JPS59139327A - スルホン化装置 - Google Patents

スルホン化装置

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JPS59139327A
JPS59139327A JP1436183A JP1436183A JPS59139327A JP S59139327 A JPS59139327 A JP S59139327A JP 1436183 A JP1436183 A JP 1436183A JP 1436183 A JP1436183 A JP 1436183A JP S59139327 A JPS59139327 A JP S59139327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sulfonation
vapor
oil
unreacted oil
thin film
Prior art date
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Pending
Application number
JP1436183A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimi Terao
寺尾 俊美
Fusao Kondo
近藤 房男
Kentarou Kiyama
貴山 健太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、有機液体を薄膜状に流してスルホン止剤ガス
との′気・液接触によりスルホン化する装置に関するも
のである。
例えば、インナーオレフィン(10)をスルホン化する
場合、その反応速度はアルファオレフィン(AO)に比
べて低い。しかも、スルホン止剤ガスとして使用される
無水硫酸(SO3)に対してSO1/IOの当量以上で
反応させるとインナーオレフィンが重合したり、安定な
中間体が副成するために、一般に使用されている薄膜式
リアクタを使用しても1段で反応を完了させることは困
難である。
そこで、従来では、 (1)第1段階として、無水硫酸でインナーオレフィン
をスルホン化して未反応油を含む反応物を得、第2段階
として、上記反応物に硫酸ナトリウム (Na2SOd
)と硫酸(n2soa)とを添加することによって未反
応油をスルホン化するという2段スルホン化法。
(2)溶媒抽出により未反応油を分離する方法。
などによってスルホン化を行っていたが、これらの方法
では、 (a)無機塩が増加して反応が完rしにくい。
(b)未反絶、油の分離、回収によって工程が複雑化す
る。
(C)溶媒の使用によりコストが高くなる。
などの問題があった。
本発明は、インナーオレフィンのように反紀ニジにくい
有機体を2段スルホン化法によってスルホン化するに当
り、第1段階で生成した未反応油を含む反応液を簡単な
構成によって高反応率でスルホン化することのできる装
置の提供を目的とするもので、411段のスルホン化処
理により生成した未反応油を含む反応液を薄膜状に流し
て上記未反応油を万発させるだめの加熱面と、蒸発した
未反応油を凝縮させるための凝縮面とをスルホン化用カ
スの流路を介して対設し、該流路にスルホン止剤ガスを
減圧状態で供給可能としたことを特徴とするものである
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
に、第1図において、lは外筒、2は内筒であって、こ
れらの外筒1と内筒2とは同心状に配設され、外筒lの
外周にはシャケ、)3.4か一ヒ下2段に形設されてい
る。
上記ジャケント3.4は、人+」5.13から出[17
,8に向けて螺旋状に連なる流路11.10を備え、こ
の流路!3,104こ例えば温水やスチーム、その他の
熱媒体を流通させることによって外筒1を加熱するよう
にしたもので、外筒lの内面には、上記ジャケント3,
4に対1もする部分に加熱面11.12が形設されてい
る。
また、外筒lの上部には、スルホン化すべき有機液体を
外筒内面に沿って薄膜状に供給するための液供給部13
が設けられており、この液供給部13は、給液管15に
接続された分配管14を外筒lの外面に囲設して、外筒
1の壁面に多数のスリット状の小孔16を一定間隔で穿
設することにより構成し、外筒lの下部には、その内部
で生成したスルホン化物を取出すための取出部17が設
けられている。
−J5.内筒2は、その内部に冷却水の流路18を備え
ると共に、その外周面に未反応油蒸気の凝縮面18を設
けたもので、該内筒2の上部には、外筒1内で蒸発した
