JPS5913341Y2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents
内燃機関用点火装置Info
- Publication number
- JPS5913341Y2 JPS5913341Y2 JP524479U JP524479U JPS5913341Y2 JP S5913341 Y2 JPS5913341 Y2 JP S5913341Y2 JP 524479 U JP524479 U JP 524479U JP 524479 U JP524479 U JP 524479U JP S5913341 Y2 JPS5913341 Y2 JP S5913341Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- ignition
- coil
- thyristor
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は磁石発電機を用いた内燃機関用半導体点火装置
の改良構造に関するものである。
の改良構造に関するものである。
従来の磁石発電機を用いた内燃機関用トランジスタ式半
導体点火装置は第２図に示す通りで、磁石発電機の点火
用電源コイル１と並列に、トランジスタ２とダイオード
８との直列回路及びイグニッションコイル４がそれぞれ
接続されている。
導体点火装置は第２図に示す通りで、磁石発電機の点火
用電源コイル１と並列に、トランジスタ２とダイオード
８との直列回路及びイグニッションコイル４がそれぞれ
接続されている。
そして、その作動は、点火用電源コイル１の出力がトラ
ンジスタ２のベースに印加されてこのトランジスタ２が
導通し、必要点火時期にサイリスタ５を導通させてトラ
ンジスタ２を遮断させ、ソノ時イグニッションコイル４
に電流を流し込んで高電圧を得ていた。
ンジスタ２のベースに印加されてこのトランジスタ２が
導通し、必要点火時期にサイリスタ５を導通させてトラ
ンジスタ２を遮断させ、ソノ時イグニッションコイル４
に電流を流し込んで高電圧を得ていた。
ところが、上述した従来のトランジスタ式点火装置は、
トランジスタ２のコレクタ・エミッタ間とに並列にイグ
ニッションコイル４が接続されており、トランジスタ２
が導通している時に、トランジスタ２のコレクタ・エミ
ッタ間電圧降下ＶＣＥによりイグニッションコイル４の
１次コイル４ａへも電流が流れるので、トランジスタ２
が遮断した時にイグニッションコイル４に流れ込む電流
の変化分がその分だけ小さくなって、イグニッションコ
イル４の２次電圧性能上大きなロスとなっていた。
トランジスタ２のコレクタ・エミッタ間とに並列にイグ
ニッションコイル４が接続されており、トランジスタ２
が導通している時に、トランジスタ２のコレクタ・エミ
ッタ間電圧降下ＶＣＥによりイグニッションコイル４の
１次コイル４ａへも電流が流れるので、トランジスタ２
が遮断した時にイグニッションコイル４に流れ込む電流
の変化分がその分だけ小さくなって、イグニッションコ
イル４の２次電圧性能上大きなロスとなっていた。
いいかえると、トランジスタ２導通時の電源電流を１０
とするとＩｏはトランジスタ２へ流れる電流Ｉｔとイグ
ニッションコイル４へ流れる電流Ｉｒとに分流するが、
２次電圧発生に関係するのはトランジスタ２遮断時のイ
グニッションコイル４の磁束変化分に寄与する電流であ
り、トランジスタ２遮断前にイグニッションコイル４に
流れいてる電流１１は２次電圧発生には無効電流となる
。
とするとＩｏはトランジスタ２へ流れる電流Ｉｔとイグ
ニッションコイル４へ流れる電流Ｉｒとに分流するが、
２次電圧発生に関係するのはトランジスタ２遮断時のイ
グニッションコイル４の磁束変化分に寄与する電流であ
り、トランジスタ２遮断前にイグニッションコイル４に
流れいてる電流１１は２次電圧発生には無効電流となる
。
すなわち、電源の電流Ｉ。
に対してイグニッションコイル４への分流１１分だけ有
効利用出来ず、大きなロスとなるという欠点がある。
効利用出来ず、大きなロスとなるという欠点がある。
本考案は上記の欠点を解消するため、点火用電源コイル
と並列にトランジスタを接続し、トランジスタと並列に
イグニッションコイルとサイリスクとの直列回路を接続
し、イグニッションコイルとサイリスタの接続点とトラ
ンジスタのベースとはダイオードを介して接続し、トラ
ンジスタのコレクタ・ベース間にベース抵抗を接続した
回路構成にする事により、トランジスタが導通している
時はイグニッションコイルには電流が流れない様にし、
点火用電源コイルの出力電流を有効に利用して効率の良
い２次電圧性能を得ることを目的とするものである。
と並列にトランジスタを接続し、トランジスタと並列に
イグニッションコイルとサイリスクとの直列回路を接続
し、イグニッションコイルとサイリスタの接続点とトラ
