JPS59139037A - 電子写真用感光体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真用感光体に関し、詳しくは。

導電性支持体とセレン系光導電層との間に特定の光導電
性中間層を設けた電子写真用感光体に関する。

導電性支持体上に、絶縁性樹脂結着剤中に分散質として
無機又は有機微粒子を分散した中間層を設け、更にその
上に、セレン系光導電層を設けたタイプの電子写真感光
体は公知である。

このような層構造からなる電子写真感光体において、中
間層が設けられることの目的社支持体と光導電層間の接
着性向上及び電気特性の向上である。中間層は、結着剤
中に分散する粒子の種類によって、一般に、低抵抗中間
層及び光導電性中間層の２種に大別される。前者の例と
しては１分散質としてカーボンを用いたもの（特開昭４
９−１２６３３９号公報）や金属又はカルコゲン化合物
を用いたもの（特公昭５４−３６８５９号公報）があシ
１また。後者の例としては、フタロシアニンを用いたも
の（特公昭４４−１２６７１号公報）がある。しかし、
前者の中間層では１分散条件によっては感光体の帯電特
性、残留電位等の電気特性が太き（変動する。従って１
分散条件の制御が課題である。

一方−Ｆｅ　ｉ　ｔ７）　中（…ｌ−でも、分散質がフ
タロシアニン顔料である場合、電気特性、特に残留電位
が繰返し使用時に変動するという欠点がある。

なお１上記区分には属さないその他の中間層として分散
質を用いずに非結晶性樹脂単独よりなるもの（特開昭５
３−１０３７４２号公報〕が知られているが、ここでの
中間層の目的は、その上に設けられ次光導電層における
結晶化抑制効果を意図したもので、上記２種の中間層と
は異なっている。

本発明の目的は、中間層に用いられる分散粒子の分散条
件や繰返し便用においても電気特性が安定で、しかも中
間層による増感効果、結晶化抑制効果及び接着性向上に
ょる可撓性向上効果を併せ持つ上、優れた電子写真特性
を有する電子写真用感光体を提供することである。

即ち、本発明は導電、性支持体上に、有機顔料の微糺粒
子を絶縁性樹脂中に分散せしめてなる中間層を設け、更
にその上に、セレン、セレン合金又はセレン化合物よシ
なる光導電層を設は几電子写真用感光体において、前記
有機顔料が下記一般式 （ここで、Ｘはベンゼン嬢、ナフタレン環などの芳香環
、インドール壌、カルバゾール腹、ベンゾフラン環など
のへテロ環又はそれらの置換体＠　Ａｒ’はベンゼン瀕
、ナフタ壊 レン環などの芳香環、ジベンゾフランなど△ のへテロ環又はそれらの置換体、　Ａｒ”はベンゼン壌
、ナフタレン漣などの芳香環又はそれらの置換体　Ｈｉ
は水素、低級アルキル基、フェニル基又はその置換体Ｂ
２は低級アルキル基、カルボキシル基又はそのエステル
を示す。ノコ で表わされるジスアゾ顔料であることを特徴とするもの
である。

上記にあって、Ｘの芳香環またはへテロ環における置換
基またはＲ１のフェニル基における置換基としては例え
ばハロゲンが、　Ａｒ’の芳香環またはへテロ環におけ
る置換基またはＡｒ”の芳香環における置換基としては
例えばハロケン。

低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級ジアルキルア
ミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、スルホ
ン酸基またはその塩などがあげられる。

以下に本発明をざらに詳細に説明すると５不明の電子写
真用感光体は、導電性支持体、中間層及び光導電層を有
するものであり、その中間層における分散質として前記
一般式で表わされた特定のジスアゾ顔料を用いたもので
ある、導電性支持体としては例えばＡｊ！！、Ｎｉなど
の金属又はそれらの金属酸化物、ステンレススチールよ
シなる板；Ａ）、Ｐｄ、Ａｕなとの金属を被覆した合成
紙又はプラスチックフィルム；商分子第四級アンモニウ
ムの塩％ポリスチレンスルホン酸塩などの導電性物質を
含浸した紙又は布１等があげられるが、これらに限定さ
れるものではない。