有機液体蒸気が外部に漏出するのを防雨するため、該蒸
気を凝縮させて捕集するミスト捕集部20を設けている
。なお、上記冷却水は上下いずれの方向へ流してもよい
而して、上記外筒1の内面と内筒2の外面との間には、
スルホン化用カス(無水硫酸)の流路21を形成し、こ
の流路21を小径のカス供給管22と大径のガス排出管
23とにそれぞれ接続せしめ、大径の排出管23を図示
しない吸引装置に接続して吸引することにより、減圧状
態でスルホン止剤ガスを流通させ得るように構成してい
る。この場合、スルホン化用カスの流通方向は上下いず
れの方向であってもよい。
次に、上記構成を有するスルホン化装置の使用方法につ
いて説明する。
この装置を、他のスルホン化装置で予め第1段階のスル
ホン化処理を施された反応液に第2段階のスルホン化処
理を施すものとして使用する場合は、給液管I5を他の
スルホン化装置に接続する。
この場合の他のスルホン化装置としては、薄膜式のもの
でも、槽を用いてパッチ的または連続的に反J5させる
ようにしたものでも構わない。即ち、無水硫酸により直
接スルホン化する方式のものであればよい。
而して、上記反応液のスルホン化に当っては、外筒lの
シャケ7ト3,4に熱媒体を流通させると同時に、内筒
2内に冷却水を流通させ、さらに、カス流路2I内に減
圧状態でスルホン化用カスとしての無水硫酸を流通させ
る。
他のスルホン化装置から送られて来る未反応油を含む反
応液は、液供給部13から外筒1の内面に供給され、加
熱面11.12に沿って薄膜状に流下する。このとき、
反応液が加熱されて未反応油が茄発し、この未反応油法
気が低温の内筒2と接触することにより凝縮して凝縮面
18に付着し、その成長と共に該凝縮面18に沿って流
下する。そして、スルホン止剤カスと気・液接触してそ
のスルホン化が行われる。このとき、スルホン止剤カス
を凝縮面19を流下する未反応油と向流的に接触させれ
ば、その反応効果を高、めることができる。また、他の
スルホン化装置で使用したスルホン止剤カスの残りを上
記カス流路21に流通させるようにしてもよい。
このようにして生成したスルホン化物は、加熱面II、
+2に沿って流下する既反応のスルホン化物と共に外筒
1の下端の取出部17を通して外部に取出される。
−・方、外筒1内で蒸発した反応液蒸気は、ミスト捕集
部20において凝縮、捕集され、外部に漏出するのが防
止される。
なお、図示した実施例では、外筒lを加熱用。
内筒2を凝縮用として使用して(、sる力く、その逆に
、内筒2を加熱用、外筒lを凝縮用としてイ史用し、内
筒2の外面に他のスルホン化装置力)も送られてくる未
反応油を含む反応液を供給して薄II便状に流下させる
ようにしてもよい。
また、本発明のスルホン化装置は、上述したように、未
反応油を含む反応液を薄膜状番こ流下させてスルホン化
ガスと反応させる方式に限らず、前記反応液を空気流な
どにより壁面に吹き上げてスルホン化カスと反応させる
方式とすることもできるが、操作性の点では前者の形式
が好ましい。
次に、第1図の装置を使用してスルホン化し得る有機物
原料と好適な装置条件及び操作条件の−・例を示すと共
に、実験例について説明する。
なお、本発明における装置条件は下記のものに限定され
るものではなく、所望により適宜スケールアンプして使
用できることはいうまでもない。
(有機物原料) オレフィン系炭化水素 例えば、C8−24インナーオレフイン、CB−30ア
ルフアオレフイン、 C1゜−30ビニリデン型オレフインなと、パラフィン
系炭化水素 例えば、C14−181−パラ、イ7、アルキルアリー
ル炭化水素 例えば、アルキルベンセン(MW240〜300)、ア
ルキルナフタレンなと、 (装置条件) 反応部の長さ       1000mm外筒1の径 
        46mm内筒2の径        
 30mm内周と外筒との間隔      8mm小孔
18の口径        1゜。
供給管22の径         5IIlffi供給
管22の長さ       30I11厘ジャケント3
.4の長さ  各 500mmミスト抽集部20の長さ
    1ooIIlffi(操作条件) 原料供給量(スルホン酸または有機原料)30kg/H
以下(好ましくは3kg/H以下)無水硫酸供給量 総量の20〜too%(好ましくは20〜50%)無水
硫酸ガス濃度 100〜2701%(希釈ガスとして空気等の不活性ガ
スを使用) 減圧度 100 mm)1g以下(好ましくは5−以下 )加熱
面温度 70〜120℃(好ましくは70〜’L Q 0℃)凝
縮面温度 0〜30℃(好ましくは5〜25℃) 実施例 Cr5eインナーオレフインに予め薄膜リアクタで第1
