JPS5913730A - 抗菌性蛋白、その製造法およびその用途 - Google Patents

抗菌性蛋白、その製造法およびその用途

Info

Publication number
JPS5913730A
JPS5913730A JP57123298A JP12329882A JPS5913730A JP S5913730 A JPS5913730 A JP S5913730A JP 57123298 A JP57123298 A JP 57123298A JP 12329882 A JP12329882 A JP 12329882A JP S5913730 A JPS5913730 A JP S5913730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibacterial
larva
body fluid
protein
hymenoptera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP57123298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Natori
名取俊二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP57123298A priority Critical patent/JPS5913730A/ja
Publication of JPS5913730A publication Critical patent/JPS5913730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1′I]発明の背景 技術分野 本発明は、双翅目または膜翅目に属する昆虫の幼虫の体
表傷害時にその幼虫の体液中に誘導される抗菌性蛋白お
よびその製造法ならびにその用途に関する。
従来技術 昆虫などの無を推動物では、ワクチン接種により、体液
中に抗菌活性物質が出現することが幾つか報告されてい
る。′)・2入す・りこの物質は、抗体産生能を持たな
い動物の生体防御にとって重要な役割を担っていると考
えられるが、一般にその誘導機構や、物質の性状、抗菌
作用のメカニズム等については、まだ十分に明らかにさ
れていない8ところで、センチニクバエ(5arcop
haFa pere−grlr+;+ ) 幼虫では、
体表に傷害を与えろことによって、体液中に、大腸菌や
枯草菌に対し、顕著な抗菌活性を持つ蛋白が出現するこ
とが、本発明者らによって既に明らかにされている。′
)これは、体表傷害時に、細菌感染を防ぐ為に誘導され
る、一種の生体防御物質であると考えられる、この昆虫
では、同じく体表傷害時に、食細胞の活性能を持つ、細
胞凝集性蛋白も出現することから If)、7)これら
の蛋白が相互に関連しあって、センチニクバエの生体防
御機構全構成しているものと思われる。一方、近年高等
哺乳動物でも、精液9)中や血ft10昂に、抗菌力が
強(て幅広いスペクトル金持つ抗菌性蛋白の存在が明ら
かとなり、一般に動物体液中の抗菌性蛋白が重要視され
ている。
センチニクバエの抗菌性蛋白については、さらに本発明
者らによって、3種類あることが報告されている。′1
)シかしながら、これらの蛋白の精製・分離方法は確立
されておらず、物質の性状等の理化学的性状は明らかに
されていない。したがって、これらの蛋白性物質が単一
なまでに精製・分離でき、さらに、これら昆虫由来の蛋
白がヒトなどのを椎動物の生体防御機構に働(となれば
、例えば医学・薬学的見地からも寄与するところは太き
い。
要旨 本発明は、双翅目または膜翅目に属する昆虫、とりわけ
センチニクバエ幼虫、の体表傷害時にその体液中に抗菌
性蛋白が誘導されること全確認し、また前記のように混
合物として得られて(・た東この蛋白の一成分について
電気泳動的に単一でかつ抗菌比活性がIn、0f)0倍
以上、特にほぼ30.Qflr1倍、に上昇した蛋白に
まで精製することに成功したことに基づ(ものである、
したがって、本発明による抗菌性蛋白は、双翅目または
膜翅目に属する昆虫の幼虫の体表傷害時にその幼虫の体
液中に誘導され、下記の性質を有するものである。
(1)分子量 約4(1(10〜75(IFI(2)熱
安定性(10〜Oo分間、1.00℃)(3)含水メタ
ノールに可溶 (4)  10%ウシ血清添加培地中でも抗菌活性をも
つ。
(5)アミノ酸組成(モル%) アスパラギン酸またはアスパラギン7.8 + 2.3
、スレオニン6.0±L8、セリン2.7±0.8、グ
ルタミン酸またはグルタミン10.1±3.0、グリシ
ン11.5±3.4、アラニン12.3±3.7、ノ々
リン5.9±1.8、シスチンまたはシスティン(0,
5(シスチンとして)、メチオニンL5±0.4、イン
ロイシン6.7±2.0、ロイシン4.1±1.2、チ
ロシン2.6±0.8、フェニルアラニン1.3±0.
4、リジン10.4±3.J、ヒスチジン3.9±1.
2、アルギニン6.8±2.0、ゾロリン4.5±1.
