JPS59118071A - 食品の乾燥装置 - Google Patents
食品の乾燥装置Info
- Publication number
- JPS59118071A JPS59118071A JP57232066A JP23206682A JPS59118071A JP S59118071 A JPS59118071 A JP S59118071A JP 57232066 A JP57232066 A JP 57232066A JP 23206682 A JP23206682 A JP 23206682A JP S59118071 A JPS59118071 A JP S59118071A
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- Japan
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- drying
- oil
- superheated steam
- frying
- food
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Noodles (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、膨化度台が高く均一に乾燥されてしかも油く
どさがなくあっさりとした風味の乾燥食品を得ることが
でき、さらに使用する油の酸化も有効に抑止し得る食品
の乾燥装置を提供するものである。
どさがなくあっさりとした風味の乾燥食品を得ることが
でき、さらに使用する油の酸化も有効に抑止し得る食品
の乾燥装置を提供するものである。
既存の数ある食品乾燥法のなかでも油揚乾燥法と過熱水
蒸気乾燥法は、経済性と乾燥効率の良好な点で工業生産
上有利な乾燥法の双璧であるといえる。
蒸気乾燥法は、経済性と乾燥効率の良好な点で工業生産
上有利な乾燥法の双璧であるといえる。
しかしながら油揚乾燥による場合は、乾燥品の油含憬の
調整が困難でどうしても多量の油が含有され、その結果
油くどさが前面に出てあっさりとした風味のものは得ら
れず乾燥の対象食品が限られると共に保存時に於ける油
の劣化が問題となる。さらに油揚時の油槽中の油が油面
を介して空気と接触するため使用油の酸化も問題となっ
た。
調整が困難でどうしても多量の油が含有され、その結果
油くどさが前面に出てあっさりとした風味のものは得ら
れず乾燥の対象食品が限られると共に保存時に於ける油
の劣化が問題となる。さらに油揚時の油槽中の油が油面
を介して空気と接触するため使用油の酸化も問題となっ
た。
又、一方過熱水蒸気乾燥は、麺塊等付着性を有する棒状
片の集塊物に適用した場合、同乾燥処理当初に於ける水
蒸気の結露による同棒状片の相互付着により乾燥効率が
低下すると共に乾燥ムラも生じる傾向にあった。
片の集塊物に適用した場合、同乾燥処理当初に於ける水
蒸気の結露による同棒状片の相互付着により乾燥効率が
低下すると共に乾燥ムラも生じる傾向にあった。
本発明者等は、このような現状に鑑みて工業上有利な乾
燥法である油揚乾燥法と過熱水蒸気乾燥法を上記支障を
生じることなく広く食品に適用し得るよう鋭意研究を重
ねた結果、両乾燥法を併用することで上記欠陥が全て解
消されると共に両乾燥法の有する利点のみが相開的に発
揮されることを知見した。
燥法である油揚乾燥法と過熱水蒸気乾燥法を上記支障を
生じることなく広く食品に適用し得るよう鋭意研究を重
ねた結果、両乾燥法を併用することで上記欠陥が全て解
消されると共に両乾燥法の有する利点のみが相開的に発
揮されることを知見した。
同知見を工業上有効に実施し得るべく提案されたのが本
発明に係る食品の乾燥装置である。
発明に係る食品の乾燥装置である。
以下、本発明装置を図面に示す実施例に沿って詳細に説
明する。
明する。
図中、(1a)〜(1e)は、被乾燥食品搬送体く2)
[以降搬送体と称するコの通過部分を除き、隔壁(3)
により区画化された乾燥室である。
[以降搬送体と称するコの通過部分を除き、隔壁(3)
により区画化された乾燥室である。
同乾燥室には、各乾燥室ごとに分岐した蒸気恒(4)が
開閉バルブ(5a)〜(5e)を介して連通されている
。
開閉バルブ(5a)〜(5e)を介して連通されている
。
又、乾燥室(la) (1b)及び(ld) (1
e)は、第2,3図に示す如く遮蔽板(6)によってそ
