JPS5913029A - スケ−ル発生の少ないマルテンサイト系ステンレス鋼熱処理材の製造法 - Google Patents
スケ−ル発生の少ないマルテンサイト系ステンレス鋼熱処理材の製造法Info
- Publication number
- JPS5913029A JPS5913029A JP11973382A JP11973382A JPS5913029A JP S5913029 A JPS5913029 A JP S5913029A JP 11973382 A JP11973382 A JP 11973382A JP 11973382 A JP11973382 A JP 11973382A JP S5913029 A JPS5913029 A JP S5913029A
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- JP
- Japan
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- stainless steel
- martensitic stainless
- steel plate
- cold
- temper rolling
- Prior art date
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- Granted
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
- C21D8/0205—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips of ferrous alloys
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明に、マルテンサイト系ステンレス鋼の鋼板製造過
程に改善を加えることによって、この鋼板素材全焼入れ
処理したさいの耐スケール性（焼入れ時に鋼表面に生成
する酸化スケールの発生全抑制すること）を良好ならし
めるマルテンサイト系ステンレス鋼熱処理材の製造法に
関する。
程に改善を加えることによって、この鋼板素材全焼入れ
処理したさいの耐スケール性（焼入れ時に鋼表面に生成
する酸化スケールの発生全抑制すること）を良好ならし
めるマルテンサイト系ステンレス鋼熱処理材の製造法に
関する。
マルテンサイト系ステンレス鋼は、その焼入れ硬化能を
利用することを本旨とするので焼入れ処理に付されるの
が通常であり、刃物などはこの焼入れ処理によって所望
の機械的性質を付与している。
利用することを本旨とするので焼入れ処理に付されるの
が通常であり、刃物などはこの焼入れ処理によって所望
の機械的性質を付与している。
一般に、刃物用材などの素材は、Ｎａ２Ｄ仕上やＮ［１
２Ｂ仕上のマルテンサイト系ステンレス鋼の冷延鋼板が
使用されているが、この素材を焼入れ処理したざいに、
鋼表面に異常な酸化スケールが生成して製品化が困難に
なったり、この酸化スケール除去のために特別の研磨工
程を要したりしている。
２Ｂ仕上のマルテンサイト系ステンレス鋼の冷延鋼板が
使用されているが、この素材を焼入れ処理したざいに、
鋼表面に異常な酸化スケールが生成して製品化が困難に
なったり、この酸化スケール除去のために特別の研磨工
程を要したりしている。
なお、このＮａ２Ｄ仕上げに、最終板厚に冷間圧延した
あと最終焼鈍し、酸洗いして仕上げた冷延鋼板または鋼
帯であり、Ｎ［１２Ｂ仕上げは、最終板厚に冷間圧延し
７２：あと最終焼鈍し、酸洗いしたあとさらに光沢を付
与するに十分な程度の軽度のスキンパス圧延（圧下率は
通常２チ以下の冷間での調質圧延）を行って仕上げた冷
延鋼板または銅帯であり、ＪＩＳ ｉｃも規格されてい
る。
あと最終焼鈍し、酸洗いして仕上げた冷延鋼板または鋼
帯であり、Ｎ［１２Ｂ仕上げは、最終板厚に冷間圧延し
７２：あと最終焼鈍し、酸洗いしたあとさらに光沢を付
与するに十分な程度の軽度のスキンパス圧延（圧下率は
通常２チ以下の冷間での調質圧延）を行って仕上げた冷
延鋼板または銅帯であり、ＪＩＳ ｉｃも規格されてい
る。
ステンレス鋼刃物の製造１ｃ１７．マルテンサイト系ス
テンレス鋼のこのＮ１２Ｄ仕上げ品やＮａ２Ｂ仕上げ品
を成品または生成品の状態で９００〜１１００Ｃの温ｉ
域に開放雰囲気中で２分以上加熱して冷却する焼入れ処
理を施すのが通常であるが、この場合、鋼の表面に黒く
厚い異常スケールが発生することが多々あり、刃物製造
にとって極めてやっかいな問題であった。この焼入れ時
の異常スケールは、鋼中の成分を変更した程度では完全
解決が図れず、またこのためだけに鋼中成分の変更を行
なうことは、他への影響もあって簡単ではないので、こ
のマルテンサイト系ステンレス鋼の焼入れ時の異常スケ
ールを防止できる処法が強く望まれていた。この要求を
満たす処法として、素材表面を予め研磨処理する方法を
同一出願人に係る特公昭５６−５４３６８ 号公報にお
いて先に提案した。この研磨処理によっても異常スケー
ルが効果的に抑制できることになったが、この場合は研
磨工程を付加する必要があり、また資材の消費を伴う。
テンレス鋼のこのＮ１２Ｄ仕上げ品やＮａ２Ｂ仕上げ品