4、トリプトファン1.5±0.56 また、本発明による抗菌性蛋白θ)製造法け、双翅目ま
たは膜翅目に属する昆虫の幼虫Q)体表に傷害を与え、
その後得られる体液より体液細胞および脂肪体を除去し
たものから上記の性質を有する抗菌性蛋白を取得するこ
と、を特徴とするものである。
さらにまた、本発明による可食性抗菌剤は、双翅目また
は膜翅目に属する昆虫σ)幼虫の体表傷害時にその幼虫
の体液中に誘導され、上記σ)性質を有する抗菌性蛋白
を有効成分とするものである。
発明の効果 本発明による抗菌性蛋白はそれ自体抗菌性金有し、しか
も毒性は殆んどない、したがってこの件ηを利用できろ
種りの用途が考えられるが、特にこれらの物質を有効成
分とする医薬品製剤としての応用、あるいは食品添加物
としての利用が期待できる。
とりわけセンチニクバエ幼虫より製造したタン・ξりは
、熱安定性であり、熱による加工T程金含む用途には特
に期待できるものである。
本発明で対象とする昆虫は、双翅目または膜翅目に属す
る昆虫である。具体的には、ハエ、力、ハチ、アブなど
がある、これらのうちでは、ニクノ々工科のハエ、特に
センチニクバエ、が好ましい。
対象昆虫は、幼虫でなければならない。ここで1−幼虫
−1とは、昆虫の完全変態の過程において、岬化後、輔
化前のものをいう。本発明で適当なものは、三令に同調
しである幼虫、特にセンチニク・マエ幼虫、である。
抗菌性蛋白全誘導すべく昆虫体表に傷害全厚える操作は
、結果的に感染の危険全増大させる任意の方法が可能で
ある。1体表−1といっても体表のみ全意味するもので
はな(、注射針の貫通のように体内にも傷害を与える操
作音も包含1−ることはいうまでもない。傷害を与える
べき体表は、昆虫の体のどこであってもよい力積通常は
頭部を除く部分である。
傷害全厚えて0〜5日後、望ましくは約2日後、体液金
しぼり出し、遠心分離により体液細胞全除波、遠心上清
を取り、出発材料とする。
2、抗菌性蛋白の精製・分離 一般の高分子蛋白類の分画と精製に常用されるさまざま
な方法が適用できる。しかしながら活性成分をすべて含
んだままで精製を進め、夾雑物質が少な(なったところ
で各々の成分(そのうちの−が本発明で対象とするもの
である)全分離する方法が望ましい。本発明にお℃・て
、特にセンチニク・Z工幼虫金用℃・石場合、イオン交
換樹脂処理および熱処理の二つの精製手段により活性成
分全すべて含んだままで精?!!ヲ進め、限外濾過にて
濃縮し、次にゲル濾過およびイオン交換樹脂処理によっ
て、本発明蛋白その他の成分全分離する方法が好適であ
る また、この種の抗菌性物質はトリプシン処理によっ
て失活することから蛋白性物質であることは明らかであ
るところ、上記精製にあたっては蛋白あたりの比活性が
上昇することを指標にし、上記分離にあたっては各々の
活性成分全体としての比活性が下がらないこと全指標と
するのが好ましい。
各成分分離後、その−成分をさらに本発明の単一な物質
にまで精製する場合、上記同様さまざまな方法が考えら
れ、例えばイオン交換樹脂処理、吸着クロマトグラフィ
ー、電気泳動などを適宜用いて目的を達することが可能
であるが、この時、本発明の実施例のように、二つの原
理の異なる電気泳動システムで単一・々ン)″全形成す
ること、及びその各々のバンドに活性が対応′fること
、の二つの条件を満たすこと全指標にして操作を進めろ
と好適である。電気泳動の具体的な実施に関しては、後
記の実験例を参照されたい。
また、本発明の抗菌性蛋白は耐熱性が良好であるので、
粗標品を加熱することによって純化して比活性?高める
ことかできろ、すなわち、粗標品を80〜12(ピC1
好ましくは100℃前後、で10〜(50分間程度の熱
処理に付すと好都合である、3 抗菌性蛋白 本発明による抗菌性蛋白は、体表傷害という刺激によっ
て幼虫体液中に誘導されるものである、このことは、幼
虫体液を例えば電気泳動にかけ、さらに大腸菌等を吹き
つけて放置し、菌のコロニー形成の阻止されたバンドが
出現イーるか否かを、体表傷害を与えた体液と正常体液
とを比較することによって確認できるっ また前述のように、このバンドの物質が例えばトリプシ
ン処理によって失活することにより、蛋白性物質である
ことも確認できる。
本発明による抗菌性蛋白は、前記の分子用およびアミノ
酸組成を持つものである、 分子道は、5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動お
よびゲル濾過(セファデックスG−50)によって測定
したものである− アミノ酸組成は、アミノ酸分析計(日立835型、高分
離法)によって測定したものである一添付の第1図は、
本発明蛋白の成分アミノ酸の吸収を示すクロマトグラム
を模写したものである本発明による抗菌性蛋白は、電気
泳動的に単一な蛋白である この場合の電気泳動け、未
変性条注下のポリアクリルアミ)11ゲル市気泳動(2
00V一定、3時間)を用いたものである 添付の第2
図は、屯気泳動図全模写したものである(条件は」二記
の通り)。
また、この抗菌性蛋白は含水メタノールに可溶である、 また、この抗菌性蛋白は、凍結乾燥を行なうと白色粉末
として得られる、 本発明による抗菌性蛋白は十分に純化されていて、その
比活性は原体液から10,000倍以上、通常はけM2
O,000倍に上昇している なお、比活性は、中−位
蛋白量あたりの抗菌活性の値であろ4、用途 本発明による抗菌性蛋白は、その抗菌性を生かして抗菌
剤として有用である、丁なわち、それ自身として、ある
いは適当な液体、固体または気体の相体ないし希釈剤と
組合せた形態で、あるいは他の薬剤と組合せた形態で、
抗菌剤として使用することができる、後記実験例に示″
[ように、本発明抗菌性蛋白は抗菌スペクトルが広(、