の中央部付近で横方向に略区画されており夫々ヒーター
(7a) (7b)及び(7d) (7e) 、そ
してブロアー(8a) (8b)及び(8d> (
8e)が設けられ、同ヒーター及びブロアーの作動によ
って、蒸気管(4)を介してヒーターに送り込まれた蒸
気が過熱水蒸気となり、さらに同過熱水蒸気が各乾燥室
内を独立して内部循環し得る機構となっている。又、同
過熱水蒸気の循環方向は、第2.3図に示す如く、ブロ
アー(8)の吹き出し口の位置調整により自在に設定し
得、搬送体(2)上の被乾燥食品に対しての送風方向の
変換が可能である。
e)は、第2,3図に示す如く遮蔽板(6)によってそ
の中央部付近で横方向に略区画されており夫々ヒーター
(7a) (7b)及び(7d) (7e) 、そ
してブロアー(8a) (8b)及び(8d> (
8e)が設けられ、同ヒーター及びブロアーの作動によ
って、蒸気管(4)を介してヒーターに送り込まれた蒸
気が過熱水蒸気となり、さらに同過熱水蒸気が各乾燥室
内を独立して内部循環し得る機構となっている。又、同
過熱水蒸気の循環方向は、第2.3図に示す如く、ブロ
アー(8)の吹き出し口の位置調整により自在に設定し
得、搬送体(2)上の被乾燥食品に対しての送風方向の
変換が可能である。
さらに、図示する如く搬送体(2)に対し、過熱水蒸気
の風上側に複数個の整流板(9)を設ければ、送風方向
の安定化が図れる。
の風上側に複数個の整流板(9)を設ければ、送風方向
の安定化が図れる。
尚、乾燥室(1C)に於いては、蒸気管(4)はヒータ
ー(7C)を介して、油揚槽(10)上方全域に亘り設
けられた蒸気供給ダクト(11)に連通しており、又同
蒸気供給ダクト(11)には多数の過熱水蒸気噴出口(
12)が開孔されている。
ー(7C)を介して、油揚槽(10)上方全域に亘り設
けられた蒸気供給ダクト(11)に連通しており、又同
蒸気供給ダクト(11)には多数の過熱水蒸気噴出口(
12)が開孔されている。
同乾燥室(1C)では、雰囲気温度低下によって、過熱
水蒸気が結露し、水滴が油揚槽(10)内に落下するの
を防ぐため、このような油揚槽上方全域に亘る噴出構造
を採択し、同乾燥至内の雰囲気温度の維持を図るのが望
ましい。
水蒸気が結露し、水滴が油揚槽(10)内に落下するの
を防ぐため、このような油揚槽上方全域に亘る噴出構造
を採択し、同乾燥至内の雰囲気温度の維持を図るのが望
ましい。
図中(13)は、排出ダクトで、油ミスト除去装置(1
4)及びブロアー(8C)を介して前記蒸気管(4)に
連通している。
4)及びブロアー(8C)を介して前記蒸気管(4)に
連通している。
ヒーター(7C)及びブロアー(8c)の作動によって
、蒸気噴出口(12)から噴出された過熱水蒸気は、乾
燥室(1C)内に充満され又、排出ダクト(13)を介
して排出された過熱水蒸気は、蒸気管(4)を介してヒ
ーター(7c)により再加熱され、循環利用される。
、蒸気噴出口(12)から噴出された過熱水蒸気は、乾
燥室(1C)内に充満され又、排出ダクト(13)を介
して排出された過熱水蒸気は、蒸気管(4)を介してヒ
ーター(7c)により再加熱され、循環利用される。
又、同排出過熱水蒸気中に混入した油ミストは、油ミス
ト除去装置(14)により分離され、油返還パイプ(1
5)を通して油揚槽り10〉内に返還される。
ト除去装置(14)により分離され、油返還パイプ(1
5)を通して油揚槽り10〉内に返還される。
次に、図中(10)は、乾燥室(1C)内にその油面が
開放された油揚槽であり、その底部には、アウトレット
部(16)を介して油循環パイプ(17)が連通されフ
ィルター(1B)、油水分離装置(19)、油循環ポン
プ(20)、温度調整器(21)及び開閉バルブ(22
)を介して、油揚槽(10)底部のインレット部(23
)により再び油揚槽に連通して油循環経路を形成してお
り、油揚槽(10)内の油温を常時所定の温度に設定維
持し得る。
開放された油揚槽であり、その底部には、アウトレット
部(16)を介して油循環パイプ(17)が連通されフ
ィルター(1B)、油水分離装置(19)、油循環ポン
プ(20)、温度調整器(21)及び開閉バルブ(22
)を介して、油揚槽(10)底部のインレット部(23
)により再び油揚槽に連通して油循環経路を形成してお
り、油揚槽(10)内の油温を常時所定の温度に設定維
持し得る。
又、図中(24)は、油循環パイプがら分岐した分岐パ
イプであり、開閉バルブ(25)を介してオイルタンク
