JPS59116416A - 潜在捲縮発現性に優れた抗ピル性アクリル系複合繊維 - Google Patents

潜在捲縮発現性に優れた抗ピル性アクリル系複合繊維

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JPS59116416A
JPS59116416A JP22561882A JP22561882A JPS59116416A JP S59116416 A JPS59116416 A JP S59116416A JP 22561882 A JP22561882 A JP 22561882A JP 22561882 A JP22561882 A JP 22561882A JP S59116416 A JPS59116416 A JP S59116416A
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acrylic
acrylic polymer
fiber
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Yoshikazu Kondo
義和 近藤
Toshihiro Yamamoto
俊博 山本
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Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
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Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は潜在捲縮性のすぐれた新規な抗ピル性アクリル
系合成誠維に関する。
従来、織編物製品特に合成繊維を使用した織編物中でも
編物製品では着用中製品の表面に構成繊維のケバが絡み
合ってピリングと呼はれる毛玉が発生し製品の美観が著
しく損われ商品価埴を低下させている。このピリングは
三□大合成藏維の力学物性にすぐれるという一つの長所
の裏返しになった欠点であシ、これまで多くの研究力;
行なわれてきた。
その主なものは重合体の力学物性を低下させピリングが
発生しても脱落しやすくした方法、及び製品からケバが
発生しにくくする方法に大別できる。=j者の方法には
重合体の分子量を低下させる方法及び低重合度の重合体
を混合する方法、或いは繊維の1Uffi成分の量を低
減させる方法、或いは原綿の製造工程において異形紡糸
或いは失透条件での紡糸、或いは后処理にて残留伸度を
低下させるような製造方法等が単独で、効果的にはその
組合せで行なう方法がある。こういった方法では框維自
体の強さを低下させもろさを増大させる為に、ピリング
は確かに改善されるが、繊維製造方法の困難さくダUえ
ば重合工程での重合ドープのゲル化、紡糸后処理工程で
の糸切れ等生産性、品質に影響を与える操業性の低下か
ある)及び紡績、織編工程での糸切れ、フライの発生、
編機の針折れ、といった操業性の低下、歩留シの低下、
作業環境の悪化がみられ又縫製工程では針祈れ、生地の
破れといった具合にあらゆる工程において原綿の強伸度
を低下させた為の影響が出る0 後者の方法は主に製品となった後或いは生地で行なう后
加工であ)、薬品処理によって繊維をもろくする方法及
び界面活性剤或いは無機化合!l’/I等で処理し繊維
間のマブノ係数を低下させる方法及び樹脂を含浸させケ
バを拘束させる方法及び毛焼、剪毛等でケバを消去する
方法等かあるがこうした方法では処理される品種、用途
が限定され一般的でない事、風合が硬くなったり粗悪化
する事、染色性の変化がある事及び耐久性がないなど十
分ではない。
特にこうしたピリングは自己捲編注を有する複合繊維に
おいては更に著しくなシその対策も一段と困難である。
特開昭55−36320号では重合体中のアクリロニト
リルの量を大きく可塑性成分の量を少なくし繊維をよシ
もろくしたものを開示している力Iここでは自己捲線の
発現を両成分中の電離性単量体の差によシ生じめようと
&白う一種の水感型複合繊維である為に、原綿の製造工
程、特に乾燥工程に特別の技術が必要であシ、その条件
のバラツキによシ製品の捲縮発現性、強伸度、抗ピル性
成いは染色性が大きくバラツキ一定した品質のものが得
