JPS59137365A - 六ホウ化ユーロピウムを基材とする多結晶焼結体、その製造法、および該焼結体からなる中性子吸収材 - Google Patents

六ホウ化ユーロピウムを基材とする多結晶焼結体、その製造法、および該焼結体からなる中性子吸収材

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JPS59137365A JP58244388A JP24438883A JPS59137365A JP S59137365 A JPS59137365 A JP S59137365A JP 58244388 A JP58244388 A JP 58244388A JP 24438883 A JP24438883 A JP 24438883A JP S59137365 A JPS59137365 A JP S59137365A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 六ホウ化ユーロピウムは今まで原子核工業に好んで用い
られてきた炭化ホウ素に比べて、理論的に考えたたけで
も、次のような利点を有しているので、「高速中性子増
殖炉」型の原子炉の中性子吸収材として特にahである
ことが知られている=1、 自然B富化EuB6は35
原子%B−10富化84Gと同じ反応性を有する。
2、  EuB、におけるヘリウム生成による圧力発生
は同じ反応性を有する84Gの場合に比べて50%低い
ため、EuB6の使用によって耐用寿命が2倍の長さに
なる。
3、  EuB61<おいて溶融によって生ずる反応性
の損失は84Gの場合に比べて40%低い(K、A。
S chwe tz等K 、J: ル「Atomwir
tshaft  undAtomtechnll< J
 i 8巻(1973年)561〜534頁参照)。
しかし、化学量論組成の六ホウ化ユーロピウムから上述
の用途のために充分な安定性と密度とを有する自然結合
性多結晶焼結体の製造は困難を伴っている。
加圧しない焼結の実験に関してCユ、望ましく々い結果
の1人が知られている。この場合には、25μn7の粒
度を有する原料粉体を結合剤外しに、理論密度(以下で
は%TDと略する)の50〜60%を有する生成形体に
予備成形し、次に真草加熱する。2260〜2760℃
の焼結温度において、16時曲後に、わずか66%TD
の焼成体が得られるにすき゛ず、しかも同時に40%の
重量損失が生ずる。これより低い焼結温度(2230℃
以下)では、緻密性が得られなかったり、縮みがみられ
たシした。
これに反して、2260℃における真空下での加熱プレ
スによっては90%TDの焼結体密度が得られるが、こ
の場合にはかなシの粗粒化ならびに焼結体と黒鉛型との
反応がみられている(E。
W、Hoyt等[General  Electric
  Report GEAP−3332Contrac
t AAT (04−”1)−189、原子力安員会1
960年6月6日)。
加熱プレス間に1850〜1950℃の範囲の低い温度
を用いると、99%TDまでの焼結体密度を得ることが
できるが、この場合にも焼結体と黒鉛型との反応が報告
されている。このようにして得られる焼結体は単相であ
る、ずなわぢ二次相が検出されないが、ミクロ構造に2
00μm寸で粗粒子によって囲繞された粒度〈10μm
のマトリックスから成く2種類の粒度分布を冷している
(A。
E、Pa5ts等Trans、  Amer、  Nu
cl、  Soc、、 26巻(1977年)、176
頁)。このような不均質なミクロ構造を有する成形体が
高い密度を有するにも拘らず、特に安定でないないこと
は当然である。
加熱プレス間の焼結温度を1700vまでにさらに下げ
ると、黒鉛型との反応を避けることができ、粒度をよシ
良く調整することができるようになる。
このだめにはミクロン以下の粒度のEuB6粉体の使用
が必猥になるが、このような粉体はWGポ゛−ルミルに
おける76時間の摩砕によって製造されるものであるた
め、不経済であるばかシでなく、イυF摩粒による焼結