光導電層は、既述のとおシ、セレン、セレン合金又はセ
レン化合物をもって形成されている。

セレン合金又はセレン化合物の代表的なものとしては５
ｅＴｅ　、Ａｌｌｌ５＠１　、５ｅ−Ｂ１合金、５ｓ−
８ｂ合金などが例示できるが、勿論これらに限られるわ
けではなく、セレン系電子写真用感光体の光導ｔ＃とじ
て従来より採用されているものであれば、いずれも使用
可能である。なお、この光導電層の厚さは１００μｍ以
下が適当で好ましくは１０〜７０μｍである。

中間層は１分散媒としての絶縁性樹脂及び分散質として
の前記一般式で表わされたジスアゾ顔料を主取分として
構成されている。ここでの絶縁性樹脂としては例えば、
エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリア
ミド樹脂。

ブチラール樹脂、ポリエステル樹脂などがあげられるが
、中でも、ポリエステル樹脂、ブチラール樹脂の使用は
特に良好な結果をもたらす。

また、これら樹脂の固有の特性を補う目的で二種以上併
用することも可能である。

一方、前記ジスアゾ顔料の具体例としては次のごとき化
合物が例示できるが、勿論これらに限定されるものでは
ない。

前記一般式におけるＡ これらのジスアゾ顔料はいずれも公知物質で。

例えば特開昭５６−８７５４５号公報に記載されている
ところから容易に合成でき入手可能である。

ジスアゾ顔料の絶縁性樹脂中への分散量は・中間層に占
めるジスアゾ顔料が１〜５０重量係の範囲となる程度が
適当である・ジスアゾ顔料の中間層に占める址が１重量
係よジ少ないと。

得られた感光体は残留電位の増加を招くようになυ、逆
に５ｏ３Ｉ量憾より多いと、中間層自体の接着性が低下
し、その結果、得られた感光体の可碗性回上の効果が期
待できないようになる。

こうした中間層の厚さは、５μｍ以下が適当で好１しく
に１〜３μｍ　ぐらいである。なお。

この中間層には上記の二成分（絶縁性樹脂及びジスアゾ
顔料）の他に、中間層乃至は感光体としての各種特性の
向上及び安定化を図るために、適当な添加剤を加えても
よい。

実際に本発明に係る感光体をつくるには、前記のジスア
ゾ顔料を絶縁性樹脂浴液中に分散した中１Ｂ３層形ｖｔ
液を満製し、これを導電性支持体上に公知の方法によっ
て塗布し乾燥して中間層を形成し、この中間層上にセレ
ン、セレン合金又はセレン化合物を蒸着法、スパツ、ｊ
ａ　ＩＪソング法と通常の手段によって光等電層として
形成せしめればよい。なお、中間Ｊ冑形成液の調製に用
イ１−）７１−るｄ媒としては、テトラヒドロフラン。

ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン。

メチルセルンルブ、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
があげられる。

かくしてつくられた本発明の亀子写真用感光体は所期の
目的？十分達成しうるものである。

次に、実施例及び比較例を示す。

実施例１ ブチラール樹脂（ユニオン刀−パイド社製。

ＸＹＨＬＪ４重ｉｔ部をガラスポット中でテトラヒドロ
フラン１１重量部に浴解し、ついでコノ中に化合物７に
ｌのジスアゾ顔料１型址部及びステンレススチールゼー
ルを加え、７２時間ミリングした。得られた分散液にテ
トラヒドロフラン３４１鎚部を加え、中間層形放散（ｉ
−調製した。

