JPS59124974A - 金属板補強用の接着性シ−ト - Google Patents

金属板補強用の接着性シ−ト

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JPS59124974A
JPS59124974A JP23197882A JP23197882A JPS59124974A JP S59124974 A JPS59124974 A JP S59124974A JP 23197882 A JP23197882 A JP 23197882A JP 23197882 A JP23197882 A JP 23197882A JP S59124974 A JPS59124974 A JP S59124974A
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metal plate
protective film
layer
sheet
resin composition
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JP23197882A
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Takashi Tominaga
孝志 富永
Toshihiko Ariyoshi
俊彦 有吉
Tadahiro Rokushiya
六車 忠裕
Itsuro Takenoshita
竹ノ下 逸郎
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Nitto Denko Corp
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Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動車の車体鋼板の如き金属板を補強するた
めに用いる接着性シートに関する。
この種の接着性シートとして、この発明者らは、すでに
繊維基材を含有する熱硬化性樹脂組成物層からなるシー
ト本体の一面に保護フィルムを設けたものを提案してい
る。このシートにあっては、第4図に示す如く、上記シ
ート本体1o側を金属板40に粘着させて加熱硬化させ
るものである。
図中、20はノート本体lo中の繊維基材、3゜は保護
フィルムである。
」−記補強法によると従来の金属製補強材料などに較べ
て軽量にしてすぐれた補強効果が得られると共に、保護
フィルムの存在によって以下の如き利点が得られる。す
なわち、上記フィルムはセパレータの役割をするから接
着性シートの取り扱いが容易で、また自動車塗装ライン
では車体鋼板に上記シートを粘着させたのち加熱硬化さ
せるまでの間に脱脂、化成処理などの目的で処理する工
程が一般に加わるが、この工程中で上記保護フィルムが
シート本体の溶解、汚染をを効に防止する。
また加熱硬化後は、補強硬化層の耐湿性の向上さらには
耐摩耗性、表面硬度などの特性の向上に寄与する。
しかるに、上記保護フィルムを有することによって逆に
つぎの如き問題を生じるおそれがある。
つまり、シートを金属板に粘着させて加熱硬化させる際
、樹脂層中に含まれる水分、空気などが保護フィルムを
通して抜けきれず、これが硬化時に膨張して、第4図に
示すように金属板40への密着不良部分50やこれに対
応した表面膨出部分60を形成する。その結果、金属板
に対する接着強度が不足したり、長期多湿雰囲気下にお
かれたとき上記密着不良部分で錆が発生するなどの問題
があり、さらに補強層の表面外観を損なう結果となる。
かかる問題は、自動車の塗装ラインにおけるようなシー
ト硬化前の脱脂や化成処理工程で水分を多量に吸収しや
すい場合に著しいものである。
この発明は、上記問題を解消した金属板補強用の接着性
シートを提供せんとするもので、以下図面を参考にして
説明する。
第1図はこの発明の接着性シートの一例を示したもので
、1は繊維基材2を含有する熱硬化性樹脂組成物層から
なるシート本体、3は上記シート本体1の一面に接着積
層された保護フィルム、5は上記フィルム3に設けられ
た多数個の貫通孔である。
繊維基材2としてはガラス繊維やアスベスト繊維などか
らなる無機質繊維布、麻、綿、ナイロン、ポリエステノ
ペポリプロピレンなどからなる有機質繊維布、ポリエス
テルフィルムやナイロンフィルムの如きプラスチックフ
ィルム、クラフト紙の如き紙、ポリエステル繊維、ポリ
プロピレン繊維などからなる不織布などがある。
熱硬化性樹脂組成物層を構成する材料番こは、エポキシ
樹脂とその硬化剤とを主成分とし、これにシート成形が
可能な程度に凝集力を持たせ、またタレ防止のため、あ
るいは溶融粘度を下げてぬれ性を同上させるためなどの
目的で各種の添加剤が必要に応じて加えられる。これら
の各成分は、すてに金属板補強用の接着性シートを形成
するための材料として知られあるいは提案されているも
のがいずれも使用用能であり、とくに限定されない。
また、エポキシ樹脂に代えて他の公知の熱硬化性樹脂を
使用してもよい。
保護フィルム3は、ポリエステルフィルムが代表的なも
のとして用いられるが、その他ポリエチレンフィルム、
ナイロンフィルム、ポリ塩化” =ルフイルム、ポリプ
ロピレンフィルムなどがある。
貫通孔5は、上記保護フィルム3をシート本体1に接着
