JPS5911749B2 - 自動車エンジンの点火時期制御方法とその装置 - Google Patents

自動車エンジンの点火時期制御方法とその装置

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JPS5911749B2
JPS5911749B2 JP53010688A JP1068878A JPS5911749B2 JP S5911749 B2 JPS5911749 B2 JP S5911749B2 JP 53010688 A JP53010688 A JP 53010688A JP 1068878 A JP1068878 A JP 1068878A JP S5911749 B2 JPS5911749 B2 JP S5911749B2
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vacuum
atmospheric
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Toyota Motor Corp
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/155Analogue data processing
    • F02P5/1558Analogue data processing with special measures for starting
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車エンジン用点火時期制御装置に関するも
のである。
一般に、点火時期制御装置は、エンジン回転と共に点火
時期を進めるガバナー進角と、マニホールド負圧に応じ
て進角を変えるバキューム進角からなり、排気ガス浄化
対策の点火時期制御システムはこのうちバキューム進角
を制御することによってNOxの低減を計っている。
通常は、NOxの多く発生する加速時のみ進角を遅らせ
、定常走行時はNo−発生レベルが元元低いので進角を
回復させている。
この様な従来のシステムに於いては、点火時期を遅らせ
ることは最高燃焼温度が下がるためにNOρ低減手段と
しては非常に有効であるが、出力、燃費、運転性などの
性能が悪化するという相反する問題があり、そこでこう
した犠牲を最小限に抑えるために種種の検討と改善が加
えられているが、まだ解決すべき問題が残っている。
例えば、エンジンのアイドル状態から発進させるとその
発進直後に於いて、エンジンの出力不足からエンストを
起こすという問題が認められている。
本発明は、上記した従来装置の問題点に鑑み、エンジン
のアイドル状態から発進させ該発進直後の所定時間のみ
点火時期を進めることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に於いては、キャブレ
タのアドバンスポートとディストリビュータのバキュー
ムアドバンサ及びバキュームリターダとの夫夫の連通を
、加速時にアドバンスポート、に発生するマニホールド
負圧に応じて開閉制御する第1制御バルブ装置を配設し
、該第1制御バルブ装置が発進から第1所定時間T1ま
での加速時にバキュームアドバンサにマニホールド負圧
を伝達し且つ第1所定時間T1経過後にバキュームリタ
ーダにマニホールド負圧を伝達するように第1負圧遅延
バルブを配設し、更に第1匍脚バルブ装置がバキューム
リターダへのマニホールド負圧伝達を停止してバキュー
ムアドバンサにマニホールド負圧伝達を行うように第2
制御バルブ装置な配設し、該第2制御バルブ装置が発進
から第2所定時間(T2、ただしT2 >TI )
経過後に作動してバキュームアドバンサにマニホールド
負圧を伝達させる第2負圧遅延バルブを第2制御バルブ
装置とアドバンスポートとの間に配設する構成になって
おり、この構成に依り、発進時のエンジン出力低下によ
るエンスト防止を効果的に計っており、所期の目的を達
成している。
また、本発明構成に於いては、第1及び第2制御バルブ
装置が共に、マニホールド負圧を導入する信号室と該信
号室の負圧に応じて変位するダイアフラムピストンを有
し、且第1及び第2負圧遅延パルプが共にオリフィスを
有する構造になっているので、前述の第1及び第2所定
時間T1゜T2は、信号室の容積とオリフィス径とによ
り所定範囲内に任意に調整可能であり、本発明装置をエ
ンジンに装置する場合にエンジンの作動に適合するよう
にT1 、T2の設定が容易になしえるものである。