ダラム陰性菌および陽性菌のいずれに対しても有効な抗
菌作用を示す1、 したがって、本発明抗菌性蛋白は、たとえば、細菌性疾
患に対する薬剤として使用することができる。その場合
は、投与の剤型およびその投与駿については、患者およ
び疾患の種類、症状等全勘案して、本発明による抗菌効
果が認められる限り任意の選択が可能である。このよう
な薬剤は血清中で活性が失なわれないことが大切である
が、本発明抗菌性蛋白は血清存在下で抗菌活性が認めら
れろ点に価値がある。
本発明抗菌性蛋白は蛋白質そのものであるところ、その
毒性は少な(とも結果的に経口にて摂取されるとぎには
、はとんどないと考えられろ。従って、この抗菌性蛋白
は、ヒトおよび動物用の薬剤および食品ないし飼料添加
物として利用することができる5たとえば、本発明によ
る抗菌性蛋白は食品添加物としての抗菌剤、換言すれば
可食性抗菌剤、として有用である、 実施例 ])実験用材料および測定法 本実験で用いた材料と方法は以下の通りである、(1)
出発材料 センチニクバエ幼虫は、(lhtukiらの方法に従い
、体表ケ水でぬらすことによって、四槽殻形成を阻止し
、三令に同調しであるものを用いた。
体表に傷害を与える操作は、三令幼虫を氷上に置いて動
き金にふくし、これ全ガラス板上に並べ、第一体筒下部
に対し、テルモ注射針(S、B、26GX%″)全貫通
させる、という方法を用いた。傷害を与えて2日後、幼
虫の頭部を手術用パサミで切り落とし、氷上で冷やしで
あるガラス製ロート(φ9 crn )  の内壁に、
幼虫全弁し当て体液をしぼり出しだへこれをスピッツチ
ューブに採集し、3.00Orpm (5分間、4℃、
国産103R型)の遠心により体液細胞を除き、その上
清全体液標品として一80°Cで保存した。この標品を
精製材料とする場合は、保存したものヲ37℃の湯浴中
で融解させたのち、混入している脂肪体を更に除くため
、10.000 g (10分間、4°C1久保田RA
−2)遠心上清をとった。
(2)緩衝液 使用した緩衝液は、下記の組成のものである、A   
     10  mM           OmM
B         ”              
25mM8                   1
30m、MD                   
  260  mME         ”     
       520  mM(3)抗菌活性単位 2mlの液体培地(0,2%BSA k含む緩衝液81
 ml 、  ] 、75%アンチノ2イオテイツクミ
デアム(Antibiotic Medlum 3、D
i f co社)(以下AM3培地という。) 1 m
l )  において、10細胞のE、 coli(K 
−12SMr) 0)37℃/140分間振と5培養後
の成長全50チ阻害する活性量を1単位とした、(4)
抗菌活性の測定法 大腸菌に−12(594)(ストレプトマイシン耐性)
を、抗菌活性の測定用に用いた。AM3培地(1,75
%、モノ−試験管)にて、37℃で対数増殖期まで振と
5培養したのち、水中で冷却し、10.000 g (
10分間、4℃、久保田RA−2)の遠心で培地を除き
、緩衝液Sで希釈して、0D65o二0.3とした。位
相差顕微鏡によるカウントよりこの濃度の菌液は2.5
 X 108cell /ITIIと計算された。
次いで、この菌液10μm、AM3培地190μl 及
び被測定サンプル200μmを混合、37°Cで140
分間培養後、氷冷して菌の成長を止め、0D65o を
測定した。この測定系においては、被測定サンプルの0
D650 kコントロールに対するチで表示した。
したがって、この測定法によれば、サンプルの殺菌作用
及び制菌作用を合わせた成長阻害活性全測定することに
なる。
(5)精製用カラムの調製法 (イ) CM−セルロースおよびハイドロキシルアパタ
イト ・ぞウダーをイオン交換水に懸濁したのち、デカンテー
ション(3回)で細粒を除く8使用する緩衝液にかえて
洗浄したのち、カラムにつめ、CM−セルロースの場合
はカラム容積の10倍、ハイドロキシルア・ぞタイトの
場合はカラム容積の加倍以上、の緩衝液で洗浄する。
(ロ)セファデックスG−関 ・ξウダーをイオン交換水に懸濁後、デカンテーション
(3回)で細粒を除く。緩衝液Sにかえて洗浄したのち
、沸騰水浴上に3時間放置して膨潤させる。カラムにつ
めてのち、カラム容積の5倍以上の緩衝液Sで洗浄する
、こσ〕カラムは、試料金離してのち、緩衝液Sで洗浄
して、再使用したー(6)電気泳動法 (イ)未変性条件下のスラブ式15%ポリアクリルアミ
ドゲル′亀気泳動 溶液A(IN水酸化カリウム4.8 ml、酢酸17.
2ml、N、N、N、N’−テトラメチルエチレンジア
ミン4.Omlに水を船上そ100 mlとしたもの)
2.5ml、溶液B(7クリ/I/7ミr6og、N、
N’−メチレンビスアクリルアミ+’0.8gに水を加
えて100 mlとしたもの)5ml、溶液C(過硫酸
アンモニウム0.28gに水ヲ加えて100 mlとし
だもの)10ml及び水2.5 ml f混合したのち
すばやく脱気してスラブ式電気泳動装置に注入する。次
に、アプライ用コーム金さし、室温に40分間放置して
ゲル化させる、試料100μlに対し5μg/mlのメ
チルグリーン金倉む酢酸(IM)50μl及び50%グ
リセロール加μlk加え、このうち10〜50μlkコ
ーム全ぬいた跡にアプライ後、200vで6時間泳動さ
せた。泳動緩衝液は、β−アラニン3.12gおよび酢
酸0.8mlに水を加えて1リツトルとしたものを用い
た。
抗菌活性バンドは以下の方法で検出した、すなわち、泳
動終了後、ゲル全ガラス板より取り出し、100μg/
ml  ストレプトマイシン及び緩衝液Fi含む、1.
