JPH045848Y2 - - Google Patents

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JPH045848Y2
JPH045848Y2 JP1984043344U JP4334484U JPH045848Y2 JP H045848 Y2 JPH045848 Y2 JP H045848Y2 JP 1984043344 U JP1984043344 U JP 1984043344U JP 4334484 U JP4334484 U JP 4334484U JP H045848 Y2 JPH045848 Y2 JP H045848Y2
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JP
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heat transfer
heat
heat exchanger
transfer area
tube
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JP1984043344U
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JPS60160308U (ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (利用分野) 本考案は、ボイラー過熱器における伝熱管の伝
熱面積調整構造に関するものである。
(従来技術) 一般にボイラーの伝熱面積が不足である場合、
その対策は非常に難しいため設計時伝熱面積に余
裕をもたせることが多い。ところが過熱器に余裕
を取りすぎた場合、操業上の裕度が著しく低下す
ることがある。すなわち、ボイラー入口ガス温度
およびガス量に制限を加えないと、蒸気温度が設
計温度を超えたり蒸気温度制御用注水能力が不足
する事態となる。
この不具合に対し、従来は伝熱管の切断除去に
よりこの問題を解決していた。即ち第1図に示す
如くボイラー過熱器の伝熱面積が過大な場合、余
分な伝熱管3自体を切断除去し、バイパス管8を
介し切断開口部同志を連接せしめる。1は入口管
寄せ、4は出口管寄せ、7は炉壁、6は伝熱管の
サポートを示す。
しかしながら耐圧部自体(伝熱管)を切断し、
バイパスさせ復旧するため、工事に高い精度が要
求され、炉内において前記の精度の高い工事を行
なうため、段取り等に手間がかかり長い工期が必
要であり、耐圧部を切断復旧するため、復旧後耐
圧試験が必要である。
又管内への異物の侵入が生じると、フラツシン
グ等の内部の後処理が必要であり、伝熱管の伝熱
面積を元に戻すことが非常に難しい。即ちボイラ
ー過熱器に関して操業条件が変更となり、入口ガ
ス温度を低くした操業を行なう場合等、必要伝熱
面積は、より多く必要となる。更に炉内に規則正
しく配列された伝熱管を切断除去するため、伝熱
管段数(又は列数)単位の調整となり、切断面積
の微調整がむつかしい等の諸問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、例えばコークス乾式消火設備等に使
われるボイラー過熱器において、伝熱面積が過大
な場合、耐圧部(伝熱管)を切断することなく、
減少調整可能な構造を提供することを目的として
いる。
(考案の構成作用) 以下本考案を図面について説明する。
本考案は第2図に示す様に過熱器に於ける伝熱
管2端部の一部を、耐熱材のユニツトで構成され
る遮蔽ボツクス(以下マスキングと称する)9に
て、高温ガスと遮断するものである。マスキング
は、第3図に示すように、耐熱材からなる短冊状
のユニツト11を伝熱管2の列間に並べ、伝熱管
2の直角方向の平面を構成した上、ユニツト1
2,13を上下に配置し、ボルト、ナツト等によ
りボツクスを形成する。
過熱器の構造によつてはさらに遮断すべき面が
生じるので、必要に応じて遮断のための平面を形
成する。上記短冊状のユニツト11の側部には伝
熱管2の貫通穴14が形成されている。
なおユニツト11とユニツト12,13とのボ
ルト16による接合部を第4図に示す。ユニツト
12に長穴15を設け、これにスペーサー19を
挿入の上、ナツト18を締めつける。このため伝
熱管2とマスキング9水平方向の自由度が設けら
れ、両者の熱膨張差は吸収できる様になつてい
る。17は座金を示す。
さらにユニツト11は熱変形を防止するため第
5図に示す様な断面形状とし、強度を向上させて
いる。
即ちユニツト11の中央部に凸部11−1を形
成すると共に、両端部を折り曲げてリブ11−2
を形成して剛性を高めている。
なお、ガス偏流防止板5は、炉壁7と電熱管2
の間の〓間が大きい場合、この部分をダストを含
んだ高温ガスが集中的に流れることにより、伝熱
管のアール部が摩耗するのを防止するためのもの
である。
本考案のマスキングにより、伝熱管群の一部は
高温ガスと遮断されるため、ガス流およびガス輻
射に直接さらされることがなくなる。このためマ
スキング内での熱交換量は、大巾に減少し実質的
に伝熱面積を減少させたことになる。
