JPS5913585Y2 - 冷蔵庫の卵皿 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷蔵庫本体前面に開閉自在に枢着された断熱扉
の内側に備えられる部器に関するもので扉開閉に伴う衝
撃によって卵が部器の一部と衝突し、割れることがない
ようにしたものである。

以下本考案の一実施例を添付図面に従い説明する。

図において、１は冷蔵庫本体を示しており、前面開口部
には断熱扉２がヒンジ３によって開閉自在に枢着されて
いる。

上記扉２は裏面に棚部４．４’、４“を一体に形成した
内面板５を備えており、上段の棚部４には卵Ａを収納す
る部器６を装脱自在に載置している。

７は扉２の裏側外枠に設けたガスケットである。

次に上記部器６について詳述すると、この部器６は水平
な皿部８と、長手方向が扉２と平行になるよう配された
半円状の桟９，９・・・・・・ならびにこの桟９，９に
直交、すなわち扉２と直角方向に配されたほぼ半円状の
桟１０．１０・・・・・・より構成され、かつ皿部８よ
り下方に円弧状に突出した卵受部１１とより成る。

そして前者の桟９，９・・・・・・は皿部８と両端９’
、９’が接続しており、後者の桟１０゜１０・・・・・
・は両上端が皿部８から分離し、かつ上記桟９．９・・
・・・・に比較して卵受部１１内側に大きく湾曲されて
いる。

この部間６自体はプラスチック等にて一体に形成されて
おり、桟１０．１０・・・・・・は弾性を有する。

而して卵受部１１に卵Ａを収納すると、第４図に示す如
く、桟１０．１０・・・・・・によって弾性的に把持さ
れる。

しかも扉２の開閉に伴う衝撃は、開閉方向の桟１０．１
０が両端とも分離されているので、衝撃を柔らげること
ができるものである。

以上の説明からも明らかな如く、本考案における冷蔵庫
の部器は、冷蔵庫本体の前面に開閉自在に枢着した断熱
扉の内側に卵を収納する部器を備え、この部器を皿部と
、略直交しかつ前記皿部より下方に凹んだほぼ半円状の
桟で形成された卵受部とで構成し、上記桟のうち一方向
の桟の上端を前記皿部から分離させ、かつ他方の桟より
内側に湾曲させて弾力性を持たせるとともに、皿部と分
離させた桟の長手方向を断熱扉の開閉方向としたもので
あるから、この分離された桟にて卵を把持するので卵の
がたつきがなくなり、割れる恐れが少なくなるものであ
る。

そして特に弾性支持として卵を収納する桟の一部を利用
したものであるため構成が簡素であり、コスト面で有利
であり、使用者の清掃等の使い勝手も向上するものであ
る。

さらに分離された桟を扉の開閉方向のものとすることに
よって扉開閉時の衝撃を吸収することが可能となり、卵
の割れを一層効果的に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における卵内を有する冷蔵庫
の斜視図、第２図は同部器の一部上面図、第３図は第２
図ＩＩＩ−ＩＩＩ’線での断面図、第４図は第２図ＩＶ
−ＩＶ’線での断面図である。 ２・・・・・・断熱扉、６・・・・・・卵内、８・・・
・・・皿部、９，１０・・・・・・桟、１１・・・・・
・卵受部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 冷蔵庫本体の前面に開閉自在に枢着した断熱扉の内側に
   卵を収納する部器を備え、この部器を皿部と、略直交し
   、かつ前記皿部より下方に凹んだほぼ半円状の桟で形成
   された卵受部とで構成し、上記桟のうち一方向の桟の上
   端を前記皿部から分離させ、かつ他方の桟より内側に湾
   曲させて弾性力を持たせるとともに皿部と分離させた桟
   の長手方向を断熱扉の開閉方向とした冷蔵庫の部器。