体の汚染を避けることができない。さらに、加熱プレス
間の問題が明1つかに遊離ユーロピウムの存在に関連し
ていることも認められている;この問題は、例えばホウ
素せたは炭化ホウ素をホウ素過剰相にかえてホウ素含量
を尚めることによって、解除される。、8%の孔度を有
するEuB、+5%ホウ素の混合物から1700℃で製
造されるベレットは、2,150℃において他の点では
同じ条件下で得られるものよりも微細なミクロ構造を有
しティる(G、 W、 Hollenberg等、Ge
rami、cBulletin 6D巻(1981年)
、478〜480頁及びGhem 、 Abs。92巻
(1980年)i、46194uの報告を参照)。
熱間プレスによるだけで、結合剤の添加なしに化学量論
組成のEuB6粉体を充分に圧縮することができるが、
熱間プレスは通常の黒鉛型を用いて実施できる場合にの
み経済的に有意なものになるので、EuB6とCまだは
B4Cとの考えられる反応及び三元系Eu−B−Gの相
組成をさらに詳しく研究した。EuB6−C(7)断面
には、一般式EuB6zGX(Xは0〜0.25の値を
肩する)に応じた結晶相を形成して、EuB6格子の中
にCが温度に依存して限定されて溶解しているのが認め
られた。6M量%以上の量の炭素はEuB、格子中に溶
解せず、空気中の湿度に対して敏感な付加的な相を形成
する。
EuB6−84Gの断面中にも上述の結晶相が認められ
るが、付加的な相は認められなかった。従って、EuB
6−84G断面はこの2相が平衡状態で存在している偽
2元系であるとみなされる。
これらの研究から、通常の黒鉛型において化学量論組成
のEuB6粉体の熱間プレスの際にEuB6の浸炭が起
こり、EuB、XCX  (Xは上述の意味を有する)
の固溶体が形成される。しかし、選択した焼結温度にお
いて炭素の溶解度以上に浸炭が起こる場合には、生成す
る焼結体は大気の湿度に対して安定でなくなる;このこ
とは加水分解を受けやすい炭化ユーロピウム捷たは炭化
ホウ累相が存在することによって説明される。しかし、
熱間プレス間に過度に高い焼結温度を避ける及び出発物
質として微細なEuB6粉体を使用するのような、成る
条件を保持することによって、0.4〜0.6M量%間
のC含量を不する安定で単相のEuB6焼結体カ得られ
る(K、 A、Schwetz等、G eramurg
iaI nternational 、5巻(1979
年)105〜109頁)。
化学量論組成のEuB6粉体から結合剤または焼結助剤
の添加なしに自己結合性多結晶焼結体を製造することが
最終生成物の最も良い性質を保証するという考えが優勢
であったので、今まで公知の方法は全てこの考えから出
発していたが、これらの方法では非加圧焼結の場合の揮
発性ユーロピウムまたはユーロピウム化合物の生成によ
る高い重量損失または熱間プレスの場合の黒鉛型部分に
よる過度の浸炭(これは得られた焼結体の再加工を必要
とするばかりではなく、黒鉛型の再使用を不可能にする
ような黒鉛型損傷を招く)のような困難を考慮しなけれ
ばならず、熱間プレスの際のこの欠点は正認な温度制御
及び非常に微粒な出発物質の使用のような費用のかかる
処置によってのみ限界内にとどめることができるもので
ある。しかし、六ホウ化ユーロピウムを中性子吸収材と
して核テクノロジーに使用するためには、多結晶焼結体
の経済的な製造が非常に重要である。
従って、公知の生成物と少なくとも同じような物質を有
し、今まで利点とされてきだEuB6の自己結合性なし
に得られ、さらに黒鉛型での熱間プレスによるはかシで
なく、例えば均衡熱間プレス及び非加圧焼結のような、
あらゆる公知の慣習的な焼結方法によって経済的に製造
され得るような、六ホウ化ユーロピウムを基材とする多
結晶焼結体を提供することが課題となる。
本発明による六ホウ化ユーロピウムを基材とする多結晶
焼結体は少なくとも85%TDの密度を有し、カポつ化
ユーロピウム、0.1〜10重量%の炭化ホウ素及び任
意に加える無定形炭素とから成り、Eu−1−B−4−
Cの総量が少なくとも98.5重量%を占め、20μ?
