JPS59137534A - ミシン糸 - Google Patents

ミシン糸

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JPS59137534A
JPS59137534A JP866983A JP866983A JPS59137534A JP S59137534 A JPS59137534 A JP S59137534A JP 866983 A JP866983 A JP 866983A JP 866983 A JP866983 A JP 866983A JP S59137534 A JPS59137534 A JP S59137534A
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JP
Japan
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thread
sewing
needle
needle hole
waterproof
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JP866983A
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English (en)
Inventor
裕司 吉田
星合 文隆
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、防水製品の縫目からの漏水を防止する等の目
的に特に好適なミシン糸に関する。
従来、雨合羽・やレインコート、アノラック、テントな
どの防水製品では、生地には十分な防水性が付与されて
いるが、しかし製品とするに際してのミシン縫い乙 ミ
シン針が生地を貫通して針穴が出来ている。この為、生
地からの漏水はなくても縫い目、すなわち針穴から漏水
が生じ問題であった。従ってこの漏水を防水する方法が
種々考案され実施されている。例えば次の様な方法が知
られている。
■ 縫い目の裏側に縫い目に沿って熱接着用樹脂のつい
た防水テープを熱接着する。
■ 縫い目の裏側または表側に樹脂を塗布する。
■ 低温で融ける低融点ポリマー糸を木綿あるいは合成
繊維のミシン糸と併用して縫製し、縫製後熱処理して針
穴を塞ぐ。
しかし、これらの方法では種々の欠点を有し、いまだに
満足すべき方法は見出されていない。例えば■の防水テ
ープを使用する方法では、防水布を縫製してから熱接着
作業を必要とし、非常に手間がかかり、とくに複雑な構
造の縫製品では作業が困難である。また、接着不良や洗
濯による耐久性が劣シ、防水テープの剥離といった問題
が生じたシ、さらに防水テープを接着した縫い目は風合
いがかたくなり、伸縮性も阻讐される欠点がある。
■の樹脂を塗布する方法では、樹脂を塗布する手間がか
かり、しかも塗布むらが生じ易く部分によっては漏水す
る事もある。゛また風合がかたくなシ、長期間使用すれ
ば樹脂の老化によシ漏水が生じたシする。■の低融点ポ
リマー糸を使用する方法では、ミシン工程後にアイロン
がけなどの熱処理が必要で、■、■の方法と同様に手間
がかかり、熱処理むらも生じ易く、また完全に針穴を塞
ぐ事は困難であシ、縫い目防水とはいえなかった。
これらのように従来からの方法では、縫い目の防水には
非常に手間がかかシ、また防水むらも生じ易く、使用(
着用)によって防水性が低下し易いという共通の欠点を
有した。
本発明者らは、これらの点について研究した結果、弾性
糸を含有する糸条からなるミシン糸を使用して縫い目の
形成を行なえば、防水テープの接着や樹脂を塗布するよ
うな手間ががからず、風合いも阻害せず、しかも均一で
安定した縫い目の防水性が得られる事を見出した。
本発明では、ミシン糸で針穴を塞ぎ防水性を得ようとす
るものであり、防水性を得るには、ミシン針が生地を貫
通する為に形成される針穴を、ミシン糸で完全に塞げば
高くなる。針穴の大きさは使用したミシン針の太さ以上
に大きくなる事はほとんどないので、針の太さと同じ太
さとなる様ミシン糸を選定すれば良いが、実際面で針穴
と同じ太さのミシン糸を選定することは、必ずしも針と
同じ太さの針穴が形成されるわけではなく生地によって
変わる事があったシ、またミシン回転数によっても変わ