次に、この液ラステンレススチール（５ＵＳ３０４］製
支持体上に乾燥後の厚さが約１μｍになるよう塗布し、
１００℃で１時間乾燥して中間層を形成し、更にその上
に、セレンを真空蒸層して厚さ約６０βｍの無定形セレ
ンよシなる光導鼠層を形成することによｐｂ’＠、子写
真用感光体（本発明品１）を作成しｆｃａ 比較のため、中間層形酸液として、ジスアゾ顔料０．）
添加を省略し、前記ブチラール樹脂ＸＸ量部全テトラヒ
ドロフラン９Ｍ量部に溶解した溶液を用いた以外をよま
った〈同様にして、電子写具用感元体（比較品１）を作
成した。

続いて、これら２橡類の感光体について亀子写真特性を
試験したところ１表−１のごとき結果が倚られ１ヒ・表
−１から判るように、不発Ｅｌｌの感光体におけるジス
アゾ顔料を分散した中間１１つの効果は明らかで、特に
残留電位の低下に著しい効果が略められる〇 表　−１ 注）’ｖＭ：ザンズル表面に５ＫＶのコロナ放電を２０
秒間行なった時の岩面′電位。

Ｄ、Ｄ　：　Ｖｏ／ＶＭの値（Ｖｏは２０秒曲ｕ＝ＷＨ
させた時の表面′電位）・ Ｅ３Ａ　　：暗減衰の後、タングヌテンランプにより表
面照ｉｔが２０１ｕＸになる よう光照射し１表市電位ＶｏのＨに なるに要する蕗光景 ■Ｒ二先光照射２０秒間行なった後の表面電位。

実施例２ ポリエステル（デュポン社製、ポリエステル了ドヘクブ
ノ９重量部をガラスポット中でテトラヒドロフラン２３
３１：に部に溶解し、この中に化合物Ａ１のジスアゾ顔
料ＩＭ址部及び実ｍ例１と同じステンレススチールボー
ルを加えて７２時間ミリングした。得られた分散ｗＬに
更にテトラヒドロフラン６３重に部を加えて中間層形成
液を調製した。次に、このｇを実施例１と同じ支持体上
に乾燥後の厚さが約３μｍとなるよう塗布し、１００℃
で１時間乾燥して中間層を形成し、史にその上に、　Ｔ
ｅ含含有量８量量係Ｂｅ−Ｔｏ金合金真空蒸着して＃ζ
約６０μｍの非晶質５ｅ−Ｔｅよりなる光導電層を形成
することによシ、電子写具用感光体（本発明品２〕を作
成した・ 比較のため、中間ｌ−形氏液中の前記シヌアゾ顔料の代
ジにβ−銅フタロシ了ニンを用いた以外はまった〈同様
にして５電子写真用感光体（比較品２）を作す又した・ 絖いて、これら２種類の感光体を市販Ｑつ電子写真複写
機にセットし、繰返し使用テヌトを行なったところ、比
較品２では初期の残留電位２０Ｖが１１０ｖと約９０Ｖ
増加したのに対し、本発明品２では残留１Ｍ２位の変動
は見られなかったＯ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　導電性支持体上に、有機顔料の微細粒子を絶縁性
   樹脂中に分散せしめてなる中間層と、更にその上に、セ
   レン、セレン合金又はセレン化合物よシなる光導を層を
   設けた電子写真感光体において、前記有機顔料が下記一
   般式くここで、Ｘはベンゼン環、ナフタレン環などの芳
   香環、インドール環、カルバゾール猿、ベンゾフラン環
   などのへテロ環又はそレラの置換体＞　Ａｒ’はベンゼ
   ン＠、ナツタ猿 レン環などの芳香環、ジベンゾフラへなどのへテロ環又
   はそれらの置換体、Ａｒ”はぺ／ゼン壌、ナフタレン環
   などの芳香環又はそれらの置換体　１１は水素、低級ア
   ルキル基、フェニル基又はその置換体、Ｒ宜は低級アル
   キル基、カルゼキシル基又はそのエステルを示す。〕〕 で表わされるジスアゾ顔料であることを特徴とする電子
   写真用感光体。