nより小さい平均粒度の均質なミクロ構造を有し、この
構造中には式EuB、 XCX(Xは0〜0゜25の値
を意味する)に相当する結晶相の他に、炭化ホウ素が分
離した、微粒な結晶相として認められる。
本発明による焼結体は六ホウ化ユーロピウムに炭化ホウ
素添加物及び7才だは炭素含有物質とホウ素成分との混
合添加物を加えた粉末混合物から、加圧焼結あるいは非
加圧焼結によって製造され得る。この場合に、EuB、
粉体使用量に関して約0.5〜12重量%の炭化ホウ素
のみを添加するあるいはこれと同量の炭素含有物質・ホ
ウ素成分混合物(炭素が過剰に存在する)を添加するこ
とで一般には充分である。
粉末混合物の出発物質としては、化学量論量のEuB6
粉体(B/Eu−6,0±0.1)と84G粉体(84
C99,5重量ん)を用いるのが望ましい。この場合、
六ホウ化ユーロピウムの粒度は選択した焼結方法に依存
して、30μm以下から”)lln1以下才での範囲を
取り得る。炭化ホウ素粉体はミクロンよシ小さい粒度の
粉体として用いるのが望ましいが、この粒度を表わす尺
度として比表面積(BET法により測定)を用いるのが
適切である。この場合に>18m2/7%に20??t
2/rの比表面積を有する炭化ホウ素が実証されている
炭化ホウ素粉体そのものを用いる代シに、無定形炭素及
び無定形炭素に炭化可能な有機物質と無定形ホウ素及び
/まだは炭化ホウ素から成る混合物を用いることもでき
る。
出発粉末混合物から本発明による焼結体の製造は、以下
で個々に詳細に説明するよう一部、あらゆる公知の焼結
方法を用いし、実施することができる: 1、 熱間プレス この方法には、比較的安価で高純度のものを入手するこ
とのできる、最大粒度が60μmから10μmまでのか
なり粗粒のEuB、粉体が使用される。
この粒体に微粒の炭化ホウ素粉体を通常の公知の手段に
よって均質に混合し、次に黒鉛型を用いる通常の熱間プ
レスにおいて、1,800〜1.900℃の範囲の温度
、約5 Q MPaの鍛造圧力で熱間プレスする。Eu
B、粉体使用量に関して6〜7重量%の炭化ホウ素を添
加することによって最も艮い結果が得られるが、この場
合EuB6粉体の粒度に関係なく、約1,850℃の温
度において〉95%TDの密度が得られる。
理論密度−一混合ルールに従って、次のように算出する
ことができる: 4.91     2.51 EuB6が混合した炭化ホウ素の一部と反応することに
よって結晶相EuB6)(Oxが生成し、この結果、焼
結体と黒鉛型との反応が完全に阻止されるだめ、黒鉛型
の再使用が可能になる。
完成焼結体中の結晶84G随伴相の割合は炭素総含量と
EuB、格子中に俗解した炭素の差から間接的に、次式
によって算出することができる:(C総@歓−C格子中
) X 4.60=84GC総含量=粉体試料を酸素流
中で1,050℃において燃焼させ、生成したCO2を
クーロン滴定することによって実験的に求め た炭素の総合重量%。
C格子中−X線撮影による格子・ξラメータ測定と較正
線図による算出とによって実験的 に求めた、固酊体EuB6−xcxとして存在する炭素
の正量2 84G  −炭化ホウ素の重量% 4.60−自然のB同位体比においてB4Cに基づいて
Of:算出するための化孝量論的係数 2、均衡熱間プレス この方法には黒鉛型における熱間プレスの場合と同様な
、比較的粗粒のEuB6粒体を出発物質として用いて、
微粒な炭化ホウ素粉体と混合することができる。
本発明による焼結体を製造するには、この粉末混合物自
体をさらに予備処理することなく、予め製造した任意の
形状のケーシングま/ζはカプセルに充填して、撮動に
よって圧縮することができる。
次に、このケーシングをその内容物と共に排気してから
密封して、ガスに対して不透過性にする。
また、この粉末混合物を予備成形して、開化質すなわち
表面に開いた孔を有する生成形体を形成し、これに気密