るので困難である。更にミシン下糸を針穴と同じ太さと
して使用した場合、上糸の張力を強くして下糸が針穴を
貫通する様設定するが、この場合に無理な張力が上糸に
かかシがちで、糸切れや、シーム/J?ツカリングが生
じ易い。また、ミシン上糸で針穴を塞ぐのは、ミシン針
と同じ太さ、及びそれよシ太いミシン糸は使用出来ない
ので不可能である。ミシン上糸と下糸の結節点を生地の
中央に配し針穴を塞ぐという方法も上糸と下糸のすき間
が多く、また、結節点を中央に均一に配するのも調整不
可能であった。この様に、従来のミシン糸では防水性は
得にくく、例え針穴がミシン糸で塞がったとしても高い
防水性は得られない。
本発明のミシン糸は、特にIピン糸、ルー・ソー系など
の下糸として使用する方が効果的であシ、下糸として使
用した場合について説明すると、上糸によシ下糸が引き
出され、生地の針穴部分で上糸と下糸の結節点が形成さ
れようとする。この時、下糸を形成される針穴よシもや
や太くしておき、更に、上糸張力を少し高くして上糸と
下糸の結節点が上糸側になる様調節すれば、従来のミシ
ン糸では下糸は針穴を貫通しなかったが、本発明のミシ
ン糸では、針穴を貫通する際、弾性糸はその太さが細く
なった状態で貫通する。つまり本発明のミシン糸が、上
糸に引掛けられ、針穴中を引き上げられる時に針穴の抵
抗があるにかかわらず引き上げる為伸ばされ、かつ針穴
によシ圧縮されその太さが細くなって針穴を葭通するの
である。また、本発明のミシン糸が、弾性糸と一般の合
成繊維等と複合され、その伸長度が低い場合に於ける針
穴貫通は、針穴によシ弾性糸が圧縮され、その結果細く
なって針穴を貫通する。この時、引張られる為に生じる
弾性糸が細くなる現象は、その複合糸により規制されて
おり、複合糸の伸びが犬きh程弾性糸も細くなるが、複
合糸の伸びが少ない場合の針穴貫通は針穴による弾性糸
の圧縮の効果が大部分を占める。また、第1図に示すよ
うに、針穴へ入った弾性糸は圧縮された状態で、弾性糸
は太さを回復しようとする力が働くため、針穴は完全に
塞がれる。以上のように、従来のミシン糸使いでは針穴
よシも太いミシン糸では針穴を貫通しなかったが、本発
明のミシン糸は、針穴よりもやや太いミシン糸でも上糸
張力を無理に強くする事なく針穴を貫通する。この為、
上糸切れやシーム/eツカリングが生じにくいのは勿論
の事、高い防水性が得られる。
本発明に用いる弾性糸とは、側面を圧縮すれば容易に太
さが細くなシ、また圧縮を解除すれば元の太さにもどる
糸であシ、つまシ、伸び易く、かつよく伸長回復する糸
が適している。例えばポリウレタンエラストマー糸、天
然ザム糸などで、200%以上伸長可能で、かつ100
%伸長後の伸長回復率が80%以上のものが好ましい。
この時、系′の伸長回復率は次式により求める。
■ ミシン糸を40cIlI長に切断する。
■ 初荷重0.01 f/dを加え、30σ間隔に2ケ
所印をつける。
■ 荷重を加え、100%伸長する。100%伸最後す
ぐに荷重を取シ除く。(初荷重は付けたA−30 ■ 伸長回復率(%)=(1−一η、) x to。
弾性糸の伸長率が少なすぎる場合、ミシン下糸として使
用する場合針穴を貫通しに<<、従って上糸張力をiめ
なければならないので、7−ムパツカリング、上糸切れ
などが生じ易い。また、100%伸長後の伸長回復率が
少なすぎる場合針穴を貫通したミシン糸が、太さを回復
しようとする力が弱く、針穴にすき間が生じ易い。
本発明のミシン糸には、弾性糸ioo%の場合も含まれ
る。弾性糸100%では、シーム・ξツカリング、縫い
目開き、また縫い0強力不足となシがちであるが、縫い
目を塞ぐという目的だけであれば形成される針穴よシも
かなり太い糸でも針穴貫通可能なので最も防水性に優れ
ており、縫い0強力不足、縫い目開きなどの欠点が出な
い部分の縫い目形成には使用可能である。例えばスキー
ウェアーのワッペン縫製、フーr1袖口などの折シ返し
部ヌテツチ飾シスチッチ、おむつ等の・ぞイピング縫い
など力の加わらない部分の縫製である。
本発明のミシン糸に於て、弾性糸と、他の別系と複合す
る際、別系の割合は縫製する部分の目的により任意に選
定可能であるが、弾性糸以外の別系の割合が多くなる程
、形成される針穴よシミシン糸を太く出来にくくなり、