ンジスタのベースとはダイオードを介して接続し、トラ
ンジスタのコレクタ・ベース間にベース抵抗を接続した
回路構成にする事により、トランジスタが導通している
時はイグニッションコイルには電流が流れない様にし、
点火用電源コイルの出力電流を有効に利用して効率の良
い２次電圧性能を得ることを目的とするものである。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第１図において、磁石発電機の点火用電源コイル１と並
列にトランジスタ２とダイオード８との直列回路を接続
し、この直列回路と並列にイグニッションコイル４とサ
イリスタ５との直列回路を接続し、イグニッションコイ
ル４とサイリスタ５との接続点とトランジスタ２のベー
スとは第２のダイオード６を介して接続されている。
列にトランジスタ２とダイオード８との直列回路を接続
し、この直列回路と並列にイグニッションコイル４とサ
イリスタ５との直列回路を接続し、イグニッションコイ
ル４とサイリスタ５との接続点とトランジスタ２のベー
スとは第２のダイオード６を介して接続されている。
又、トランジスタ２のコレクタ・ベース間にはベース抵
抗９が接続されており、サイリスタ５のゲート・カソー
ド間には信号発電機コイル３、ダイオード１１及び抵抗
１０が接続されている。
抗９が接続されており、サイリスタ５のゲート・カソー
ド間には信号発電機コイル３、ダイオード１１及び抵抗
１０が接続されている。
次に、上記構成についてその作動を説明する。
点火用電源コイル１０発生電圧によりトランジスタ２の
ベースにベース抵抗９を介して電流が流れ、この時、ト
ランジスタ２は導通しコレクタ電流が流れる。
ベースにベース抵抗９を介して電流が流れ、この時、ト
ランジスタ２は導通しコレクタ電流が流れる。
そして、サイリスタ５のゲート・カソード間に信号発電
機コイル３の発生電圧が印加されるとサイリスタ５は導
通し、トランジスタ２のベース・エミッタ間はサイリス
タ５とダイオード６にて短絡されてベース電流が流れな
くなり、トランジスタ２は遮断する。
機コイル３の発生電圧が印加されるとサイリスタ５は導
通し、トランジスタ２のベース・エミッタ間はサイリス
タ５とダイオード６にて短絡されてベース電流が流れな
くなり、トランジスタ２は遮断する。
この時、トランジスタ２のコレクタ電流は急げきに遮断
されてイグニッションコイル４の１次コイル４ａに流れ
込み、イグニッションコイル４のコアに急げきな磁束変
化を生ゼしぬ、イグニッションコイル４の２次コイル４
ｂに高電圧が発生し、点火プラグ１２に飛火を生じさせ
る。
されてイグニッションコイル４の１次コイル４ａに流れ
込み、イグニッションコイル４のコアに急げきな磁束変
化を生ゼしぬ、イグニッションコイル４の２次コイル４
ｂに高電圧が発生し、点火プラグ１２に飛火を生じさせ
る。
ダイオード８はトランジスタ２の保護用およびトランジ
スタ２のベース・エミッタを介してサイリスタ５のカソ
ードに至る経路の電圧降下を、サイリスタ５導通時のこ
のサイリスタ５とダイオード６との直列回路の電圧降下
より大きくして、サイリスタ５導通時のトランジスタ２
の遮断をより確実にするためのものである。
スタ２のベース・エミッタを介してサイリスタ５のカソ
ードに至る経路の電圧降下を、サイリスタ５導通時のこ
のサイリスタ５とダイオード６との直列回路の電圧降下
より大きくして、サイリスタ５導通時のトランジスタ２
の遮断をより確実にするためのものである。
ダイオード６はトランジスタ２のベース電流がイグニッ
ションコイル４の１次コイル４ａを介して流れるのを防
止するためのものである。
ションコイル４の１次コイル４ａを介して流れるのを防
止するためのものである。
なお、上述した実施例においては、サイリスタ５を点火
時期にて導通させるのに信号発電機コイル３の出力を利
用したか゛、点火電源用コイル１の出力を分圧してサイ
リスタ５を点火時期にて導通させるようにすれば、信号
発電機コイル３を省略で゛きる。
時期にて導通させるのに信号発電機コイル３の出力を利
用したか゛、点火電源用コイル１の出力を分圧してサイ
リスタ５を点火時期にて導通させるようにすれば、信号
発電機コイル３を省略で゛きる。
また、トランジスタ２の保護用として破線で示すごとく
、トランジスタ２と逆並列にダイオード８ａを接続する
こともでき、この場合、トランジスタ２のベース・コレ
クタ間電圧降下が、サイリスタ５導通時のこのサイリス
タ５とダイオード６との直列回路の電圧降下より充分高
い場合にはダイオード８を省略することも可能であり、
さらに二の場合においてトランジスタ２の逆耐圧が充分
あればダイオード８や８ａを省略することも可能である
。
、トランジスタ２と逆並列にダイオード８ａを接続する
こともでき、この場合、トランジスタ２のベース・コレ
クタ間電圧降下が、サイリスタ５導通時のこのサイリス