以下、本発明を添付図面に従って説明する。
第1図は本発明の点火時期制御システムに於けるエンジ
ンの点火時期の進角及び遅角の特性図である。
アイドル状態から発進させ発進時から時間T□までの加
速時は点火時期が進み、その後時間T2までは点火時期
が遅れ、時間T2以後の定常走行時は点火時期が進むこ
とを示している。
第2図は第1図で示される点火時期の特性を達成するた
め具体的な点火時期制御システムの第1実施例である。
第2図に於いて、キャブレタ10は一端がエアクリーナ
11に連通し、他端がエンジンのインテークマニホール
ド12に連通している。
スロットルバルブ13はアクセルペダルに連動して回動
するものであり、該スロットルバルブ13のアイドル位
置の上方にはアドバンスポート14が配設されている。
該アドバンスポート14は加速時に、スロットルバルブ
13の開度に応じてマニホールド負圧を発生する。
また、スロットルバルブ13とベンチュリ部15との略
中間部に、エアクリーナ11からの大気を供給するボー
ト16が配設されている。
ディストリビュータ20はバキュームアドバンサ21と
バキュームリターダ22を備えており、該アドバンサ2
1とリターダ22に負圧または大気が供給されることに
より、エンジンの点火時期が進角側にまたは遅角側に制
御される。
第1制御バルブ装置30は、第1出力ポート31を有す
る第1ボデイ32と、入力ポート33、第2出力ポート
34、及び大気ポート35を有する第2ボデイ36と、
信号ポート37を有する第3ボデイ38と、第3出力ポ
ート39を有する第4ボデイ40とを、適当な結合手段
例えば超音波溶着等の手段により一体的に且つ気密的に
結合することにより、そのハウジング41を構成してい
る。
比較的径の大きい第1ダイアフラム42は、その外周部
が第2ボデイ36と第3ボデイ38との間に気密的に挟
着され、その内周部がダイアフラムピストン43の図示
上方の外周面に形成された溝部に気密的に結合されてい
る。
比較的径の小さい第2ダイアフラム44は、その外周部
が第3ボデイ38と第4ボデイ40との間に気密的に挟
着され、その内周部が前記ダイアフラムピストン43の
図示下方の外周面に形成された溝部に気密的に結合され
ている。
ハウジング41の内部には、両第1及び第2ダイアフラ
ム42,44間に信号室45が、第1ダイアフラム42
とシール部材46との間に大気室47が、シール部材4
6の図示上方に第1負王室48が、第2ダイアフラム4
4の図示下方に第2負圧室49が、夫人形成されている
信号室45は、信号ポート37及び通路37aに配設さ
れた第1負圧遅延バルブ80と温度感知バルブ90を介
して、キャブレタ10の前記アドバンスポート14と常
時連通している。
第1負圧遅延バルブ80は内部にオリフィス81を有し
ており、また温度感知バルブ90は冷却水温を感知して
大気を導入するものである。
大気室47は大気ポート35及び通路35aを介して、
エアクリーナ11と連通し常時清浄な大気の供給を受け
ている。
第1負圧室48は入力ポート33及び通路33aを介し
て、キャブレタ10のアドバンスポート14と常時連通
している。
同時に該第1負圧室48は後述の遊動バルブを経て、第
1出力ポート31及び通路31aを介してディストリビ
ュータ20のバキュームリターダ22に、第2出力ポー
ト34及び通路34aを介してバキュームアドバンサ2
2に、夫夫常時連通している。
第2負圧室49は第3出力ポート39及び通路39aを
介して、ディストリビュータ20のバキュームリターダ
22に常時連通している。
ダイアフラムピストン43の軸部には貫通孔曳が形成さ
れ、また該ピストン43の図示上端にはシール部材46
に気密的に摺動可能に嵌装したパイプ51が固定され、
更にピストン43の下端にはオリフィス52が固定され
ている。
つまり両頁圧室48,49は、パイプ51、ピストン4
30貫通孔50、オリフィス52を介して、後述の遊動
バルブ及び固定バルブにより互いに連通制御される。
またパイプ51に(お」一孔51aが形成され該小孔5
1aによりバイブ51内部の貫通孔51aは大気室47
と連通している。
信号室45には第3ボデイ38に一端が係止されたスプ
リング53が張設され、該スプリング53の他端により
ピストン43は常時図示上方に付勢されている。
第1負圧室48には遊動バルブ54が配設され該バルブ
54はスプリング55により常時図示下方に付勢されて
いる。
遊動バルブ54がパイプ51の上方変位により第1ボデ
イ32に形成された第1バルブシー)32aに当接する
