JPS5913251B2 - インク練り装置 - Google Patents
インク練り装置Info
- Publication number
- JPS5913251B2 JPS5913251B2 JP8682576A JP8682576A JPS5913251B2 JP S5913251 B2 JPS5913251 B2 JP S5913251B2 JP 8682576 A JP8682576 A JP 8682576A JP 8682576 A JP8682576 A JP 8682576A JP S5913251 B2 JPS5913251 B2 JP S5913251B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- roller
- duct
- duct roller
- kneading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/30—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
- B29B7/34—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices
- B29B7/52—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices with rollers or the like, e.g. calenders
- B29B7/56—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices with rollers or the like, e.g. calenders with co-operating rollers, e.g. with repeated action, i.e. the material leaving a set of rollers being reconducted to the same set or being conducted to a next set
- B29B7/568—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices with rollers or the like, e.g. calenders with co-operating rollers, e.g. with repeated action, i.e. the material leaving a set of rollers being reconducted to the same set or being conducted to a next set with consecutive sets of rollers or a train of rollers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、印刷機におけるインク練り装置に関するも
のである。
のである。
所謂、オフセット印刷機においては、原版を装着させる
版胴と、この版胴上の原版のインク像が″0−旦転写さ
れる転写胴と、これに圧接して、送り込まれた印刷用紙
を刷りあげる正側とから主に構成されている。
版胴と、この版胴上の原版のインク像が″0−旦転写さ
れる転写胴と、これに圧接して、送り込まれた印刷用紙
を刷りあげる正側とから主に構成されている。
ところで、上記原版には、インク練りローラによつて所
定の性状に練られたインクが着内ローラを介して塗布さ
れるようになつてお15り、この種のインク練り装置い
わばインク供給装置によるインクの供給は、従来におい
て、次の様に行われていた。即ち、第1図において、弾
性板からなるドクターブレード1とダクトローラ2との
間に形成されクo るインク壷3にインクが供給され、
所定の性状に練られつつ、矢印方向に間欠的に回転する
ダクトローラ2の周面上のインクは、軸4を中心にして
矢印方向に往復動する呼び出しローラ5に移され、さら
にこの呼び出しローラ5によつてインク練り25ローラ
6に塗布される。
定の性状に練られたインクが着内ローラを介して塗布さ
れるようになつてお15り、この種のインク練り装置い
わばインク供給装置によるインクの供給は、従来におい
て、次の様に行われていた。即ち、第1図において、弾
性板からなるドクターブレード1とダクトローラ2との
間に形成されクo るインク壷3にインクが供給され、
所定の性状に練られつつ、矢印方向に間欠的に回転する
ダクトローラ2の周面上のインクは、軸4を中心にして
矢印方向に往復動する呼び出しローラ5に移され、さら
にこの呼び出しローラ5によつてインク練り25ローラ
6に塗布される。
そして、上記練りローラ6とともに一連のインク練りロ