られにくいものである。又製品の品質についても染色基
が多く、特に画成分間の差が大きい為に栗色条件の調整
が困難であったυ架め差によるちらつきを生じる等の点
で十分でない。
又、特公昭45−4L1694号には湿式紡糸して得ら
れた複合繊維を一次延伸抜、乾燥工程を行なわす膨潤ゲ
ル状態で弛緩熱処理を行なった後乾腺する事によって不
可逆的な捲縮を有する複合繊維を得る方法を提案してい
る。
この方法では画成分間のアクリルニトリル含有率の差が
小さく良好な捲縮発現性は得られず又乾燥工程を数層に
行なう為に繊維の乾燥!!3)!−きつぶしが不完全で
繊維強伸度の低下による前述した種々の不都合及び失透
による染色性の低下があるなど実用上十分なものと言え
ない□以上述べてきたようにこれまで抗ピル性≠′5良
好でかつ原綿製造、紡績・織編・縫製等の后加工の安定
化・操業性が良好な抗ビル性繊維及び抗ビル性複合繊維
は得られない。
本発明者らは品質、性能及び加工性・操業性等相反する
問題点を解決すべく鋭意検討の結果本発明を完成するに
到ったものである。
本発明の目的は優れた嵩高性、バルギー性、染色性、物
性をイラしかつ紡績・織編・縫製時の加工性、操業性の
優れた潜在微結性のすぐれた抗ビル性アクリル系複合繊
維を提供するにある。
本発明は二成分中の少にくとも一成分が弾性重合体を含
有したアクリル系重合体よシなシ、各成分のアクリル系
重合体中のアクリロニトリル以外のモノマー含有率をX
N量%及び弾性重合体の含有率をY重量部とした時Xが
高々9であ〕、かつ高収縮成分の弾性重合体を40重量
%以下含有し下記一般式で示されるF値が高々12であ
る潜在捲縮発現性にすぐれた抗ピル性アクリル系複合城
#。
一般式 %式%) 本発明は複合繊維の少なくとも一成分がアクリル系重合
体と弾性重合体との混合重合体である事か必須の要件で
あフ、弾性重合体をブレンドする為に従来の抗ピル性繊
維に見られたような紡績性、織編性及び縫製といった加
工性の低下や品質の低下を大巾に改善できたものである
しかもこれまでアクリル繊維は擬結晶体であるという重
合体の本質的問題による経時的形態変化(即ち具体的に
はへタリ、腰感の低下1.及びクリングの伸び等)が避
けられない問題として残っていたが本発明では弾性重合
体を混合する事によシ、部分的な応力集中を避ける事が
出来更に負荷された応力を弾性重合体の弾性変形によシ
一時的に吸収・緩和する事が可能であり、この為にアク
リル繊維のもつ上述した本質的な欠陥を大巾に改善する
事が出来たものである。
本発明に適用しうる弾性重合体としてはポリウレタン−
アクリロニトリル−ブタジェンゴム、アクリルゴム、ス
チレンーブタジエンゴ文、ポリブタジェン、ポリイソプ
レン、ポリクロロプレン及び他の天然及び合成の弾性重
合体が使用可能であるが溶剤溶解性、柩維形成性、耐久
性及び弾性率等よシポリウレタンが好ましい。
ポリウレタン以外のポリブタジェン、ポリイソプレン、
ポリクロロプレン、スチレン−ブタジェン等のラテック
スもアクリル系重合体の溶剤に水系溶剤を使用した場合
はアクリル系重合体癌液中にエマルジョン化させて混合
紡糸か可能である。
ポリウレタン重合体とはポリエステル型、ポリエーテル
型、ポリニスグルーエーテル”l、ボ’)エステルアミ
ド型、およびポリチオエーテル型ポリウレタンの総称で
あ夛、詳細にはエチレンクリコール、グロピレングリコ
ール、フチレンクリコール、ヘキサメチレンクリコール
、1.4−シクロへギシルグリコール、P−キシレング
リコール、またはビスフェノール−Aとアジビンホ、ス
ヘリン酸、セパチン酸、テレフタル酸、イソフタル酸ま
たはγ−ラクトン等からなるポリニスアル、アジピン酸
−ジェタノールアミドまたVまテレフタル酸−ビス−プ
ロパノ−ルアミドおよび前述のジカルボン酸類とからで
きるポリエステルアミド、ジエチレングリコール、トリ
エチレンクリコール、1.4−フェニレンービスオキノ
エチルエーテルまたは2−2′−ジフェニルプロパン−
414−ビスオキシエチルエーテル及び前述のシフノル
ボン酸類とを原料とするポリエステルエーテル、エチレ
ンオキナイド、プロビレ/オキサイド、テトラヒドロフ
ランからなるポリエーテル、チオジグリコールなどのポ
リニオエーテル類など分子Jj12DO〜5oonの末
端水酸基を有する線状重合体を有機ジインシ7ネ−)e
lf、tHL 5−フェニレンシイ7シアネー)、1.