なケーシングを施すことができる。成形は例えば室温ま
たは昇温下におけるダイプレス捷だは均衡プレスのよう
な、通常公知の処置によって行うことかできる。成形後
に、この生成形体は混合物の理論的に可能な密度に基づ
いて、少なくとも50%望甘しせけ60%の理論的密度
を有することになる。
気密に密封可能なケーシング゛の材料としては、例えば
純粋なりイ酸ガラスのような高融点ガラス捷たは高融点
タイプのセラミックを用いることができる。粉末混合物
自体を用いる場合には、予め製造したケーシングまたは
カプセルが必要であるが、これらのケーシングは予備成
形した生成形体を用いる場合にも用いられる。しかし、
予備成形した生成形体の場合には、例えばガラスまだは
セラミック様の物質を塗布し、次に溶融または焼結して
気密なり−シングを形成するといつだように、直接被覆
によって気密なケーシングを得ることもできる。さらに
、ガラス捷たはセラミックケーシングと被圧縮粉体また
は被圧縮生成形体との間に中間層を挿入することも望ま
しい。このためには、不活性粉体、繊維またはホイルを
用いることができ、例えば黒鉛ホイル及び/丑だはり化
ホウ素粉体を用いることができる。
ケーシングを施した試料を高圧オートクレーブに入れ、
少なくとも1,750℃の所要圧縮温度に加熱する。圧
力伝達体の不活性ガスとしてはアルゴンまたは9索を用
いるのが望ましい。使用するガス圧は150〜250u
paの範囲であることが望ましく、使用する最終温度に
おいて徐々に圧力を高めて、この範囲の圧力にする。圧
力と温度が低下した後、冷却した成形体を高圧オートク
レーブから取り出し、例えばガラスまたはセラミックケ
ーシングをザンドプラステイングすることによって、ケ
ーシングを除去する。
使用するEuB6粉体に対して1.5〜6.5重量%の
炭化ホウ素を添加することによって、最も良い結果が得
られ、この場合には1,750〜1,850℃の温度に
おいてすでに98%TDより大きい密度、特に99%T
Dよシ大きい密度が得られる。このようにして得られた
焼結体は実際に孔が無いばかシでなく、あらゆる面から
加圧することに基づいて実際に組織が無いため、その性
質は方向依存性でないうえに、あらゆる方向において一
定である。
6、無圧焼結 このための出発物質としては、最大粒度が3μnl以下
のかなり微粒なEuB、粉体を用いるのが望ましい。こ
の粉体に微粒な炭化ホウ素粉体を均質に混合し、次に予
備成形して生成形体を製造する。
この成形は例えば室温または昇温下におけるダイ・プレ
スまだは均衡プレスのような、通常公知の方法によって
行うことができ、この場合には60〜600MPa 、
特に100〜500MPaの圧力を通常用いる。成形後
に生成形体は混合物の理論的に可能な密度に関して少な
くとも50%、特に少なくとも60%の理論密度を有す
ることになる。次に、この予備成形した生成形体を任意
の焼結炉で真空下において、1,450〜1,550℃
の温度に加熱した後、約0゜1MPa圧力の不活性ガス
雰囲気下で、2.050〜2,150℃の温度に再加熱
する。
この場合の不活性ガス雰囲気としてはアルゴンのような
希ガス雰囲気が特に実証されている。この場合に、圧力
とは通常1]、1MPaのオーダに在る常圧を意味する
充分な圧縮度に達するために、圧力と焼結雰囲気の調節
は決定的に重要である。過剰な粒度成長を避けるだめに
は、2,150℃の温度を超えることができない。上記
条件下で特に3〜7重量%の量で炭化ホウ素を添加した
場合に、85%TDより大きい焼結体密度が得られる。
非加圧焼結に付随する約15〜20%の線形収縮が、生
成形体の最初の幾何学的形状を保持しながら生ずるが、
この収縮は正確に把握されるため、焼結体の再加工は一
般には必要ではない。
しかし、加圧しない焼結方法を実施するためには、炭化
ホウ素自体の代りに炭素含有物質とホウ素成分との混合
物を用いることが、有利である。
