JPS59121793A - 予熱プラグの発熱体 - Google Patents
予熱プラグの発熱体Info
- Publication number
- JPS59121793A JPS59121793A JP23141882A JP23141882A JPS59121793A JP S59121793 A JPS59121793 A JP S59121793A JP 23141882 A JP23141882 A JP 23141882A JP 23141882 A JP23141882 A JP 23141882A JP S59121793 A JPS59121793 A JP S59121793A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nickel
- yttrium
- weight
- resistance
- preheating plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はディーゼルエンジン等に使用される予熱プラグ
の発熱体に関する。
の発熱体に関する。
ディーゼルエンジン等においては冷山コ始動時の着火性
向上のために着火補助手段として予熱プラグを使用する
ものが知られている。予熱プラグの構造は第1図に1例
を示し、1はプラグ本体、2はステンレス鋼などからな
る鞘管、3はマグネシア(MgO)などからなる熱伝導
性充填体、4は発熱体である。発熱体4に電流を通して
これを発熱させると、この熱が充填粒体3を介して鞘管
2に伝えられ、該鞘管2が発熱するので外周囲の燃料混
合気を速やかに着火させるものである。
向上のために着火補助手段として予熱プラグを使用する
ものが知られている。予熱プラグの構造は第1図に1例
を示し、1はプラグ本体、2はステンレス鋼などからな
る鞘管、3はマグネシア(MgO)などからなる熱伝導
性充填体、4は発熱体である。発熱体4に電流を通して
これを発熱させると、この熱が充填粒体3を介して鞘管
2に伝えられ、該鞘管2が発熱するので外周囲の燃料混
合気を速やかに着火させるものである。
上記発熱体はその備えるべき特性として、温度の立上り
が早くこのため大きな正の抵抗?M度係数を有すること
、高温度においても機械的強度の劣化が少ないことが必
要である。
が早くこのため大きな正の抵抗?M度係数を有すること
、高温度においても機械的強度の劣化が少ないことが必
要である。
従来、よく知られている発熱体の材料としてMニッケル
(通常マンカン、ケイ素、コバルトを0.5重量多以下
、不純物をo、 lxc量係以下含むものをいう)が採
用されている。純ニッケルは抵抗温度係数が大きくて温
度上昇の立上り特性に優れており、しかも融点が高い(
1450’o)という利点がある。しかしながら純ニッ
ケルは耐酸化性が著しく悪く、発熱、冷却の熱サイクル
を繰り返すと酸化脆化による早期断線を生じ易い欠点が
ある。この欠点を補なうため、クロムメッキ等の耐酸化
被覆処理を施して使用しているが、工程の増加により畠
価になる。
(通常マンカン、ケイ素、コバルトを0.5重量多以下
、不純物をo、 lxc量係以下含むものをいう)が採
用されている。純ニッケルは抵抗温度係数が大きくて温
度上昇の立上り特性に優れており、しかも融点が高い(
1450’o)という利点がある。しかしながら純ニッ
ケルは耐酸化性が著しく悪く、発熱、冷却の熱サイクル
を繰り返すと酸化脆化による早期断線を生じ易い欠点が
ある。この欠点を補なうため、クロムメッキ等の耐酸化
被覆処理を施して使用しているが、工程の増加により畠
価になる。
上記純ニッケルに代り、[特公昭56−13783号公
報」で見られるごとく、0.05〜2.0重量%のイツ
トリウムと残余ニッケルとからなるニッケル合金を発熱
体として使用することが開発されている。イツトリウム
含有ニッケル合金は耐酸化性が大幅に改善され、耐酸化
被徨処理を施すことなく使用しても酸化脆化による早期
断線が生じにくくなるオリ点がある。
報」で見られるごとく、0.05〜2.0重量%のイツ
トリウムと残余ニッケルとからなるニッケル合金を発熱
体として使用することが開発されている。イツトリウム
含有ニッケル合金は耐酸化性が大幅に改善され、耐酸化
被徨処理を施すことなく使用しても酸化脆化による早期
断線が生じにくくなるオリ点がある。
しかしながら0.05〜2.0重量%のイツトリウムを
含むニッケル合金は、イツトリウムの存在により純ニッ
ケルに比べて抵抗温度係数が小さくて温度上昇の立上り
特性に劣る不具合があり、また結晶粒界にY2Ni□7
化合物を生じてこのY2Ni1.化合物が加熱時に12
80°Cでニッケルと共晶溶融反応を生じ、したがって
純ニッケルに比べて融点が低くなるから高温で溶断し易
い欠点がある。
含むニッケル合金は、イツトリウムの存在により純ニッ
ケルに比べて抵抗温度係数が小さくて温度上昇の立上り
特性に劣る不具合があり、また結晶粒界にY2Ni□7
化合物を生じてこのY2Ni1.化合物が加熱時に12
80°Cでニッケルと共晶溶融反応を生じ、したがって
純ニッケルに比べて融点が低くなるから高温で溶断し易
い欠点がある。
〔発明の目的〕
本発明はこのような事情にもとづきなされたもので、そ
の目的とするところは、抵抗温度係数および融点におい
ては純ニッケルの特性と遜色なく、シかも耐酸化性にお
いては前述の公報の技術と同等レベルを保つことかでき
て、温度上昇の立上りに優れかつ高温度における機械的
強度の劣化がなく長寿命となる予熱プラグの発熱体を提
供しようとするものである。
の目的とするところは、抵抗温度係数および融点におい
ては純ニッケルの特性と遜色なく、シかも耐酸化性にお
