JPS59119088A - スクリユ−冷凍機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスクリュー冷凍機、詳しくはスクリュー圧縮機
を備え、該圧縮機の圧縮行程途中に中間圧ポートを設け
、この中間圧ポートから中間圧のガス冷媒を吸入させる
ごとくしたスクリュー冷凍機に関する。

従来、米国特許第３，５６８．４６６号明細書及び図面
に示され、また、第１図に示したごとくスクリュー冷凍
機において、スクリュー圧縮機（１）の吸入ボート（１
ａ）と吐出ボート（１ｂ）との中間部に中間圧ボー）（
Ｉｃ）を設け、１対の膨張弁（２）、（３）の中間に介
装した気液分離器（４）のガス域から延びる中間圧吸入
管（５）ご接続し、該吸入管（５）に介装する制御弁（
６）の動作で、前記吸入管（５）を介して中間圧のガス
冷媒を前記中間圧ポー）（１’ｃ）からインジェクショ
ンして能力アップを行なうごとくしたものが知られてい
る。尚、第１図において（７）は凝縮器、（８）は蒸発
器である。

所が、前記中間圧ボー）（１ａ）は、圧縮機（１）にお
けるスクリューロータを内装する圧縮室に直接開口して
おり、このボー）（Ｉｃ）に対し前記スクリューロータ
の溝と山とが繰返し通過するため断続的な脈動波が生じ
、この脈動波による振動に基因する騒音が発生する問題
があった。

更に詳記すると、前記中間圧ポー）（Ｉｃ）は、低圧域
に近い方が冷媒ガスの吸込量を多くとれるため、圧縮空
間が低圧域から離れた直後に開口するように設けられて
おり、また、ポート径も最大となるようにスクリュ一端
部に設けられているのが通常である。

即ち、ポート径が前記スクリューロータの山部の幅より
大きいと、圧力の異なる二つの溝間が前記中間圧ボー）
（Ｉｃ）を介して連通し、これら溝間でガスの流れが生
ずると共にこの流れが漏れ損失となって効率の低下を招
くことになるので、前記中間圧ボー）（７ｃ）は山部の
輻以下で最大となるよう前記スクリュー四−夕の端部に
対応した位置に設けているのである。

従って、以上の構成により、二つの溝間のガスの流れは
発生しないのであるが、前記中間圧ボー）（１０）は、
前記スクリューロータの山部で完全に閉じられることに
なるので、全閉時と全開時との間では、前記ポー）（１
ｃ）から吸込まれる中間圧のガス冷媒の流量が第２図の
ごとく変動し、前記した騒音の原因となる脈動波が生ず
るのである。

本発明の目的は、液状流体に振動の減衰作用があること
に着目し、潤滑油、高圧液冷媒などスクリュー冷凍機に
用いられる液状流体の一部を利用して消音器などの特別
な機構を用いることなく騒音低下２行なうごとくしたも
のであ仝。

また、本発明の構成は、前記中間圧ポートに潤滑油、高
圧液冷媒などの前記スクリュー冷凍機に用いられる液状
流体の１ｇを流通させる通路を連通させ、該油通路から
前記中間圧キードに前記液状流体の１部を注入するごと
くして、該液状流体の作用で脈動波による振動の吸収を
行なうごとくしたことにより、前記液状流体の１部を利
用し、簡単な構成で騒音低下を可能にしたのである。

次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第３図
に示した冷凍機は、吸入ポート（１１）と吐出ポート（
１２）及びこれら両ボート（１１）、（１２）の中間部
に中藺圧ポート　（１３）を備えたシングルスクリユー
圧縮機（１０）を用い、この圧縮機（１０）の吐出ポー
ト（１２）に接続する吐出管（２１）に油分離器（２２
）を接続して、この油分離器（２２）にガス管（２６）
と油管（２４）とを接続すると共に、前記ガス管（２６
）に凝縮器（２５）、膨張弁（２７）、エコノマイザ−
熱交換器（２８）、蒸発器（２９）を接続し、この蒸発
器（２９）の出口側に接続する吸入ガス管（３１）’ｉ
ｌ−、サクションフィルタ（６２）及び逆上弁（ろ６）
を介して前記吸入ポー）（１１）に接続するのであり、
また前記油管（２４）に、油冷却器（３４）、オイルフ
ィルタ（３５）及びヘッダ（６６）を接続し、このヘッ
ダ（３６）に接続する給油管（３７）、ｉ８）を介して
前記圧縮機（１０）の回転部分に給油するごとく成した
ものである。