防水性は低下しがちとなる。
このような意味から、弾性糸の含有量は30%以上が好
ましい。肩部、ズぎンの尻縫いなど縫い目強力が要求さ
れる場合には弾性糸の割合を低くして、ポリエステルな
ど高強力の別系の割合を高くシ、脇縫い、ヨーク縫いな
ど、縫い目強力も、防水性も要求される場合には、弾性
糸の割合を高くシ、縫い目強力よりも防水性が要求され
る場合には、弾性糸が大部分占めるか、前記の如く、弾
性糸のみのミシン糸とすれば良い。
また、弾性糸と複合する別系については、ナイロン、ポ
リエステル、アクリル、ポリプロピレンなどの合成繊維
の他に、レーヨン、キュプラなどの合成繊維及び木綿、
絹などの天然繊維で、これら別系の糸形態については長
繊維、紡績糸、加工糸など特に限定されない。またこれ
らの別系と弾性糸を複合する方法についても特に限定さ
れないが、例えば、別系と弾性糸を引きそろえ糊剤で接
着してミシン糸とする方法、別系を芯にして弾性糸をカ
バリングする方法、あるいは別系と弾性糸とを撚糸する
方法等がある。
本発明のミシン糸の伸長率は1%以上あることが好まし
い。
本発明に於て、ミシン糸の伸長率は次式によシ算出する
■ ミシン糸を40crIKに切断する。
■ 初荷重0.01 t/dを加え、この時、30cI
n間隔に2ケ所印をつける。
■ 0.1 f/dの荷重を加え、この時の印と印の間
の長さBを測定する。
−30 ■ ミシン糸の伸長率(%) =a o X 100ミ
シン糸の伸長率が嶋い程シームパツカリンクや縫い目開
きを生じ易い。更に防水性については、縫い目部分に応
力を加えずに耐水圧を測定(以下静水圧と称す)すれば
、伸長率が大きくなっても静水圧の低下は殆んどないが
、縫い目部分に応力を加えた状態、すなわち縫い目を縫
い目に直角に両側から引張った状態で耐水圧を測定(以
下動水圧と称す)すれば、伸長率が大きいミシン糸はど
動水圧が低下し易い。特にミシン糸が複合糸の場合の伸
長率は70%未満が好ましい。伸長率が大きすぎると動
水圧が低下する。つまシ、縫い目に力が加わシ、ミシン
糸が引張られれば弾性糸が細くなって針穴にすき間が生
じ、防水性が低下する。
実際の製品に於ては、スキーウェアー等の肩部、アーム
ホール、尻縫い等、縫い目に力が加わる部分の防水性が
低下し易い。従ってこのような縫い目に力が加わる部分
では、伸長率が70%未満である本発明のミシン糸を使
用すれば動水圧による防水性の低下はわずかとなる。
但し、複合糸でも、弾性糸の含有率が高く、かつ別系の
拘束力が弱い糸条のミシン糸、あるいは、弾性糸のみで
ある場合には、例え伸長率が70%以上であっても、動
水圧の低下は少ない。この場合、縫い目に力が加わシミ
シン糸が引張られると、弾性糸の含有率が少ない時は、
針穴に貫通しているミシン糸までほぼ均一に引張られ、
伸長して細くなるが、弾性糸の含有率が高く、かつ別系
による弾性糸の拘束力が弱い糸、及び弾性糸のみの場合
には、縫い目に力が加わりミシン糸が引張られた際、ま
ず針穴に貫通している部分はあまシ引張られず、針穴の
外に形成される糸、例えば上糸との結節部分の糸が大き
く伸長する。従って、針穴中の糸と、針穴の外の糸の太
さは、大きく異なっており、この事により、動水圧低下
が少なくなっているのである。
本発明ミシン糸を、ミシン上糸(針糸)として使用する
際には、すべりを良くする為にシリコンオイルを付着し
たり、また、ミシン糸としての強力、及び伸長率につい
ても、ミシン機種によって必要強力、必要伸長率が異な
るが、可縫性を低下させないように本発明のミシン糸の
構成を考慮する必要がある。なお、ミシン上糸使いでは
、生地の種類によって異なるが、防水効果はミシン下糸
使いの時よりあまり良くない。
本発明のミシン糸は、ミシンの上糸、あるいは下糸いず
れにも使用可能であるが、特に効果が発揮されるのは下
糸使いで、かつ、針穴よシも太いミシン糸を使用した時
である。この場合、上糸には普通のポリエステルやナイ
ロンなどのミシン糸を使用すれば良いが、第1図に示す
ように、本発明のミシン糸1を下糸に用い、防水布2に
形成された針穴3を十分貫通するように上糸4の張力の
調整を行なえば特に高い防水性能が得られる。
また、縫い代仕様については、第2図に示すように、片
倒し押えステッチ、または第3図に示すタコ縫いが適し