(考案の効果) 本考案により、従来の伝熱管切断方法に対して
次のメリツトが生じる。
耐圧部(伝熱管)の切断復旧がないため、従
来の様な高い精度の工事は要求されず、また工期
も短縮できる。伝熱面積調整に起因する耐圧試
験、管内フラツシングは不要となる。(従来法で
は耐圧部を切断開放していたため必要であつた。)
伝熱面積を運転実績に基づき、伝熱特性を把握
した上でマスキングの寸法(第2図のL寸法)を
決めることにより、最適伝熱面積になるよう容易
に調整できる。又必要に応じて容易に元の伝熱面
積に復旧でき、広い操業範囲にボイラーが対応で
きる。即ち、操業条件(ボイラー入口ガス温度、
ガス量)により過熱器の適正伝熱面積は変化す
る。例えば伝熱面積調整後、ガス入口温度が低い
レベルに変更された場合、伝熱面積は多く必要と
なる。この際本考案によれば容易に元の伝熱面積
に復旧できる。伝熱面積の微調整が従来に比べ
容易となる等の実用的効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の説明図で、aは施工前の模式
図、bは施工後の模式図、第2図は本考案の説明
図、第3図は本考案の斜視図の部分分解説明図、
第4図は本考案の説明図で、aは取付部の説明
図、bはその分解説明図、第5図aは本考案のマ
スキング用ユニツトの平面図、bは正面図、cは
a図のA−A矢視図である。 1……伝熱部入口管寄せ、2……伝熱管、3…
…切断除去予定の伝熱管(斜線の部分)、4……
伝熱部出口管寄せ、5……ガス偏流防止板、6…
…伝熱部サポート、7……炉壁、8……バイパス
した伝熱管(1点鎖線の部分)、9……耐熱材マ
スキング、10……高温ガスと遮断された伝熱
管、11……耐熱材のユニツト、12……耐熱材
のユニツト、13……耐熱材のユニツト、14…
…伝熱管貫通穴、15……長穴、16……ボル
ト、17……座金、18……ナツト、19……ス
ペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス流れと直交する如く伝熱管群を配設してな
    るボイラー過熱器に於て、上記伝熱管の端部を、
    該伝熱管と直交する方向に配設する耐熱材からな
    る短冊状のユニツト11と伝熱管の上下部で且つ
    伝熱管と同方向に配設して前記短冊状のユニツト
    に接合する耐熱材のユニツト12,13で遮蔽ボ
    ツクスを形成したことを特徴とするボイラー過熱
    器における伝熱管の伝熱面積調整構造。
JP4334484U 1984-03-28 1984-03-28 ボイラ−過熱器における伝熱管の伝熱面積調整構造 Granted JPS60160308U (ja)

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JP4334484U JPS60160308U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 ボイラ−過熱器における伝熱管の伝熱面積調整構造

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JP4334484U JPS60160308U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 ボイラ−過熱器における伝熱管の伝熱面積調整構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60160308U JPS60160308U (ja) 1985-10-24
JPH045848Y2 true JPH045848Y2 (ja) 1992-02-19

Family

ID=30554925

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4334484U Granted JPS60160308U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 ボイラ−過熱器における伝熱管の伝熱面積調整構造

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JP (1) JPS60160308U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5825925A (ja) * 1981-08-07 1983-02-16 Toyo Alum Kk 押出し被覆における形付け装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5825925A (ja) * 1981-08-07 1983-02-16 Toyo Alum Kk 押出し被覆における形付け装置

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Publication number Publication date
JPS60160308U (ja) 1985-10-24

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