時は、入力ポート33と第2出力ポート34とが連通ず
る。
またパイプ51が下方変位し遊動バルブ54が第2ボデ
イ36に形成された第2バルブシー)36aに当接する
と、入力ポート33と第1出力ポート31とが連通ずる
この状態から更にパイプ51が下方変位し遊動バルブ5
4から離間すると、第2出力ポート34と第3出力ポー
ト39とがパイプ51貫通孔50、オリフィス52を介
して連通ずる。
一方、第2負圧室49に突出する固定バルブ56は、第
4ボデイ40に固定されている。
ピストン43がスプリング53の付勢力に抗してピスト
ン43の下端に形成されたバルブシー)43aが固定バ
ルブ56に当接すると、貫通孔50と第2負圧室49と
の連通が遮断される。
次に第2制御バルブ装置60について説明すると、該装
置60は信号ポート61を有する第1ボデイ62と、大
気ポート63と出力ポートロ4を有する第2ボデイ65
とを、超音波溶着等の手段により一体的に且つ気密的に
結合することにより、そのハウジング66を構成してい
る。
ダイアフラム67は、その外周部が第1ボデイ62と第
2ボデイ65との間に気密的に挟着され、その内周部が
ダイアフラムピストン68と該ピストン68に結合され
た圧力板69との間に気密的に挟着されている。
ダイアフラム67とピストン68とにより、ハウジング
66内は二分割され信号室70と大気室71が形成され
る。
信号室70は信号ポート61及び通路61aに配設され
た第2負圧遅延バルブ82を介して、キャプレタ10の
アドバンスポート14と常時連通している。
第2負圧遅延バルブ82と出力ポートロ1間には、負圧
タンク86が配設されている。
第2負圧遅延バルブ82はオリフィス83とチェックバ
ルブ84から構成され、該オリフィス83の径は第1遅
延バルブ80のオリフィス81の径より小さく、また該
チェックバルブ84はアドバンスポート14から信号ポ
ート61へのみオリフィス85を介して流体の連通を許
容するものである。
大気室71は該大気室71に配設されたエアフィルタT
2及び大気ポート63を介して、大気に常時連通してい
る。
同時に、該大気室71は後述のコントロールバルブを経
て出力ポートロ4及び通路64aを介して、第1制御バ
ルブ装置30の信号ポート37に連通している。
信号室70にはりテーナ73に一端が係止されたスプリ
ング74が張設され、該スプリング74の他端によりピ
ストン68が図示右方に付勢され、通常時圧力板69は
第2ボデイ65に形成されたストッパ65aに当接し休
止位置に保持される。
ピストン68内部の中空部68aにコントロールバルブ
75が配設され、通常時第2ボデイ65に形成されたバ
ルブシー)65bにスプリング76の付勢力により当接
している。
信号室70の負圧が増大し所定値に達すると、スプリン
グ74の付勢力に抗してピストン68が図示左方に変位
し、従って圧力板69の肩部69aがバルブγ5を持ち
上げることになり大気室71と出力ポートロ4が連通ず
る。
尚、圧力板69の切欠部69bは、バルブ75が開いた
時に流体の連通能力を向上させるためのものである。
また第1ボデイ62のネジ穴62aにアジヤスティング
スクリュ77が配設され、該スクリュ77によりスプリ
ング74の荷重を所定範囲内に調整可能となっている。
上記構成の点火時期制御システムについて、次にその作
用について説明する。
エンジン冷却水温が所定値以上の時は、温度感知バルブ
90は閉じている。
このとき、アイドリングから発進させ加速スるg、スロ
ットルバルブ13が開きアドバンスポート14に負圧が
発生する。
該負圧は第1制御バルブ装置30の入力ポート33から
第2出力ポート34を介して、ディストリビュータ20
のバキュームアドバンサ21に伝達される。
この時、キャブレタ10のポート16かも供給される大
気は、大気ポート35、大気室47、孔51a、貫通孔
50、オリフィス52、第2負圧室49、第3出力ポー
ト39を介して、バキュームリターダ22に伝達される
従って、発進直後、点火時期は進むことになる。
ところで、アドバンスポート14に発生する負圧は同時
に、第1負圧遅延バルブ80を経て第1制御バルブ30
の信号ポート37を介して信号室45に伝達される。
信号室45の負圧が所定値に達すると、ダイアフラムピ
ストン43がスプリング53の付勢力に抗して下方に変
位し、遊動バルブ54が第1バルブシー)32aから離
れ第2バルブシーt−36aに当接する為、入力ポート
33と第1出力ポート31が連通ずることになり、アド
バンスポート14の負圧がバキュームリターダ22に伝