いては前述の公報の技術と同等レベルを保つことかでき
て、温度上昇の立上りに優れかつ高温度における機械的
強度の劣化がなく長寿命となる予熱プラグの発熱体を提
供しようとするものである。
すなわち本発明は0.OIN量多以上0.05重量%未
満のイツトリウムと残余ニッケルとからなる発熱体であ
ることを特徴とする。
満のイツトリウムと残余ニッケルとからなる発熱体であ
ることを特徴とする。
本発明者等は従来技術にもとづき柚々の実験を行ったと
ころ以下のごとき現象を見い出した。
ころ以下のごとき現象を見い出した。
すなわちニッケルに対するイツトリウムの添加割合を種
々変えた場合、耐酸化性向上の点ではY含有量が0.0
1重量%で飽和に達し、O,01重量%以上では耐酸化
性向上効果が上昇しな(なる。むしろイツトリウムの割
合が多くなると、抵抗温度係数が低下し温度上昇の立上
りが態化する。
々変えた場合、耐酸化性向上の点ではY含有量が0.0
1重量%で飽和に達し、O,01重量%以上では耐酸化
性向上効果が上昇しな(なる。むしろイツトリウムの割
合が多くなると、抵抗温度係数が低下し温度上昇の立上
りが態化する。
高温使用による粒界付近での共晶溶融反応、すなわちニ
ッケルとY、Ni、、化合物の共晶反応は、イツトリウ
ム含有量が0.05重量%以上で始まる。
ッケルとY、Ni、、化合物の共晶反応は、イツトリウ
ム含有量が0.05重量%以上で始まる。
これらの結果より、ニッケル中のイツトリウム含有量は
0.O1l量チ以上0.05重量%未満の範囲に規制す
る必要があることが判った。
0.O1l量チ以上0.05重量%未満の範囲に規制す
る必要があることが判った。
実施例
下記表は、ニッケル中のイツトリウム含有量を変えて実
験した各種特性データを示す。
験した各種特性データを示す。
なお表中の特性は以下の各条件による
酸化減量: tooo℃X30m1n←水冷を10回繰
り返したときの酸化減量 熱サイクル寿命: 1300℃加熱空冷を繰り返したと
きに断線するまでの繰り返し 回数 融 点 :加熱時に粒界に共晶溶融部が検出される温度 上記表の結果から一般的な傾向として以下のことがいえ
る。
り返したときの酸化減量 熱サイクル寿命: 1300℃加熱空冷を繰り返したと
きに断線するまでの繰り返し 回数 融 点 :加熱時に粒界に共晶溶融部が検出される温度 上記表の結果から一般的な傾向として以下のことがいえ
る。
(1) イツ) IJウムの含有量が増す程抵抗温度
係数が低下して温度上昇の立上りが悪くなる。
係数が低下して温度上昇の立上りが悪くなる。
(11) イツトリウムの含有量が増す程共晶溶融反
応による融点の低下を招く。
応による融点の低下を招く。
(iji) イツトリウムの含冶量を増してもある含
有址以上では酸化減量が飽和に達するので、耐酸化性に
おいてはある含有知多以上イツトリウムを添加しても意
味がない。
有址以上では酸化減量が飽和に達するので、耐酸化性に
おいてはある含有知多以上イツトリウムを添加しても意
味がない。
iv) (li)および011)の傾向により熱サイ
クル寿命はイツ) IJウム含有量を上限および下限の
範囲で最適な領域が存在する。
クル寿命はイツ) IJウム含有量を上限および下限の
範囲で最適な領域が存在する。
上記傾向をもとにし、かつ前記衣の結果から、従来技術
よりも総合評価で優れた範囲として、イツトリウム含有
量が0.01重量%以上0.05M量チ未満とすればよ
いことが判る。
よりも総合評価で優れた範囲として、イツトリウム含有
量が0.01重量%以上0.05M量チ未満とすればよ
いことが判る。
すなわち、このようなイツトリウム含有量であれば、抵
抗温度係数および融点において前述の公報のもの(Y含
有量0.05〜2.0重量%)に比べて優れておりしか
も純ニッケルの場合と遜色がない。
抗温度係数および融点において前述の公報のもの(Y含
有量0.05〜2.0重量%)に比べて優れておりしか
も純ニッケルの場合と遜色がない。
また耐酸化性の点では公報のものと遜色がなくしかit
ニッケルのものに比べてはるかに優れている。
ニッケルのものに比べてはるかに優れている。
そしてまた熱サイクル寿命の点では、公報のものおよび
純ニッケルのものに比べてともに優位となる。
純ニッケルのものに比べてともに優位となる。
以上詳述した通り本発明によれば、抵抗温度係数および
融点において純ニッケルのもつ高特性を低下させること
がなく、かつ耐酸化性においてイツトリウムの含有によ
る優位性を保ち、しかも熱サイクル寿命では従来のもの
に比べて格段に優れた特性が得られる。したがって温度
上昇の立上り特性を高レベルに保ち、酸化脆化による断
線や共晶溶融にもとづく溶断が防止されて従来のものよ
り高温度での機械的強度が向上し長寿命になるなどの利
点がある。
融点において純ニッケルのもつ高特性を低下させること
がなく、かつ耐酸化性においてイツトリウムの含有によ
る優位性を保ち、しかも熱サイクル寿命では従来のもの
に比べて格段に優れた特性が得られる。したがって温度
上昇の立上り特性を高レベルに保ち、酸化脆化による断
線や共晶溶融にもとづく溶断が防止されて従来のものよ
り高温度での機械的強度が向上し長寿命になるなどの利
点がある。
図面は従来および本発明に係る予熱プラグの構、y%あ
る。 1・・・プラグ本体、2・・・鞘管、3・・・充填粒体
、4・・・発熱体。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦手続補正書 昭和58チ、0月ン 日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 牲ロ昭57−231418号 2、 発明の名称 予熱プラグの発熱体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 5自発補正 448−