炭素含有物質としては、1o〜400 m27fの範囲
の比表面積を有する、例えばアセチレンブラックのよう
な特定のカーボンブラック等の炭素自体を用いることが
できる。しかし、約1000″ctでの温度において炭
化して炭素を形成するような有機物質を用いることが望
ましい。この例はフェノプラスト及びコールタールピッ
チであり、まだ1o。
〜900℃の範囲で分解して約65〜50%の収率で無
定形炭素を形成するノーラック型及びレゾール型のフェ
ノール・ホルムアルデヒF縮合生成物が特に実証されて
いる。ホウ素成分としては無定形ホウ素または炭化ホウ
素あるいはこれらの混合物を用いることができるが、無
定形ホウ素が特に実証されている。
この場合、炭素含有物質とホウ素成分の量は、遊離炭素
及び遊離ホウ素として算出してほぼ同じ重量が使用され
るように、定めるのが望凍しい。
等量の炭化ホウ素のみに含まれる炭素含量の6倍までに
なり得る、この過剰な炭素を用いることによって、6μ
mn以下の所要粒度1での摩砕にょシ約5軍量%までの
1′薮素含h1.を有し得る六ホウ化ユーロピウム粉体
を出発物質として、付加的な精製処置なしVC用いるこ
とが可能になる。
均質に混合するだめには、有機物質としての炭素添加物
を溶剤に浴解し、E u B 6粉体とホウ素添加物の
混合物をM液中に分散することができる。
遊離炭素自体を用いる場合には、EuB6とホウ素成分
を元素状の炭素と共に、一時点な結合剤及び/捷たけ光
沢剤の溶液に分散させる。有機溶剤としては、例えばア
セトン丑たは炭素数1〜乙の低級脂脂族アルコールを用
いることができる。この分散は希薄な懸濁液をプラスチ
ック槽の中で機械的に(辰動させることによって、また
は濃厚な懸濁液をこね混ぜ機の中でこね混ぜることによ
って行うことかできる。次に、上述のように成形を行っ
て生成形体を形成する。炭素を有機物質として用いた場
合には、この有機物質が加熱過程間に炭化するので、本
来の焼結過程の開始時には炭素が遊離形で存在する。
所定温度において圧力及び焼結温度の上述のような制御
条件下で、EuB6粉体の使用量に関して特にそれぞれ
2〜4重量%の等しい重量で、炭素と無定形ホウ素から
成る混合物を使用した場合に、95%TDより大きい特
に9B%TDより大きい焼結密度が得られる。
このようにして得られた焼結体中にu、EuB6格子と
結晶性炭化ホウ素随伴相中に含まれる炭素固溶体の他に
、分析によって検出可能な無定形炭素が付加的に存在す
る。この焼結体は安定であり、空気中の湿度に対して敏
感ではない。
従って、EuBa格子中への炭素の一定の俗解度を示す
tr’jJ tF体の形成及び付加した量のホウ素から
の84G随伴相の形成に必要な量以上に多くの炭素が利
用可能であるが、加水分解に敏感な随伴相は形成されな
い。この結果は、2000℃より商い温度におけるEu
B、粉体のみの熱間プレスの場合には、黒鉛型からの炭
素との反応によって加水分解に敏感な相が形成されやす
いという周知の中実から考えると、意外なことと見なさ
ざるを旬ない。
制御パラメータとしての圧力が訂在しないとしても、焼
結体が20μmより小さい平均粒度の均質なミクロ構造
を有するのみでなく、すなわち粒度成長が経度に行われ
るのみでなく、得られた焼結体密度は炭化ホウ素添加剤
を加えだEuB6粉体の均衡熱間プレスによって得られ
る焼結体密度に匹敵するものである。
本発明によるEuB6ベースの多結晶焼結体の製造を、
次の実!M1り1」において、説明する:実施例 次の組成; Eu     69.BML量% 8    29.8m1U−% CD、15m:f跣 B/Eu =  6.0 (Eu十B十〇)総量=99.75重量%を有する粒度
10μm以下(粉体A)及び粒度6071m以下(粉体
B)の六ホウ化ユーロピウムを出発物質として用いた。
使用した炭化ホウ素粉体は20m2/fの比表面積を有
した。