達される。
この時、固定バルブ56がバルブシート43aと当接し
パイプ51の開口端が遊動バルブ54のシール面から離
脱するので、大気ポート35に供給される大気は、パイ
プ51及び第2出力ポート34を介してバキュームアド
バンサ21に伝達されると同時に第3出力ポート39及
び通路39aを経てバキュームリターダ22への流入を
カットされる。
従って、信号室45の負圧が所定値に達すると点火時期
が遅れることになる。
つまり、発進後信号室45の負圧が所定値に達するまで
の時間T1は点火時期が進み、この時間T1は第1負圧
遅延パルプ80のオリフィス81の径と信号室45 ’
)容積によって所定の範囲内に任意に調整可能である。
アドバンスポート14に発生する負圧は、更に第2負圧
遅延バルブ82を経て第2制御バルブ装置60の信号ポ
ート61を介して信号室70に伝達されている。
該信号室70の負圧が増大し所定値に達すると、ピスト
ン68がスプリング74の付勢力に抗して図示左方に変
位し、ピストン68と一体になった圧力板69の肩部6
9aがバルブ75を持ち上げ、該バルブ75がバルブシ
ート65bかも離れる為、大気ポート63と出力ポート
ロ4が連通ずることになり、エアフィルタ72を介して
供給される大気が出力ポートロ4を介して、第1制御バ
ルブ装置30の信号室45に伝達される。
信号室70の負圧が所定値に達するまでの時間T2は、
第2負圧遅延バルブ82のオリフィス83の径と信号室
70及び負圧タンク86の容積によって決定されるもの
である。
ところで、オリフィス83の径が第1遅延バルブ80の
オリフィス81の径より小でまた信号室70の容積が第
1制御バルブ装置30の信号室45より犬であり、更に
負圧タンク86が配設されているので、発進後、第1制
御バルブ装置30に於ける信号室45の負圧が所定値に
達するまでの時間T1は、第2制御バルブ装置60に於
けるT2より十分短いものとなる。
従って、発進直後は点火時期が進むが時間T1経過後点
火時期は遅れ、更に発進から時間T2経過すると、第2
制御バルブ装置60の作用により第1制御バルブ装置3
0の信号室4ミに大気が供給されダイアフラムピストン
43は」方に変位し、遊動バルブ54が第1バルブシー
ト32aに当接し固定バルブ56がバルブシート43a
から離れ、その結果バキュームアドバンサ21にアドバ
ンスポート14から供給される負圧が伝達されると共に
バキュームリターダ22に大気ポート35に供給される
大気が夫夫伝達されるので、点火時期は進むことになる
次に、エンジン冷却水温が所定値以下の時は温度感知バ
ルブ90はアドバンスポート14からの負圧をカットし
大気を第1遅延バルブ80側に導入しており、その大気
が第1遅延バルブ80を介して第1制御バルブ装置30
の信号室45に絶えず供給されている。
従って、この時はバルブ54がバルブシー)32aに当
接したままなので、アドバンスポート14に発生する負
圧はディストリビュータ20のバキュームアドバンサ2
1に伝達され点火時期は進むことになる。
次に第2実施例について、第3図に基づいて説明する。
図中、キャブレタ10とディストリビュータ20は第1
実施例と同一であり、また第2制御バルブ装置は第1実
施例の第1制御バルブ装置と同一の構成である。
第1制御バルブ装置100は、第1出力ポート101を
有する第1ボデイ102と、入力ポート103と第2出
力ポート104を有する第2ボデイ105と、信号ポー
ト106を有する第3ボデイ107と、第4ボデイ10
8とを、超音波溶着等の結合手段により一体的に且つ気
密的に結合することによりそのノ・ウジング109を構
成する。
比較的径の大きい第1ダイアフラム110は、その外周
部が第3ボデイ107と第4ボデイ108との間に気密
的に挟着され、その内周部がダイアフラムピストン11
1に気密的に結合されている。
第1ダイアフラム110より径の比較的小さい第2ダイ
アフラム112は、その外周部が第2ボデイ105と第
3ボデイ107との間に気密的に挟着され、その内周部
がダイアフラムピストン111に固定されたシャフト1
13に気密的に結合されている。
第2ボデイ105にはシャフト113の上下変位を案内
するガイド部105aが形成されている。
ハウジング109の内部には、両第1及び第2ダイアフ
ラム110,112間に信号室114が、第1ダイアフ
ラム110の図示下方に第1負圧室115が、ガイド部
105aを境にして第2負圧室116と第3負圧室11
7が、夫夫形成されている。
