JPS5912435Y2 - デイスクブレ−キ装置 - Google Patents
デイスクブレ−キ装置Info
- Publication number
- JPS5912435Y2 JPS5912435Y2 JP16151881U JP16151881U JPS5912435Y2 JP S5912435 Y2 JPS5912435 Y2 JP S5912435Y2 JP 16151881 U JP16151881 U JP 16151881U JP 16151881 U JP16151881 U JP 16151881U JP S5912435 Y2 JPS5912435 Y2 JP S5912435Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable friction
- male threaded
- friction pad
- threaded member
- ratchet wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、車両用のねじ式ディスクブレーキ装置、特に
ブレーキキャリパの、可動摩擦パッドを支持する挾み腕
に、外端にブレーキレバーを固着した、ねじのリードが
比較的大きい雄ねじ部材を螺合し、この雄ねじ部材と前
記可動摩擦パッド間に、該パッドをブレーキディスク間
の間隙を常時略一定に保持するための自動間隙調整装置
を介装した形式のディスクブレーキ装置に関する。
ブレーキキャリパの、可動摩擦パッドを支持する挾み腕
に、外端にブレーキレバーを固着した、ねじのリードが
比較的大きい雄ねじ部材を螺合し、この雄ねじ部材と前
記可動摩擦パッド間に、該パッドをブレーキディスク間
の間隙を常時略一定に保持するための自動間隙調整装置
を介装した形式のディスクブレーキ装置に関する。
従来の上記形式のディスクブレーキ装置においては、そ
の自動間隙調整装置の故障時でも前記間隙を適時手動に
より調整し得るように、前記雄ねじ部材の中心部に可動
摩擦パッドの後退位置を調節し得る手動調節ボルトを螺
合したものが知られているが、このものでは、前記自動
間隙調整装置がブレーキキャリパの側方に露出している
ので、雨水や塵埃が自動間隙調整装置の構或部材に付着
したり或いは他物が該構或部材に衝突してそれを破損損
傷させ易く、このため上記調整装置の適確なる作動が妨
げられるおそれがある。
の自動間隙調整装置の故障時でも前記間隙を適時手動に
より調整し得るように、前記雄ねじ部材の中心部に可動
摩擦パッドの後退位置を調節し得る手動調節ボルトを螺
合したものが知られているが、このものでは、前記自動
間隙調整装置がブレーキキャリパの側方に露出している
ので、雨水や塵埃が自動間隙調整装置の構或部材に付着
したり或いは他物が該構或部材に衝突してそれを破損損
傷させ易く、このため上記調整装置の適確なる作動が妨
げられるおそれがある。
本考案は上記に鑑み提案されたものであり、前記自動間
隙調整装置をブレーキキャリパ内部の閉鎖空間内に収容
できるようにして前記従来のものの不具合を解消し得る
、前記ディスクブレーキ装置を提供することを目的とす
る。
隙調整装置をブレーキキャリパ内部の閉鎖空間内に収容
できるようにして前記従来のものの不具合を解消し得る
、前記ディスクブレーキ装置を提供することを目的とす
る。
そしてこの目的達或のために本考案は、前記形式のディ
スクブレーキ装置において、挾み腕に可動摩擦パッドを
摺動自在に嵌合支持する支持孔を設け、この支持孔と可
動摩擦パッドとにより前記雄ねじ部材の内端が突入する
閉鎖空間を形或すると共に、この閉鎖空間内に前記自動
間隙調整装置を収容し、その自動間隙調整装置は、可動
摩擦パッドに連なる回転不能のねし孔付き受圧部材と、
そのねじ孔に一端が螺合する調節ねじと、この調節ねじ
と前記雄ねじ部材の内端間に設けられ、該雄ねじ部材の
1往復回転毎に可動摩擦パッドに前進送りを与えるよう
該調節ねじを前記受圧部材に対して相対回転させる自動
送り機構とより構威され、前記雄ねじ部材ρ中心部に、
