JPS5913181A - 配管接続方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋼管と銅管とをろう付けにより接合する配管
接続方法に係り、特に熱交換器等の配管接続に適用する
のに好適な配管接続方法に関する。

従来、鋼管端部と鋼管端部とを相互に嵌合しこの嵌合部
をろう付けにより接合する場合には、第１図に示すよう
に鋼管／の嵌合すべき端部／ａを縮径加工するとともに
、この端部／ａの外周面に銅層コを設け、次いでこの銅
層コを不活性または還元性雰囲気炉内で青銅ろうまたは
真鍮ろう３を用いてフラックス力しで前記端部／ａにろ
う付は結合し、次いで銅層コが固着された鋼管ｌの端部
／ａを拡径加工された銅管ダの端部４Ｚａ内に嵌合し、
その後銅層コと鋼管ダの端部ｌＩａとをその間に施され
るリン銅ろうＳによりろう付は結谷する方法が採られて
いる。

しかしながらこの種の方法では、鋼管／と銅層コとを青
銅ろうまたは真鍮ろう３を用いて接合しているため、ろ
う材のぬれ拡がり性が悪くろう材が接合部に充分行きわ
たらず、ろう付は不良を起こして品質を安定させること
が容易でない。

また、銅層コの厚さが０．３掴以下の場合には、不活性
または還元性雰囲気内での加熱中に銅層コの一部が青銅
ろうまたは真鍮ろう３と反応して溶けてしまうおそれが
ある。

さらに、配管接続部分におけるろう付は箇所が一箇所に
なり、その分コスト高となる等の難点がある。

本発明はかかる従来の難点を解決するためになされたも
ので、その目的とするところは、ろう付は不良および銅
層の溶融を有効に防止して品質を安定させることができ
、しかもコスト低減を図ることができる配管接続方法を
提供するにある。

本発明は、鋼管嵌合部の銅管嵌合部との対向周面に真鍮
層を設け、この層を不活性または還元性雰囲気内で亜鉛
の沸点以上銅の融点未満の温度で加熱して鋼管と接合す
るとともに、真鍮層の表面に純銅または純銅に近い最上
層を形成し、次いでこの最上層と鋼管嵌合部とをろう付
けにより接合するようにしたことを特徴とする。

以下、本発明実施の一態様を図面を参照して説明する。

第２図において、ｌは接合すべき端部／ａが縮径加工さ
れた鋼管であり、この鋼管ｌの前記端部／ａには、銅亜
鉛合金である真鍮カラーｌ−が密□嵌合されている。そ
して、この真鍮カラー１２は、図示しない不活性または
還元性雰囲気炉内で鋼管／とともに、亜鉛の沸点以上、
銅の融点未満の温度、すなわち９００ないし１ｏｓｏ℃
の温度で数分ないし数十分間加熱され、第３図に示すよ
うに大別して内側の真鍮層ｌコａと外側の純銅または純
銅に近い層／ｊｔ）との二層構造に形成されるように六
っており、内側の真鍮層／）ａは、炉内での加熱により
鋼管／の端部／ａ外周面に溶着されるようになり、てい
る。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・この
よう圧して端部／ＩＬＫ、固着された真鍮カラーノコは
、第３図に示すように接合すべき端部４Ｉａが拡径加工
された鋼管亭の前記端部ｌＩａ内に嵌入され、外側の純
銅または純銅に近い層／Ｊｔ）と端部４（ａとの間に施
されるリン銅ろう（図示せず）Ｋより両管／、ｔＩがろ
う付けされるようになっている。