ており、割シや、片倒しのみでは防水性の効果が小さい
。すなわち、第2図のように本発明のミシン糸を用いて
片倒し押えステッチにより縫製された防水製品とすれば
、ミシン糸la、lbは針穴を塞いでおり、針穴からの
水の浸入は防止される。一方、端縁を折畳んだ側の防水
布2Mとフラットな防水布2bとは、外側と内側の2本
のミシン糸1m、lbで2重に強く縫い寄せられている
ために、防水布2aと防水布2bとの境界部5は緊密に
接触し、境界部からの水の浸入が防止される。また、第
3図に示すように、本発明のミシン糸を用い玉・タコ縫
いによシ縫製はれた防水製品とすれば、ミシン糸1a、
lbは針穴を塞いでおり針穴からの水の浸入され、また
、防水布2m、2bの端縁が互いの折畳み部の中に折り
込まれていて、防水布2aと2bとの境界部5は複雑に
屈曲した形状となっており、しかも防水布2aと2bは
2本のミシン糸1m、lbで2重に強く縫い寄せられて
互いに緊密に接触しているために境界部5からの水の浸
入がよシ有効に防止される。
本発明のミシン糸が最も有効に使用されるのは防水製品
においてであり、特に耐水圧500m水柱以上の生地を
使用した防水製品により好適である。製品例としては、
レインコート、アノラック、スキーウェアー、ウィンド
ブレーカ−1おむつカバーなどの衣料、テント、寝装な
どの登山用品、その他にも防水を目的とした縫製品の事
である。
更に、これらの防水製品以外にも、針穴を完全に塞ぐ事
を目的とした用途にも使用可能で、例えば衣服内の塵を
衣服外へ出さない為の防塵衣料用ミシン糸、また、ダウ
ンウェアーのダウン抜は出し防止用ミシン糸などである
。更に、ミシン糸が伸縮する特徴を生かした製品、例え
ば、ニット製品などの縫い目形成や、伸縮性のある防水
布の縫い目形成にも有効である。
次に実施例を示す。
実施例 1 ナイロン−66,70デニールの仮撚り加工糸と伸長率
が600%、伸長回復率が98%のポリウレタンエラマ
ドマー糸210デニールの糸とを270 T/Mで8撚
りし、更に3本合わせ186 T/Mで2撚りを加え3
子撚りのミシン糸とした。この複合糸の伸張率は30%
、弾性糸の含有率は75%であった。この糸を使用して
次の条件で縫製し、縫い目部分の耐水圧、シーム・ξツ
カリングを測定した。耐水圧は動水圧、静水圧の2方法
で測定しその測定結果を第2表に示す。
〈縫製条件〉 0使用生地−耐水圧2000 mm水柱の防水布0使用
ミシン□1本針本縫いミシン 0使用ミシン針−# 12KN (オルガン)0ミシン
上糸−す40(ナイロン−66ミシン糸)0ミシン下糸
□実施例のミシン糸 なお、実施例1に於てミシン糸の伸長率を変化させたミ
シイ糸を作成し、耐水圧、シームノミツカリングを測定
した。その結果を第1表に示す。
実施例 2 ナイロン−66,100デニールの糸2本と、伸長率6
00%、伸長回復率が98%のポリウレタンニジストマ
ー系410デニールの糸1本と、更にポリアミド糸のホ
ットメルト糸150デニール1本とを引き揃え、次いで
熱処理を行ないホットメルト糸を溶してポリウレタンエ
ラストマーとナイロン−66糸とが接着されたミシン糸
とした。この複合ミシン糸の伸長率は10%、弾性糸の
含有率は62%であり、ミシン下糸として縫製した。縫
製条件は実施例1と同様で、縫い目部分の耐水圧を測定
し、その結果を第2表に示す。
実施例 3 ポリエステル250デニールの糸を芯糸とし伸長率60
%、伸長回復率が98%のポリウレタンエラストマー糸
210デニールの糸をS、zにダゾルカノ々リングしミ
シン糸とした。この複合糸の伸長率は5%弾性糸の含有
率は63%で、ミシン下糸として縫製した。縫製条件は
実施例1と同様で、縫い目部分の耐水圧を測定し、その
結果を第2表に示す。
実施例 4 ポリエステル75デニールの仮撚加工糸と伸長率400
%、伸長回復率が95%の天然ゴム糸200デニールと
を8方向に270T/Mで撚糸し、次いでこの糸を3本
合わせ2方向に186 T/Mの撚シを加え3子撚りの
複合ミシン糸とした。この複合糸の伸長率は40%0%
弾性糸有率は73%でミシン下糸として使用し、実施例
1の条件で縫製し、縫い目部分の耐水圧を測定した。そ
の結果を第2表に示す。
実施例 5 伸長率600%、伸長回復率が98%のポリウレタンニ