(26)に連通している。
イプであり、開閉バルブ(25)を介してオイルタンク
(26)に連通している。
同オイルタンク(26)は、本発明に係る乾燥処理終了
後油揚1(10)内の柚を同権から排出し、温度調整器
(21)により冷却して次の処理開始時まで油の酸化を
起こすことなく貯蔵しておくために設けられたものであ
り、密閉構造のタンクである。
後油揚1(10)内の柚を同権から排出し、温度調整器
(21)により冷却して次の処理開始時まで油の酸化を
起こすことなく貯蔵しておくために設けられたものであ
り、密閉構造のタンクである。
次に、実施例に示す乾燥室(1d)及び(1e)室には
前述した過熱水蒸気内部循環機構にh口え、排気ファン
(27)を介して夫々の乾燥室に分岐した排気ダクト(
28)が、乾燥室の側壁面付近に設けられた開閉自在の
排気孔(29)を通じて各乾燥室に夫々連結されている
。
前述した過熱水蒸気内部循環機構にh口え、排気ファン
(27)を介して夫々の乾燥室に分岐した排気ダクト(
28)が、乾燥室の側壁面付近に設けられた開閉自在の
排気孔(29)を通じて各乾燥室に夫々連結されている
。
さらに、同乾燥室(1d)及び(1e)室に(よ、給気
ファン(30)を介して各乾燥室ごとに分岐した給気ダ
クト(31)が、乾燥室の側壁面付近に設けられた開閉
自在の給気孔(32)を通じて各乾燥室に夫々連結され
ている。
ファン(30)を介して各乾燥室ごとに分岐した給気ダ
クト(31)が、乾燥室の側壁面付近に設けられた開閉
自在の給気孔(32)を通じて各乾燥室に夫々連結され
ている。
斜上に記した空気供給排気機構の採択により、乾燥室(
Id) 、 (1e)室への蒸気供給を停止すれば、
同乾燥室内を外気と全く同様な雰囲気状態とすることが
可能となり、その結果本発明装置を使用して乾燥処理を
実施するに当たり、()油揚乾燥にて乾燥を終了する、
()油揚乾燥後、1d室のみにて過熱水蒸気乾燥を行う
、()油揚乾燥後、1d、 le室を通じ過熱水蒸気乾
燥を行う、以上何れの乾燥処理態様も選択可能となり、
被乾燥食品の特性あるいは所望の乾燥度合に応じた乾燥
が実施し得る。
Id) 、 (1e)室への蒸気供給を停止すれば、
同乾燥室内を外気と全く同様な雰囲気状態とすることが
可能となり、その結果本発明装置を使用して乾燥処理を
実施するに当たり、()油揚乾燥にて乾燥を終了する、
()油揚乾燥後、1d室のみにて過熱水蒸気乾燥を行う
、()油揚乾燥後、1d、 le室を通じ過熱水蒸気乾
燥を行う、以上何れの乾燥処理態様も選択可能となり、
被乾燥食品の特性あるいは所望の乾燥度合に応じた乾燥
が実施し得る。
又、図中(33)は、乾燥室(1d) (1e)底部
から油循環パイプ(17)に連通した油排出パイプであ
り、油揚処理後の被乾燥食品より、垂下した油を回収し
て再利用するためのものである。
から油循環パイプ(17)に連通した油排出パイプであ
り、油揚処理後の被乾燥食品より、垂下した油を回収し
て再利用するためのものである。
次に、図中(2)は、乾燥室(Ia) (1b)内に
於ける過熱水蒸気雰囲気下を経、油揚槽(10)内を油
中浸漬して全乾燥室を貫通した、搬送体であり、実施例
の場合は、同搬送体に装着され、一定量の麺を収容した
蓋付きのりテーナー(34)を一定速度で搬送する。
於ける過熱水蒸気雰囲気下を経、油揚槽(10)内を油
中浸漬して全乾燥室を貫通した、搬送体であり、実施例
の場合は、同搬送体に装着され、一定量の麺を収容した
蓋付きのりテーナー(34)を一定速度で搬送する。
同リテーナ−(34)の材質は、乾燥媒体である過熱水
蒸気や油が被乾燥食品に充分接触し得ると共に内容物を
保持し得ることが要され、多孔質金属性の材質等が好ま
しい。
蒸気や油が被乾燥食品に充分接触し得ると共に内容物を
保持し得ることが要され、多孔質金属性の材質等が好ま
しい。
本実施例のような蓋付きのりテーナーに替えて、搬送体
(2)の乾燥室内搬送路の上方に所定の間隔にて同搬送
体と略平行に搬送するコンベヤーを抑えコンベヤーとし
て設けることも可能である。
(2)の乾燥室内搬送路の上方に所定の間隔にて同搬送
体と略平行に搬送するコンベヤーを抑えコンベヤーとし
て設けることも可能である。
以下、本発明装置の使用態様の一例を説明する。
尚、被乾燥食品は、生麺塊を対象とした。
乾燥処理を実施するに当たっては、先ず、乾燥室(1a
)に於ける麺に対しての過熱水蒸気送風方向が上向きと