る。 1・・・プラグ本体、2・・・鞘管、3・・・充填粒体
、4・・・発熱体。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦手続補正書 昭和58チ、0月ン 日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 牲ロ昭57−231418号 2、 発明の名称 予熱プラグの発熱体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 5自発補正 448−
Claims (1)
- 0、O1重童チ以上0.05重量%未瀾のイツトリウム
と残余ニッケルとからなることを特徴とする予熱プラグ
の発熱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23141882A JPS59121793A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 予熱プラグの発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23141882A JPS59121793A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 予熱プラグの発熱体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59121793A true JPS59121793A (ja) | 1984-07-13 |
Family
ID=16923271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23141882A Pending JPS59121793A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 予熱プラグの発熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59121793A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63207082A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-26 | 株式会社 河合電器製作所 | カ−トリツジヒ−タ及びその製造方法 |
JPS63248085A (ja) * | 1987-02-25 | 1988-10-14 | ソーン イーエムアイ ピーエルシー | 厚膜電気抵抗性トラックおよびそれを用いた加熱要素 |
JPS63252380A (ja) * | 1987-02-25 | 1988-10-19 | ソーン イーエムアイ ピーエルシー | 加熱要素 |
JPH04120A (ja) * | 1990-04-13 | 1992-01-06 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 自己制御型セラミックグロープラグ |
US7319208B2 (en) | 2002-05-14 | 2008-01-15 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Controller and glow plug for controlling energization modes |
JP2015096786A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 日本特殊陶業株式会社 | グロープラグ |
-
1982
- 1982-12-28 JP JP23141882A patent/JPS59121793A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63207082A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-26 | 株式会社 河合電器製作所 | カ−トリツジヒ−タ及びその製造方法 |
JPS63248085A (ja) * | 1987-02-25 | 1988-10-14 | ソーン イーエムアイ ピーエルシー | 厚膜電気抵抗性トラックおよびそれを用いた加熱要素 |
JPS63252380A (ja) * | 1987-02-25 | 1988-10-19 | ソーン イーエムアイ ピーエルシー | 加熱要素 |
JPH04120A (ja) * | 1990-04-13 | 1992-01-06 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 自己制御型セラミックグロープラグ |
US7319208B2 (en) | 2002-05-14 | 2008-01-15 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Controller and glow plug for controlling energization modes |
JP2015096786A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 日本特殊陶業株式会社 | グロープラグ |
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