ーラ群を構成する他のローラ7、8によつて、インクが
さらに練られて着内ローラを介して、被インク供給体と
じての原版上にそれが塗布される。なお、インク供給3
0量は、調整ねじ9を適宜回動させて、ドクターブレー
ド1とダクトローラ2との間隙をかえることによつて調
節している。ところで、既に述べたようにダクトローラ
2は、インクの供給過多を防ぐために間欠的に回転する
35ようになつており、所定の角度の回転および停止を
繰り返えして、ダクトローラ2の周面上にインクが一様
に延ばされるようになつている。
ーラ群を構成する他のローラ7、8によつて、インクが
さらに練られて着内ローラを介して、被インク供給体と
じての原版上にそれが塗布される。なお、インク供給3
0量は、調整ねじ9を適宜回動させて、ドクターブレー
ド1とダクトローラ2との間隙をかえることによつて調
節している。ところで、既に述べたようにダクトローラ
2は、インクの供給過多を防ぐために間欠的に回転する
35ようになつており、所定の角度の回転および停止を
繰り返えして、ダクトローラ2の周面上にインクが一様
に延ばされるようになつている。
このようにダクトローラ2は間欠的に回転し、同ローラ
から離れたドクターブレード1上のインクがほとんど動
かないために、ローラが連続的に回転するものと比して
、インクが固化し易いという欠点がある。この現象は、
オフセツト印刷機等においてはより平均した画調の印刷
像を得る上で重大な支障を来たす。また、従来例ではダ
クトローラ2を間欠的に回転させるための間欠回転機構
を必要とし、これがために装置自体が複雑になるなどの
欠点がある。本発明の目的は、第1にインクの固化を防
止すること、第2に装置をより簡素化すること、第3に
インク練り効果を従前装置よりもより高めること等にあ
る。
から離れたドクターブレード1上のインクがほとんど動
かないために、ローラが連続的に回転するものと比して
、インクが固化し易いという欠点がある。この現象は、
オフセツト印刷機等においてはより平均した画調の印刷
像を得る上で重大な支障を来たす。また、従来例ではダ
クトローラ2を間欠的に回転させるための間欠回転機構
を必要とし、これがために装置自体が複雑になるなどの
欠点がある。本発明の目的は、第1にインクの固化を防
止すること、第2に装置をより簡素化すること、第3に
インク練り効果を従前装置よりもより高めること等にあ
る。
以下、図示の実施例によつて本発明を説明すると、第2
図において、一対の互に接する、第1および第2ダクト
ローラ11,12は、これを実質的に一体に取付けた軸
13,14を介して第3図に示すように当該印刷機の両
側板20(他方は図示されず)に回転自在に支持されて
いる。
図において、一対の互に接する、第1および第2ダクト
ローラ11,12は、これを実質的に一体に取付けた軸
13,14を介して第3図に示すように当該印刷機の両
側板20(他方は図示されず)に回転自在に支持されて
いる。
上記第1および第2ダクトローラ11,12の、互に接
触する接触部の上位側にはインク供給部15が形成され
、同部15には印刷用インク16が供給される。第2ダ
クトローラ12の周面の、右方下部側にはインク練りロ
ーラ17が接触していて、このローラ17と、互に接触
し合う練りローラ18,19とで一連のインク練りロー
ラ群が形成され、第1および第2ダクトローラ11,1
2によつて練られたインクは上記インク練りローラ群に
よつてさらに所定の性状に練られ、このインクは着肉ロ
ーラ(図示されず)を介して版胴上に巻着せられた原版
に供給される。第3図において、第2ダクトローラ12
は、一連のインク練りローラ17,18,19の回転駆
動系もしくは独立した回転駆動装置によつて、インク練
りローラ17,18,19の周速度と同一となるように
矢印A方向に回転駆動される。
触する接触部の上位側にはインク供給部15が形成され
、同部15には印刷用インク16が供給される。第2ダ
クトローラ12の周面の、右方下部側にはインク練りロ
ーラ17が接触していて、このローラ17と、互に接触
し合う練りローラ18,19とで一連のインク練りロー
ラ群が形成され、第1および第2ダクトローラ11,1
2によつて練られたインクは上記インク練りローラ群に
よつてさらに所定の性状に練られ、このインクは着肉ロ
ーラ(図示されず)を介して版胴上に巻着せられた原版
に供給される。第3図において、第2ダクトローラ12
は、一連のインク練りローラ17,18,19の回転駆
動系もしくは独立した回転駆動装置によつて、インク練
りローラ17,18,19の周速度と同一となるように
矢印A方向に回転駆動される。
また、他方の第1ダクトローラ11は、この矢印B方向
の回転速度が所謂可変抵抗回路を備えた直流電動機21
によつて変化し得るようになつている。なお、このよう
な変速手段としては、この他にサーボモータとか周知の