なるようにブロアー(8a)の吹き出し口の位置調整を
行う。
)に於ける麺に対しての過熱水蒸気送風方向が上向きと
なるようにブロアー(8a)の吹き出し口の位置調整を
行う。
これは、過熱水蒸気乾燥特有の結露現象に基くもので、
即ち過熱水蒸気処理当初水蒸気が麺表面に結露するため
元来付着性を有する麺がさらに同特性を増して、この時
点で過熱水蒸気を上から(即ち下方向に)吹き付ければ
、麺がリテーナ−に付着して焦げの発生にも継がると共
に、麺線同志も付着してこのままの状態で乾燥同化が進
むため、麺形態も不揃いなものとなり乾燥ムラや乾燥効
率の低下を引き起こすことにもなる。
即ち過熱水蒸気処理当初水蒸気が麺表面に結露するため
元来付着性を有する麺がさらに同特性を増して、この時
点で過熱水蒸気を上から(即ち下方向に)吹き付ければ
、麺がリテーナ−に付着して焦げの発生にも継がると共
に、麺線同志も付着してこのままの状態で乾燥同化が進
むため、麺形態も不揃いなものとなり乾燥ムラや乾燥効
率の低下を引き起こすことにもなる。
本発明の装置によれば、従前の過熱水蒸気乾燥法とは異
なり、食品を均一に乾燥するに有効な油揚処理を併用し
得るため乾燥ムラや乾燥効率の低下は充分に抑制可能で
あるが、上記措置の採択により麺がリテーナ−(34)
内で浮遊状態となりその結果、焦げの防止がなし得ると
共に一層高品質の乾燥食品が得られる。
なり、食品を均一に乾燥するに有効な油揚処理を併用し
得るため乾燥ムラや乾燥効率の低下は充分に抑制可能で
あるが、上記措置の採択により麺がリテーナ−(34)
内で浮遊状態となりその結果、焦げの防止がなし得ると
共に一層高品質の乾燥食品が得られる。
さらに、乾燥室(1b)及び(1d)、 (1e)に
於ける風向きに関しても、ブロアー(8b)及び(8d
) 、 (8e)の吹き出し口の位置調整により、交
互に反転すべく即ち下向き、上向き、下向きとなるよう
に設定することが乾燥度合が均一な食品を得る上で望ま
しい措置であるといえる。
於ける風向きに関しても、ブロアー(8b)及び(8d
) 、 (8e)の吹き出し口の位置調整により、交
互に反転すべく即ち下向き、上向き、下向きとなるよう
に設定することが乾燥度合が均一な食品を得る上で望ま
しい措置であるといえる。
次に乾燥室(1d) 、 (1e)の排気孔(29)
及び給気孔(32)を全て閉鎖状態となし、開閉バルブ
(5a)〜(5e)を全て開放して蒸気管(4)を通し
て蒸気を各乾燥室内に供給すると共に、ブロアー(8a
)〜(8e)及びヒーター(7a)〜(7e)を稼動し
て、全乾燥室内を過熱水蒸気で充満させる。
及び給気孔(32)を全て閉鎖状態となし、開閉バルブ
(5a)〜(5e)を全て開放して蒸気管(4)を通し
て蒸気を各乾燥室内に供給すると共に、ブロアー(8a
)〜(8e)及びヒーター(7a)〜(7e)を稼動し
て、全乾燥室内を過熱水蒸気で充満させる。
尚、乾燥室(1a) (Ib) (1d) (1
e) A、の蒸気管(4)からの蒸気供給は、乾燥処理
実施中間断なく行う必要はなく、被乾燥物からの水分蒸
散に伴ない、開閉バルブ(5a) (5b) (5
d)(5e)を閉鎖して随時その供給を停止し、蒸気の
再利用を行うことが、エネルギーコスト削減上有利な措
置といえる。
e) A、の蒸気管(4)からの蒸気供給は、乾燥処理
実施中間断なく行う必要はなく、被乾燥物からの水分蒸
散に伴ない、開閉バルブ(5a) (5b) (5
d)(5e)を閉鎖して随時その供給を停止し、蒸気の
再利用を行うことが、エネルギーコスト削減上有利な措
置といえる。
次に開閉バルブ(22) (25)を開放して、乾燥
処理体止時オイルタンク(26)内に貯蔵されていた油
を分岐パイプ(24)及び油循環パイプ(17)を通し
て油揚槽(10)内に供給すると共に、温度調整器(2
1)を加熱側に作動させて、油を循環させることにより
所定の油温まで加熱する。
処理体止時オイルタンク(26)内に貯蔵されていた油
を分岐パイプ(24)及び油循環パイプ(17)を通し
て油揚槽(10)内に供給すると共に、温度調整器(2
1)を加熱側に作動させて、油を循環させることにより
所定の油温まで加熱する。
本発明装置に於いては、油揚槽(10)の油面が過熱水
蒸気が充満した乾燥室(1C)内に開放されているため
、外気と接触することが全くなく乾燥処理時を通して、
油の酸化は全く起こらない。
蒸気が充満した乾燥室(1C)内に開放されているため