粉体AとBに1重創:%及び5重量%の炭化ポウ素粉体
をそれぞれ均質に混合し、アルゴン雰囲気下及び5QM
Paの圧力下の黒鉛型内で1,850℃の温度において
、直径10mm及び高さ15朋のシリンダに熱間プレス
した。
比較のだめに、炭化ホウ素を添加しない粉体AとBを同
じ条件下で熱間プレスした。
粉体AとBを用いた場合、5爪イ:%の炭化ホウ素を添
加することによって、すなわち使用する六ホウfヒュー
ロピウム粉体の粒度に関係なく、9゜%TDよp大きい
焼結体密度が得られる。
I IJ、 t%の炭化ホウ素を添加した場合には、同
じ温1ルにおいて使用する六ホウ化ユーロピウム粉体の
粒度に関係なく、9oXTDより大きい焼結体密度が1
しられる。
本発明によって炭化ホウ素を添加して製造したシリンダ
は、熱間プレス後に容易に型から取り出すことができる
、すなわち黒鉛型との反応は実際にみられず、そのだめ
黒鉛型は再使用可能である。
比較のために炭化ホウ素添加剤を加えない粉体Aを用い
た場合には、1,850℃において66%TDの焼結体
密度が得られたにすぎない。粉体Bは炭化ホウ素添加剤
を加えないと、この偏置においてもはや熱1出プレスす
ることができなかった。
実施例 2 出発物質として、実施例1と同じ組成で粒度20μm以
下の六ホウ化ユーロピウム粉体を用い、これに比表面積
20m2/lの炭化ホウ素粉体2重量%を混合し、鋼型
内で室温において直径10+n及び15m+=のシリン
ダにプレス成形した。このようにして得られた生成形体
を予め製造したフリシト・ガラスケーシングに装入し、
ケーシング内側と生成形体との間隙に微粒な密化ホウ素
粉体を充填した。次に、このケーシングの全内容物を排
気し、ケーシングを気密に密封した。次に、このケーシ
ングに密封した試料を高圧オートクレーブ内で200M
Paのアルゴンガス圧力下、1800℃において熱間均
衡圧縮し、圧縮後にガラスケーシングを除去した。
このように製造した焼結体は4.77り7cm”の密度
を有し、98.74車量%のEu+B+C成分総量及び
0.774重量%の全炭素含量を示した。
X線撮影によシ格子定数を正確に測定することによって
、結晶相EuB6−)(Ox中に溶解した炭素は0.6
6車量%であると算定され、これはEuB5.935G
、0 、065に相当するものであった。0.414重
量%Cの残含量は焼結体中に1.9重量%84Gが含量
れていることに相当した。
EuB、XCX成分が98.1重量%であると推定する
々らば、理論的に可能な密度を混合ルールに基づいて、
次のように算出することができる:4.91  2.5
1 従って、実験によって求めた4、77t/cm3より大
きい密度は99%TDに相当する。
炭化ホウ素含量はRE M 記録によると、約20μm
の平均粒度を有するEuB6y、Gx結晶相の粒界と三
重点に、1〜2μm粒度の粒子形状の分離結晶相として
検出された。
実施例 6 次の組成: Eu    69.4  重量% B     29゜6 重量% CQ。2 重量% 0   0.76重量% B/Eu=  6゜0 (Eu+B十G)成分総量=99−2 m M%を有す
る粒度6μm以下のEuB6粉体を出発物質として用い
た。使用した炭化ホウ素粉体は20m2/fの比表面積
を有した。
六ホウ化ユーロピウム粉体に3 、5 M< 量%の炭
化ホウ素粉体な均質に混合し、ゴムケーシン内に4QQ
MPaO液圧で均衡にプレス成形し、直径10朋及び高
さ15mmの生成形体とした。次に、このようにして得
られた生成31体をケーシングから取り出し、真空下の
黒鉛加熱炉内で1500℃に加熱し、この温度に1時間
放置した。次に、炉にアルゴンを充満させ、成形体を3
.1MPaのガス圧下で2.130℃に加熱し、焼結が
光子するまで60分間焼結した。
このようにして製造した焼結体は4.309/Cm3の
密耽を有し、(Eu十B−1−C)成分の総量は99.