75%ハB培地にこれをひたして、37℃で関分間加温
するーこの後、ガラスシャーレ上にゲルを広げ、ただち
に、105細胞の)’:、 coli(K −128M
’、)、及びm衝iF’i含む0.6’ly=ニートリ
エンドアガー(ソフトアガー)を重層する1、ソフトア
ガーは、あらかじめ47℃に加温して液状にしておぎ、
重層後は37℃にて固化させる。この上にF; cnl
i k、含まない同じアガーを重層し、37℃で一晩放
置した。その後、シャーレの下に黒い紙をしき、横から
ライトをあてて、生じたF’、、 cnliのコロニー
を光らせることにより、コロニー形成の阻止されたスポ
ット金観察した8 (ロ)  5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(
スラブ式、15%) レムリ゛′占の方法に従い、ポリアクリルアミドの濃度
が15%のゲルを用いた。
染色及び脱色は、フェア・マンクス13)らの方法に従
った。ただし、本研究で扱う抗菌性蛋白は、ゲルに固定
されに(いりで、染色および脱色に要する時間は、37
℃加温の東件で10時間を越えないこととした、 (カ タン・ぞり定量 通常は、ローリ−の方法10ヲ修正して行なった。
すなわち、適当量の試料(5〜20μg)に緩衝液を加
え、最終的に緩衝液Sの%の塩濃度にし、その200μ
l に対して10%トリクロロ酢酸200μl’を加え
、70℃で加分間加温したのち、水中によ)分間以上放
置する。3.000 rnm (15分間、4℃、国産
103R)の遠心により沈殿をとり、ローリ−法用の溶
液C200μl およびイオン交換水200μm を加
え、1.0分間室温放置後、フェノール試薬側μlを加
え、37℃で40分間加温後、久保田150−02光度
計で0D7oo全測定した、定量は牛血清アルブミン金
スタンダードとし、OD2,8:6,67のとき10m
g/mlとした。
精製操作で、ハイドロキシルア・ぞタイト以降の試料に
ついては、久保田150−02 光度計で0D215及
び0D225を測定し、0D215−OD225の値に
144を乗じたもの全μg//m1とした。この方法に
より、約0.5μg/mlまでのタンパクを、試料を損
なうことな(定量することができた。′5)・16)2
)抗菌活性蛋白およびその誘導 傷害後2日目の幼虫体液を、未変性条件下のスラブ式、
15チポリアクリルアミドゲル(pH4)上で電気泳動
し、生じたバンドの抗菌活性を検出した。アプライした
体液は4μm (0,8unit )で、これに3’i
’tの1M酢酸を加えて酸性にした。泳動は200 V
 (電圧一定) テ、■より、eK6時間オコなった、
泳動終了後、ゲル上に、F、、cnli  (K −1
28M’)を含んだソフトアガーを重層し、37℃で一
晩放置すると、菌のコロニー形成が阻止されたスポット
が、3種検出された。そこで、分子量の大きい順にそれ
ぞれの活性物質を、第一成分、第二成分、第三成分と定
めた、一方、正常体液は、当量アゾライしてもこり)よ
うなスポットは全(検出されず、この3種の活性成分は
、すべて、体表傷害という刺激によって、誘導されてき
たものであることがわかったー また、これらの活性成分は、トリプシン処理によって失
活するところから、蛋白性物質であることがわかった。
3)抗菌性蛋白の分離・精製 (1)三成分の分離 精製の出発材料としては、最も抗菌活性の高い時の幼虫
体液として、傷害後2日後のものとした。
幼虫約20 、000匹より体液を採集し、これを出発
材料として以下の操作を行なった。
幼虫体液20m1  f緩衝液Aで5倍に希釈後、CM
−セルロースのカラムにアプライしたヘアプライ後、十
分肴の緩衝液Bで洗い、溶出液の0D28o< 0.0
1  となったところで、緩衝液Eで、段階的に蛋白全
溶出させた。2〜3ml  ずつ分画し、その一定量全
分取して緩衝液で希釈し、全量200μl として測定
した7フラクシヨンNn、33〜40の分画に活性が回
収され、収率は97チ、比活性は100倍に上昇した。
次いで、この分画を沸騰水浴中に10分間放置(熱処理
)し、水中で冷却後、その40,000 g(10分間
、4℃、久保田RA−3)遠心上清をとってその活性音
調べ、この分画の抗菌性物質は、熱安定性であること、
活性回収率は95%、比活性上昇はほぼ5倍であること
がわかり、同時にこの熱処理が抗菌性物質の精製手段と
して有用であることが判明した、この熱安定性にっ℃・
ては、細菌の成長をほぼ10%阻害する活性11(1,
5単位)をとり、100℃で1時間加熱処理しても活性
がかわらなかったことによっても確認された1、以上二
つの精製手段により、抗菌性蛋白は慣)%以上回収され
、比活性はほぼ500倍に上昇した。
この分画は一20’Cに凍結保存すると少なくとも半年
間は安定であった8この分1ifII?、未変性条件下
のポリアクリルアミドゲル電気泳動で解析したところ、
この精製段階までは、三種の活性成分が回収されている
ことが示された。
熱処理上清分画60m1  k、分画分子量i、ooo
のメンプラン(5PFJCTRA/PORtJF DI
SC8φ43mm)を用いて限外濾過して(4°C14
kg/em2)、2ml  にまで濃縮した。濃縮操作
の活性回収率は印〜100チであった。濃縮した熱処理
上清分画を、セファデックスG−関カラム(φ1.5 
>:60 cm )にアプライした、セファデックスG
−50は、アラかじめ、カラム客車の5倍以上の緩衝液
Sで平衡釈して200μl としたのち、測定した。活
性はゼイドと分子16〜7キロダルトン付近との二つの
ピーク全形成して回収された。高分子側活性分画をG−
1、低分子側活性分画1G−2分画とした。
G−1分画については、更に、高速液体クロマトグラフ
ィーによるゲルp過(ウォーターズ、1)roteln
 Column T−125φ7.8X3tJrrn 
 2本能列)金貸なったところ、分子線68キロダルト
ンの1<1nderaert+m A11n+minと
45キロダルトンの16+l+nereiAlbumi
n の溶出位(dの間に活性のピークか回収されて、分
子量約54 、000と算定された。G−2分画につい
ては希釈度をあげて測定したところ、はぼ単一の活性ピ