、外気と接触することが全くなく乾燥処理時を通して、
油の酸化は全く起こらない。
然る後、搬送体(2)上に載置されたりテープ−(34
)内に所定量ずつ生麺を充填し、搬送体(2)を所定の
速度で運行して乾燥処理を開始する。
)内に所定量ずつ生麺を充填し、搬送体(2)を所定の
速度で運行して乾燥処理を開始する。
リテーナ−(34)内の生麺は、先ず乾燥室(1a)通
過の際に下方向から過熱水蒸気の吹き付けを受け、その
ため生類がリテーナ−に付着することなく乾燥処理が実
施し得、さらに引き続き乾燥室(1b)にて今後は一転
して上方向から吹き付けを受ける。
過の際に下方向から過熱水蒸気の吹き付けを受け、その
ため生類がリテーナ−に付着することなく乾燥処理が実
施し得、さらに引き続き乾燥室(1b)にて今後は一転
して上方向から吹き付けを受ける。
このような過熱水蒸気処理により生麺の品温は急激にし
かも均一に上昇し、この状態にて油揚槽(10)内に油
中浸漬され、油揚処理が付される。
かも均一に上昇し、この状態にて油揚槽(10)内に油
中浸漬され、油揚処理が付される。
そのため同油揚処理によって生麺内の水分が一気に蒸散
して爆発的な膨化現象を起こしその結果、同生麺は極め
て膨化度合の高い乾燥麺となる。さらに同油揚処理では
、油揚乾燥特有の効果も如何なく発揮され、均一に乾燥
された麺が得られる。
して爆発的な膨化現象を起こしその結果、同生麺は極め
て膨化度合の高い乾燥麺となる。さらに同油揚処理では
、油揚乾燥特有の効果も如何なく発揮され、均一に乾燥
された麺が得られる。
上記油揚処理を終えた麺は油揚槽(10)から取り出さ
れ、乾燥室(1d)へと移送されるのであるが、図面に
示す如く、搬送体(2)の乾燥室(1C)出口側に於け
る搬送路の傾斜を緩かなものと為し、又同搬送路の上方
に蒸気噴出口(12)を多数説ければ、過熱水蒸気の吹
き付けによって食品の油切りも為し得る。
れ、乾燥室(1d)へと移送されるのであるが、図面に
示す如く、搬送体(2)の乾燥室(1C)出口側に於け
る搬送路の傾斜を緩かなものと為し、又同搬送路の上方
に蒸気噴出口(12)を多数説ければ、過熱水蒸気の吹
き付けによって食品の油切りも為し得る。
又、本発明装置では、食品の乾燥を過熱水蒸気処理と油
揚の併用により実施するため搬送体(2)の搬送速度の
変更や又油揚槽(10)を所定の長さに設計することに
よって上記油揚処理時間を食品の乾燥程度を考慮するこ
となく所望のものと為し得ると共に乾燥食品中の含油量
も自在に調整することも可能である。
揚の併用により実施するため搬送体(2)の搬送速度の
変更や又油揚槽(10)を所定の長さに設計することに
よって上記油揚処理時間を食品の乾燥程度を考慮するこ
となく所望のものと為し得ると共に乾燥食品中の含油量
も自在に調整することも可能である。
以上の効果は、乾燥処理を全て油槽内に於ける油揚処理
にて行っていた従前の油揚装置では全く果たせなかった
ものである。
にて行っていた従前の油揚装置では全く果たせなかった
ものである。
油揚処理後の麺は、乾燥室(1d)及び(1e)に於い
て過熱水蒸気によりさらに乾燥固化されて本発明装置に
よる乾燥処理を終了する。
て過熱水蒸気によりさらに乾燥固化されて本発明装置に
よる乾燥処理を終了する。
このように仕上乾燥を油揚処理にて最終まで行わずに過
熱水蒸気によって実施することにより乾燥品中に油が多
量に給油されるのを有効に抑制し得る。
熱水蒸気によって実施することにより乾燥品中に油が多
量に給油されるのを有効に抑制し得る。
又、本発明装置は、乾燥1 (Id) 、 (Ie)
あるいは(1e)を外気と同様な雰囲気に変換すること
によって所望に応じて乾燥処理を油揚処理あるいは乾燥
室(1d)で以て終了することも可能である。
あるいは(1e)を外気と同様な雰囲気に変換すること
によって所望に応じて乾燥処理を油揚処理あるいは乾燥
室(1d)で以て終了することも可能である。
乾燥処理を油揚処理にて終了する場合の実施法につき説
明すれば先ず開閉バルブ(5d)及び(5e)を閉鎖す
ると共に、ヒーター(7d)及び(1e)の作動を停止
し、さらに乾燥室(1d)及び(1e)の排気孔(29
)及び供給孔(32)を開放して然る後給気ファン(3
0)及び排気ファン(27)を稼動させ、給気ダクト(
31)を介して同乾燥室内に連続的に空気を供給して同
乾燥室内を外気と全く同様な雰囲気と為す。
明すれば先ず開閉バルブ(5d)及び(5e)を閉鎖す
