JPS5913255Y2 - バレル装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はめつき処理その他の表面処理を施すに使用する
バレル装置に関する。

最近多品種小量の処理物をバレルを用いて表面処理する
ことが行われる。

か・るバレルによる表面処理は、バレル内にほぼ一定の
量（バレルのほぼ士程度）の処理物を充してバレルを回
転させつ・処理を施すことがバレル内での処理物の攪拌
、混を良くする上に最も好ましい。

しかし、バレルの大きさの異なる毎に駆動装置を設けた
枠体を用意することは、経済的負担が増大し、しかも収
納場所を要する等の不都合があり好ましくない。

本考案はか・る不都合を解消した装置を得ることをその
目的とするもので、一対の枠板５，５を数本の棒体６，
６で結着した枠体２に、該棒体６に摺動自在で且つ任意
固定出来る摺動部材７を設け、一方の枠板５と摺動部材
７との間にバレル４を回動自在に且つ着脱自在に取着け
、該一方の枠板５にバレル４の回転駆動装置３を設けて
戊る。

図示する枠体２は左右１対の枠板５，５を上下２段に配
した４本の棒体６で連結して該枠板５，５間にバレル４
の取付空間を構威し、摺動部材７は該上方の棒体６，６
にバレル４の上面側に屈曲する屈曲部７ａに於いて上方
の棒体６，６に摺動自在に支持させて設けた。

そして一方の枠板５と摺動部材７へのバレル４の取付け
は、バレル４の両側板４ ａ 、４ ａを回転自在に支
承させるボス８，８を枠板５並びに摺動部材７に穿設し
た透孔９，９に挿着させ、該ボス８，８の外面に施した
螺子部８ａに螺合したナラ） １０により締付固定して
行う。

尚前記駆動装置３は、一方の枠板５に取付けたモーター
１１と、モーター１１の回転軸上に設けたギヤ１２と、
これと噛合う枠板５上の中間のギヤ１３及び該ギヤ１３
と噛合うバレル４の一側端板周囲に形成したギヤ１４と
で形成した。

図面で１５は枠体２に設けた処理槽１に枠体２を着脱す
るに使用する持手、１６は電極バー、１７は先端を前記
ボス８，８を挿通してバレル４内に臨ませた該電極バー
１６に連なるデングラであり、該デングラ１７はバレル
４と共に取換えることもあり得る。

尚他方の枠板５には該摺動部材７の端部より稍々大きい
抜穴５ａを設け、該抜穴５ａを介して摺動部材７が枠板
５の外側に突出した第２図に鎖線で示す状態を取り得る
ようにし、かくて該摺動部材７と１方の枠板５との間に
比較的大きなバレル４の取付間隔を得るようにした。

尚図面で１は該枠体２を着脱自在に懸架する処理槽、１
８は摺動部材７を所定位置に締付固定するためのビスで
ある。

次に本装置によるバレル４の着脱を説明する。

バレル４の枠体２からの取外しは、バレル４を枠板５並
びに摺動部材７に締付固定するナツ） １０゜１０を解
くと共にデングラ１７を引抜き、摺動部材７を棒体６に
締付けるビス１８を解いて摺動部材７を後退させれば、
簡単に取外し得られ、次いで所望のバレル４を枠板５と
摺動部材７との間に位置させ、バレル４の両側に設けた
ボス８，８を透孔９，９に挿着すると共にテ゛ングラ１
７を挿着したのちナツ） １０．１０によりボス８，８
を枠板５と摺動部材７に締着ければ簡単に固定出来、最
後に摺動部材７をビス１８で棒体６に締付固定すれば作
業が完了する。

このように本考案によるときは、一対の枠板５゜５を数
本の棒体６，６で結着した枠体２に該棒体６に摺動自在
で且つ任意固定出来る摺動部材７を設け、一方の枠板５
と摺動部材７との間にバレル４を回動自在に且つ着脱自
在に取付け、該一方の枠板５にバレル４の回転駆動装置
３を設けたので、枠体２に長さの異なるバレルを容易に
取付けることが出来て従来例に見られる不都合がなく、
処理物の量等に応じた適正な大きさのバレルによって処
理物を処理出来るの効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案実施の１例を示すもので、第１図は正面図
、第２図は裁断側面図である。 ２・・・・・・枠体、４・・・・・・バレル、５・・・
・・・枠板、６・・・・・・棒体、７・・・・・・摺動
部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一対の枠板５，５を数本の棒体６，６で結着した枠体２
   に、該棒体６に摺動自在で且つ任意固定出来る摺動部材
   ７を設け、一方の枠板５と摺動部材７との間にバレル４
   を回動自在に且つ着脱自在に取着け、該一方の枠板５に
   バレル４の回転駆動装置３を設けて威るバレル装置。