機械的な変速装置等を用いてもよい。このように、第1
ダクトローラ11は、定速度で回転する第2ダクトロー
ラ12に対し、変速し得るように構成されている。そし
て、第1ダクトローラ11は、インクの供給を行つてい
る間は第2ダクトローラ12よりも遅く回転するように
なつていて、印刷が行われるときには第2ダクトローラ
よりも速く回転するようになつている。なお、印刷が行
われているときの、第1および第2ダクトローラ11,
12の周速比は10〜1.3:1の割合が最も適してい
る。ここで、第2図において、説明の都合上、今仮に、
第1および第2ダクトローラ11,12が互に同一の周
速度で回転すると考えると、インク16は両ローラ11
,12との間の接触部において練られつつ、その両ロー
ラ11,12の各周面には等量のインク層が形成される
。
の回転速度が所謂可変抵抗回路を備えた直流電動機21
によつて変化し得るようになつている。なお、このよう
な変速手段としては、この他にサーボモータとか周知の
機械的な変速装置等を用いてもよい。このように、第1
ダクトローラ11は、定速度で回転する第2ダクトロー
ラ12に対し、変速し得るように構成されている。そし
て、第1ダクトローラ11は、インクの供給を行つてい
る間は第2ダクトローラ12よりも遅く回転するように
なつていて、印刷が行われるときには第2ダクトローラ
よりも速く回転するようになつている。なお、印刷が行
われているときの、第1および第2ダクトローラ11,
12の周速比は10〜1.3:1の割合が最も適してい
る。ここで、第2図において、説明の都合上、今仮に、
第1および第2ダクトローラ11,12が互に同一の周
速度で回転すると考えると、インク16は両ローラ11
,12との間の接触部において練られつつ、その両ロー
ラ11,12の各周面には等量のインク層が形成される
。
次に、第2ダクトローラ12の周速度を1として、第1
ダクトローラ11の周速度を1.3とすると、第1ダク
トローラ11の回転速度が速いために、同ローラ11は
、第2ダクトローラ12との間にスリツプを生じながら
、同ローラ12の周面上のインクをこすり取つてゆく。
この結果、第2ダクトローラ12の周面上のインクは、
両ローラ11,12を同一速度で回転させた場合よりも
少なくなる。また、両ローラ11,12を同一速度で回
転させるよりも互に違つた速度で回転させた方が、練り
効果としては、より良好なものとなる。一方、第1ダク
トローラ11の方が回転速度が速いために、その分だけ
同一ローラ11にのるインクは増量する。このように、
第2ダクトローラ12の周面上のインクは、第1ダクト
ローラのそれよりも少なくなるものの、周速比をかえな
い限り、一定した量となり、しかもインク練り効果が増
大した状態で、次のインク練りローラ17にのり移り、
これと運転する他のインク練りローラ18,19および
着肉ローラを介して原版上に常に一定した量のインクが
供給される。
ダクトローラ11の周速度を1.3とすると、第1ダク
トローラ11の回転速度が速いために、同ローラ11は
、第2ダクトローラ12との間にスリツプを生じながら
、同ローラ12の周面上のインクをこすり取つてゆく。
この結果、第2ダクトローラ12の周面上のインクは、
両ローラ11,12を同一速度で回転させた場合よりも
少なくなる。また、両ローラ11,12を同一速度で回
転させるよりも互に違つた速度で回転させた方が、練り
効果としては、より良好なものとなる。一方、第1ダク
トローラ11の方が回転速度が速いために、その分だけ
同一ローラ11にのるインクは増量する。このように、
第2ダクトローラ12の周面上のインクは、第1ダクト
ローラのそれよりも少なくなるものの、周速比をかえな
い限り、一定した量となり、しかもインク練り効果が増
大した状態で、次のインク練りローラ17にのり移り、
これと運転する他のインク練りローラ18,19および
着肉ローラを介して原版上に常に一定した量のインクが
供給される。
ところで、各種の帖票類を印刷するための事務用のライ
ンもののオフセツト印刷機においては、被印刷物である
帖票類が一定した画像面積であるがために、上述した如
く第1および第2ダクトローラ11,12の周速比を、
例えば1.3:1というように固定した比率としてもよ
いが、画像面積がそれぞれ異るものを印刷する場合には
これに応じてインク供給量を適宜に調整してやる必要が
ある。そこで、第2図および第3図において、第1ダク
トローラ11の回転速度を次第に速めてゆくと、前にも
述べたように第2ダクトローラ12の周面上のインクも
それに応じて減つてゆく。
ンもののオフセツト印刷機においては、被印刷物である
帖票類が一定した画像面積であるがために、上述した如
く第1および第2ダクトローラ11,12の周速比を、
例えば1.3:1というように固定した比率としてもよ
いが、画像面積がそれぞれ異るものを印刷する場合には