次に、鋼管／と鋼管ダとの接続方法について説明する。

　　　　　　　　１　　　　　　　。

接続に際しては、まず−管ｌの接合すべき端部／ａを縮
径加工し１．この端、部／ａ、の外周部に真鍮カラーｌ
−を密嵌傘する。　　　４ 次いで、これ全不、活性または還元性雰囲気炉（図示せ
ず）内において亜鉛の沸点以上銅の融点未満の温度、す
なわち９００ないし１０１０．℃・の温度で数分ないし
数十分間加熱す、、る。すると、第を図に拡大断面図で
示すように、真、鍮カラーｌコの最外層部分の亜鉛Ｚｎ
が蒸発し、この部分は純銅Ｏｕまたは亜鉛Ｚｎをごくわ
ずかに含む純銅Ｏｕに近い層／２１）となる。一方、真
鍮カラー／Ｊの内層部分は亜鉛Ｚｎの蒸発がほとんどな
いので真鍮の組成のままの真鍮層ｌコａとなる。さらに
、真鍮層／２ａの鋼管／の端部／ａと接する最内周部分
には、第４図に示すように鉄と真鍮との合金層／ｊａが
形成され、真鍮カラーｌ−はこの層／２ａを介して鋼管
ｌの端部／ａ外周部に溶着される。この溶着は真鍮カラ
ーｌ−の前述の温度への加熱によって生じる。

このようＫして鋼管ｌの端部／ａに真鍮男う−ｌコを固
着した後、これらを予め拡径加工された鋼管ダの端部Ｉ
Ｉａ′内に嵌入する。そしてその後、真鍮カラー、／コ
外局部と鋼管グの端部ダミ内周部との間に図示しないリ
ン銅ろうを施して両管／、＋１をろう付は結合する。

以上のように、真鍮カラーノコと鋼管／とはろう材、を
用いることなく加熱のみにより結合されるので、ろう付
は不良に伴なう品質の低下あるいは銅層のろう材による
溶融に伴なう銅層の不均一等の発生のおそれがなく、ま
たろう付は工程が一つ減ってコスト低減が可能となる。

なお、鮪記実施態様においては、鋼管／の端部／ａを銅
管ダの端部ｌＩａ内に嵌入するようにしているが、逆に
鋼管／内に鋼管ダを嵌入することもできる。この場合に
は、真鍮カラー／：１を鋼管／の内周部に配するように
なることは云うまでもない。

また、前記実施態様においては、鋼管／の端部／ａ外周
部に真鍮の層を設ける手段として予め筒状に形成された
真鍮カラー／、２を端部／ａに密嵌合するようにしてい
るが、真鍮層を端部／ａに巻き付けたりあるいは粒粉状
の真鍮を端部／ａに吹き付けることにより真鍮の層を形
成するようにしてもよい。

以上説明したように、本発明は、鋼管端部に真鍮層を設
け、この層を不活性または還元性雰囲気内で亜鉛の沸点
以上、銅の融点未満の温度で加熱して溶着により鋼管と
接合するとともに、真鍮層の鋼管との対向面に純銅また
は純銅に近い最上層を形成し１次いでこの最上層と鋼管
とをろう付けにより接合するようにしたので、作業が容
易で確実な接続が期待でき、品質の向上およびコストダ
ウンを図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の配管接続方法を示す説明図、第２図およ
び第３図は本発明実施の一態様を工程順にそれぞれ示す
説明図、第ダ図は第３図の要部拡大断面図である。 ハ・・鋼管、／ａ、ダａ・・・端部、ダ・・・銅管、／
２・・・真鍮カラー、／２ａ・・・真鍮層　／：ｌｂ・
・・純銅または純銅に近い層。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ）鋼管端部と鋼管端部とを相互に嵌合し、との嵌合部
   をろう付けにより接合する配管接続方法において、前記
   鋼管嵌合部の銅管嵌合部との対向壁面忙、真鍮層を設け
   、この層を不活性または還元性雰囲気内で亜鉛の沸点以
   上鋼の融点未満の温度で加熱して鋼管と接合するととも
   に、真鍮層の表面に純銅または純銅に近い最上層を形成
   し１次いでこの最上層と銅管嵌合部とをろう付けにより
   接合することを特徴とする配管接続方法。 ２）真鍮層を９θＯないし１０ｒＯ℃の温度で加熱する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の配管接続
   方法。 ３）鋼管嵌合部の銅管嵌合部との対向壁面に真鍮層を添
   設して真鍮層とすることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項または第２項記載の配管接続方法。 り鋼管嵌合部の銅管嵌合部との対向壁面に粒粉状の真鍮
   を吹き付けて真鍮層とすることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項または第２項記載の配管接続方法。