JPS5912737A - 循還槽における撹拌補助装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は浴槽などの循還槽における温度のかたよりを少
なくするため、その循還槽の自体の対流を利用する撹拌
補助装置に関するものである。

従来の循還湯沸かし型の浴槽などにおいては、その構造
上、高温層が水面近くの上方にかたより不均一な状態を
呈し、他に外部から力を加えなければ、槽内をより均一
な撹拌状態にするというのは困難であった。

本案はその欠点を補い、外部から力をあたえるのではな
く、その循還槽の対流自体を利用して槽内の流を乱雑に
し、より均一な撹拌状態になるように工夫したものであ
る。具体的には、排出口にうまく水流を利用できるよう
に工夫されたプロペラを設け、そこから出てくる水流の
力を利用してプロペラを回し乱雑なうずを生じさせ、そ
れによって温度のかたよりを少なくしようとするもので
ある。

これを図面について説明すれば、第１図（Ａ）は従来の
循還槽、第１図（Ｂ）は本装置を取り付けた循還槽、（
１）は循還式湯沸器、（２）は浴槽外壁、（３）は水位
、（４）（４′）はそれぞれ吸入口、（５）（５′）は
それぞれ排出口、（６）は従来の循還槽による高温層の
分布、（７）は本装置をとりつけた高温層の分布、（８
）がとりつけられた本装置を示している。そして第２図
（Ａ）が本装置の側面図、第２図（Ｂ）が正面図を示し
ている。（９）の部分が水平方向の水流の力を利用する
部分、（１０）が上昇する垂直方向の水流の圧力を利用
する部分（１１）が取り付け金具である。

この装置を排出口に取り付けると（第１図５′及び８）
５′から送り出される比重の軽い高温水により、水平方
向反び垂直方向に流れを生ずる、その力を利用してプロ
ペラの（９）及び（１０）に回転力を生じ、図によると
左方向の回転を生ずる。そのため（８）の回りには、多
方向の大流を生じ、出てきた高温水と、その回りの低温
水とが混ざり合い、（７）の様な分布を呈するのである
。

上述のような作用により、ゆっくりした回転でも、長時
間の運転においては、より均一な撹拌をうながし、水面
近くは手もつけられないほど熱いのに、下の方は冷たい
水であるというような従来の極端な温度分布は避けられ
よう。また、温水をくみ出しながら、水を補給して運転
させる、いわゆる（おい炊き）においても、本人が実験
により得た功果によると、ほぼ適温に近い水温が水面近
くに分布しており、いちいち撹拌する手間もなく、高温
による不快感もなくなっている。この原理は、浴槽にか
ぎらず、広く工業的にも利用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）は従来の循還浴槽である 第１図（Ｂ）は本発明による装置を取り付けた　　　　
　　浴槽である 第２図（Ａ）は本発明による装置の側面図であ　　　　
　　る 第２図（Ｂ）は本発明による装置の正面図であ　　　　
　　る 特許出願人 坂　田　善　■

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 循還槽の循還水流の力を利用して槽内の撹拌を補助する
   装置