前記調節ねじの他端と当接して可動摩埠パツドの後退位
置を調節し得る手動調節ボルトを螺合したことを特徴と
する。
スクブレーキ装置において、挾み腕に可動摩擦パッドを
摺動自在に嵌合支持する支持孔を設け、この支持孔と可
動摩擦パッドとにより前記雄ねじ部材の内端が突入する
閉鎖空間を形或すると共に、この閉鎖空間内に前記自動
間隙調整装置を収容し、その自動間隙調整装置は、可動
摩擦パッドに連なる回転不能のねし孔付き受圧部材と、
そのねじ孔に一端が螺合する調節ねじと、この調節ねじ
と前記雄ねじ部材の内端間に設けられ、該雄ねじ部材の
1往復回転毎に可動摩擦パッドに前進送りを与えるよう
該調節ねじを前記受圧部材に対して相対回転させる自動
送り機構とより構威され、前記雄ねじ部材ρ中心部に、
前記調節ねじの他端と当接して可動摩埠パツドの後退位
置を調節し得る手動調節ボルトを螺合したことを特徴と
する。
以下、図面により本考案の一実施例について説明すると
、Dは車両の車輪(図.示せず)と共に回転するブレー
キディスク、Cは同車体に固定される支持ブラケット
(図示せず)にブレーキディスクDの軸方向に移動自在
に支持されるブレーキキャリパで、ブレーキディスクD
の外周部を左右より跨ぐ一対の挾み腕1,1′を有する
。
、Dは車両の車輪(図.示せず)と共に回転するブレー
キディスク、Cは同車体に固定される支持ブラケット
(図示せず)にブレーキディスクDの軸方向に移動自在
に支持されるブレーキキャリパで、ブレーキディスクD
の外周部を左右より跨ぐ一対の挾み腕1,1′を有する
。
両挾み腕1,1′の内側面には角形の支持孔2,2′が
それぞれ開口しており、支持孔2にはブレーキディスク
Dの左側面に対面する角形の可動摩擦パツド3を摺動自
在に嵌合し、支持孔2′にはブレーキディスクDの右側
面に対面する同じく角形の固定摩擦パッド3′を嵌着す
る。
それぞれ開口しており、支持孔2にはブレーキディスク
Dの左側面に対面する角形の可動摩擦パツド3を摺動自
在に嵌合し、支持孔2′にはブレーキディスクDの右側
面に対面する同じく角形の固定摩擦パッド3′を嵌着す
る。
また、左方の挾み腕1にはその鋳造時に雄ねじ部材4を
鋳包み、この雄ねじ部材4のねし孔は、挾み腕1の外側
面、および前記支持孔2と可動摩擦パツド3とにより形
或された閉鎖空間5にそれぞれ開口し、このねじ孔に外
側より雄ねじ部材6を螺合し、その内端を前記閉鎖空間
5内に突入させる。
鋳包み、この雄ねじ部材4のねし孔は、挾み腕1の外側
面、および前記支持孔2と可動摩擦パツド3とにより形
或された閉鎖空間5にそれぞれ開口し、このねじ孔に外
側より雄ねじ部材6を螺合し、その内端を前記閉鎖空間
5内に突入させる。
これらねじ部材4,6のねじは粗いリードをもつ多条の
右ねしであり、したがって雄ねじ部材6は僅かな回転角
で比較的大きな軸方向変位を生じる。
右ねしであり、したがって雄ねじ部材6は僅かな回転角
で比較的大きな軸方向変位を生じる。
雄ねじ部材6の外端には角軸7を、またその基部にはフ
ランジ8をそれぞれ一体に形或し、その角軸7には、操
作ワイヤ9と.図不しなし≧秀しばねとにより操作され
るブレーキレパー10の基部を嵌合して取付ける。
ランジ8をそれぞれ一体に形或し、その角軸7には、操
作ワイヤ9と.図不しなし≧秀しばねとにより操作され
るブレーキレパー10の基部を嵌合して取付ける。
また雄ねじ部材6にはその中心部に外側から手動調節ボ
ルト11を螺合する。
ルト11を螺合する。
この調節ボルト11はロックナット12を備えており、
それを角軸7およびブレーキレパー10に対しワツシャ
13を介して緊締すれば、ブレーキレパー10、角軸7
および調節ねじ11の三者を相互に固着することができ
る。
それを角軸7およびブレーキレパー10に対しワツシャ
13を介して緊締すれば、ブレーキレパー10、角軸7
および調節ねじ11の三者を相互に固着することができ
る。
前記閉鎖空間5内において、雄ねじ部材6と可動摩擦パ
ッド3間に介装される本考案の自動間隙調整装置Aを次
のように構或する。
ッド3間に介装される本考案の自動間隙調整装置Aを次
