JPS5913383Y2 - 複合ブレ−キデイスク - Google Patents
複合ブレ−キデイスクInfo
- Publication number
- JPS5913383Y2 JPS5913383Y2 JP3638578U JP3638578U JPS5913383Y2 JP S5913383 Y2 JPS5913383 Y2 JP S5913383Y2 JP 3638578 U JP3638578 U JP 3638578U JP 3638578 U JP3638578 U JP 3638578U JP S5913383 Y2 JPS5913383 Y2 JP S5913383Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding
- brake disc
- axle mounting
- composite brake
- mounting member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は例えば自動車等の車輌用制動装置を構成するブ
レーキディスクの改良に関するものである。
レーキディスクの改良に関するものである。
従来車輌用の制動装置を構成するブレーキドラム若しく
はブレーキディスクは、鋳鉄等の鉄系材料によって形成
されている。
はブレーキディスクは、鋳鉄等の鉄系材料によって形成
されている。
一方車輌走行に要するエネルギーを低減させるために、
車輌重量を軽減する傾向が、近年次第に進んで来ており
、構成部品の軽量化、部品点数の減少等の工夫がされて
いる。
車輌重量を軽減する傾向が、近年次第に進んで来ており
、構成部品の軽量化、部品点数の減少等の工夫がされて
いる。
しかしながら、制動装置は所謂重要保安部品の−である
ため、性能、耐久性および信頼性等の点で軽量化が必ら
ずしも円滑に進行せず、従って車輌の軽量化の隘路の−
にもなっている。
ため、性能、耐久性および信頼性等の点で軽量化が必ら
ずしも円滑に進行せず、従って車輌の軽量化の隘路の−
にもなっている。
第１図は従来のブレーキディスクを示す図であり、一般
に鋳鉄で形成する。
に鋳鉄で形成する。
図において１は車軸孔、２は取付孔であり、周辺部に摺
動面３を設けたものである。
動面３を設けたものである。
このようなブレーキディスクは全体を例えば鋳鉄で形成
するため重量が大であり、車輌走行に要する燃料等のエ
ネルギー消費が大である欠点を有すること、前記の通り
である。
するため重量が大であり、車輌走行に要する燃料等のエ
ネルギー消費が大である欠点を有すること、前記の通り
である。
本考案は上記従来の欠点を解消し、重量小にしてかつ耐
摩耗性および信頼性大なる複合ブレーキディスクを提供
することを目的とするものである。
摩耗性および信頼性大なる複合ブレーキディスクを提供
することを目的とするものである。
第２図は本考案の実施例を示す図であり、同一部分は第
１図と同一の参照符号で示す。
１図と同一の参照符号で示す。
同図において４は摺動部材であり、二枚のリング状摺動
板５を桟６および７を介して一体に形成する。
板５を桟６および７を介して一体に形成する。
而して摺動板５の外方端面には摺動面３を設けると共に
、内周には内輪部８を突出させるのである。
、内周には内輪部８を突出させるのである。
二枚の摺動板５，５間には空隙部９が形成されるがこの
状態を第３図に示しである。
状態を第３図に示しである。
次に１０は車軸取付部材であり、前記摺動部材４の中央
部に設け、周辺部１１は摺動部材４の空隙部９内に拡が
り、桟６および７を包囲すると共に、内輪部８を軸方向
に挟着する。
部に設け、周辺部１１は摺動部材４の空隙部９内に拡が
り、桟６および７を包囲すると共に、内輪部８を軸方向
に挟着する。
従って摺動部材４と車軸取付部材１０とは、強固に固着
一体化するのである。
一体化するのである。
而して上記固着一体化の手段としては、例えば鋳造手段
を使用し得る。
を使用し得る。
すなわち予め摺動部材を鋳鉄にて形成した後、車軸取付
部材１０を形成すべき鋳型内にこれを装入、位置決めし
て、アルミニウム合金溶湯を注湯すれば、溶湯が摺動部
材４内の空隙部９内に進入し、また内輪部８の両面に至
ると共に、車軸取付部材１０を形成するから、両者の固
着一体化を行ない得るのである。
部材１０を形成すべき鋳型内にこれを装入、位置決めし
て、アルミニウム合金溶湯を注湯すれば、溶湯が摺動部
材４内の空隙部９内に進入し、また内輪部８の両面に至
ると共に、車軸取付部材１０を形成するから、両者の固
着一体化を行ない得るのである。
この場合アルミニウム合金の方が鋳鉄より熱膨張係数が
大であるため、桟６および７の包囲保持力、内輪部８の
挟着力が充分に確保され、両者は隙間を生ずることなく
強固に一体化されるのである。
大であるため、桟６および７の包囲保持力、内輪部８の
挟着力が充分に確保され、両者は隙間を生ずることなく
強固に一体化されるのである。
本実施例においては、車軸取付部材をアルミニウム合金
で形成した例を示したが、マグネシウム合金等の他の軽
合金材料で形成してもよい。
で形成した例を示したが、マグネシウム合金等の他の軽
合金材料で形成してもよい。
また、金属以外の合成樹脂材料であっても、要求強度を