4−フ二二しンジインシアイ、−ト、2.4− )リレ
ンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアイL=)、キ
ジレンジイノシアネートまたは1.5−ナフチレンジイ
ンシアネートと2価アルコールの鎖延長剤と共に反応せ
し゛めたポリウレタンである。
使用するポリウレタンはア7・リル系重合体の溶剤に可
溶である事が好ましい。不溶である場合は他の溶剤に溶
解して使用したジアクリル系重合体の溶剤が水系の場合
はエマルジョンの形で分散混合する星によシ使用出来る
が溶剤回収が&雑でコストが増大した夛紡糸ドープのゲ
ル化、凝固性の不均一化といったトラブルの原因ともな
シあまフ好ましくない。
又、好適に使用されるポリウレタンはアクリル系重合体
と混和性を有するが非相浴なものである。相離性が大き
いとアクリル系重合体へポリウレタンが均一に疹解しア
クリル系重合体の可塑性の増大、耐熱性の低下をひきお
こしこれが抗ビル性の低下や繊維の耐熱性の低下、強度
低下等の原因となる為に好ましくない。ここで混相性を
有するとはポリウレタンとアクリル系重合体とを混合し
た場合(例えば双方の溶液の混合或いは片方の溶液へ他
方の重合体を溶解、混合する場合) iCおいてゲル化
せず又は凝集せず一方の成分が他方の成分をよく分散、
混合させる事を危味し混不l性がよいとは小量成分が大
量成分中で、球状に分散混合する事、好ましくは微小で
均一な球状へ分散混合する手を示す。
このアクリル系重合体中へ非連続の島状成分として分散
したポリウレタンを有する構造か本発明繊維において抗
ビル性を低下させる事なく潜在捲縮発現性及び紡績性、
織編性といつた右肺工性の向上に大きく寄与するも?で
ある。
複合繊維の他の成分はアクリル系重合体のみでもよいし
父、アクリル系重合体と弾性重合体との混合重合体でも
よい。
本発明の複合繊維の有する抗ピル性及び潜在捲縮発現性
は複合繊維を形成するアゾリル系重合体のアクリロニト
リル量及び弾性重合体の含有率に大きく依存しておシ、
アクリル系重合体中のアクリロニトリル以外のモノマー
含有率をX重量%とじ弾性重合体を含有した成分中の弾
性重合体の含有蓋を7重量部とした場合、X≦9で、か
つ高収縮成分の弾性重合体含有率か()〈Yく40で的
記一般式で示されるF値が高々12である時潜在捲縮発
現性にすぐれかつ抗ピル性にすぐれたアクリル系複合繊
維を得る事が出来る。
高収縮成分のF竜値が12よル大きい場合は抗ピル性が
低下し、Yが40M量%を越えれば複合境維自体の弾性
、伸度が増大し抗ビル性の低下や捲縮発現数が極端に大
きくなシ風合い、外観の低下がある。又、弾性重合体が
少ない場合抗ビル性は満足しても紡績性、織編性、縫製
加工性等の低下がある。
アクリル系重合体中のアクリロニトリル含有率は(10
0−X)が91重量%以上でなけれはならない。
X)9ではアクリル系重合体の耐熱性の低下が大きく、
潜在捲縮発現時の熱水処理にょフ抗ピル性が低下する為
に避けねばならない。特に本発明のアクリル系複合繊維
が優れた抗ピル性、1−在捲繻発現性及び右肺工性等の
操業性、生産性等のバランスの取れた性能を有する為に
は高収縮成分のF値が低収縮成分のF値に比べて好まし
くは0.5以上更に好ましくは1以上である。
このF値の差が0.5未満では発現した捲縮数が若干不
足し製品の用途によってはバルキー性、凪合いが十分で
ない場合かある。又高収縮性成分のF値は抗ビル性を有
する為には12以下でなければならないが、製品の用途
、使用方法によっては抗ピル性が更に要求される場合空
あシF値は更に小さい方が好ましい。しかしF値が余ル
小さくなると原綿製造工程及び右肺工工程等の操業性、
品質安定性の同上の為にはF値は好ましくは5〜11更
に好ましくは6〜1α5である。
高収縮成分中の弾性重合体は捲縮発現性、右肺工性等の
操業性、品質安定性に大きく寄与するものであるが、弾