のように構或する。
即ち、自動間隙調整装置Aは、可動摩擦パツド3の裏板
3aに固着したねし孔付受圧部材14と、そのねじ孔に
一端を螺合すると共に他端を雄ねじ部材6の中心孔に回
転および摺動自在に支承される調節ねじ15と、この調
節ねじ15の中間部と前記手動調節ボルト11の内端間
に設けられ、雄ねじ部材6の1往復回転毎に調節ねじ1
5を受圧部材14に対して相対回転させる自動送り機構
とより構威されており、さらに前記自動送り機構は調節
ねじ15の中間部に固着したラチェット車16と、雄ね
じ部材6内端に形或した角軸17に固着されてラチェッ
ト車16に係合する送り爪18と、調節ねじ15に回転
自在に支承される戻り止め爪19とより構或され、その
戻り止め爪19は、それと一体の係止片19 aを支持
孔2内面の係止溝20に係合して回動を阻止される。
3aに固着したねし孔付受圧部材14と、そのねじ孔に
一端を螺合すると共に他端を雄ねじ部材6の中心孔に回
転および摺動自在に支承される調節ねじ15と、この調
節ねじ15の中間部と前記手動調節ボルト11の内端間
に設けられ、雄ねじ部材6の1往復回転毎に調節ねじ1
5を受圧部材14に対して相対回転させる自動送り機構
とより構威されており、さらに前記自動送り機構は調節
ねじ15の中間部に固着したラチェット車16と、雄ね
じ部材6内端に形或した角軸17に固着されてラチェッ
ト車16に係合する送り爪18と、調節ねじ15に回転
自在に支承される戻り止め爪19とより構或され、その
戻り止め爪19は、それと一体の係止片19 aを支持
孔2内面の係止溝20に係合して回動を阻止される。
前記調節ねじ15は雄ねじ部材6に比しリードが非常に
小さく、またねじ方向がそれと反対になっている。
小さく、またねじ方向がそれと反対になっている。
また前記各爪18,19の爪部には、ラチェット車16
に対し自動係脱するための収縮弾性が付与されている。
に対し自動係脱するための収縮弾性が付与されている。
尚、図中21はブレーキレパー10の後退限を決めるス
トツパである。
トツパである。
次にこの実施例の作用を説明すると、操作ワイ,ヤ9を
牽引して、ブレーキレパー10を介して雄ねじ部材6を
矢印a方向に回転すれば、両ねじ部材4,6の相互作用
により雄ねじ部材6が調節ボルト11を介して調節ねじ
15を押圧するように軸方向番.こ弯位する。
牽引して、ブレーキレパー10を介して雄ねじ部材6を
矢印a方向に回転すれば、両ねじ部材4,6の相互作用
により雄ねじ部材6が調節ボルト11を介して調節ねじ
15を押圧するように軸方向番.こ弯位する。
.また雄ねじ部材6の上記回転によれば、それと共に送
り爪18が回動してラチェット車16を介して調節ねじ
15を同じく矢印a方向に回転するので、調節ねじ15
は回転不能の受圧部材14、したがって可動摩擦パツド
3をブレーキディスクDに向って送り出す。
り爪18が回動してラチェット車16を介して調節ねじ
15を同じく矢印a方向に回転するので、調節ねじ15
は回転不能の受圧部材14、したがって可動摩擦パツド
3をブレーキディスクDに向って送り出す。
結局、雄ねじ部材6の軸方向変位と受圧部材14の調節
ねじ15に対する軸方向変位との和が可動摩擦パッド3
のブレーキテ゛イスクD側への変位となり、この変位に
より可動摩擦パッド3がブレーキディスクDの左側面に
圧接すれば、その反作用でブレーキキャリパCが可動摩
擦パツド3と反対方向に移動して挾み腕1′を介して固
定摩擦パッド3′をブレーキディスクDの右側面に圧接
させる。
ねじ15に対する軸方向変位との和が可動摩擦パッド3
のブレーキテ゛イスクD側への変位となり、この変位に
より可動摩擦パッド3がブレーキディスクDの左側面に
圧接すれば、その反作用でブレーキキャリパCが可動摩
擦パツド3と反対方向に移動して挾み腕1′を介して固
定摩擦パッド3′をブレーキディスクDの右側面に圧接
させる。
かくして両摩擦パツド3,3′の挾圧作用によりブレー
キディスクDに制動がかけられる。
キディスクDに制動がかけられる。
この制動を解除すべく操作ワイヤ9を解放すれば、ブレ