を成品または生成品の状態で９００〜１１００Ｃの温ｉ
域に開放雰囲気中で２分以上加熱して冷却する焼入れ処
理を施すのが通常であるが、この場合、鋼の表面に黒く
厚い異常スケールが発生することが多々あり、刃物製造
にとって極めてやっかいな問題であった。この焼入れ時
の異常スケールは、鋼中の成分を変更した程度では完全
解決が図れず、またこのためだけに鋼中成分の変更を行
なうことは、他への影響もあって簡単ではないので、こ
のマルテンサイト系ステンレス鋼の焼入れ時の異常スケ
ールを防止できる処法が強く望まれていた。この要求を
満たす処法として、素材表面を予め研磨処理する方法を
同一出願人に係る特公昭５６−５４３６８ 号公報にお
いて先に提案した。この研磨処理によっても異常スケー
ルが効果的に抑制できることになったが、この場合は研
磨工程を付加する必要があり、また資材の消費を伴う。
本発囮ハ、マルテンサイト系ステンレス鋼板または銅帯
の通常の製造ライン内においてその製造条件を改良する
だけで、焼入れ時の異常スケ−°ル発生を効果的に防止
できる極めて経済的かつ能率的な方法を見い出したもの
で、マルテンサイト系ステンレス鋼の冷延鋼板の製造Ｉ
Ｃ３いし、最終焼鈍工程を経７（あと、酸洗工程お工び
／または通常のスキンバス圧延（圧下率２％以下の調質
圧延）を経てまたは経ずして、冷延率が少なくとも２０
チ以上の仕上冷間調質圧延を最終工程で施すことにより
、この素材鋼板または鋼板表面に塑性変形層を形成させ
ておくことを特徴とするものである。
の通常の製造ライン内においてその製造条件を改良する
だけで、焼入れ時の異常スケ−°ル発生を効果的に防止
できる極めて経済的かつ能率的な方法を見い出したもの
で、マルテンサイト系ステンレス鋼の冷延鋼板の製造Ｉ
Ｃ３いし、最終焼鈍工程を経７（あと、酸洗工程お工び
／または通常のスキンバス圧延（圧下率２％以下の調質
圧延）を経てまたは経ずして、冷延率が少なくとも２０
チ以上の仕上冷間調質圧延を最終工程で施すことにより
、この素材鋼板または鋼板表面に塑性変形層を形成させ
ておくことを特徴とするものである。
すなわち、従来のｌｌ＆Ｌ２Ｄ仕上げやＮｌ１２Ｂ仕上
げに変えてまたはこれのあとに冷延率２０チ以上の仕上
冷間調質圧延を行なって所定板厚に仕上げると、この鋼
板素材を焼入れ処理した場合に１異常スケールの発生が
抑制され、酸化スケールが生じたとしてもこれは極め子
薄く、簡単な研磨処理［工って容易に除去できることが
判明した。この仕上冷間調質圧延は仕上げロールを用い
て行なうが、その冷延率が２０チ未満では十分な耐スケ
ール性効果が得られない。すなわち、調質圧延ロールに
よる冷延率２０％以上の圧下によって鋼板表面に十分な
塑性変形層を形成させると同時に最表面を美麗に仕上げ
ることが必要である。なお、この最、終工程での仕上冷
間調質圧延は、先の特公昭、５６−５４３６８号公報で
提案した研磨処理と組合せて両者を複合して行なっても
よい。本発明法ｖｃよると一後記実施例炉示したように
、ｍ２Ｄ仕上げ品や随２Ｂ仕上げ品では焼入れ処理時に
不可避的に発生した黒色の厚いスケールが皆無となり、
全体に均一な薄い酸化層が形成されるがこれは例えばサ
イザルバフなどによるパフ研磨とか・その他の・簡単な
研磨により容易に除去できて平滑な表面をもつ焼入れ材
が製造できる。
げに変えてまたはこれのあとに冷延率２０チ以上の仕上
冷間調質圧延を行なって所定板厚に仕上げると、この鋼
板素材を焼入れ処理した場合に１異常スケールの発生が
抑制され、酸化スケールが生じたとしてもこれは極め子
薄く、簡単な研磨処理［工って容易に除去できることが
判明した。この仕上冷間調質圧延は仕上げロールを用い
て行なうが、その冷延率が２０チ未満では十分な耐スケ
ール性効果が得られない。すなわち、調質圧延ロールに
よる冷延率２０％以上の圧下によって鋼板表面に十分な
塑性変形層を形成させると同時に最表面を美麗に仕上げ
ることが必要である。なお、この最、終工程での仕上冷
間調質圧延は、先の特公昭、５６−５４３６８号公報で
提案した研磨処理と組合せて両者を複合して行なっても
よい。本発明法ｖｃよると一後記実施例炉示したように
、ｍ２Ｄ仕上げ品や随２Ｂ仕上げ品では焼入れ処理時に
不可避的に発生した黒色の厚いスケールが皆無となり、
全体に均一な薄い酸化層が形成されるがこれは例えばサ
イザルバフなどによるパフ研磨とか・その他の・簡単な
研磨により容易に除去できて平滑な表面をもつ焼入れ材
が製造できる。
この異常スケールの発生が完全防止できる理・由は、必
ずしも明らかではないが、マルテンサイト系ステンレス
鋼の表面に発生する焼入れ時の異常スケールの発生原因
として鋼表面の熱吸収□率のアンバランスや酸洗中に生
成したエッチピットの存在等の表面性状の形態が微妙に
左右するものと考えられるが、本発明法に従う場合には
、仕上冷間調５ − 質圧延後に焼鈍や酸洗が入らないし、またこの仕−上帝
間調質圧延に？壬表面が美麗に強圧下されて従来のスキ
ンパスでは得られない度の強い塑性変形層（加工硬化層
）が形成されて前述の如き因子が消去されると共に耐酸
化層が形ｒＦＣすれることによると考□えられる。
ずしも明らかではないが、マルテンサイト系ステンレス