タ５とダイオード６との直列回路の電圧降下より充分高
い場合にはダイオード８を省略することも可能であり、
さらに二の場合においてトランジスタ２の逆耐圧が充分
あればダイオード８や８ａを省略することも可能である
。
以上述べたように本考案においては、イグニッションコ
イル４はサイリスタ５を介してトランジスタ２及び点火
用電源コイル１と並列接続されているから、トランジス
タ２が導通している時は、サイリスタ５は遮断状態であ
り、従ってトランジスタ２のコレクタ・エミッタ間によ
るイグニッションコイル１の電流は生じなく、さらに、
イグニッションコイル４からトランジスタ２のベースに
電流が流れるのを阻止する極性でダイオード６を接続し
、トランジスタ２のベース電流はベース抵抗９を介して
供給するから、トランジスタ２のベース電流がイグニッ
ションコイル４を介して流れることもなく、従ってトラ
ンジスタ２遮断時の電流変化が大きくなり、高い２次電
圧性能が得られるという優れた効果がある。
イル４はサイリスタ５を介してトランジスタ２及び点火
用電源コイル１と並列接続されているから、トランジス
タ２が導通している時は、サイリスタ５は遮断状態であ
り、従ってトランジスタ２のコレクタ・エミッタ間によ
るイグニッションコイル１の電流は生じなく、さらに、
イグニッションコイル４からトランジスタ２のベースに
電流が流れるのを阻止する極性でダイオード６を接続し
、トランジスタ２のベース電流はベース抵抗９を介して
供給するから、トランジスタ２のベース電流がイグニッ
ションコイル４を介して流れることもなく、従ってトラ
ンジスタ２遮断時の電流変化が大きくなり、高い２次電
圧性能が得られるという優れた効果がある。
なお、ベース抵抗９はイグニッションコイル４の１次コ
イル４ａの抵抗に比べ非常に大きな値であるので、この
抵抗に流れる電流によるロスは非常にわずかであり、問
題とならない。
イル４ａの抵抗に比べ非常に大きな値であるので、この
抵抗に流れる電流によるロスは非常にわずかであり、問
題とならない。
第１図は本考案装置を示す電気回路図、第２図は従来装
置を示す電気回路図である。 １・・・磁石発電機の点火電源コイル、２・・・トラン
ジスタ、４・・・イグニッションコイル、５・・・サイ
リスタ、６・・・ダイオード、９・・・ベース抵抗。
置を示す電気回路図である。 １・・・磁石発電機の点火電源コイル、２・・・トラン
ジスタ、４・・・イグニッションコイル、５・・・サイ
リスタ、６・・・ダイオード、９・・・ベース抵抗。
Claims (1)
- 磁石発電機の点火電源コイルの両端にトランジスタを接
続し、イグニッションコイルとサイリスクとの直列回路
を前記トランジスタに並列接続し、このイグニッション
コイルと前記サイリスタとの接続点をダイオードのカソ
ードに接続すると共にこのダイオードのアノードを前記
トランジスタのベースに接続し、かつ前記トランジスタ
のベースと前記ダイオードのアノードとの接続点と前記
トランジスタのコレクタ間にベース抵抗を接続したこと
を特徴とする内燃機関用点火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP524479U JPS5913341Y2 (ja) | 1979-01-19 | 1979-01-19 | 内燃機関用点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP524479U JPS5913341Y2 (ja) | 1979-01-19 | 1979-01-19 | 内燃機関用点火装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55106367U JPS55106367U (ja) | 1980-07-25 |
| JPS5913341Y2 true JPS5913341Y2 (ja) | 1984-04-20 |
Family
ID=28810923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP524479U Expired JPS5913341Y2 (ja) | 1979-01-19 | 1979-01-19 | 内燃機関用点火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5913341Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-01-19 JP JP524479U patent/JPS5913341Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55106367U (ja) | 1980-07-25 |
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