72N量%、炭素総含量は0.52mか一部、及び酸素
有量は0.12畢量%であった。
EuB6XCX結晶相に溶解した炭素は0.18重素置
であると測定された。炭素の残留色量0.64重量%は
、焼結体中の84G含量1.56重重量上相当するもの
であった。
理論的に可能な密度は混合ルールに従って次のように算
出することかできる: 4.91  2.51 従って、実験によって求めた密度4 、30 ? /c
m3は88%TDに相当する。
完成焼結体に含量れる酸素含量が少ないことは、添加し
た炭化ホウ素粉体の一部が加圧しない焼結間に出発粉体
中に酸化ユーロピウムとして存在する酸素と反応してE
uB6を形成するという!1−1実に帰することができ
る。
実施例 4 次の組成: Eu    66−2重相% 8    28.3車量% CD、6重1扉刃 0   5.1車量% B/Eu=  6.01 (Eu十B+C;)成分のgM−94,8重量%を有す
bR度6μ7n以下の六ホウ化ユーロピウム粉体を、出
発物質として用いた。この粉体は、必要な粒度に摩砕し
た後に、高度に酸化された。
炭素含有添加剤として、市販のノゼラツク型粉状フェノ
ールホルムアルデヒド樹脂を用い、ホウ素成分としては
無定形ホウ素を用いた。
六ホウ化ユーロピウムに3+l:%のホウ素と、低6軍
量%の遊離炭素に相当する量のノぎラック型粉体アセト
ン浴液を混合し、溶剤の全てが実際に蒸発するまで、こ
の液状スラリーを空気中でこね混ぜた。この粉体混合物
を次に、ゴムケーシングに入れて400MPaの液圧下
で均衡に圧縮して、直径10朋及び高さ15諸の生成形
体を形成した。
この生成ル体を実施例乙に述べた条件と巨」じ条件下で
、加圧しないで焼結した。
このようにしだ製造した焼結体は4.60〜4.66?
/cm3の密度を有し; (Eu、−1−B十G)成分
の総量は99.85重量%及び炭素総含量は6.05重
車量であった。
EuB6)(Ox結晶相に溶解した炭素は1.15重量
%であると測定され、これは式EuB 5.79G0.
21に相当した。
焼結体中に残留炭素がどのような形態で存在するかを確
認するために、40μmより小さい粒度に捷で摩砕した
焼結体を、希硝酸(濃HNO35[]mff1+H20
50+++j ) I Do ’中で還流部とうするま
で加熱した。焼結体の全重量に基づいて5゜81重量%
の不溶性残渣が残留した。
不溶性残渣中の炭素含量62.3重量%が分析によって
測定されだが、これは焼結体の全重量に基づいた1、8
8重届:%に相当した。
不溶性残渣と炭素含量との差からホウ素含量3.93 
i量%が算定されるが、これは換算すると焼結体中の炭
化ホウ素含量5.02沖−td%に相当し、1.09m
限%の炭素が結合していることになる。
遊離炭素の含量に基づいて、理論的に可能ガ密度は混合
ルールに従って次のように概、すすることができる: 94.98   5.02 4゜912.51 従って、実験によって求めた4、60〜4−65 f 
/crri”の密1政は98.2〜98.8%TDに相
当する。
X線回析によって、酸に手酌な残渣中には線状ドイツ連
邦共和国パート・ヴエ リスホーフェン・ビニル・ゲル マイスチル・ジンガー・シュド ラーセ15 !¥  明 者 ニックハルト・ベクレルドイツ連邦共
和国ケンブテン・ ファイベルクシュトラーセ37 343−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)理論的に可能な密度の少なくとも85%の密度を有
    する六ホウ化ユーロピウムに基づく多結晶焼結体におい
    て、六ホウ化ユーロピウム、炭化ホウ素0゜1〜10重
    量%及び場合にょシ無定形炭素から成シ、(Eu−4−
    B+O)の総量が少なくとも98.5’M量%であ、C
    l2Oμmより小さい平均粒径の均一なミクロ構造を有
    し、次式:%式%)( (式中、Xは0〜0.25の値である)に相当する結晶
    相の他に、分離した微粒の結晶相として炭化ホウ素が検
    出されることがら成る多結晶増結体。 2)化学量論組成の六ホウ化ユーロピウムと炭化ホウ素