積層する前に形成されたものであってもよいし、接着積
層したのち適宜の手段で形成されたものであってもよい
。後者の場合に、シート本体に同時に孔を設けるように
しても差し支えない。
シート本体1の厚みとしては、一般に0.2〜40mm
程度であり、また保護フィルム3の厚みは0.001〜
0.5朋程度である。貫通孔5の大きさは直径約0.0
1〜2朋程度のものであり、また、保護フィルム3の表
面積に対して10〜100個/100clの割合で設け
られている。
第2図はこの発明の接着性シートの他の例を示したもの
であるが、シート本体1が第1の熱硬化性樹脂組成物層
11と第2の熱硬化性樹脂組成物層12とから構成され
て、繊維基材2が上記第1の層11に含有され、かつ保
護フィルム3が上記第1の層11側に接着積層されてい
る以外は、前記第1図の構成と同じである。
第1の熱硬化性樹脂組成物層11は、金属板4(第3図
参照)に設けて加熱硬化させたときの引張弾性率が上記
金属板4の剛性を向上させるに必要かつ充分な大きさと
なりかつ加熱硬化させたときのガラス転移温度が高くな
るような樹脂配合組成とされたものである。一般には、
上記引張弾性率か30〜500 kq/myft、上記
ガラス転移温度が80″C以上である。
第2の熱硬化性樹脂組成物層12は、金属板4に設けて
加熱硬化させたときの引張弾性率が上記金属板4の剛性
を向上させるに不充分な大きさとなりかつ加熱硬化させ
たときのガラス転移温度が低くなるよ・)な樹脂配合組
成とされたものである。
一般には、−I−記引張弾性率か01〜]、 5 kQ
 / i転上謁カラス転移温度が70°(j以下である
なお、十記各引張弾性率とは、IS(月(ecomme
ndacionR−527に規定された方法で、Typ
e ]のデストビースを使用し、5peed Hにより
測定される値を意味する。また、−1−記第1および第
2の層11.12をn−リ辻の如き引張弾性率およびガ
ラス転移温j式とすることは、各易なことであり、通常
極脂の種類とさらに硬化剤のf1!類またそれらの組め
合せあるいはこれらに添加する前記任意J成分を選択す
ることによって決定される。
以上の構成から明らかなように、この発明の接着性シー
トは、ノート本体1に設ける保護フィルム3に多数個の
貫通孔5を役目るようにしたものであるから、このシー
トを第3図の如くソート本体]が内側となるように金属
板4に粘着させて加熱硬化させると、硬化時にシート内
に含まれる水分、空気などがフィルム3の上記貫通孔5
より容易に抜は出すため、従来の第4図に示されるよう
な金属板に対する密着不良や表面膨出をきたすことがな
い。その結果、金属板に対する接着強度が同上し、また
長期多湿下におかれたときの錆の発生が回避され、さら
に補強層の表面外観に好結果か得られる。
また、上記方法では、保護フィルム3を設りることによ
る前記本来の特徴を損なうものでないから、上述の効果
によって保護フィルムとしての本来の利点かより一段と
活かされることとなる。なお、貫通孔5を設けたことに
よって、処理液からの6染防止効果や耐湿性の向上効果
などが損なわれるのではないかという心配が考えられる
が、上記貫通孔5は水分、空気などを抜は出させるに必
要かつ充分な小径にしてしかも低孔率のものでよく、そ
のうえ加熱硬化後はほとんど閉塞状態とlsるから、こ
のような心配は全く無用である。
ところで、第3図は、とくに前記第2図番こ示すような
シート本体lを2層構造とした接着性シートを金属板4
に適用した状態を示している。すなわち、この種のソー
トにあっては引張弾性率が小さくかつカラス転移温度が
低い第2の層12を内側)こして金属板4に密着さぜ硬
化さぜるものであるが、かかる接着性シートによると」
−記第2の層12によ−って金属板4への接層強度を大
きくてき、一方外側のガラス転移温度が商くかつ引張弾
性率の大きな第1の層1]によって金属板4の補強効果
を商めることができる。そして、かかる補強層によると
金属板のひけ現象(へこみの発生)を防止できるという
利点が得られる。
以上詳述したとおり、この発明は、繊維基4問を含有す
る用層ないし多層構造の熱硬化性樹脂組成物層からなる
シート本体の一面に多数個の貫通孔を有する保護フィル
ムを設けたことを特徴とし、これによって補強効果はも
ちろんのこと保護フィルノ、の欠点か回避されてその特
徴か活かされた工業的自−用な金属板補強用の接着性ノ
ートを提供することができる。
す、下、この発明の接着性シートのうちソート本体をと
くに2層構造としたものにつき実施例を挙けてより具体
的に説明する。以下部とあるは重量部を意味するものと
する。
実施例 エピコーhg828(M化シェル社製ビスフェアー ル
Au液状エポキシ樹脂)35J エピコートp ] 0
02 (i’C1E化シェル社製ヒスフェノールA9固
形エポキシ樹脂)50部、パイロン0500(東洋紡社
製ポリエステル樹脂)15部、キュア・バー/L、2M
Z−AZ INE (四国化成社製エポキシ樹脂用潜在
硬化剤)5部、ジシアンジアミド(日本カーバイド社製
エボキン樹脂潜在硬化剤)5部、29250部およびア
スベスト粉2部からなるエホ−1’−シ樹u=hpx成
物を通常のミキシングロールζこて混練りした。
得られた樹脂塊を直圧式プレスにて厚さ0.4門のシー
ト状に成形し、ついてガラスマット(8東紡績社製M 