尚、前記圧縮機（１０）は、第４図のごとく圧縮室（１
４）を備えたケーシング（１５）の前記圧縮室（１４）
に、一つのスクリューロータ（１６）を内装すると共に
、このスクリューロータ（１６）に１対のゲートロータ
（１７）を噛合わせ、これら各ｐ−タ（１６）、（１７
）の回転により吸入ポー）（１１）から低圧のガス冷媒
を吸入し、圧縮室（１４）で圧縮した後吐出ポート（１
２）から吐出すべ倣したものである。

又、前記熱交換器（２８）は、シェルアンドチューブ式
熱交換器を用い、その熱交換チューブに、前記膨張弁（
２７）をもった液管（４１）を接続すると共に、シェル
に前記凝縮器（２５）と膨張弁（２７）との相間の液管
（４１）から分岐する中間圧液管（４２）を接続し、中
間圧の液冷媒上低圧の液冷媒とを熱交換させて前記中間
圧の液冷媒ご蒸発させるごとく成し、そして前記シェル
に、中間圧吸入管（４３）’Ｆ接続し、この中間圧吸入
管（４５）を前記中間圧ボー）（１３）に接続するので
ある。尚、第６図において（４４）はモータ、（４５）
は電磁弁である。

ｑかして、以上の構成において前記圧縮機（１０）を駆
動すると、吐出ポー）（１２）から潤滑油とともに吐出
されるガス冷媒は、前記油分離器（２２）で潤滑油と分
離された後凝縮器（２５）で凝縮し、蒸発器（２９）で
蒸発して吸入ボー）（１１）に戻るサイクルひ形成し、
蒸発器（２９）での蒸発により冷房を行なうのであり、
前記熱交換器（２８）で熱交換して蒸発した中間圧のガ
ス冷媒は、前記中間圧吸入管（４６）を介して前記圧縮
機（１０）の中間圧ボー）（１３）に吸入され、前記圧
縮機（１０）の能力アップが行なわれるのである。

そして、前記油分離器（２２）でガス冷媒と分離された
潤滑油は油冷却器（３４）で冷却された後ヘッダ（３６
）’Ｆ介して前記給油管（３７）、（３８）から圧縮機
（１０）の回転部分にそれぞれ給油されるのである。

本発明は、以上の如く構成するスクリュー冷凍機におい
て、前記ヘッダ（３６）及び給油管（３７）、ｉ８）か
ら成る給油路に、該給油路から延びる油通路（５０）を
連通状に設けて、この通路（５０）を中間圧ボー）（１
３）又は該ボー）（１３）に接続する前記中間圧吸入管
（４３）に接続し、前記通路（５０）から供給する油の
減衰作用で、前記中間圧ボート・（１６）及び中間圧吸
入管（４３）に生ずる脈動波による振動ご吸収するごと
くしたのである。

第６図に示したものは、前記通路（５０）ｖ給油パイプ
により形成して、その途中に逆止弁（５１）を介装して
、その一端を前記ヘッダ（３６）に接続すると共に、他
端を前記中間圧吸入管（４３）に接続し、前記ヘッダ（
６６）に戻る潤滑油の１部を前記中間圧吸入管（４３）
に注入するごとくしたものである。

従って、この場合前記中間圧吸入管（４３）に注入され
た潤滑油は、該吸入管（４３）に附着すると共に前記中
間圧ボー）（１３）にも注入されて、該ポート（１３）
に附着することになり、この附着油が油のもつ減衰作用
で脈動波による振動の吸収が行なえ、騒音の低下が可能
となるのである。

尚、前記中間圧ボー）（１３）は低圧部に開口されてお
り、前記給油路は高圧に保持されているため、前記油は
中間圧吸入管（４３）に注入することによっても、常に
中間圧ボー）（１３）の方向に流れるのであって、逆流
することはない。

又、第６図に示したものは、前記通路（５０）す、給油
パイプに恭り形成して、その一端をヘッダ（６６）に接
続し、他端を中間圧吸入管（４６）に接続したが、第５
図のごとく給油パイプを用いることなく前記圧縮機（１
０）のケーシング（１５）に、給油孔を設けて形成して
もよい。この場合、この給油孔は、前記ケーシング（１
５）に設ける前記圧縮室（１４）への給油ボート（１８
）と前記中間圧ボー）（１３）とに連通ずるごとく成す
のである。

