JPS5912771A - 電気集塵機の電極 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気集塵機の電極（電極板）内に温度コントロ
ールされた一流体の通路全段け、該を極板外表面の温度
を設定湯度範囲内に制御するようにし友電気集塵機の電
極に関するものである。

一般に、電気集塵機の電極（電極板）には、金網又は鉄
板が主に使用されている。集塵機内の含塵ガスは、電極
板の表面に耐着する。そして、乾式法にあっては、槌打
機等で電極板を叩くことによって塵埃を払い落しており
、又、湿式法にあっては高圧水を霧状に噴射して電極板
表面の上記塵埃を除去するようにしている。しかしなが
ら、含塵ガスの固有抵抗値は集塵機内の温度に影響し、
その固有抵抗値が小さくなると、含塵ガスの再飛散が多
発して集塵効率を低下させることになり、又、固有抵抗
値が大きくなると、今度は逆電離現象が発生して集塵効
率が低下するという問題があった。この几め、従来にあ
っては、湿式法における噴射水の温度を制御することに
よって、含塵ガスの温度を制御し、集塵効率の同上を図
るようにしてい友が、含塵ガスへ均等に拡散させて付着
させるのが困難で集塵効率のアップは図れなかった。

また処理ガス中には余熱を含んでいるものが多く、通常
は単に該集塵機を通過するのみで、エネルギー的な無駄
があった。しかも別に熱回収設備を設けるためには、多
大な設はスペースと設備コストを要し、且つ機器の圧力
損失の原因になる欠点があつ友。

更に従来の上記集塵＠ＶＣおいて、塵埃の燃焼事故が発
生し友場合には、通常、点検１１１マンホール全解放し
てホース等で散水し、消火作業をしているが、散水可能
範囲が狭く、消火作業に手間取る欠点や、散水により付
着した塵埃が電極板表面に固着して除去し難い問題があ
った。また消火作業は初期消火を迅速に行なうことが軍
費であるが、上記マンホールを開放するのに手間取るこ
とが多く、燃焼事故が拡大するという問題や、消火作業
による散水の定め、各部の機器の腐蝕が早くなるという
問題があった。

従って、従来の電気集塵機でしょ、捕集した塵埃の再飛
散を防止し得る構造、槌打力の伝搬が良好な構造等の面
［重点をおいて製作するのみで、前述の各欠点や問題は
未解決のま捷であった。

本発明は従来の上記欠点Ｋｉみてこれ全改良除去したも
のであって、各集塵電極板内に水又は水蒸気等の通路を
設け、該通路内を通る流体により、私記集塵電極板の外
周表面の温度を成る設定範囲内になるように制御すると
共に、上記流体により回収し几廃熱を利用するようにし
九電気集塵機の電極を提供せんとするものである。

以下に本発明の構弐ヲ図面に示す実施例に基づいて説明
すると次の通りである。

第１図は本発明を乾式の電気集塵機ＩＶｃ適用し几実施
例の全体を示す要部断面概略斜視図である。

同図において、２Ｉ−ｉ集塵機１の本体ケースである。

該ケース２は含塵ガスの流入口３．流出口４．塵埃の排
出口５を有する。本体り゛−ス２内の集塵室６＃／Ｃは
、図示しである電極板７の他にも従来の集塵機の場合と
同様に、放電極槌打機や放電極、集塵極槌打機等の附属
設備（いずれも図示省略）が配されている。本ア施例に
あっては、上記電極板７を第２図に示す如く構我し、そ
の内部に流体の通路８を設けている。９．９は左右の支
持梁、１０は各電極板７のタタキ座である。各電極板７
はフレキシブルな連結管１１により隣位のもの同志が連
通して接続され、流体は本体ケース２に設けられ友流体
の流入口１２Ｖｃ連続するバイブ１３を通って各電極板
７内を、順次同図の破線符号で示すグ［１く流れ、パイ
プ１４ｉ介して本体ケース２の流体流出口１５へと流れ
出るようになっている。

従って、本実施例の電気集塵機１ｖｃあっては、処理カ
スの種類、性状そして温度等によっては、含塵ガス中の
塵埃の固有抵抗値が変化し、各電極板７へ固着する塵埃
の量、所謂集塵効率が変化する。ところが、各電極板７
内の通路８１ｋａる流体（水又は空気、水蒸気等）の温
度をコントロールし、上記各電極板７表面の温度を処理
ガスに適した成る範囲内πなるようにすることにより、
集塵効率の向上を実現することができる。すなわち、上
記塵埃の固有抵抗値を処理ガスに適した適当な範囲にコ
ントロールすることができる。このため、処理ガス中の
塵埃の各電極板７への固着が促進され、著しい集塵効率
の向上が実現できるものである。ま几各電極板７内の通
路８を通過し几流体は、電極板７内で熱交換された熱を
含んでおり、その再利用が可能である。更には、この電
気集塵機ｌの各電極板７０表面はその内部である通路８
を通過する流体により、前述の如く温度コントロールが
可能であるので、決して処理ガスの火災が起ることがな
く、安全操作が得られるものである。

尚、以上の実施例は、乾式の電気集塵機１に本発明を適
用した場合を説明し比が、不発り４はこれに限定される
ものでなく、湿式のものにも適用可能である。、また本
発明は図面に示す実施例のものに限定されるものでもな
く、本体ケース２や電極板７の形状、その細通路８の形
状等も適宜変更可能である。

次に不発ＩＶＩを焼結設備に適用しｆｃ場合の実際の実
験結果を説明する。電気集塵機は焼結設備の排気ブ、ラ
ンドに設置され、含塵ガスはＮ！、　Ｏ，、Ｃｏ、　。

ＮＯｘ、　Ｓｏ、、　Ｃｏ等を含むものである。このよ
うなものにおいて、集塵電極板の外周表向の温度を７０
〜２２５℃の範囲にコントロールし、また電気比抵抗を
１０’〜１０”Ω−国にすることにより、ダストの移動
度、すなわち集塵性能を約２０％以上アップすることが
できた。

以上説明し定ように本発明は、各集塵電極板内に水又は
水蒸気等の通路を設け、該１ｍ路内を通る流体により−
Ｅ記集塵電極板の外周表面の温度を成る設定範囲内にな
るように制御するとともに、上記流体により回収した廃
熱を利用するようにしたから、処理ガス中の塵埃の固有
抵抗値を電極板に剛着し易い温度にすることができ、著
しい集塵効率の向上が図れる。捷た処理ガスの熱ケ肖利
用することができ、経済的である。更匠シま電極板表面
の温度を処理ガスに適した温度にすることにより、塵埃
の火災事故を防止できる等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は不発ＩＪ１′１に係る集塵機の全体を示す要部
断面斜視図、第２図はその電極板を示す斜視図である。 ７・・・集塵電極板　８・・・通路　１・・・電気集塵
機特許出願人　　住友金属工業株式会社 代理人　弁理士内田敏彦 第１図 （凸食

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、各集塵を極板内に水又は水蒸気等の通路を設け、該
   通路内を通る流体により上記集塵電極板の外周表面の温
   度を成る設定範囲内になるように制御すると共に、上記
   流体により回収した廃熱を利用するようにしたことを特
   徴とする電気集塵機の電極０