これに応じてインク供給量を適宜に調整してやる必要が
ある。そこで、第2図および第3図において、第1ダク
トローラ11の回転速度を次第に速めてゆくと、前にも
述べたように第2ダクトローラ12の周面上のインクも
それに応じて減つてゆく。
ここで、今仮に、第1および第2ダクトローラ11,1
2の周速比を、2:1あるいは3:1とした場合を考え
ると、後者の方が前者よりも第2ダクトローラ12にの
るインクの量が少なくなる。よつて、例えば画像面積が
比較的多い印刷物を印刷する場合には前者の如く周速比
を2:1で設定し、また画像面積が少ない印刷物を印刷
する場合には後者の如く3:1というように設定してや
ればよいことになる。なお、この第1ダクトローラ11
の速度は直流電動機21の速度変換を適宜行わせること
によつて設定される。このように、一定の周速度で回転
する一方の第2ダクトローラ12に対し、他方の第1ダ
クトローラ11の周速度を変化させることにより、例え
ば、比較的画像面積の多い印刷物を100枚印刷すると
きに、この画像面積に応じて比較的多い量のインクが供
給されしかもこの状態において←枚毎に一定した量のイ
ンクが供給される。また、比較的画像面積の少ない印刷
物を100枚印刷するときに、この画像面積に応じて比
較的少ない量のインクが供給されしかもこの状態で前者
と同様に←枚毎に一定した量のインクが供給される。そ
して、さらにどのような印刷物を印刷する場合において
も、第1ダクトローラ11の回転速度が、印刷中におい
て第2ダクトローラ12のそれよりも速くなるように構
成されているから、第1図に示すような従来装置と比し
てその練り効果が良好であつて、より効率的である。と
ころで、印刷が行われている間では上述した如くそのイ
ンク量が調節されるが、着肉工程等のインク供給時にお
いては、第1ダクトローラ11は第2ダクトローラ12
よりも遅く回転するようになつており、従つて第2ダク
トローラ12の周面上のインクが増量し、この状態にお
いて比較的多い量のインクがインク練りローラ17,1
8,19に供給されることになり、よつて比較的短時間
の間で着肉工程を終了させることができる。ところで、
上述した実施例においては、第2ダクトローラ12を定
速度で回転させるとともに、第1ダクトローラ11の回
転速度を可変にして、フこれによりインク供給量を調節
するようになしたが、この他に次のような手段を用いて
もよい。
2の周速比を、2:1あるいは3:1とした場合を考え
ると、後者の方が前者よりも第2ダクトローラ12にの
るインクの量が少なくなる。よつて、例えば画像面積が
比較的多い印刷物を印刷する場合には前者の如く周速比
を2:1で設定し、また画像面積が少ない印刷物を印刷
する場合には後者の如く3:1というように設定してや
ればよいことになる。なお、この第1ダクトローラ11
の速度は直流電動機21の速度変換を適宜行わせること
によつて設定される。このように、一定の周速度で回転
する一方の第2ダクトローラ12に対し、他方の第1ダ
クトローラ11の周速度を変化させることにより、例え
ば、比較的画像面積の多い印刷物を100枚印刷すると
きに、この画像面積に応じて比較的多い量のインクが供
給されしかもこの状態において←枚毎に一定した量のイ
ンクが供給される。また、比較的画像面積の少ない印刷
物を100枚印刷するときに、この画像面積に応じて比
較的少ない量のインクが供給されしかもこの状態で前者
と同様に←枚毎に一定した量のインクが供給される。そ
して、さらにどのような印刷物を印刷する場合において
も、第1ダクトローラ11の回転速度が、印刷中におい
て第2ダクトローラ12のそれよりも速くなるように構
成されているから、第1図に示すような従来装置と比し
てその練り効果が良好であつて、より効率的である。と
ころで、印刷が行われている間では上述した如くそのイ
ンク量が調節されるが、着肉工程等のインク供給時にお
いては、第1ダクトローラ11は第2ダクトローラ12
よりも遅く回転するようになつており、従つて第2ダク
トローラ12の周面上のインクが増量し、この状態にお
いて比較的多い量のインクがインク練りローラ17,1
8,19に供給されることになり、よつて比較的短時間
の間で着肉工程を終了させることができる。ところで、
上述した実施例においては、第2ダクトローラ12を定
速度で回転させるとともに、第1ダクトローラ11の回
転速度を可変にして、フこれによりインク供給量を調節
するようになしたが、この他に次のような手段を用いて
もよい。
即ち、第1ダクトローラ11の回転速度を可変にすると
ともに、この回転速度を任意に選んで一定に維持する。
即ち、印刷物の画像面積に応じて、例えば、第1および
第2ダクトローラの周速比を3:1とし、この周速比を
一定に保つた状態で、第1および第2ダクトローラの間
圧すなわち接触圧もしくは間隙を変え、これによりイン