性重合体の金石率Yか余り大きすぎると抗ピル性の低下
、染色性の異常及び倦縮数の激増はもちろんであるが、
原綿製造中や右肺工特に水洗・精シ工程等で倦縮の部分
的発現が生じ生産性の低下や品質の低下ケひきおこす為
にYが40重量%以下でなけj’Lばならず好ましくは
5〜60重量%である万がよい。
本発明に用いるアクリル系重合体はアクリミニトリル9
1重量%以上と可塑成分よ)なシ高収縮成分、低収縮成
分に用いる組成は前記のF値によシ決定される。複合繊
維の同成分に用いるアクリル系重合体は同一組成のもの
でもよいし又異なった組成を有してもよいが異なる組成
を有する場合製品品質の点では高収縮成分のアクリル系
重合体のアクリロニトリル含有率が低収縮成分における
ものよシ少ない方が好ましい。
即ち複合繊維の同成分に全く同一組成のアクリル系重合
体を使用する事によっても潜在捲縮発現性を有する事が
出来るのが本発明のもう一つの大きな特徴であシ従来t
icない全く新規な点である。この大きなメリットは、
従来機合繊維を製造するのに原料→重合→モノマー回収
→紡糸ドープの調装→紡糸という製造ラインが2経列必
安であシこiLに要する設備費、運転費、労務費等のコ
スト及び銘柄切換え時の作業のはん雑さ、切換ロスの大
きさ等あらゆる面でレギュラー繊維のコストを上辺るも
の−Cあったが本発明の複合繊維は紡糸直6fまでレギ
ュラー裁維の製造工程、製造条件で行なう事が出来ると
いう経済性、作業性、生産性にもある。即し本発明繊維
は複合繊組−機能性慮維の製造方法の大きな合理化と生
厘技訓q 6)飛rM的発展tもたらすものでもある。
アクリル系重合体の可塑J成分は通盾のアクリル系潰維
の製造に用いられるものでよく例えばアクリル酸メチル
、アクリノI;敵エアル、アクリルぼブtル、アクリル
アミド及びそのN又はN 、 N ’lf挾′助、酢眩
どニル、他のビニル系不飽和モノマー等の非電解性モノ
マー及びアリルスルホン酸ソーダ、メタリルスルホン酸
ソーダ、スチレンスルホン駿ソーダ、アクリルアミド−
2−メチルプロピルスルホン駿ソーダ等の電解質モノマ
ーが使用さ幻、るが好ましくは、−解質モノマー06〜
1.5重量%更に好ましく社0.5〜1.2重短%含有
するものであシミ解質上ツマ−としては好ましくはメタ
リルスルホン酸ノー・ダがあげられるO アクリル系重合体の分子量及び分子量分布九ついては通
常の非捲縮発現性の抗ピル繊維に使用される程度のもの
か好適に使用出来、平均分子量で示せは、通常s o’
o−o o〜55000、更に好ましくは35000〜
50000、特に好ましくは40000〜48000で
あシ、又低収縮成分中のアクリル系重合体の分子量は高
収縮成分中のアクリル系重合体の分子量よシ低い方が更
に好ましい結果を与える。
従来の抗ビル性アクリル繊維においては分子量が低い場
合、又は低分子量のもの全混合する場合原綿製造工程、
紡績工程、織編工程、縫製工程等でのトラブル、品質の
不均一化が大きく、操業性、生産性、歩留υの低下やホ
コリ、ゴミの多発による作業環境の汚染等大きな問題を
有し−ているが、本発明においては低分子量のものを用
いても弾性重合体の前述した作用によシこういう問題点
が犬きく改善されている。
次に本発明繊維の製造方法の一例を示して本発明を更に
具体的に説明する。
まずアクリル系重合体をアクリロニトリル(10〇−X
)重量%、但しXく9、可塑成分X重量%好ましくはこ
のうち0.3〜1.5重量%の染色基含有モノマーを用
いて重合し、未反応上ツマ−を除去後アクリル系重合体
溶液を調製する。有機溶剤使用の場合は溶液中に水を1
〜6重量%会有せしめることによって凝固時の糸灸の品
質を著しく高める事が出来る。次にポリウレタンを常法
に従がい重合し未反応上ツマ−の除去、夏合体一度の副
益を行ないポリウレタン溶液を得る。ポリウレタンの溶
剤はアクリル系重合体と同一の方が好ましくはジメチル
アセト了ミドがf6剤の回収の点で好ましい。
