JPS5912791B2 - 繊維布帛に各種のパタ−ンをマ−キングする捺染方法 - Google Patents
繊維布帛に各種のパタ−ンをマ−キングする捺染方法Info
- Publication number
- JPS5912791B2 JPS5912791B2 JP54030914A JP3091479A JPS5912791B2 JP S5912791 B2 JPS5912791 B2 JP S5912791B2 JP 54030914 A JP54030914 A JP 54030914A JP 3091479 A JP3091479 A JP 3091479A JP S5912791 B2 JPS5912791 B2 JP S5912791B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は無色又は着色された各種繊維布帛に二段の印捺
処理によって種々多様な図柄のマーキングを施し、所望
の特定のマーキングに従って、刺し子、刺しゅう又はペ
インティングを施した後、残余のマーキング部分を水洗
によって消去し得るように印捺す名刀法に関するもので
ある。
処理によって種々多様な図柄のマーキングを施し、所望
の特定のマーキングに従って、刺し子、刺しゅう又はペ
インティングを施した後、残余のマーキング部分を水洗
によって消去し得るように印捺す名刀法に関するもので
ある。
従来天然のつゆ草青花を使用して下絵を作成する方法は
時間が経過すると黄変し、又澱粉ヨード法では下絵は時
間が経過すると消失したりする欠点がある。
時間が経過すると黄変し、又澱粉ヨード法では下絵は時
間が経過すると消失したりする欠点がある。
この欠点を除去するため、水溶性捺染糊を直接繊維布帛
上に印捺する方法を採用すると、繊維内部に染料顔料等
の色材が固着され水で洗い落す場合、該色材が完全に繊
維内部から脱落せずに残存し、乾燥後マーキングの跡が
残存する欠点がある。
上に印捺する方法を採用すると、繊維内部に染料顔料等
の色材が固着され水で洗い落す場合、該色材が完全に繊
維内部から脱落せずに残存し、乾燥後マーキングの跡が
残存する欠点がある。
特に染料の場合には繊維を汚染し、各種繊維素材に対し
親和性のない染料の場合でも繊維内部に固着されるため
マーキングの跡が残り易い。
親和性のない染料の場合でも繊維内部に固着されるため
マーキングの跡が残り易い。
又顔料、無機物等の場合でも微粒子状のものほどマーキ
ング跡が残りやすく、同様の現象が発生する。
ング跡が残りやすく、同様の現象が発生する。
先に本出願人によって上記の欠点を除去した繊維布帛に
水洗によって簡単に消去可能な各種のパターンをマーキ
ングする新規な捺染方法に関する発明が特許出願された
。
水洗によって簡単に消去可能な各種のパターンをマーキ
ングする新規な捺染方法に関する発明が特許出願された
。
C特願昭52−111859号)、
しかしながら本発明は上記特願昭52−111859号
発明とは技術的に全く異なり、前記従来法の欠点を解消
するために本発明者等が引き続いて鋭意研究した結果逐
に完成した繊維布帛の二段捺染法に係るものであって、
本発明は (i) 無色又は着色の各種繊維布帛に先づ第一段印
捺として天然又は合成糊材よりなる水溶性糊材を使用し
てパターンを印捺し、ついで第二段印捺として該第一段
印捺部のパターンの上に染料又は顔料を主成分として添
加した天然又は合成糊材よりなる水溶性捺染糊を印捺し
て各種のパターンをマーキングし、乾燥して該第−1第
二段の印捺部を冷水又は温水で軽く処理して染料又は顔
料を洗い落し得るように作成する繊維布帛に各種のパタ
ーンをマーキングする方法。
発明とは技術的に全く異なり、前記従来法の欠点を解消
するために本発明者等が引き続いて鋭意研究した結果逐
に完成した繊維布帛の二段捺染法に係るものであって、
本発明は (i) 無色又は着色の各種繊維布帛に先づ第一段印
捺として天然又は合成糊材よりなる水溶性糊材を使用し
てパターンを印捺し、ついで第二段印捺として該第一段
印捺部のパターンの上に染料又は顔料を主成分として添
加した天然又は合成糊材よりなる水溶性捺染糊を印捺し
て各種のパターンをマーキングし、乾燥して該第−1第
二段の印捺部を冷水又は温水で軽く処理して染料又は顔
料を洗い落し得るように作成する繊維布帛に各種のパタ
ーンをマーキングする方法。
を提供するものである。
次に第一段の印捺に使用される水溶性天然又は合成糊材
について、例えばポリビニルアルコール糊は著しく粘着
性の大なる特性を有し、印捺した場合、繊維表面に耐着
し、繊維表面にポリビニルアルコールの皮膜を形成する
。
について、例えばポリビニルアルコール糊は著しく粘着
性の大なる特性を有し、印捺した場合、繊維表面に耐着
し、繊維表面にポリビニルアルコールの皮膜を形成する
。
この場合に使用されるポリビニルアルコールは重合度1
000〜2000の範囲の15〜20係水溶液が好適で
ある。
000〜2000の範囲の15〜20係水溶液が好適で
ある。
ついで染料又は顔料を添加した第二段の水溶性天然又は
合成糊材例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)
捺染糊を第一段の印捺されたポリビニルアルコールの印
捺部のパターンに重なるように捺染する。
合成糊材例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)
捺染糊を第一段の印捺されたポリビニルアルコールの印