ークとなった。さて、G−1およびG−2の谷分画を、
未変性条件下のポリアクリルアミドゲル電気泳動で解析
すると、G−1分画に第一成分、G−2分画に第二成分
と第三成分とが検出された、これより第一成分は分子量
約54 、000の蛋白であり、第二成分、第三成分は
、ともに分子量のよ(似た6〜7キロダルトンの蛋白で
あると考えられろ。G−1分画の活性回収率は、アプラ
イした試料の19%、G−2分画のそれは8;3チであ
った。G−1分画の比活性は低下したが、G−2分画の
比活性は約2倍に上昇し、合計の比活性はほぼ同じであ
ったーしたがって、同時にこの操作が精製分離手段とし
て有用であることがわかった、 第二および第三成分を含むG−2分画を緩衝液Aで5倍
に希釈し、これをCM−セルロースにアプライした(カ
ラムφ2.OX 4 c7+1 ) 、アプライ後、カ
ラム容量の2倍の緩衝液Aで洗浄し、次に緩衝液Sでタ
ンパクを段階的に溶出させた〜0D21(0¥0となっ
たところで、更に緩衝液りでタン、eりを段階的に溶出
させた、2〜4.mlずつ分画し、測定した、緩衝液S
の溶出分画、緩衝液りの溶出分画それぞれに活性が回収
されたー緩衝液Sによる低塩濃度側活性分画をC−1分
画、緩衝液りによる高塩濃度側活性分画1c−2分画と
した、未変性条件下のポリアクリルアミドゲル電気泳動
による解析により、C−1分画に第二成分、C−2分画
に第三成分が回収されたことが示されたーアプライした
試料に対し、C−1分画の活性回収率は2チ、C−2分
画の活性回収率は(イ)チであった。
また、C−1分画の比活性は下がったが、C−2分画の
比活性は約6倍に上昇し、全体では約1.6倍に上昇し
た。よってこの操作が分離手段の一つとして有用である
ことが同時に判明した。
三成分ともに精製を進めたのち、二つの分離操作によっ
て、G−1、C−1、C−2の3種の活性分画が得られ
たことになる7、 このようにして得られた三種の活性分画の未変性条件下
のポリアクリルアミドゲル′電気泳動の結果全第2図の
レーンG−1、C−1およびC−2に示す。なお、レー
ンHは、精製の出発材料である幼虫体液をアプライした
ものである。図のように、体液中にみられる三種の活性
成分のうち、第一成分がG−1分画 第二成分がC−1分画 第三成分がC−2分画 にそれぞれ分離されていることが明らかである。
活性の相互のコンタミネーションは検出されない、以上
から、体液の三種の活性成分の分離法が確立されたと判
断した。ここまでの精製、分離の操作により、第一成分
は収率12チ/比活性110倍、第二成分は収率1チ/
比活性44倍、第三成分は収率45%/比活性7,30
0倍に精製された、活性回収率から判断して、体液中の
主要な活性成分は第三成分と考えられろ (2)第三成分σ)精製 次いで、次の判断基準をもとにして、上記第三成分の精
製を行なった ■ 二種印の原理の異なる電気泳動システムで単一・々
ンドを与えるようにすること @ それぞれの電気泳動でバンドとなろ蛋白に、抗菌活
性が対応する9 まず、第三成分を含むC−2分画18m1t緩衝液Aで
10倍に希釈し、これをハイドロキシルア、eタイトカ
ラム(φ2,0X2L’m)にアプライした7、アプラ
イ後、カラム容量の2倍の緩衝液Aで洗浄し、次に40
 rn I O,) 50 mMリン酸緩衝液(Na2
HPO4/NaH2PO4p)(6)で洗浄したのち、
100 mMリン酸緩衝’/(1,pH6で段階的にタ
ンツクを溶出させたところ、分画番号・15〜59に抗
菌活性が検出された1、この分画の活性回収率はアプラ
イした試料の30チであり、比活性は5倍に上昇した ハイトロキシルアパタイト分画はタンパク濃度が希薄で
あって、電気泳動等の解析に不便であるため、CM−セ
ルロースによって濃縮した、ノ・イドロキシルア、oタ
イト分画全当量のイオン交換水で希釈し、これ全6開−
セルロースカラム(φ1.1 x 1 tx )にアプ
ライした。CM−セルロースカラムは、あらかじめカラ
人容量の5倍以上の緩衝MAで平衡化してお℃・た。ア
プライ後、カラム容清の4倍の緩衝液Aで洗浄し、緩衝
液Eで段階的にタンノξりを浴出させ、1mlずつ分画
した。
この結果、緩衝液Eによる溶出分画の2分画目にのみ、
タンパクが回収された(67%)。この分画の活性回収
率は15%であり、タンパクの回収率とほとんど一致し
た。よって、この操作では比活性は変化せず(この前の
段階で精製が完了している)、全くの濃縮操作であると
いえる。これにより31Jmlのハイドロキシルア、e
タイト分画を、1ml  にまで濃縮した。
第三のCM−セルロース分画金、未変性条件下のポリア
クリルアミドゲル電気泳動で解析した。
すなわち、分画乙μI (1,2μg)アゾライし、泳
動は■→eに、200V’亀圧一定で3時間おこなった
ところ、クマシプリリアントブルーによる染色で、単一
のバンドのみか検出された 同時に泳動したCM−セル
ロース分画について、ゲル上に大腸菌を含むソフトアガ
ーを重層して抗菌活性音調べたところ、染色によるバン
ドのイ■萱に対応して、大腸菌のコロニーが阻害された
スポットが生じた、これより、CM−セルロース分画を
、精製の最終漂品と考え、以下、この標品の精製度につ
いて倹約した。
CM−セルロース分画を、レムリの系によるスラブ式S
DS、?リアクリルアミ)’ (15チ)ゲル電気泳動
によって解析した一jなわち、分画刃μl(2,4μg
)をアプライし、50V電圧一定で約12時間泳動した
。その結果、この系においても、クマシプリリアントブ
ルーによる染色で一本のバンド全形成した。マーカーの
移動度より、分子量は5.000前後と推定した。
次に、5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動で得ら
れた単一バンドに抗菌活性が対応するか否かを調べるた
めに、CM−セルロース分画を、セファデックスG−5
0によってゲル濾過した1、すなわち、分画500 u
+ fφ1.lX60αのカラムにアプライし、緩衝液
Sで溶出させた、カラムは、あらかじめカラム容積の5
倍以上の緩衝液Sで洗浄し、十分に平衡化しておいた。
分画番号35ヲ中心に、はぼ対称なタン、eりのピーク
が得られた。