アクリル系重合体のポリマー組成と高収縮成分及び/又
は高収縮成分と低収縮成分中でのポリウレタンの含有率
は前記F値の範囲によシ調製する。高収縮成分ではF値
が12以下、好ましくは5〜11、更に好ましくは6〜
10.’5であ)、低収縮成分のF +tはこり、より
055以上小い方か好ましく、更に好ましくは1以上小
さい方がよい。又、高収縮成分中のポリウレクン含有4
はOよシ大きく40重世部以下でなければならず好まし
くは5〜50重景部である。
両成分のアクリル系重合体は同一のものでもよいし又、
異なってもよいが異なる場合の低収縮成分のアクリル系
重合体の可塑成分は高収縮成分のアクリル系重合体の可
塑成分の量より少ない方が好ましい。
こうして両成分の紡糸浴液t−調iR仮、サイドバイサ
イド型の複合紡糸用口金によ多接合紡糸する一凝固浴は
通常の抗ビル性アクリル繊維を紡出する条件でもよいし
、若干凝固を早める条件でもよい。紡出された糸条は溶
剤湿度の順次低下する数種の浴で一次延伸を好ましくは
3.5倍行ない水洗、創オイそ及び乾燥による焼きつぶ
し緻督化を行ないしかる後に抗ビル性及び捲縮発現性等
を良好ならしめる為の后処理を行なう。
后処理は延伸−収縮のくシ返しであ)例えば乾燥後の糸
条を温熱100〜110℃位で延伸倍4を1.1倍以上
でかつ一次延伸倍率との積が5〜9になるよう行ばった
後、湿熱100〜150℃で10′X以下の緊張収縮を
行ない更に捲縮数、抗ビル性染色性等の品質の微調整の
為に100〜130℃の乾熱で1.1〜1.4倍の延伸
枕いて5%前後の緊張収縮を行なった後盾オイル、機械
捲縮の付与を行ない製品とする。后オイル以後は潜a捲
縮が発現しないよう彦条件で行なう事は言うまでもなく
又、乾録以後の后処理条件は製品の目的、用途、性能に
応じた原綿物性をもたせるように選択する事はもちろん
である。
本発明のアクリを系複合繊維は熱処理好ましくは80℃
以上での熱゛処理によシ容易に潜在捲縮全発現させる事
か出来る。本発明によるアクリル系複合繊維は抗ビル性
にすぐれかつ潜在捲縮発現性、強伸度、染色性等の糸質
がすぐれていると同時に原綿製造、紡績、繊維、縫製と
いう各工程での操業性、生産性等にもすぐれているとい
う工業的に極めて大きい意義を有するものである。
以下実施例を示して本発明を更に詳しく説明する0 実施例中に示した部、%は特に百及しない限り重量部、
重量%を示す。尚抗ビル性のテストはJISL−107
6に準じて行ないI(jIビリンクチスター5時間の値
で計測した。
糸質、捲縮特性はJISL−1074によシ行なった0 実施例1 アクリロニトリル:アクリル献メチル:メタリルスルホ
ン酸ソーダ= 95. U : 6.2 : 0.8(
え)の組成を有する分子蓋4500LIのアクリル系重
合体をジメチルホルムアミド(以下D M )l’と呼
ぶ)中にて溶液重合法にて得、未反応モノマーの除去を
行ない重合体濃度23%に調製しアクリル系重合体溶液
を得た。
一方、エチレングリコールとアジピン酸の反応によシ得
られた分子量2100のポリエステルグリコール100
部とメチレン−ビス(4−フェニルイノンアイー))4
07J、)リレンジイソシアネート2部とを反応させイ
ンシアネート末端を有するウレタンプレポリマーヲ得た
このプレポリマーをDMF 100部に溶解後、DMF
1500部メチル−イミノ−ビスプロピルアミン2.5
部エチレンジアミン95部及びジェタノールアミン1部
よシなる液中に部下・攪拌しその後、ロータリーエバポ
レーターによシ1合体漉度20%゛まで織縮し粘調なポ
リウレタン溶液を得た。
複合繊維の高収縮成分をA成分、低収縮成分をB成分(
実施例2も同じ)と呼び、各成分中でのポリウ、レタン
含有率を7重量部とする時、第1表で示すA、B成分の
組成になるようにアクリル系重合体溶液とポリウレタン
溶液を混合して紡糸ドープを調製した。混合はプロペラ
羽根を有するISt拌機にて行ない混合は混合状態を確
認しながら約60分間続けた。紡糸ドープは孔径0.0