C=300)をラミネートして、第1の熱硬化性樹脂組
成物層とした。この層の加熱硬化後の引張弾性率は97
 kQ /mylであり、抜たガラス転移温度は110
″Cであった。
一方、エピコート−871(油化シェル社製タイマー酸
変性エポキシ樹脂)80部、エピコート=1002(前
出)およびハイカーCTBN1300X8(13,F、
グツドリッチ社製ニトリルゴム)10部を、溶解釜にて
溶融混盆し、得られた組成物100部にキュアゾール2
MZ−AZINE(前出)5部、ジシアンジアミド5部
、タルク50部およびアスベスト粉3部を配合した。こ
のものを通常のミキシングロールにて混練りすることに
より樹脂塊を得、これを直圧式プレスにてシート状に成
形して、厚さl m711からなる未硬化状態の第2の
熱硬化性樹脂組成物層とした。この層の加熱硬化後の引
張弾性率は3.0kQ/−であり、カラス転移温度は4
0゛Cであった。
上記第1および第2の熱硬化性樹脂組成物層を貼り合わ
せてシート本体を構成させ、しかる徒弟1のエポキシ樹
脂組成物層の表面に保護フィルムとしてのポリエステル
フィルム(東し社製、ルミラーft9)を貼り合わせこ
の保護フィルムの表面に針を有するロールにて1−Oc
ノ+I X 10 cynに100個の割合で直径約1
mπの孔をあけ、この発明の金属板補強用の接着性シー
トとした。
次に、厚さ0.8順の鋼板(縦30函、横30(7))
の−側面に上記補強用接着シート(縦25 arl、横
25 on )を圧着した。その後、これを60゛Cの
アルカリ脱脂液に5分間浸漬し、水洗後180”Cで3
0分間加熱硬化させたところ、水分、空気等は加熱の際
ポリエステルフィルムの貫通孔を通して抜は凸状のふく
れを生ずることもなく、外観が良好で充分な補強効果が
得られた。
また、この補強部分を除いた鋼板部分にニトハウダー(
日東電気工業社製エポキシ樹脂粉末塗料)を静電塗装し
、鋼板のひけ現象を観察したが、目視されるひけは全く
認められなかった。さらに、これを塩水噴霧試験機(東
洋理化工業社製5R−JR型)にて1,000時間塩水
噴霧試験を行ない上記補強部分における錆を観察したが
錆の発生はなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の金属板補強用の接着性シートの一例
を示す断面図、第2図は上記他の例を示す断面図、第3
図はこの発明の金属板補強用の接着性シートを金属板に
適用した状態を示す断面図、第4図は従来の金属板補強
用の接着性シートを金属板に適用した状態を示す断面図
である。 1・・・シート本体、11・・・%1の熱硬化性樹脂組
成物層、12・・・第2の熱硬化性樹脂組成物層、3・
・・保護フィルム、4・・・金属板、5・・・貫通孔。 特許出願人  日東電気工業株式会社 第1図 第2図 第3図   第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維基材を含有する単層ないし多層構造の熱硬化
    性樹脂組成物層からなるシート本体の一面に多数個の貫
    通孔を有する保護フィルムを設けたことを特徴とする金
    属板補強用の接着性シート。
  2. (2)  シート本体か、金属板に設けて加熱硬化させ
    たときの引張弾性率が上記金属板の剛性を向上させるに
    必要かつ充分な大きさとなりかつ加熱硬化させたときの
    ガラス転移温度か高くなるような樹脂配合組成とされた
    繊維基材含有の第1の熱硬化性樹脂組成物層と、上記同
    様の引張弾性率か金属板の剛性を同上させるに不充分な
    大きさとなりかつ加熱硬化させたときのガラス転移2M
     Kが低くなるような樹脂配合組成とされた第2の熱硬
    化性樹脂組成物層とから構成され、このソート本体の上
    記第1の熱硬化性樹脂組成物層側に多数個の貫通孔を有
    する保護フィルムを設けてなる特許請求の範囲第(1)
    項記載の金属板補強用の接着性シート。
JP23197882A 1982-12-29 1982-12-29 金属板補強用の接着性シ−ト Granted JPS59124974A (ja)

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JPS6224026B2 JPS6224026B2 (ja) 1987-05-26

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6367868B1 (en) 1995-10-20 2002-04-09 Ab Volvo Box member for a vehicle
WO2007015343A1 (ja) * 2005-08-01 2007-02-08 Lintec Corporation 粘着シート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6367868B1 (en) 1995-10-20 2002-04-09 Ab Volvo Box member for a vehicle
WO2007015343A1 (ja) * 2005-08-01 2007-02-08 Lintec Corporation 粘着シート

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