そして、このタン・ぞりの消長と一致して、抗菌活性が
回収された。タン・ぞりの回収率及び活性の回収率は、
ともにおよそ30%であった。このピークの3分画につ
いて、凍結乾燥ののち、5DS−ポリアクリルアミド(
15チ)ゲル電気泳動を行なうと、ゲル濾過にアプライ
前と同じ移動度の単一バンドが得られたつこのことより
、5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動で単一パン
F′ヲ形成する蛋白が、抗菌活性を有するものと判断し
た9各種分子量マーカーの溶出位置より、この抗菌性蛋
白のゲル濾過におげろ分子量は約5,000と算定した
以上から、第三のCM−セルロース分画は、未変性条件
下のポリアクリルアミドゲル電気泳動及び5DS−ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動という二つの原理の異なる
電気泳動システムにおいて単一ノ々ンY2与え、各々の
・々ンドに抗菌活性が対応することが示された。これは
はじめに定めた精製完了の判断基準をみた丁ものであり
、幼虫体液中の抗菌活性の第三成分は、精製が完了した
ものと判断した。
以上の結果により、体表に傷害fc5けて2日後の幼虫
約20 、000匹より採集した体液130m1’j5
出発材料とし、3種の抗菌性成分を確認したが、特に第
三成分につ℃・ではハイトロキシルアパタイト分画の段
階で、最終的に約70μg得た。この成分の比活性は約
30 、000倍に上昇しており、活性収率は14チで
あった。最終標品の比活性27 、000単位/mg 
より、第三成分はo、iμgで】o7オーダーの大腸菌
に対し致死的に作用するものと計算された。これは一般
の抗生物質とくらべても、強い抗菌力であると(・える
以上の精製操作をまとめると次表のようになる。
/ 3)抗菌性蛋白の性質 (])第第三外の抗菌スペクトル 試料は、2単位を用い、エーテルで滅菌後、エーテルを
とばし、滅菌プラスチックシャーレに入れ、これにオー
トクレーブで滅菌し液状になっている(〜60℃) P
、’+ueller−hlntnn培地9ml’zそそ
ぎ(全1110ml)、ただちに攪拌して試料と混合し
た後30℃に放置して培地を固化させた。この上にあら
かじめ2日間前培養しておいた56種の菌液を各り約1
0′細胞ずつ一定間隔をおいて接種した。
37℃〜・晩装置し、各画のコロニー形成全観察し、コ
ントロールと同程度のコロニーを形成した場合4、著し
く小さいコロニーを形成した場合ト、コロニーが形成さ
れない場合−1と判定した。ただし、M、607の菌の
みは、2日間培養したのち、同様の判定をした。なおコ
ントロールは、試料と同容量の0,2%牛血清アルブミ
ンを含む緩衝液Sについて測定したものである。
この結果をまとめたのが次表である。
第2表 (イ)コロニー形成 有 (@〃無 第2表(続き) 一第2表(続き) 第2表(続き) この結果、第三成分は、大腸菌及びその近縁のバクテリ
アに対し特に強い抗菌力を持っていることがわかったー
また、F;、 colt K −12につ見・ては、種
々の薬剤耐性株(アミノ配糖体系抗生物質)に対し抗菌
力を示していることから、この物質の作用カー既存のア
ミノ配糖体系の抗生物質とはタイプの異なるものである
ことを示唆している。
一般に、抗菌性物質はGram j@  菌に効果的で
あるものが多い。その意味からもGramH菌に効果的
であり、一部Gra+J+→菌にも作用するということ
は、その抗菌作用のメカニズムを考える上で興味深いも
のである〜 (2)抗菌性蛋白のアミノ酸分析 前述の精製操作によって得られた第三成分のうち、16
4μgについてアミノ酸分析を行なった。
試料は、6Nの塩酸で11rl’C22時間加水分解し
た(β−インドールプロピオン酸添加)。分析は、日立
835型アミノ酸分析計を用いて高分離法で行なった、
結果全下表に示す。
モルチ アスノぞラギン酸      7.84スレオニン  
      6.04 セリン        273 グルタミン酸       10.06グリシン   
     11.48 アラ0ン        12,25 ノ2リン            5,87シスチン 
        o、38 メチオニン        1.48 インロイシン       674 0イシン         4.10 チロシン         2.56 フエニルアラニン     127 リジン         1037 ヒスチジン        3,91 アルギニン        6.78 ノロリン         454 計    100 参考文献 (1)ネーチャー、222,695 (1969)(2
)ジャーナル、オシ、インバーチプレート1.eソロジ
ー、32.171 (1,978)(3)・ジャーナル
、オシ、インセクト、フィジオロ、ジー、14.102
5 (1968)(4)ユーロビアン、ジャーナル、オ
シ、バイオケミストリー、106.7 (1980)(
5)・ジャーナル、オシ、インセクト、フィジオロジー
、乙、1169 (1977) (6)ザ、ジャーナル、オシ、バイオロジカル、ケミス
トリー、255.2919 (,1980)(7)ザ、
・ジャーナル、オシ1.フイオロジカル、ケミストリー
、256.7087 (1981)(9)ネーチャー、
279.725・728 (1979)(10)バイオ
ケミストリー、加、5973 (1981)(11)日
本薬学会第101回年会(1981)(12)ネーチャ
ー、227.680 (1970)(13)バイオケミ
ストリー、10. 2606 (1971)(14)ジ
ャーナル、オシ、ノマイオヶミストリー、193、26
5  C1951) (15)ノルディスク、メデイスン、58.11188
(1957) (+6)、ジャーナル、オシ、バイオケミストリー、4
6.517 (1959)
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明抗菌性蛋白のアミノ酸成分を示すクロ
マトグラムを模写したものである2第2図は、センチニ
クノク工体液からの三種の分画の電気泳動図を模写した
ものである(ここで、Hは傷害後2日目の幼虫体液0.