コノ実施例においても、前記給油ポート（１８）に給油
される潤滑油の１部が、前記給油孔から成る通路（５０
）を介して中間圧ボート（１３）に注入されて、該ボー
）（１３）に附着するので、この附着油が、脈動波によ
る振動ご吸収でき、騒音の低下な行なえるのである。

又、以上何れの実施例においても、前記通路（５０）か
ら注入する潤滑油の注入量は、例えばＩ　Ｊ／ｍｉｎ程
度でよいのであって、この注入量は油循環量（例えば８
０１／ｎ１ｎ　）に対し僅かでよい。

そして、斯くの如く油を注入する本発明と消音機構をも
っていない従来例との騒音ｙｒ：調べてみたところ、第
６図及び第７図のごとき結果が得られた。

これらの図面から、明らかな如く油を注入する本発明で
は、従来例に比較し、高周波領域での騒音レベルが大幅
に低下することになるのである以上説明したものは、潤
滑油の１部を利用したものであったが、これに代えて、
高圧液冷媒の１部を利用した別の実施例について第８図
２参照して説明する。

第８図に示したものは、圧縮機（１０）、凝縮器（２５
）、受液器（５８）、中間冷却器（２８）、蒸発器（２
９）を順次冷媒配管により接続して冷媒回路を構成する
とともに中間圧ボート（１６）に中間圧吸入管（４６）
を接続し、そして前記受液器（５８）の出口側の液管（
４１）から分岐した高圧液冷媒用の通路（５２）を前記
中間圧吸入管（４３）に接続したものである。

一方、圧縮機（１０）の潤滑装置は前記冷媒回路とは別
に返油管（５５）、油タンク（５７）、ポンプ（５６）
。給油管（５４）とから構成されている。

尚、（５３）、（５３）は圧縮機（１０）の中間圧縮工
程部に液冷媒をインジェクションして圧縮機（１０）を
冷却するための分岐通路である。その他の符号は第６図
に示したものと同一であるので省略する。

以上のように構成したものにおいて、高圧液冷媒の１部
を、通路（５２）を介して中間圧吸入管（４６）に供給
することにより、先の実施例と同様脈動波による振動騒
音を防止することができる。

以上の如く本発明は、前記中間圧ボート（１３）に潤滑
油、高圧液冷媒などの前記スクリュー冷凍機に用いられ
る液状流体の１部分流通させる通路（５０，５２）を連
通させ、該油通路（５０，５２）から前記中間圧ポー）
（１３）に前記液状流体の１部を注入するごとくして、
該液状流体の作用で脈動波による振動の吸収を行なうご
とくしたから、前記液状流体の１部ご利用し、該液状流
体を単に中間圧ポー）（１３）に注入するだけで、特別
な消音器ご用いなくとも大幅に騒音の低下が行なえるの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示すスクリュー冷凍機の配吹 管系読図、第２図は中間圧ボートにおける脈動欠の特性
図、第６図は本発明の一実施例を示す配管系統図、第４
＠は圧縮機のみの概略図、第５図は別の実施例を示す要
部のみの概略断面図、第６図は本発明による騒音レベル
特性図、第７図は従来例による騒音レベル特性図、第８
図は別の実施例を示す第６図に対応した配管系統図であ
る。 （１０）−・・スクリュー圧縮機 （１３）−・・中間圧ボート （３６）・・・ヘッダ （３７）、（３８）−・・給油管 （５０，５２）・・・通路 第１図 第２図 ｆｌ！３−Ｍ 第３図 、ｐ 第４図 第５図 Ｉｌｌ　　Ｉ’／　　　Ｉｌｌ 第６図 Ｓｌ筬数（Ｈり 第７図 ８波数（Ｈｌ） 第８図 肖

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　スクリュー圧縮機（１０）を備え、該圧縮機
   （１０）の圧縮行程途中に中間圧ポート（１６）？設け
   、該中間圧ボー）（１３）から中間圧のガス冷媒を吸入
   させるごとくしたスクリュー冷凍機であって、前記中間
   圧ボー）（１３）に潤滑油、高圧液冷媒などの前記スク
   リュー冷凍機に用いられる液状流体の１部を流通させる
   通路（５０、１５２）を連通させ、該油通路（５０，５
   ２）から前記中間圧ボート（１６）に前記液状流体の１
   部を注入するごとくして、該液状流体の作用で脈動波に
   よる振動の吸収を行なうごとくしたことを特徴とするス
   クリュー冷凍機。