捺部のパターンに重なるように捺染する。
上記の如くこのポリビニルアルコールの印捺部は捺染直
後から著しく強靭な皮膜が形成されているため水溶性の
CMC捺染糊を重なるように捺染しても染料又は顔料が
このポリビニルアルコール皮膜によってブランクされて
繊維内部に固着又は汚染されることがなく、ポリビニル
アルコールの表面に固着する。
後から著しく強靭な皮膜が形成されているため水溶性の
CMC捺染糊を重なるように捺染しても染料又は顔料が
このポリビニルアルコール皮膜によってブランクされて
繊維内部に固着又は汚染されることがなく、ポリビニル
アルコールの表面に固着する。
第二段捺染糊に使用される水溶性捺染糊は水で容易に脱
落する糊であるほか、第一段捺染糊との接着性が優れて
いることが必要である。
落する糊であるほか、第一段捺染糊との接着性が優れて
いることが必要である。
この場合第一段と第二段との捺染糊材の組合せは上記の
如くポリビニルアルコールとCMCとの組合せのみによ
るものではないことは勿論である。
如くポリビニルアルコールとCMCとの組合せのみによ
るものではないことは勿論である。
第一段捺染糊材としては可溶性澱粉、加工澱粉、アルギ
ン酸ソーダ、アルギン酸カルシウム、アルギン酸アンモ
ニウム塩、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース(CMC)、ポリビニルアルコールが使用されるが
特にカルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコー
ルの10〜20係の水溶液が好適である。
ン酸ソーダ、アルギン酸カルシウム、アルギン酸アンモ
ニウム塩、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース(CMC)、ポリビニルアルコールが使用されるが
特にカルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコー
ルの10〜20係の水溶液が好適である。
第二段捺染糊材としては可溶性澱粉、加工澱粉、アルギ
ン酸ソーダ、アルギン酸カルシウム、アルギン酸アンモ
ニウム塩、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール等の5〜10係の水溶液が
好適である。
ン酸ソーダ、アルギン酸カルシウム、アルギン酸アンモ
ニウム塩、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール等の5〜10係の水溶液が
好適である。
染料としては如何なる染料も使用可能であるが、例えば
反応性染料、酸性染料、バット染料、建染染料等が好適
である。
反応性染料、酸性染料、バット染料、建染染料等が好適
である。
又顔料としては無機又は有機の如何なる顔料も使用可能
である。
である。
更に顔料と併用又は顔料に代る色材として無色又は有色
のフレーク状ポリエチレン、金属蒸着した合成樹脂の粒
状物又は粉末、その他タルク、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、微粒子状シリカ又はガラス粉末、二酸化チタン
(T I、02 )、金属粉末等が使用可能である。
のフレーク状ポリエチレン、金属蒸着した合成樹脂の粒
状物又は粉末、その他タルク、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、微粒子状シリカ又はガラス粉末、二酸化チタン
(T I、02 )、金属粉末等が使用可能である。
かくの如くにして作成された繊維布帛上に多様ノ各種の
パターンをマーキングした捺染繊維布帛は型紙、チャコ
、チャコペーパー等を一切使用することなく、刺し子、
刺しゅう、ペインティング(ぬり絵)ができ、又刺し子
、刺しゅう、ペインティング後不要のパターンを冷水又
は温水で軽く処理することにより、所望する図柄が完成
される。
パターンをマーキングした捺染繊維布帛は型紙、チャコ
、チャコペーパー等を一切使用することなく、刺し子、
刺しゅう、ペインティング(ぬり絵)ができ、又刺し子
、刺しゅう、ペインティング後不要のパターンを冷水又
は温水で軽く処理することにより、所望する図柄が完成
される。
そして上記の刺し子、刺しゅう又はペインティングを施
した繊維布帛はルン、エプロン、バッグ、座ふとんカバ
ー、スカート、ベスト、クッション等に縫製される。
した繊維布帛はルン、エプロン、バッグ、座ふとんカバ
ー、スカート、ベスト、クッション等に縫製される。
本発明の各種のパターンをマーキングした捺染繊維布帛
は経時変化によって水洗による脱落が困難になったり、
染料又は顔料が変色することなく、又所望の図柄を自在
に選択使用することが可能であり、刺し子、刺しゅう、
ペインティング後には残余の図柄が簡単な冷水又は温水
で容易に洗い落すことができ、目的とする製品を汚染す
ることがないなどの利点がある。
は経時変化によって水洗による脱落が困難になったり、
染料又は顔料が変色することなく、又所望の図柄を自在
に選択使用することが可能であり、刺し子、刺しゅう、
ペインティング後には残余の図柄が簡単な冷水又は温水
で容易に洗い落すことができ、目的とする製品を汚染す
ることがないなどの利点がある。
次に実施例によって本発明を詳細説明する。
実施例 1
(綿1oo%晒織物を使用した場合)
第一段捺染糊として下記A、の処方のものを使用し、上