ーキレパー10は図示しない戻しばねによりストツパ2
1に支承されるまで矢印b方向に回動する。
ーキレパー10は図示しない戻しばねによりストツパ2
1に支承されるまで矢印b方向に回動する。
それにより雄ねじ部材6は矢印b方向に回転しながら軸
方向に後退して当初の位置に復帰するが、ラチェット車
16は戻り止め爪19に阻止されて矢印b方向には回転
し得ないので、送り爪18はラチェット車16上を滑り
、雄ねじ部材6の上記回転を妨げない。
方向に後退して当初の位置に復帰するが、ラチェット車
16は戻り止め爪19に阻止されて矢印b方向には回転
し得ないので、送り爪18はラチェット車16上を滑り
、雄ねじ部材6の上記回転を妨げない。
したがって前記制動過程での調節ねじ15による受圧部
材14の送り量はそのまま保持され、可動摩擦パツド3
の後退量は雄ねじ部材6の軸方向後退量に相当するから
、制動解除後の可動摩擦パッド3の位置は、制動前の位
置を基準にすれば前記調節ねじ15による受圧部材14
の送り量だけ前進、即ちブレーキディスクDに近寄った
ことになり、この可動摩擦パッド3の変位が前記制動に
よる両摩擦パツド3,3′の摩耗に対する補償量となる
。
材14の送り量はそのまま保持され、可動摩擦パツド3
の後退量は雄ねじ部材6の軸方向後退量に相当するから
、制動解除後の可動摩擦パッド3の位置は、制動前の位
置を基準にすれば前記調節ねじ15による受圧部材14
の送り量だけ前進、即ちブレーキディスクDに近寄った
ことになり、この可動摩擦パッド3の変位が前記制動に
よる両摩擦パツド3,3′の摩耗に対する補償量となる
。
かくして非制動状態でのブレーキディスクDと各摩擦パ
ツド3,3′間の間隙は、制動前と略同様に自動調整さ
れ、次の制動時にも、ブレーキレパー10の適正な作動
角により良好な制動作用を得ることができる。
ツド3,3′間の間隙は、制動前と略同様に自動調整さ
れ、次の制動時にも、ブレーキレパー10の適正な作動
角により良好な制動作用を得ることができる。
例えば送り爪18の折損等により自動間隙調整装置Aが
正常に作動しなくなり、摩擦パッド3,3′の摩耗に伴
いそれらとブレーキディスクDとの間隙が増加した場合
には、ロックナット12を緩めた後、手動調節ボルト1
1を適当に回わして、その先端で調節ねじ15を適当に
押し出すことにより摩擦パツド3,3′の摩耗を補償す
ることができる。
正常に作動しなくなり、摩擦パッド3,3′の摩耗に伴
いそれらとブレーキディスクDとの間隙が増加した場合
には、ロックナット12を緩めた後、手動調節ボルト1
1を適当に回わして、その先端で調節ねじ15を適当に
押し出すことにより摩擦パツド3,3′の摩耗を補償す
ることができる。
この手動調整後は、ロックナット12を再び緊綿状?に
戻すことは言うまでもない。
戻すことは言うまでもない。
尚、上記実施例では、ブレーキレパー10の前進回動時
に摩擦パツド3,3′の摩耗を補償するようにしたが、
これをブレーキレパー10の後退回動時に行うようにし
てもよい。
に摩擦パツド3,3′の摩耗を補償するようにしたが、
これをブレーキレパー10の後退回動時に行うようにし
てもよい。
以上のように本考案によれば、ブレーキキャリパCの、
可動摩擦パツド3を支持する挾み腕1に、外端にブレー
キレパー10を固着した、ねじのリードが比較的大きい
雄ねじ部材6を螺合し、この雄ねじ部材6と前記可動摩
擦パッド3間に、該パッド3とブレーキディスクD間の
間隙を略一定に保持するための自動間隙調整装置Aを介
装したディスクブレーキ装置において、前記挾み腕1に
可動摩擦パツド3を摺動自在に嵌合支持する支持孔2を
設け、この支持孔2と可動摩擦パッド3とにより前記雄
ねじ部材6の内端が突入する閉鎖空間5を形或すると共
に、この閉鎖空間5内に前記自動間隙調整装置Aを収容
し、その自動間隙調整装置Aは、可動摩擦パッド3に連
なる回転不能のねじ孔付き受圧部材14と、そのねじ孔
に一端が螺合する調節ねじ15と、この調節ねじ15と
前記雄ねじ部材6の内端間に設けられ、該雄ねじ部材6