ク供給量を調節するようにしてもよい。さらに具体的に
言えば、上記周速比を選択的に例えば3:1と設定し、
これによりインク供給量をまずおおまかに調節し、さら
に間圧もしくは間隙を変えてインク供給量を微細に調節
する。この場合に、例えば間隙を大きくすれば当然イン
ク供給量は増大し、それを小さくすればインク供給量は
減少する。従つて、疎調整および微調整を自在に行うこ
とができ、よつて印刷物の画像調整を行う上で至極有利
である。なお、第2図において給版あるいは排版等の工
程時においては、インク練りローラ17に接触していた
第2ダクトローラ12はローラ17から離隔するように
なつており、これによつてインクの供給が途絶される。
即ち、ダクトローラ12を実質的に一体に取付けた軸1
4は、両側板20(第3図参照)に設けられていて他方
の軸13を中心とした円弧径の長孔20aに沿つて動き
得るように構成されており、例えばソレノイド等の手段
を用いて軸14が長孔20a沿つて引かれ、第2ダクト
ローラ12はインク練りローラ17から僅かに離隔する
ようになつている。なお、この場合に第1および第2ダ
クトローラの接触状態は変らず、しかも互に所定の周速
比で回転を続けた状態にある。従つてインクが供給され
ていない状態においても、常にインクが練られた状態に
あり、両ローラ11,12の周面上のインクは再びイン
ク供給部15へ回収され、これらの繰り返えによつて待
機状態にあるインクはさらに良好に練られる。よつて、
第1図の従来装置のようなダクトローラ2の間欠運転に
よつて生ずる、ドクターブレード1上のインクが固化す
るような如き不具合を防止することができ、これに加え
て最適な状態に練られたインクを常に待機させておくこ
とができる。また、本発明装置においては、従来装置の
ような間欠回転機構やドクターブレード1、調整ねじ9
等が必要ではなく、従つて機構が頗る簡単となる。さら
に、従来装置においてはドクターブレード1がダクトロ
ーラ2の周面を損傷させるという欠点があつたが、本発
明装置ではこのようなことを起こすおそれがない。以上
、本発明によれば、インク練り効果が大であつてその固
化を生ずることのない機構が簡単であつてしかも印刷物
の種類に応じてインク量を自動的に調整し得る、かつ同
種類の一枚一枚の印刷物に一定した量のインクを供給し
得るインク練り装置を提供することができる。
ともに、この回転速度を任意に選んで一定に維持する。
即ち、印刷物の画像面積に応じて、例えば、第1および
第2ダクトローラの周速比を3:1とし、この周速比を
一定に保つた状態で、第1および第2ダクトローラの間
圧すなわち接触圧もしくは間隙を変え、これによりイン
ク供給量を調節するようにしてもよい。さらに具体的に
言えば、上記周速比を選択的に例えば3:1と設定し、
これによりインク供給量をまずおおまかに調節し、さら
に間圧もしくは間隙を変えてインク供給量を微細に調節
する。この場合に、例えば間隙を大きくすれば当然イン
ク供給量は増大し、それを小さくすればインク供給量は
減少する。従つて、疎調整および微調整を自在に行うこ
とができ、よつて印刷物の画像調整を行う上で至極有利
である。なお、第2図において給版あるいは排版等の工
程時においては、インク練りローラ17に接触していた
第2ダクトローラ12はローラ17から離隔するように
なつており、これによつてインクの供給が途絶される。
即ち、ダクトローラ12を実質的に一体に取付けた軸1
4は、両側板20(第3図参照)に設けられていて他方
の軸13を中心とした円弧径の長孔20aに沿つて動き
得るように構成されており、例えばソレノイド等の手段
を用いて軸14が長孔20a沿つて引かれ、第2ダクト
ローラ12はインク練りローラ17から僅かに離隔する
ようになつている。なお、この場合に第1および第2ダ
クトローラの接触状態は変らず、しかも互に所定の周速
比で回転を続けた状態にある。従つてインクが供給され
ていない状態においても、常にインクが練られた状態に
あり、両ローラ11,12の周面上のインクは再びイン
ク供給部15へ回収され、これらの繰り返えによつて待
機状態にあるインクはさらに良好に練られる。よつて、
第1図の従来装置のようなダクトローラ2の間欠運転に
よつて生ずる、ドクターブレード1上のインクが固化す
るような如き不具合を防止することができ、これに加え
て最適な状態に練られたインクを常に待機させておくこ
とができる。また、本発明装置においては、従来装置の
ような間欠回転機構やドクターブレード1、調整ねじ9
等が必要ではなく、従つて機構が頗る簡単となる。さら
に、従来装置においてはドクターブレード1がダクトロ
ーラ2の周面を損傷させるという欠点があつたが、本発
明装置ではこのようなことを起こすおそれがない。以上
、本発明によれば、インク練り効果が大であつてその固
化を生ずることのない機構が簡単であつてしかも印刷物