信号室114は信号ポート106及び通路106aを介
して、キャブレタ10のアドバンスポート14に常時連
通している。
第1負圧室115はダイアフラムピストン111に形成
された通路111aと該ピストン111に装着されたオ
リフィスから成る第1負圧遅延バルブ118とを介して
、信号室114に常時連通している。
尚、ピストン111に固定されたチェックバルブ119
は通路111aから第1負圧室115へのみ流体の流れ
を通路111bを介して許容するものである。
第2負圧室116は第1出力ポート101と該ポー)1
01に装着されたオリフィス120及び通路101aを
介して、ディストリビュータ20のバキュームリターダ
22に常時連通している。
第3負圧室117は第2出力ポート104及び通路10
4aを介して、バキュームアドバンサ21に常時連通し
ている。
信号室114には第3ボデイ107に一端が係止された
比較的荷重の犬なるスプリング121が張設され、該ス
プリング121の他端よりダイアフラムピストン111
は常時図示下方に付勢されている。
第1負圧室115にはリテーナ122に一端が係止され
前記スプリング121より荷重の小なるスプリング12
3が張設され、該スプリング123の他端によりダイア
フラムピストン111を常時上方に付勢している。
リテーナ122は第4ボデイ108に形成されたネジ穴
108aに配設されたアジヤスティングスクリュ124
により上下方向に変位可能となっている。
つまりスプリング123はスプリング121の荷重を調
整するために張設されたものである。
第2負圧室116には遊動バルブ125が配設され、該
バルブ125はスプリング126により図示下方に付勢
され、図示の様に第2ボデイ105に形成されたバルブ
シー)105bに当接する時には入力ポート103と第
1出力ポート101が連通する。
信号室114に供給される負圧が増大し所定値に達する
と、ダイアフラムピストン111と一体にシャフト11
3が上方へ変位し、該シャフト113によりバルブ12
5が第1ボデイ102に形成されたバルブシーN02a
に当接すると入力ポート103と第2出力ポート104
が連通する。
第2制御バルブ装置200は、第1実施例に於ける第1
制御バルブ装置30と同一の構成をしている。
該装置200に於いて、信号ポート37は通路37aに
互いに並列に配設された第2負圧遅延バルブ130と温
度感知バルブ140とを介して、キャブレタ10のアド
バンスポート14に常時連通している。
第2負圧遅延バルブ130の信号ポート37には、負圧
タンク134が配設されている。
第2負圧遅延バルブ130はオリフィス131とチェッ
クバルブ132から構成され、該オリフィス131の径
は第1制御バルブ装置100に於けるオリフィス118
の径より小さいものであり、またチェックバルブ132
はアドバンスポート14かも信号ポート37へのみ流体
の連通をオリフィス133を介して許容するものである
温度感知バルブ140は所定温度以下で通路を開き一所
定温度以上で通路を閉じるものである。
大気ポート35は通路35aを介してキャブレタ10の
ポート16に、入力ポート33は通路33aを介してア
ドバンスポート14は、第1出力ポート31は通路31
aを介してディストリビュータ20のバキュームアドバ
ンサ21に、第2出力ポート34は通路34aを介して
第1制御バルブ装置100の入力ポート103に、第3
出カポ−)39は通路39aを介してバキュームアドバ
ンサ21に、夫夫常時連通している。
上記構成の点火時期制御システムについて、次にその作
用について説明する。
エンジン冷却水温が所定値以上の時は、温度感知バルブ
140は通路を閉じている。
このとき、アイドリンクから発進させ加速すると、スロ
ットバルブ13が開きアドバンスポート14に負圧が発
生する。
該負圧は負圧遅延バルブ130を介して第2制御バルブ
装置の信号室45に伝達されるが、発進直後に於いては
信号室45の負圧は所定値に達しないので、ダイアフラ
ムピストン43は図示の様に上方に付勢されバルブ54
はバルブシー)32aに当接したままで、同時に固定バ
ルブ56はバルブシート43aから離れたままである。
従って、入力ポート33に供給されるアドバンスポート
14からの負圧は、第2出力ポート34を介して第1制
御バルブ装置100の入力ポート103に伝達される。
ところで、アドバンスポート14に発生する負圧は同時
に、第1制御バルブ装置100の信号室114に伝達さ
れるので、発進後即座にダイアフラムピストン111が