の1往復回転毎に可動摩擦パツド3に前進送りを与える
よう該調節ねじ15を前記受圧部材14に対して相対回
転させる自動送り機構とより構威され、前記雄ねじ部材
6の中心部に、前記調節ねじ15の他端と当接して可動
摩擦パツド3の後退位置を調節し得る手動調節ボルト1
1を螺合したので、自動間隙調整装置Aの故障時でも、
手動調節ボルト11の螺回操作により摩擦パツド3,3
′の摩耗を補償することができ、従ってブレーキレパー
10の過度の無効ストロークによる制動低下を未然に防
止することができると共に自動間隙調整装置Aによる調
整量の過多または不足をも任意に補正することができ、
ブレーキレパー10の作動角を常に適正に保つことがで
きる。
可動摩擦パツド3を支持する挾み腕1に、外端にブレー
キレパー10を固着した、ねじのリードが比較的大きい
雄ねじ部材6を螺合し、この雄ねじ部材6と前記可動摩
擦パッド3間に、該パッド3とブレーキディスクD間の
間隙を略一定に保持するための自動間隙調整装置Aを介
装したディスクブレーキ装置において、前記挾み腕1に
可動摩擦パツド3を摺動自在に嵌合支持する支持孔2を
設け、この支持孔2と可動摩擦パッド3とにより前記雄
ねじ部材6の内端が突入する閉鎖空間5を形或すると共
に、この閉鎖空間5内に前記自動間隙調整装置Aを収容
し、その自動間隙調整装置Aは、可動摩擦パッド3に連
なる回転不能のねじ孔付き受圧部材14と、そのねじ孔
に一端が螺合する調節ねじ15と、この調節ねじ15と
前記雄ねじ部材6の内端間に設けられ、該雄ねじ部材6
の1往復回転毎に可動摩擦パツド3に前進送りを与える
よう該調節ねじ15を前記受圧部材14に対して相対回
転させる自動送り機構とより構威され、前記雄ねじ部材
6の中心部に、前記調節ねじ15の他端と当接して可動
摩擦パツド3の後退位置を調節し得る手動調節ボルト1
1を螺合したので、自動間隙調整装置Aの故障時でも、
手動調節ボルト11の螺回操作により摩擦パツド3,3
′の摩耗を補償することができ、従ってブレーキレパー
10の過度の無効ストロークによる制動低下を未然に防
止することができると共に自動間隙調整装置Aによる調
整量の過多または不足をも任意に補正することができ、
ブレーキレパー10の作動角を常に適正に保つことがで
きる。
特に自動間隙調整装置Aの各構或部品はすべてキャリパ
挾み腕2内の前記閉鎖空間5に収められるため、それら
構或部材に雨水や塵埃等が直接に侵入付着したり或いは
他物が衝突したりするおそれがなく、従って自動間隙調
整装置Aを常に適確に作動させることができ、故障の発
生を抑えその耐久性を高めることができる。
挾み腕2内の前記閉鎖空間5に収められるため、それら
構或部材に雨水や塵埃等が直接に侵入付着したり或いは
他物が衝突したりするおそれがなく、従って自動間隙調
整装置Aを常に適確に作動させることができ、故障の発
生を抑えその耐久性を高めることができる。
また前記手動調節ボルト11は、その内端が自動間隙調
整装置Aの調節ねじ15と当接し、雄ねじ部材6の推力
を可動摩擦パツド3に直接伝達する推力伝達部材にも兼
用されているため、装置の構造を簡単化しコストの低減
に寄与し得るものである。
整装置Aの調節ねじ15と当接し、雄ねじ部材6の推力
を可動摩擦パツド3に直接伝達する推力伝達部材にも兼
用されているため、装置の構造を簡単化しコストの低減
に寄与し得るものである。
第1図は本考案ブレーキ装置の一実施例の縦断正面図、
第2および第3図は第1図のII −IIおよび[1−
III線断面図である。 A・・・・・・自動間隙調整装置、C・・・・・・ブレ
ーキキャリパ、D・・・・・・ブレーキディスク、1・
・・・・・挾み腕、3・・・・・・可動摩擦パッド、6
・・・・・・雄ねじ部材、11・・・・・・手動調節ボ
ルト、14・・・・・・受圧部材、15・・・・・・調
節ねし、16・・・・・・ラチェット車、18・・・・
・・送り爪、19・・・・・・戻り止め爪。
第2および第3図は第1図のII −IIおよび[1−
III線断面図である。 A・・・・・・自動間隙調整装置、C・・・・・・ブレ