記綿100係 織物に捺染した。
記綿100係 織物に捺染した。
ついで下記B、の処方の第二段捺染糊で捺染し、乾燥し
て本発明の捺染繊維布帛が得られた。
て本発明の捺染繊維布帛が得られた。
かくて得られた捺染繊維布帛は冷水又は温水による軽い
洗浄によってマーキング部分の図柄を完全に脱落せしめ
ることができた。
洗浄によってマーキング部分の図柄を完全に脱落せしめ
ることができた。
メタノールの少量の添加は捺染フィルムの乾燥性を向上
せしめるためのものである。
せしめるためのものである。
実施例 2
(ポリエステル100係無地染織物使用)第一段捺染糊
として下記A2の処方のものを使用し、上記ポリエステ
ル100係無地染織物に捺染した。
として下記A2の処方のものを使用し、上記ポリエステ
ル100係無地染織物に捺染した。
ついで下記B2処方の第二段捺染糊で捺染し、乾燥して
本発明の捺染繊維布帛が得られた。
本発明の捺染繊維布帛が得られた。
かくて得られた本発明の捺染繊維布帛は実施例1の場合
と同様に冷水又は温水による軽い洗浄によってマーキン
グ部分の図柄を完全に脱落せしめることができた。
と同様に冷水又は温水による軽い洗浄によってマーキン
グ部分の図柄を完全に脱落せしめることができた。
実施例 3
(ポリエステル/綿=50:50のプリント捺染織物使
用) 第一段捺染糊として下記A3処方のものを使用し、上記
ポリエステルと綿が夫々50係の混繊のプリント捺染織
物に捺染を施した。
用) 第一段捺染糊として下記A3処方のものを使用し、上記
ポリエステルと綿が夫々50係の混繊のプリント捺染織
物に捺染を施した。
ついで下記B3処方の第二段捺染糊で捺染し、乾燥して
ポリエステル/綿=50:50のプリント捺染織物に本
発明の捺染を施した捺染繊維布帛が得られた。
ポリエステル/綿=50:50のプリント捺染織物に本
発明の捺染を施した捺染繊維布帛が得られた。
かくて得られた本発明の捺染繊維布帛は実施例1の場合
と同様に冷水又は温水による軽い洗浄によってマーキン
グ部分の図柄を完全に脱落せしめることができた。
と同様に冷水又は温水による軽い洗浄によってマーキン
グ部分の図柄を完全に脱落せしめることができた。
Claims (1)
- 1 無色又は着色の各種繊維布帛に先づ第一段印捺とし
て天然又は合成糊材よりなる水溶性糊材を使用してパタ
ーンを印捺し、ついで第二段印捺として、該第一段印捺
部のパターンの上に染料又は顔料を主成分として添加し
た天然又は合成糊材よりなる水溶性捺染糊を印捺して各
種のパターンをマーキングし、乾燥して該第−1第二段
の印捺部を冷水又は温水で軽く処理して染料又は顔料を
洗い落し得るように作成することを特徴とする繊維布帛
に各種のパターンをマーキングする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54030914A JPS5912791B2 (ja) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | 繊維布帛に各種のパタ−ンをマ−キングする捺染方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54030914A JPS5912791B2 (ja) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | 繊維布帛に各種のパタ−ンをマ−キングする捺染方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55122090A JPS55122090A (en) | 1980-09-19 |
JPS5912791B2 true JPS5912791B2 (ja) | 1984-03-26 |
Family
ID=12316958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54030914A Expired JPS5912791B2 (ja) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | 繊維布帛に各種のパタ−ンをマ−キングする捺染方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5912791B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS602786A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-01-09 | 大同マルタ染工株式会社 | 各種パタ−ンをマ−キングした捺染繊維布帛に刺繍又は刺し子又はペインテイングを施した繊維布帛の縫製製品 |
JPWO2018051922A1 (ja) * | 2016-09-16 | 2019-03-28 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 印刷装置、印刷方法及び加飾部材支持具 |
-
1979
- 1979-03-15 JP JP54030914A patent/JPS5912791B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55122090A (en) | 1980-09-19 |
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