ジストマー系410デニールの糸を2本合わせミシン糸
とした。このミシン糸の伸長率は310%弾性率の含有
率100%で、ミシン下糸として縫製した。縫製条件は
実施例1と同様で、縫い目部分の耐水圧等を測定した。
その結果を第2表に示す。
第2表に於て、本発明のミシン糸で縫製した縫い目は、
従来のミシン糸で形成した縫い目よりも防水性が非常に
優れているのがわかる。また、弾性糸のみで縫製したも
のは、シームパッカリングは発生するが防水性は良好で
ある。従来のミシン糸では下糸が針穴を貫通するように
すれば、かなシ−ムパッカリングが発生し、また、防水
性もほとんどない。
第1表 第2表 *l 静水圧測足法 J I S   L 1092 *2 動水圧測定法 耐水圧の測定装置、JI8 Li2O2法で使う装置を
用いる。装置に試料をセットする際に、第4図に示すよ
うに、#1(20副)、A、(20の)の四方の中央に
片倒し押えステッチ縫いの縫い目6が入った試料をつく
り、縫い目と直角方向にW(200t=I31 X 1
0)の力で引張シ、この状態で耐水圧測定装置にセット
し、動水圧を測定する。
*3 シーム・ぐツカリング測定法 生地を2枚重ねで50crn長縫製し、縫い目部分の波
うちを視覚判定する。判定基準は次の通シ5級 波うち
がほとんどない 4級 波うちが軽微である 3級 波うちが目立つ 2級 波うちがかなシ目立つ 1級 波うちが甚しい *4 比較例は、実施例1の縫製条件で、ミシン下糸に
、ナイロン−66ミシン糸す40を使用した縫い目で、
下糸が針穴を貫通するようミシン調整し友。
【図面の簡単な説明】
aX図は本発明の複合ミシン糸で防水布に形成された針
穴を貫通した時の機付ミシン糸の状態を示す説明図、第
2図は本発明のミシン糸で片倒し押えステッチで縫製し
た場合の説明図、第3図は本発明のミシン糸で、タコ縫
い縫製した場合の説明図、第4図は動水圧測定法の説明
図である。 1・・・本発明の複合ミシン糸、2・・・防水布、3・
・・針穴、4・・・普通ミシン糸、5・・・境界部、6
・・・縫い目、7・・・折り線 特許出願人 旭化成工業株式会社 第1図 第2図 と0 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 弾性糸を含有する糸条からなるミシン糸
JP866983A 1983-01-24 1983-01-24 ミシン糸 Pending JPS59137534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP866983A JPS59137534A (ja) 1983-01-24 1983-01-24 ミシン糸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP866983A JPS59137534A (ja) 1983-01-24 1983-01-24 ミシン糸

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JPS59137534A true JPS59137534A (ja) 1984-08-07

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ID=11699337

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JP866983A Pending JPS59137534A (ja) 1983-01-24 1983-01-24 ミシン糸

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JP (1) JPS59137534A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01260030A (ja) * 1988-04-08 1989-10-17 Du Pont Toray Co Ltd 伸縮性縫製品
WO2019123724A1 (ja) * 2017-12-19 2019-06-27 株式会社オンワードホールディングス 防水縫い目構造

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