段階のスルホン化処理を施し、生成した反応液(比較例
1)に上述の装置条件及び下記の操作条件で第2段階の
スルポン化処理を施した。その結果は第1表に示す通り
である。
木 :  C,、5%、C,540%、G、650L 
 C,75Lの炭素分布を有し、2重結合位置は、 2位24L 3位17%、4位16L5位11%。
6〜8位32%である。
第1表 インナーオレフィンの供給l: 0.2 kg/)I無
水硫酸の供給量     0.07 kg/H減圧度 
          1 mmHg加熱面温度    
    80°に の結果からも、本発明の装置によって未反応油の効率よ
いスルホン化を行い得ることが分る。
なお、第1図に示すスルホン化装置は、これまで説明し
たように、他のスルホン化装置で予めスルホン化処理し
た反応液に第2段階のスルホン化処理を施すものとして
使用できるだけでなく、未処理の有機原液に直接2段階
のスルホン化処理を施すのにも使用することができる。
即ち、上段のジャケット3に反応熱除去用の冷却水を、
下段のジャケント4に熱媒体をそれぞれ流通させ、液供
給部13から有機原液を供給することにより、上半部に
おいて公知の薄膜方式による第1段階のスルホン化を行
い、下半部において前述した態様で第2段階のスルホン
化を行うことができる。
以上に詳述したように、本発明によれば、第1段階のス
ルホン化処理により生成した反応液を減圧及び加熱条件
下で薄膜状に供給するようにしたので、インナーオレフ
ィンに比較して極めて小さい九気圧を有するスルホン酸
中の未反応油を効率よく分離してスルホン化することが
でき、しかも、希釈しない無水硫酸ガスによってもスル
ホン化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の−・実施例を示す部分省略縦断面図で
ある。 +1,12 ・ee加熱面、 19・・・凝縮面、21
・・・・流路。 特許出願人 ライオン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、 有機液体を薄膜状に流し・てスルホン止剤ガスと
    の気合液接触によりスルホン化する装置であって、前段
    のスルホン化処理により生成した反応液を薄膜状に流し
    て該反応液中に含まれる未反応油を蒸発させるための加
    熱面と、蒸発した未反応油を凝縮させるための凝縮面と
    をスルホン止剤ガスの流路を介して対設し、該流路にス
    ルホン止剤ガスを減圧状態で供給可能としたことを特徴
    とするスルホン化装置。
JP1436183A 1983-01-31 1983-01-31 スルホン化装置 Pending JPS59139327A (ja)

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JP1436183A JPS59139327A (ja) 1983-01-31 1983-01-31 スルホン化装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076988A (ja) * 2012-09-20 2014-05-01 Kao Corp 内部オレフィンスルホン酸塩組成物及びこれを含有する洗浄剤組成物
JP2014167106A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Kao Corp 内部オレフィンスルホン酸塩組成物
JP2014167107A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Kao Corp 内部オレフィンスルホン酸塩組成物

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JP2014167107A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Kao Corp 内部オレフィンスルホン酸塩組成物
US9861566B2 (en) 2013-02-01 2018-01-09 Kao Corporation Internal olefin sulfonate composition
US9861567B2 (en) 2013-02-01 2018-01-09 Kao Corporation Internal olefin sulfonate composition

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