ーキキャリパ、D・・・・・・ブレーキディスク、1・
・・・・・挾み腕、3・・・・・・可動摩擦パッド、6
・・・・・・雄ねじ部材、11・・・・・・手動調節ボ
ルト、14・・・・・・受圧部材、15・・・・・・調
節ねし、16・・・・・・ラチェット車、18・・・・
・・送り爪、19・・・・・・戻り止め爪。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ■ ブレーキキャリパCの、可動摩擦パツド3を支持す
る挾み腕1に、外端にブレーキレパー10を固着した、
ねじのリードが比較的大きい雄ねじ部材6を螺合し、こ
の雄ねじ部材6と前記可動摩擦パッド3間に、該パツド
3とブレーキディスクD間の間隙を略一定に保持するた
めの自動間隙調整装置Aを介装したディスクブレーキ装
置において、前記挾み腕4に可動摩擦パツド3を摺動自
在に嵌合支持する支持孔2を設け、この支持孔2と可動
摩擦パツド3とにより前記雄ねじ部材6の内端が突入す
る閉鎖空間5を形或すると共に、この閉鎖空間5内に前
記自動間隙調整装置Aを収容し、その自動間隙調整装置
Aは、可動摩擦パツド3に連なる回転不能のねし孔付き
受圧部材14と、そのねじ孔に一端が螺合する調節ねじ
15と、この調節ねじ15と前記雄ねじ部材6の内端間
に設けられ、該雄ねじ部材6の1往復回転毎に可動摩擦
パツド3に前進送りを与えるよう該調節ねじ15を前記
受圧部材14に対して相対回転させる自動送り機構とよ
り構或され、前記雄ねじ部材6の中心部に、前記調節ね
じ15の他端と当接して可動摩擦パツド3の後退位置を
調節し得る手動調節ボルト11を螺合してなる、ディス
クブレーキ装置。 ■ 実用新案登録請求の範囲第■項記載のディスクブレ
ーキ装置において、前記自動送り機構は、前記調節ねじ
15の中間部に固着したラチェット車16と、前記雄ね
じ部材6の内端にそれと共に回動するよう設けられて前
記ラチェット車16に係合し、前記受圧部材14に前進
送りを与えるべく前記雄ねじ部材6の一方向の回転を前
記ラチェット車16に伝達する送り爪18と、前記ブレ
ーキキャリパCに係止されて前記ラチェット車16に係
合し、前記ラチェット車16の他方向の回転を防止する
戻り止め爪19とより構或されたディスクブレーキ装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16151881U JPS5912435Y2 (ja) | 1981-10-29 | 1981-10-29 | デイスクブレ−キ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16151881U JPS5912435Y2 (ja) | 1981-10-29 | 1981-10-29 | デイスクブレ−キ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5794729U JPS5794729U (ja) | 1982-06-10 |
JPS5912435Y2 true JPS5912435Y2 (ja) | 1984-04-14 |
Family
ID=29520407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16151881U Expired JPS5912435Y2 (ja) | 1981-10-29 | 1981-10-29 | デイスクブレ−キ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5912435Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-10-29 JP JP16151881U patent/JPS5912435Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5794729U (ja) | 1982-06-10 |
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