6 Hkの孔を有する複合紡糸用口金よりサイドバイサ
イドに接合されD M xp 二水=’i3:47(%
)15℃の凝固浴へ紡出した。紡出(4) I) IA
h。
二 水=saH7opl  6 o  ℃ 1 5  
:  8 5  (9Ll ℃)の2浴にて一仄延伸を
4.5倍行ない温水洗浄、オイリング、乾燥ffAさつ
ぶしを径で、湿熱105℃で1.5倍の二次延伸、湿熱
120℃で5%の緊張収縮、更に湿熱100℃で1.3
倍の三次延伸、湿熱100℃で5%の緊張収縮で行ない
、オイリング、機械クリンプの付与及び湿熱100℃の
74−rtノド後、102haのバイアスカットを行な
い5デニールの複合繊維を得た。該慎合繊維を40%他
の通常の6デニールの抗ビルJT&級(カネボウルシー
ナ)60%及びウール(メリノー、60S)30%を混
紡し一梳毛紡績俄によυ1イ。番手の紡績糸を得た。紡
績糸は周囲長110薗のカセにされ、排水中で15分間
のバルキー出し処itしその後オイリング後、丸編布を
つ〈υICエビリングテスターにて抗ピル性のテストを
行なった0第1表に結果を示す0尚、表中の丁gA11
目現数はカット綿を少量とり、よく解撤しテトロンイ・
ットに柔ら力・く包み込み節水中で602を間処理した
後の発現した捲縮数を測定し1ヒものであシ実施例2で
も同様にイテな第  1  表 実施例2 アクリロニトリル:アクリル酸メチル:メタリルスルホ
ン (%)の組成を有するアクリル系重合体・zD M F
中で溶液重合にて得、未反応モノマーの除去後重合体根
度を23%に調整しアクリル系重合体俗tL金得た。第
2表にアクリル系重合体の性状r示す。弾性重合体は実
施例1のポリウレタン溶液を使用した。
第6表に示す組成になるようアクリル系重合体浴液及び
ポリウレタン溶液eX!!I,A− B成分紡糸ドープ
を作り実施例1に示す条件にて紡糸〜后処理金行ないア
クリル系複合繊維を得た。
糸質、杭ビル性、その他物性の評価も実施例1と同様に
行なった。結果全第5表に示す。
第  2  表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  二成分中の少なくとも一成分が弾性重合体を
    含有したアクリル系重合体よシ々す、各成分のアクリル
    系重合体中のアクリロニ) IJル以外のモノマー含有
    率をX重量%及び弾性重合体の含有率をY重量部とした
    時、Xが高々9で=bb、かつ高収縮成分は弾性重合体
    を40重量%以下含有し、下記式で示されるF値が品々
    12である潜在捲縮光男性にすぐれた抗ピル性アクリル
    系複合繊維。 F =(X 十″/X) + 、Uτ7(2)  高収
    縮成分側のF値が低収縮成分側のF値よシ少なくと4o
    、s大きい特許請求の範囲第1項記載の繊維。 (3)  高収縮成分側の前記一般式によるF値が5〜
    11である特許請求の範囲第1項或いは第2項記載の繊
    維。 (4)  高収縮成分側の弾性重合体の含有率Yが5〜
    60重世%である特許請求の範囲第1項〜第3項記載の
    繊維。 (5)  アクリル系重合体が染色性基含有モノマーを
    0.3〜1.51址%含有する特許請求の範囲第1項記
    載の繊維。 (6)  弾性重合体がポリウレタンである特許請求の
    範囲第1項記載の繊維。 (7)  アクリル系重合体と弾性重合体の混合重合体
    中ではアクリル系重合体が海成分を形成し弾性重合体か
    非連続の島状に分散した構造を有する特許請求の範囲第
    1項記載の繊維。
JP22561882A 1982-12-21 1982-12-21 潜在捲縮発現性に優れた抗ピル性アクリル系複合繊維 Pending JPS59116416A (ja)

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