の種類に応じてインク量を自動的に調整し得る、かつ同
種類の一枚一枚の印刷物に一定した量のインクを供給し
得るインク練り装置を提供することができる。
第1図は従来のインク練り装置の一例を示す正面図、第
2図は本発明実施例のインク練り装置を示す正面図、第
3図は同上装置におけるダクトローラ対とこの駆動機構
を示す斜視図である。 11・・・・・・第1ダクトローラ、12・・・・・・
第2ダクトローラ、16・・・・・・インク、17・・
・・・・インク練りローブ。
2図は本発明実施例のインク練り装置を示す正面図、第
3図は同上装置におけるダクトローラ対とこの駆動機構
を示す斜視図である。 11・・・・・・第1ダクトローラ、12・・・・・・
第2ダクトローラ、16・・・・・・インク、17・・
・・・・インク練りローブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 インク練りローラによつて練られたインクを、被イ
ンク供給体に供給するようになした印刷機において、対
をなす第1ダクトローラと第2ダクトローラとの互に接
触する接触部の上位側に、インクを供給するとともに、
上記第2ダクトローラを前記インク練りローラに接触さ
せ、かつその第2ダクトローラをインク練りローラと同
一の周速度で回転させるようにし、さらに第1ダクトロ
ーラの回転速度を可変にして第1ダクトローラと第2ダ
クトローラとの周速比を任意に変えることにより、イン
ク練りローラ側へのインク供給量を調節するようにした
ことを特徴とするインク練り装置。 2 インク練りローラによつて練られたインクを、被イ
ンク供給体に供給するようになした印刷機において、対
をなす第1ダクトローラと第2ダクトローラとの互に接
触する接触部の上位側に、インクを供給するとともに、
上記第2ダクトローラを前記インク練りローラに接触さ
せ、かつその第2ダクトローラをインク練りローラと同
一の周速度で回転させるようにし、さらに第1ダクトロ
ーラの回転速度を可変にするとともに、その回転速度を
任意に選択的に一定とし、かつ第1ダクトローラと第2
ダクトローラとの間圧もしくは間隙を任意に変えること
により、インク練りローラ側へのインク供給量を調節す
るようにしたことを特徴とするインク練り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8682576A JPS5913251B2 (ja) | 1976-07-20 | 1976-07-20 | インク練り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8682576A JPS5913251B2 (ja) | 1976-07-20 | 1976-07-20 | インク練り装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26016084A Division JPS60155464A (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | インク練り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5312572A JPS5312572A (en) | 1978-02-04 |
JPS5913251B2 true JPS5913251B2 (ja) | 1984-03-28 |
Family
ID=13897578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8682576A Expired JPS5913251B2 (ja) | 1976-07-20 | 1976-07-20 | インク練り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913251B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH036804B2 (ja) * | 1984-04-23 | 1991-01-31 | Sanyo Electric Co |
-
1976
- 1976-07-20 JP JP8682576A patent/JPS5913251B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH036804B2 (ja) * | 1984-04-23 | 1991-01-31 | Sanyo Electric Co |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5312572A (en) | 1978-02-04 |
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