図示上方に変位しバルブ125はバルブシー)102a
に当接する。
従って入力ポート103と第2出力ポート104が連通
しディストリビュータ20のバキュームアドバンサ21
に負圧が伝達されるので、発進直後は点火時期が進むこ
とになる。
ところで、信号室114の負圧はオリフィス118を介
して第1負圧室115に除徐に伝達され、該第1負圧室
115の負圧が所定値に達すると、ダイアフラムピスト
ン111が下方に変位しバルブ125がバルブシー)1
05bに当接する為、入力ポート103と第1出力ポー
ト101が連通することになり、アドバンスポート14
に発生する負圧がバキュームリターダ22に伝達される
このとき、キャブレタ10のポート16かも供給される
大気は、第2制御バルブ装置2000大気ポート35か
ら第3出力ポート39を介してバキュームアドバンサに
伝達されている。
従って、第1負圧室115の負圧が所定値に達すると、
点火時期が遅れる。
ことになる。
つまり発進後、第1負圧室115.の負圧が所定値に達
するまでの時間T1は点火時期が進み、この時間T1は
オリフィス118の径と第1負圧室115の容積によっ
て所定の範囲内に任意に調整可能である。
さて、第2制御バルブ装置200の信号室45には負圧
遅延バルブ130を介してアドバンスポート14に発生
する負圧が伝達されているが、該信号室45の負圧が増
大し所定値に達すると、ダイアフラムピストン43がス
プリング53の付勢力に抗して図示下方に変位し遊動バ
ルブ54が第1バルブシー)32aから離れ第2バルブ
シート36aに当接すると共に固定バルブ56がバルブ
シートと43aと当接する。
従って、入力ポート33と第1出力ポート31が連通し
アドバンスポート14に発生する負圧がディストリビュ
ータηのバキュームアドバンサ21に伝達されると共に
、大気室4γの大気が第2出力ポート34から第1制御
バルブ装置100の入力ポート103及び第1出力ポー
ト101を介してバキュームリターダ22に伝達される
信号室45の負圧が所定値に達するまでの時間T2は、
負圧遅延バルブ130のオリフィス131の径と信号室
45及び負圧タンク134の容積によって決定されるも
のである。
ところで、オリフィス131の径は第1制御バルブ装置
100のオリフィス118の径より小でまた信号室45
が第1制御バルブ装置30の第1負圧室115より犬で
あり、更に負圧タンク134が配設されているので、発
進後、第1制御バルブ装置100に於ける第1負圧室1
15の負圧が所定値に達するまでの時間T1は、第2制
御バルブ装置200に於げる信号室45の負圧が所定値
に達するまでの時間T2より十分短いものとなる。
従って、発進直後は点火時期が進むが、時間T1経過後
は点火時期は遅れ、更に発進から時間T2経過すると点
火時期は進むことになる。
次に、エンジン冷却水温が所定値以下の時は温度感知バ
ルブ140は通路を開いているので、第2制御バルブ装
置200の信号室45には、アドバンスポート14に発
生する負圧が温度感知バルブ140を介して供給されて
いる。
従って、この時はバルブ54がバルブシー)36aに当
接したままなので、アドバンスポート14に発生する負
圧は第2制御バルブ装置200の入力ポート33から第
1出力ポート31を介してディストリビュータ20のバ
キュームアドバンサ21に伝達され、点火時期は進むこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明システムの有する点火時期の進角及び遅
角の特性図、第2図及び第3図は第1図に於ける点火時
期の特性を実現するための第1及び第2実施例のシステ
ム図である。 10・・・キャブレタ、12・・・インテークマニホー
ルド、13・・・スロットルパル7”、14・・・アド
バンスポート、20・・・ディストリビュータ、21・
・・バキュームアドバンサ、22・・・バキュームリタ
ーダ、30.100・・・第1制御バルブ装置、60
、200・・・第2制御パルプ装置、31 a 、 3
4a 、 101a。 104a・・・通路、80,118・・・第1負圧遅延
バルブ、82,130・・・第2負圧遅延バルブ、43
゜68.111・・・ダイアフラムピストン、45゜7
0.114・・・信号室、81,83,131・・・オ
リフィス、T1・・・第1所定時間、T2・・・第2所
定時間。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車用エンジンの点火時期を制御するため。 ディストリビュータのバキュームアドバンサとバキュー