8単位、C−2、C−1、G−1各分画はそれぞれ0,
2.1.0および0.4即位を用いた)。 出願人代理人   猪 股    清 手続補正書 昭和団年4月 !:4 特許庁長官  若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第123298号 2、発明の名称 抗菌性蛋白、その製造法および その用途 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 湧永製薬株式会社 7、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 8、補正の内容 (1)明細書第16頁下から第5行 「四槽殻形成jを「囲輛殻形成」と補正する。 (2)同第31直下から第7行 「15チ」を、「65%」と補正する。 (3)第脂頁の第2表を、下記の通りに補正する。 [第2表 抗菌スペクトル (−+−1コロニー形成 有 (→〃無 (ATCU  bbj3J 手続補正書 昭和間作り月上λ日 特許庁長官  若 杉 和 夫 殿 ]、小件の表示 昭和57年特許願第123298号 2、発明の名称 抗菌性蛋白、その製造法および その用途 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 湧水製薬株式会社 7、補正の対象 昭和郭年4月15日提出の手続補正臀の「補正の内容」
の欄 8、補正の内容

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、双翅目または膜翅目に属する昆虫の幼虫の体表傷害
    時にその幼虫の体液中に誘導され、下記の性質金有する
    抗菌性蛋白。 (1)分子数 約400Q〜7500 (2)熱安定性(10〜60分間、Ion ”C)(3
    )含水メタノールに可溶 (4)  10%ウシ血清添加培地中でも抗菌活性をも
    つ。 (5)アミノ酸組成(モルチ) アス、eラギン酸またはアスノラギン7.8±2.3、
    スレオニン6.0±1.8、セリン27±0.8、グル
    タミン酸またはグルタミン10.1±3、()、グリシ
    ン11.5±3,1、アラニン12.3士3.7、ツマ
    リン5.9±1.8、シスチンまたはシスティンど「)
    −I(シスチンとして)、メチオニン1.5 十(1,
    4、イソロイシン67±2.0、ロイシン/l、+ +
     I、9、チロシジン、6 +f)、)(、フェニルア
    ラニン1,310,4、リジン10. l +3. I
    、ヒスチジン3.q l lj、アルギニン6H+ 2
    .0、プロリン4.5 + I、lI、トリプトファン
    1.5 + n、52、双翅目または膜翅目に属する昆
    虫がセンチニク、z工(Sarcophagq ner
    egrinR)である、特許請求の範囲第1項記載の抗
    菌性蛋白。 3幼虫が三令幼虫である、特許請求の範囲第1〜2項記
    載の抗菌性蛋白。 4、幼虫の体液が体表傷害後O・〜5日経過後のもので
    お金、特許請求の範囲第1〜.3項記載の抗菌性蛋白6 5゜双翅目または膜翅目に属する昆虫の幼虫の体表に傷
    害ケ与え、その後得られる体液より体液細胞および脂肪
    体を除去したものから下記の性質を有する抗菌性蛋白を
    取得すること?特徴とする、抗菌性蛋白の製造法。 (1)分子量 約4(100〜7500(2)熱安定性
    (1,0〜印分間、100℃)(3)含水メタノールに
    可溶 (4)  10%ウシ血清添加培地中でも抗菌活性金も
    つ (5)アミノ酸組成(モル%) アスパラギン酸またはアスパラギン7.8」2.3、ス
    レオニン6、+1 +IJ、セリン゛ζ71()、8、
    グルタミン酸またはグルタミン10.1(:吃、()、
    グリシン11.5 t 3.l$、アラニン12.3+
    ;37、バリン5.9±1.8、シスチンまたはシステ
    ィン(咀+i <シスチンとじ−〔)、メチオニン1.
    5 i: n、4、イソロイシン6.7ト礼C)、ロイ
    シン4,1 + 1.2、チロシン2.6+ +1.+
    (、フェニルアラニン1.3 f O,4、リジン1υ
    4す3.1、ヒスチジン:う、9t 1.2、アルギニ
    ン1it(−t 2.n、プロリン4.5±1.4、ト
    リットファン1.5 +−fl、56、双翅目または膜
    翅目に属する昆虫がセンチニクバエ(8arcophu
    cCa peregrlna )である、特許請求の範
    囲第5項記載の製造法、 7幼虫が三令幼虫である、特許請求の範囲第58、幼虫
    の体液が体表傷害後0〜5日経過後のものである、特許
    請求の範囲5〜7項記載の製造法。 9、目的蛋白の取得工程において、材料ヲ8()〜12
    (ピCの熱処理に付す操作を含む、特許請求の範囲第5
    〜8項記載の製造法。 10、双翅目または膜翅目に属する昆虫の幼虫の体表傷
    害時にその幼虫の体液中に誘導され、下記の性IFjf
    fi有する抗菌性蛋白を有効成分とする可食性抗菌剤、 (1)分子1片 約4nl’ln〜75F10(2)熱
    安定性(10〜60分間、100℃)(3)含水メタノ
    ールに可溶 (4)  10%ウシ血清添加培地中でも抗菌活性金も
    つ。 (5)アミノ酸組成 アスパラギン酸またはアスパラギン7ρト23、スレオ
    ニ:/ C,、(1+ 1.8、セリン2.7+0.8
    、グルタミン酸またはグルタミンHJ、 1 t:6.
