JPS5914129B2 - 木製天板の連結方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は木製天板同志をポリウレタン樹脂等の接着性を
有する注型用材料を用いて連結する木製天板の連結方法
に関するもので、その設備を簡単なものとして現場施工
を可能にし、生産性及ひ搬送性をよくすることを目的と
したものである。

一般にこの種木製天板の連結方法は、天板間にある一定
間隔を形成保持し、かつ注型用材料のもれ防止を行なつ
た特殊金型設備を用いて天板同志を連結させるものであ
つた。このため、その設備 、が複雑、かつ高価なもの
となり、現場施工が行なえない等、極めて生産性及び搬
送性の悪いものであつた。本発明は以上のような問題点
を解消するもので、以下その一実施例を図面にもとづい
て説明する。

図において、１、２はラワン合板等の心材３、４、表裏
面にメラミン等の表面部材５、６、ベニヤ等の裏面部材
Ｔ、８を貼着した木製天板で、木口面９、１０に空洞部
１１、１２を形成し、双方の木口面９、１０同志を当接
させて空洞部１１、５１２を連通してある。１３、１４
は外周面に心材３、４を残して形成した補助空洞部で、
第２図に示すように平面からみて多数の凹凸状に設け、
連結強度を高めている。

１５はポリウレタン樹脂等の接着性を有する注型用材料
、１６は注型用材料１０の注入孔、１？は注入時の空気
抜き孔、１８はノズル、１９はパッキン、２０は定盤で
ある。

前記構成において、その連結方法を説明すれば、まず第
４図の状態より第５図に示すように、定盤２０上に天板
１、２を木口面９、１０同志を当接１５支持した後、注
入孔１６にノズル１８を挿入して注型用材料１５を注入
する。すると、注入された注型用材料１５は空洞部１１
、１２内の空気を空気抜き孔ＩＴより押し出しながら流
れ、最後に空気抜き孔ＩＴよりあふれ出る。この時、注
入孔へ■０ の注入をやめ、ノズルを脱してそのまま放
置する。すると、第３図に示すように注型用材料１５は
凝固し、天板１、２は強固に連結されて一つの単一大根
となる。このように本発明によれば、生産設備を大巾に
フ５ 簡素化でき、現場施工が可能となり、生産性及び
搬送性が極めてよくなる。

また、天板同志の連結部は外観上に露出しないので、商
品価値が高い等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

９０第１図は本発明の実施例を示す斜視図、第２図は天
板連結部を示す平面図、第３図は第２図Ａ一Ａ’断面図
、第４図は天板の木口面を示す斜視図、第５図は連結方
法を示す断面図である。 １、２・・・・・・木製天板、５、６・・・・・・表面
部材、７、９５８・・・・・・裏面部材、９、１０・・
・・・・木口面、１１、１２・・・・・・空洞部、１５
・ ・ ・ ・ ・ ・注型用材料。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 心材とこの心材の表裏面に表裏面部材を貼着した二
   枚の天板の相対向する木口面に空胴部を形成し、この木
   口面同志を当接させて双方の空胴部を連通させるととも
   に、この連通した空胴部内に注型用材料を注入凝固させ
   連結してなる木製天板の連結方法。