ると共に、ヒーター(7d)及び(1e)の作動を停止
し、さらに乾燥室(1d)及び(1e)の排気孔(29
)及び供給孔(32)を開放して然る後給気ファン(3
0)及び排気ファン(27)を稼動させ、給気ダクト(
31)を介して同乾燥室内に連続的に空気を供給して同
乾燥室内を外気と全く同様な雰囲気と為す。
以上、本発明装置によれば、膨化度合が高く、均一に乾
燥され、しかも油含量が少量に抑えられるため油くどさ
がなくあっさりとした風味の乾燥食品を得ることが可能
であり、さらに使用する油の酸化も有効に防止できる。
燥され、しかも油含量が少量に抑えられるため油くどさ
がなくあっさりとした風味の乾燥食品を得ることが可能
であり、さらに使用する油の酸化も有効に防止できる。
尚、本発明に於いては、油揚槽(10)を実施例に示す
位置以外、例えば乾燥室内の搬送体入口側に設けること
も可能であり、この場合は、油揚処理→過熱水蒸気処理
以上の態様の乾燥処理が実施し得、実施例と同様な効果
を奏し得る。
位置以外、例えば乾燥室内の搬送体入口側に設けること
も可能であり、この場合は、油揚処理→過熱水蒸気処理
以上の態様の乾燥処理が実施し得、実施例と同様な効果
を奏し得る。
第1図は、本発明実施例の概略側面図である。
第2図は、第1図実施例のA−A’ に於ける概略断面
図である。 第3図は、第1図実施例のB−B’ に於ける概略断面
図である。 1a〜1e・・・乾燥室、2・・・被乾燥食品搬送体。 3・・・隔壁、4・・・蒸気管、 58〜5e・・・開
閉バルブ。 6・・・遮蔽板、 7a〜be・・・ヒーター、 8a
〜8e・・・ブロアー、9・・・整流板、 10・・・
油揚槽、11・・・蒸気供給ダクト、12・・・蒸気噴
出口、13・・・排出ダクト、14・・・油ミスト除去
装置、15・・・油返還パイプ、16・・・アウトレッ
ト部、17・・・油循環パイプ、18・・・フィルター
、19・・・油水分離装置、20・・・油循環ポンプ。 21・・・温度調整器、22・・・開閉バルブ、23・
・・インレット部、24・・・分岐パイプ、25・・・
開閉バルブ、26・・・オイルタンク、27・・・排気
ファン、28・・・排気ダクト、29・・・排気孔、
30・・・給気ファン、31・・・給気ダクト、32・
・・給気孔、33・・・油排出パイプ、34・・・リテ
ーナ− 特許出願人 ハウス食品工業珠式会社
図である。 第3図は、第1図実施例のB−B’ に於ける概略断面
図である。 1a〜1e・・・乾燥室、2・・・被乾燥食品搬送体。 3・・・隔壁、4・・・蒸気管、 58〜5e・・・開
閉バルブ。 6・・・遮蔽板、 7a〜be・・・ヒーター、 8a
〜8e・・・ブロアー、9・・・整流板、 10・・・
油揚槽、11・・・蒸気供給ダクト、12・・・蒸気噴
出口、13・・・排出ダクト、14・・・油ミスト除去
装置、15・・・油返還パイプ、16・・・アウトレッ
ト部、17・・・油循環パイプ、18・・・フィルター
、19・・・油水分離装置、20・・・油循環ポンプ。 21・・・温度調整器、22・・・開閉バルブ、23・
・・インレット部、24・・・分岐パイプ、25・・・
開閉バルブ、26・・・オイルタンク、27・・・排気
ファン、28・・・排気ダクト、29・・・排気孔、
30・・・給気ファン、31・・・給気ダクト、32・
・・給気孔、33・・・油排出パイプ、34・・・リテ
ーナ− 特許出願人 ハウス食品工業珠式会社
Claims (1)
- 油面が乾燥窟内に開放された油揚槽及び過熱水蒸気を充
満し得る機構を有した乾燥室と、同乾燥室中を過熱水蒸
気雰囲気下及び同油揚槽を介して貫通する被乾燥食品搬
送体からなることを特徴とする食品の乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57232066A JPS59118071A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 食品の乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57232066A JPS59118071A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 食品の乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59118071A true JPS59118071A (ja) | 1984-07-07 |