    添加物及び/または炭素含有物質とホウ素成分の混合添
    加物とから成る粉末混合物を加圧しまたは加圧しないで
    焼結することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    焼結体の製造法。 6)六ホウ化ユーロピウム粉体の使用量に関して肌5〜
    12軍量%の量で炭化ホウ素のみを添加するか、または
    当量の炭素含有物質とホウ素成分から成シ炭素が過剰に
    存在する混合物を添加することを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の製造法。 4)六ホウ化ユーロピウムと炭化ホウ素から成る粉末混
    合物を5 QMPaの鍛造圧下、1,800〜1.90
    0℃の温度において熱間プレスすることを特徴とする黒
    鉛型内での熱i+jプレスによる特許請求の範囲第1項
    記載の多結晶焼結体の製造法。 5)六ホウ化ユーロピウムと炭化ホウ素から成る粉末混
    合物またはこれから予備成形した少なくとも50%の理
    鍋的に可能な密度を有する生成形体に、気密なケーシン
    グを施し、150〜250MPa(7)圧力下、1.7
    50〜1.850℃の範囲の温度において均衡的熱間プ
    レスすることを特徴とする圧力伝達媒体として不活性ガ
    スを用いる高圧オートクレーブ中での均衡熱間プレスに
    よる特許請求の範囲第1項記載の多結晶焼結体の製造法
    。 6)六ホウ化ユーロピウム粉体として60μtnから1
    0μm以下までの最大粒度を有するもの、及び炭化ホウ
    素粉体として18m2/7より大きい比表面積(BET
    法により測定)を有するものを用いることを特徴とする
    特許請求の範囲第4項または第5項記載の製造法。 7)六ホウ化ユーロピウムと炭化ホウ素または炭素含有
    物質とホウ素成分から成る粉末混合物を予備成形して、
    少ガくとも5096の理論的に可能な密度を有する生成
    形体を形成し、この予備成形した生成形体を真空下にお
    いて1,450〜1.550℃の温度に壕で加熱し、次
    に不活性ガス雰囲気下で0.1upaの圧力下において
    2 、050〜2.150℃の温度に加熱することを特
    徴とする無加圧焼結による特許請求の範囲第1項記載の
    多結晶焼結体の製造法。 8)六ホウ化ユーロピウム粉体として最大粒度6μm以
    下を有まるもの及び炭化ホウ素粉末として18nz2/
    fより大きい比表面積を不するものを用いることを特徴
    とする特許請求の範囲第7頂記載の製造法。 9)炭素含有物質としてフェノールホルムアルデヒド縮
    合生成物を用い、ホウ素成分として無定形ホウ素を用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の製造法
    。 10)  中性子吸収材としての特許請求の範囲第1項
    記載の多結晶焼結体の用途。
JP58244388A 1983-01-20 1983-12-26 六ホウ化ユーロピウムを基材とする多結晶焼結体、その製造法、および該焼結体からなる中性子吸収材 Granted JPS59137365A (ja)

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DE3301841.3 1983-01-20

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ATE29796T1 (de) 1987-10-15
CA1192389A (en) 1985-08-27
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DE3301841A1 (de) 1984-07-26

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