    7±2.0、ロイシン4.1±1.2、チロシン2.6
    トO>’+、フェニルアラニン1.3 +(1,4、リ
    ジン10.4:+3,1、ヒスチジン3.9 J、−1
    ,,2、アルギニン6.8 + 2.0、プロリン4,
    6土1.4、トリプトファン1.5±0.5 11、双翅目または膜翅目に属する昆虫がセンチニクバ
    エ(Sarcophaga peretrrina )
    である、特許請求の範囲第1O項記載の可食性抗菌剤、
    12、幼虫が三令幼虫である、特許請求の範囲第10〜
    1・1・項記載の可食性抗菌剤。 13、幼虫の体液が体表傷害後0〜5日経過後のもので
    ある、特許請求の範囲10〜12項記載の可食性抗菌剤
JP57123298A 1982-07-15 1982-07-15 抗菌性蛋白、その製造法およびその用途 Pending JPS5913730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57123298A JPS5913730A (ja) 1982-07-15 1982-07-15 抗菌性蛋白、その製造法およびその用途

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57123298A JPS5913730A (ja) 1982-07-15 1982-07-15 抗菌性蛋白、その製造法およびその用途

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5913730A true JPS5913730A (ja) 1984-01-24

Family

ID=14857072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57123298A Pending JPS5913730A (ja) 1982-07-15 1982-07-15 抗菌性蛋白、その製造法およびその用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5913730A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0284965A2 (en) * 1987-03-30 1988-10-05 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. Antibacterial polypeptide
JPH0196197A (ja) * 1987-10-08 1989-04-14 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 新規生理活性ポリペプチド、その製造法およびその用途
US4960756A (en) * 1986-09-13 1990-10-02 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. Lectin like protein substance, method of obtaining same and anti-tumor agent comprising same
US5008371A (en) * 1987-01-23 1991-04-16 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. Biologically active polypeptide and use thereof
US5017486A (en) * 1987-08-20 1991-05-21 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. Cloning of DNA encoding antibacterial polypeptide precursor
WO2003013557A1 (de) * 2001-08-10 2003-02-20 Aventis Pharma Deutschland Gmbh Verwendung von fliegenlarvenextrakten zur wundbehandlung
WO2007071540A1 (de) * 2005-12-20 2007-06-28 Alpha-Biocare Gmbh Zusammensetzung zur wundheilung, umfassend substanzen aus dipteren-larven

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4960756A (en) * 1986-09-13 1990-10-02 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. Lectin like protein substance, method of obtaining same and anti-tumor agent comprising same
US5008371A (en) * 1987-01-23 1991-04-16 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. Biologically active polypeptide and use thereof
EP0284965A2 (en) * 1987-03-30 1988-10-05 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. Antibacterial polypeptide
US5118789A (en) * 1987-03-30 1992-06-02 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co. Ltd. Antibacterial polypeptides from sarcophaga peregrina
US5017486A (en) * 1987-08-20 1991-05-21 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. Cloning of DNA encoding antibacterial polypeptide precursor
JPH0196197A (ja) * 1987-10-08 1989-04-14 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 新規生理活性ポリペプチド、その製造法およびその用途
WO2003013557A1 (de) * 2001-08-10 2003-02-20 Aventis Pharma Deutschland Gmbh Verwendung von fliegenlarvenextrakten zur wundbehandlung
WO2007071540A1 (de) * 2005-12-20 2007-06-28 Alpha-Biocare Gmbh Zusammensetzung zur wundheilung, umfassend substanzen aus dipteren-larven

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Stafford et al. Transferrin and the innate immune response of fish: identification of a novel mechanism of macrophage activation
Chaim et al. Brown spider dermonecrotic toxin directly induces nephrotoxicity
Elsbach et al. Separation and purification of a potent bactericidal/permeability-increasing protein and a closely associated phospholipase A2 from rabbit polymorphonuclear leukocytes. Observations on their relationship.
KR880001763B1 (ko) 고순도 히알우론산의 제조방법
Gubenšek et al. Fractionation of Vipera ammodytes venom and seasonal variation of its composition
Foged et al. Characterization and biological effects of the Pasteurella multocida toxin
CH665125A5 (de) Verfahren zur inaktivierung der viren in einer ahf-angereicherten zusammensetzung.
EP0182278A2 (en) Antibacterial polypeptide, preparation thereof, and use thereof
ALLGöER et al. Burn toxin in mouse skin
JPS5913730A (ja) 抗菌性蛋白、その製造法およびその用途
DE69838667T2 (de) Verfahren zur stabilisierung nützlicher proteine und nützliche proteinhaltige mittel
Butler et al. Biosynthesis of nucleic acids in Bacillus megaterium. 1. The isolation of a nuclear material
CN108379650A (zh) 一种新型促创面愈合生物胶及其应用
CA2201482A1 (en) Novel ectoparasite saliva proteins and apparatus to collect such proteins
DE2803397C2 (ja)
Nigg et al. Growth of Rickettsia of Typhus Fever (Mexican Type) in the Presence of Living Tissue.
JP2671912B2 (ja) 新規抗菌性蛋白、その製造法および用途
Bolton Incorporating the 3Rs (Refinement, Replacement and Reduction of animals in research) into the preclinical assessment of snake venom toxicity and antivenom efficacy
DE3115809A1 (de) Stereospezifische d- und l-asparaginase sowie verfahren zu ihrer herstellung
JPH0428241B2 (ja)
EP2217262B1 (de) C-terminale ifapsoriasinfragmente als antimikrobielle peptide und deren verwendung in der behandlung von pseudomonas infektionen
JP2002338598A (ja) ローヤルゼリーの鮮度の指標物質
Neitz et al. An investigation into the toxic principle in eggs of the tick Amblyomma hebraeum
CN103789254A (zh) 昆虫、昆虫血淋巴及其组装活性物和应用
Feldman et al. Antiserum for tomato spotted wilt virus