JPH0341148B2 JPH0341148B2 (ja) | 1991-06-21 |
Family
ID=16933445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57232066A Granted JPS59118071A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 食品の乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59118071A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59156271A (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-05 | House Food Ind Co Ltd | 食品の乾燥方法 |
JPH08173059A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-09 | Hiroshi Shishido | 過熱蒸気を用いた食品の調理・脱油・省油方法および調理・脱油・省油処理装置 |
JPH08252177A (ja) * | 1995-03-16 | 1996-10-01 | Hiroshi Shishido | 低圧高温過熱蒸気装置により発生した低酸素状態の過熱蒸気雰囲気を利用した連続式フライヤー装置及び低圧高温過熱蒸気装置により発生した低酸素状態の過熱蒸気雰囲気を用いた連続式フライヤーによる食品の脱油・省油方法。 |
JP2003310191A (ja) * | 2002-04-26 | 2003-11-05 | Econos Japan Co Ltd | 麺類の過熱蒸気乾燥装置 |
JP2018075210A (ja) * | 2016-11-10 | 2018-05-17 | 富士電機株式会社 | 加熱調理装置 |
JP2020010778A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 清己 吉村 | 揚げ物食品の製造装置 |
Families Citing this family (1)
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JP4438969B1 (ja) | 2009-07-31 | 2010-03-24 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 即席麺の製造方法 |
-
1982
- 1982-12-24 JP JP57232066A patent/JPS59118071A/ja active Granted
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0412945B2 (ja) * | 1983-02-25 | 1992-03-06 | House Food Industrial Co | |
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JP2018075210A (ja) * | 2016-11-10 | 2018-05-17 | 富士電機株式会社 | 加熱調理装置 |
WO2018088067A1 (ja) * | 2016-11-10 | 2018-05-17 | 富士電機株式会社 | 加熱調理装置 |
CN109640762A (zh) * | 2016-11-10 | 2019-04-16 | 富士电机株式会社 | 加热烹调装置 |
TWI729234B (zh) * | 2016-11-10 | 2021-06-01 | 日商富士電機股份有限公司 | 加熱調理裝置 |
JP2020010778A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 清己 吉村 | 揚げ物食品の製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0341148B2 (ja) | 1991-06-21 |
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