満足する限り差支えない。
満足する限り差支えない。
更に摺動部材は鋳鉄に限らず、他の鉄系材料（例えば鋳
鉄、鋳鋼、鋼、マレプル等）も使用し得る。
鉄、鋳鋼、鋼、マレプル等）も使用し得る。
なお摺動部材形成の場合に、予め形成した摺動板をねじ
、リベット等の締結手段の他、機械的、冶金的、化学的
手段によって一体化してもよい。
、リベット等の締結手段の他、機械的、冶金的、化学的
手段によって一体化してもよい。
更に車軸取付部材の中央部のみを予め形成した後、同種
材料若しくは異種材料にて周辺部を形成して、摺動部材
と一体化する手段を採ってもよい。
材料若しくは異種材料にて周辺部を形成して、摺動部材
と一体化する手段を採ってもよい。
本考案は以上記述のように、摺動面を形成する部材と車
軸取付部材とを合体した複合ブレーキディスクであるか
ら、下記の効果を奏し得る。
軸取付部材とを合体した複合ブレーキディスクであるか
ら、下記の効果を奏し得る。
（１） 車軸取付部材を軽量の材料で形成したもので
あるから、車輌の大巾な軽量化が可能である。
あるから、車輌の大巾な軽量化が可能である。
（２）車軸取付部材と摺動面を形成する部材とは強固に
固着一体化しであるので、両者間の相対移動がなく、耐
久性、信頼性が高い。
固着一体化しであるので、両者間の相対移動がなく、耐
久性、信頼性が高い。
（３）車軸取付部材に熱伝導度の大なる材料を使用すれ
ば、制動に起因する摩擦熱を容易に放散し、放熱性が大
巾に向上する。
ば、制動に起因する摩擦熱を容易に放散し、放熱性が大
巾に向上する。
（４）車軸取付部材に熱膨張係数が大なる材料を使用す
れば、温度上昇によっても、摺動面を形成する部材との
間に隙間を生ずることなく、固着、保持力の減退は皆無
である。
れば、温度上昇によっても、摺動面を形成する部材との
間に隙間を生ずることなく、固着、保持力の減退は皆無
である。
第１図ａは従来のブレーキディスクを示す正面図、第１
図すは同図ａにおけるＡ−Ａ断面図、第２図ａは本考案
の実施例を示す一部断面正面図、第２図すは同図ａにお
けるＢ−Ｂ断面図、第３図ａは摺動部材を示す正面図、
第３図すは同図ａにおけるＣ−Ｃ断面図である。 ４：摺動部材、５：摺動材、６，７：桟、８：内輪部、
１０：車軸取付部材、１１：周辺部。
図すは同図ａにおけるＡ−Ａ断面図、第２図ａは本考案
の実施例を示す一部断面正面図、第２図すは同図ａにお
けるＢ−Ｂ断面図、第３図ａは摺動部材を示す正面図、
第３図すは同図ａにおけるＣ−Ｃ断面図である。 ４：摺動部材、５：摺動材、６，７：桟、８：内輪部、
１０：車軸取付部材、１１：周辺部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 車輪用ブレーキディスクにおいて、一方の端面に摺
動平面を有する二枚の摺動板の内側の非摺面間に桟およ
び空隙部を設けると共に内周には内輪部を突出させて両
端面に摺動面を有する摺動部材を一体に形成し、該摺動
部材の中央部に車軸取付部材を設け、車軸取付部材周辺
部は前記摺動部材を構成する桟を包囲すると共に内輪部
を軸方向に挟着するように形成して、摺動部材を一体に
固着したことを特徴とする複合ブレーキディスク。 ２ 車軸取付部材を軽合金材料で形成した実用新案登録
請求の範囲第１項記載の複合ブレーキディスク。 ３ 摺動部材を鉄系材料で形成した実用新案登録請求の
範囲第１項〜第２項記載の複合ブレーキディスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3638578U JPS5913383Y2 (ja) | 1978-03-22 | 1978-03-22 | 複合ブレ−キデイスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3638578U JPS5913383Y2 (ja) | 1978-03-22 | 1978-03-22 | 複合ブレ−キデイスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54140185U JPS54140185U (ja) | 1979-09-28 |
| JPS5913383Y2 true JPS5913383Y2 (ja) | 1984-04-20 |
Family
ID=28897447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3638578U Expired JPS5913383Y2 (ja) | 1978-03-22 | 1978-03-22 | 複合ブレ−キデイスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5913383Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-03-22 JP JP3638578U patent/JPS5913383Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54140185U (ja) | 1979-09-28 |
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