鋼の表面に発生する焼入れ時の異常スケールの発生原因
として鋼表面の熱吸収□率のアンバランスや酸洗中に生
成したエッチピットの存在等の表面性状の形態が微妙に
左右するものと考えられるが、本発明法に従う場合には
、仕上冷間調５ − 質圧延後に焼鈍や酸洗が入らないし、またこの仕−上帝
間調質圧延に？壬表面が美麗に強圧下されて従来のスキ
ンパスでは得られない度の強い塑性変形層（加工硬化層
）が形成されて前述の如き因子が消去されると共に耐酸
化層が形ｒＦＣすれることによると考□えられる。
以下に実施例を示す。
実施例
第１表に供試材の化学成分（重量％）を示す。
第 １ 表 供試材の化学成分値
６−
第２表に各供試材の仕上を示す。
各供試材の各仕上品を、それぞれ開放型回転炉にて熱源
を変えて（灯油、重油およびブタンガス）１０５０ ［
［１０分間加熱した後、空中放冷し谷供試材の表面状態
全目視判定した。また、目視判定しす ≠ た後に同一条件（１８０Ｘ１５秒−２５０Ｘ １５秒−
サイザルバフ×６０秒−綿パフ×５０秒）で研磨して表
面状態を目視判定した。
を変えて（灯油、重油およびブタンガス）１０５０ ［
［１０分間加熱した後、空中放冷し谷供試材の表面状態
全目視判定した。また、目視判定しす ≠ た後に同一条件（１８０Ｘ１５秒−２５０Ｘ １５秒−
サイザルバフ×６０秒−綿パフ×５０秒）で研磨して表
面状態を目視判定した。
第３表に目視判定基準を示す。
７−
第 ３ 表 目視判定基準
第３表の判定基準に基づいた判定結果を第４表に示す。
第４表の結果は、本発明法に従う各供試材（１，２，５
）とも、調質仕上品は他の仕上品（４，５）に発生する
厚い酸化スケールを皆無にすることができ、かつ研磨後
の鋼表面は酸化スケールが完全に除去され平滑な表面ｖ
ｃ７ｉったことを示しており、従来厄介視されていた焼
入れ時の酸化スケールの発生を実害のない程度に抑制し
得た効果１ｃｉ多大９− ８− のものがあることが理解されよう。
）とも、調質仕上品は他の仕上品（４，５）に発生する
厚い酸化スケールを皆無にすることができ、かつ研磨後
の鋼表面は酸化スケールが完全に除去され平滑な表面ｖ
ｃ７ｉったことを示しており、従来厄介視されていた焼
入れ時の酸化スケールの発生を実害のない程度に抑制し
得た効果１ｃｉ多大９− ８− のものがあることが理解されよう。
出願人 日新製鋼株式会社
１０−
Claims (1)
- マルテンサイト系ステンレス鋼の冷延鋼板を素材とする
成品または生成品全焼入れ処理する熱処理材の製造法に
おいて、前記の冷延鋼板の製造にさいし、最終焼鈍後、
酸洗工程お工び／または通常の調質圧延を経てまたは経
ずして、冷延率が少なくとも２０％以上の仕上冷間調質
圧延音節して゛該素材表面に塑性変形層を形成させてお
くことを特徴とするスケール発生の少ないマルテンサイ
ト系ステンレス鋼熱処理材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11973382A JPS5913029A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | スケ−ル発生の少ないマルテンサイト系ステンレス鋼熱処理材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11973382A JPS5913029A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | スケ−ル発生の少ないマルテンサイト系ステンレス鋼熱処理材の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5913029A true JPS5913029A (ja) | 1984-01-23 |
| JPS6259165B2 JPS6259165B2 (ja) | 1987-12-09 |
Family
ID=14768774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11973382A Granted JPS5913029A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | スケ−ル発生の少ないマルテンサイト系ステンレス鋼熱処理材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5913029A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0411963A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-16 | Kubota Corp | 薬剤噴霧装置 |
-
1982
- 1982-07-12 JP JP11973382A patent/JPS5913029A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6259165B2 (ja) | 1987-12-09 |
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