    ムリターダをマニホールド負圧に応じて制御する方法に
    於いて、エンジンのアイドル状態から発進させ発進時か
    ら第1所定時間までの加速時に前記マニホールド負圧を
    前記バキュームアドバンサに大気を前記Iくキュームリ
    ターダに夫夫伝達し、該第1所定時間から第2所定時間
    まで前記マニホールド負圧を前記バキュームリターダに
    前記大気を前記バキュームアドバンサに夫夫伝達し、該
    第2所定時間以後の定常走行時に前記マニホールド負圧
    を前記バキュームアドバンサに前記大気を前記バキュー
    ムリターダに夫夫伝達するステップから成ることを特徴
    とする自動車エンジンの点火時期制御方法。 2 スロットルバルブのアイドル位置の上流側に配設さ
    れ且つ加速時にマニホールド負圧を発生するアドバンス
    ポートを備えたキャブレタ、エンジンの点火時期を進め
    るバキュームアドバンサと点火時期を遅らせるバキュー
    ムリターダを備えたディストリビュータ、前記アドバン
    スポートと該バキュームアドバンサ及びバキュームリタ
    ーダとを夫夫連通ずる第1負圧通路及び第2負圧通路、
    エアクリーナと前記バキュームアドバンサ及びバキュー
    ムリターダとを夫夫連通する第1大気通路及び第2大気
    通路、該第1及び第2大気通路と前記第1及び第2負圧
    通路を前記マニホールド負圧に応じて開閉制御する第1
    制御バルブ装置、該第1制御バルブ装置を発進から第1
    所定時間(T1 )までの加速時に前記第1負圧通路と
    前記第2大気通路を開き前記第2負圧通路と前記第1大
    気通路を閉じ且つ該第1所定時間経過後は前記第1負圧
    通路と前記第2大気通路を閉じ前記第2負圧通路と前記
    第1大気通路を開くように作動させる第1負圧遅延手段
    、前記第1制御バルブ装置を前記第1負圧通路と前記第
    2大気通路を閉じて前記第2負圧通路と前記第1大気通
    路を開いた状態から前記第1負圧通路と前記第2大気通
    路を開き前記第2負圧通路と前記第1大気通路を閉じる
    ように作動させる第2制師バルブ装置、及び発進から前
    記第1所定時間より十分に長い第2所定時間(T2゜T
    2 )T1)経過後に該第2制御バルブ装置を作動させ
    前記第1負圧通路と前記第2大気通路を開き前記第2負
    圧通路と前記第1大気通路を閉じるように前記第1制御
    バルブ装置を作動させる第2負圧遅延手段を何し、前記
    第1制御バルブ装置が前記マニホールド負圧を導入する
    第1バルブ信号室と、該信号室の負圧に応じて変位作動
    するダイアフラムピストンを備え、前記第1負圧遅延手
    段がオリフィスを有して前記アドバンスポートと該第1
    バルブ信号室とを連通ずる通路中に配設され、且つ前記
    第2制御バルブ装置が前記マニホールド負圧を導入する
    第2バルブ信号室と、該信号室の負圧に応じて変位作動
    するダイアフラムピストンを備え、前記第2負圧遅延手
    段がオリフィスを有して前記アドバンスポートと該第2
    バルブ信号室とを連通ずる通路中に配設され、更に前記
    第2制御バルブ装置作動時に前記エアクリーナから大気
    が前記第2バルブ信号室に供給されることを特徴とする
    自動車エンジンの点火時期制御装置。
JP53010688A 1978-02-01 1978-02-01 自動車エンジンの点火時期制御方法とその装置 Expired JPS5911749B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5990078U (ja) * 1982-12-10 1984-06-18 スズキ株式会社 内燃機関の点火時期制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49124440A (ja) * 1973-04-05 1974-11-28
JPS5018533A (ja) * 1973-06-15 1975-02-27

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JPS49124440A (ja) * 1973-04-05 1974-11-28
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