5y/WL
均一に全面塗布し、印刷面と反対面の白色度を示した。
(41寸法安定性:抄紙して得られた紙を湿潤状態50
聴×!rOtvmの大きさに切り出し、これを風乾後、
その面積(X=2)を測定し、下記の式により収縮率(
Y%) を求めた。
実施例 芒硝(Na2SO4)及びStO2を第1表に示す濃度
で含有する珪酸ソーダ水溶液に1第1表に示す温度下に
酸添加率が第1表に示す割合となるよう硫酸を攪拌下に
70分で添加した。次いで、反応液を第1表に示す温度
まで昇温速度コ、2°C/分で昇温した後、攪拌を継続
しながら、溶液粘度が最大となった時点で、溶液のpH
が3〜乙に入るように硫酸を第1表に示す酸添加時間で
添加して含水珪酸を析出させた。次いで得られた含水珪
酸をp過・水洗して含水珪酸に対する芒硝のモル比を第
7表に示す値に調整した後、pH4〜7の第1表に示す
含水珪酸濃度のスラリーとした。
一方、・ぐルグは機械パルプとして、GP20重量係、
RGP54重惜多と化学パルプとして、NBにPユll
車量チよりなる混合パルプとその他にセミケミカルパル
プとしてCGPを上記混合ノクルプ100重量部に対し
33重量部加えたものを用いた。
前述したパルプに水を加えて光分解綿したものに、前記
スラリーを、該混合パルプに対して、含水珪酸が/、5
重量%となるよう加えた後、硫酸バンド〔Al2(SO
4)3・/gH20〕を上記パル7’(絶乾)70ON
斌部に対し7重量部を水溶液にしで加え、均一に攪拌し
て、JISP  g209の「・ぐルプ試験用手すき紙
調製方法」に準じ抄紙した。得られた紙の緒特性を第2
表に示す。捷だ、前記含水珪酸をスプレードライヤーで
乾燥させ、その性状を測定した。その結果も第2表に併
せて示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. fi+  アルカリ金属塩をO9/3〜O1/7モル/
    を含有し、ScO2濃度が0.9〜/、4’モル/11
    St02/M20(但し、Mはアルカリ金属)モル比が
    3.θ〜3.2の珪酸アルカリ水溶液に、60℃以下の
    温度で酸添加率が2s〜3左チとなる量の鉱酸を添加し
    、次いでg左〜93″Gまで昇温し、該温度下に反応系
    の溶液粘度が最大となる付近において、溶液のpHがグ
    ル乙となるように鉱酸をgO〜/θθ分で連続的に添加
    して含水珪酸を析出せしめ、得られた含水珪酸を分離、
    水洗して該含水珪酸に対するアルカリ金属塩のモル比(
    アルカリ金属塩/ sto 2 )を0.07以下とす
    ることを特徴とする含水珪酸の製造方法。
JP1284883A 1983-01-31 1983-01-31 含水珪酸の製造方法 Granted JPS59141416A (ja)

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