JPS59108879A

JPS59108879A - 水流を利用した動力装置

Info

Publication number: JPS59108879A
Application number: JP57216946A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Edo; 江戸　康夫
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1982-12-13
Filing date: 1982-12-13
Publication date: 1984-06-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発叫は水路、河川、潮流または海流などの水流を利用
して、例えば発電などを行なうための動力装置に関する
ものである。

従来、水流を利用した小規模な動力装置として一軸式水
車があったが、このような水車では羽根に受ＧＪる流力
が制限されるため、たとえ大きな水流があっても効果的
に流力を利用することが困難で、このため水の落下エネ
ルギーを利用した水力発電以外では現在のところ利用さ
れていないのが現状である。

本発明は上述のような観点より発明をなしたもので、水
路、河川、潮流または海流などの水流を効果的に利用し
て、例えば大規模または中規模の発電などを行ない、石
油代替エネルギーとして利用することができる動力′ａ
置を提供しようとするものである。

合本発明の実施の一例を図に就いて詳細に説明するに、
前後一対に装置された回転軸（１ａ）、（１ｂ）の側端
には、好ましくは夫々中央に凹溝（２）を有し、且該凹
溝（２）の両側に突設された円板（３）の外周縁に等間
隔で嵌合凹部等の掛止部（４）を設けて形成された送り
部材〈５ａ）、（５ｂ）、（５Ｃ）、（５ｄ）が挿着固
定されている。そして複数本のワイヤ（６）を前記送り
部材（５ａ）、（５ｂ）、（５Ｃ）、（５ｄ）にｌ【プ
られた掛止部（４）と同一間隔を有して凹溝〈２）の巾
より長さの短かい結束板（７）により結束して形成され
た二条の無端ワイヤチェーン〈８ａ）、（８ｂ）が、両
側端部にガイド用板（９）を夫々固定した連結軸（１０
）を前記各結束板（７）部に保持固定することによって
一定の間隔を保持して互いに平行に連結されている。こ
の連結軸（１０）の各結束板（７）への保持固定手段は
種々あるが、その最も好ましい一例を第２図及び第３図
に示すと、結束板（７）の上方よりこれに被冠できるよ
う逆凹部（１１）を設けると共に、両側のフランジ（１
２）にボルト孔（１３）を穿設して凹溝〈２）の巾より
長さが短かく形成された固定板〈１４）を結束板（７）
上に被冠し、更に連結軸（１０）の下方よりこれを嵌合
抱持する凹部（１５）を設けるとＪ（に、両側の７ラン
ジ（１６）に前記ボルト孔（１３）に対応するボルト孔
（１７）を穿設して形成された保持板（１８）を２個夫
々連結軸（１０）の下方より抱持して、固定板（１４）
と保持板（１８）の夫々のボルト孔（１３）、（１７）
を一致させてボルト（１つ）を嵌挿し、これにナツト（
２０）を螺着固定することによって、連結軸〈１０）は
結束板（７）及びワイヤチェーン（８ａ　）　、　　（
８ｂ　）に保持固定されるが、各連結軸（１０）は送り
部材（５ａ）、（５ｂ）、（５Ｃ）、（５ｄ）の８掛１
に部（４）の間隔と同一間隔で平行に保持固定されてい
るため、送り部材（５ａ）、（５ｂ）、（５Ｃ）、（５
ｄ）の各円板（３）の掛止部（４）に連結軸（１０）が
夫々掛止されると共に、固定板（１４）及び保持板（１
８）部分を凹溝（２）上に位置せしめて各ワイヤチェー
ン〈８ａ）、（８ｂ）は夫々送り部材（５ａ）、（５ｂ
）及び（５Ｃ）、（５ｄ）に掛回保持されるのである。

そして、Ｌ字状に折曲して折曲部に前記連結軸〈１０）
を遊嵌する透孔（２１）を設けると共に、長さが各連結
軸（１０）間の間隔より梢長い掛止片（２２）及び羽根
板取付片（２３）とを設けて形成された複数個の揺動板
（２４）を１本置きに連結軸（１０）に透孔（２１）を
介して回動可能に軸支する一方、揺動板（２４）の羽根
板取付片〈２３）に羽根板（２５）を固設して羽根板（
２５）を介して、これに連結された各揺動板（２４）が
連動できるようにすると共に、掛止片（２２）を前方に
位置する連結＠（１０）に当接可能としてストッパーの
作用をなすように形成されている。

従って、水面下に於いて連結軸（１０）に対してキャタ
ピラ状の下向きの各羽根板（２５）に矢印で示す水流の
抵抗を受けて羽根板取付片（２３）が時計方向へ回動し
、掛止片（２２）が羽根板（２５）が設けられていない
前方に位置する連結軸（１０）に当接して停止せしめ、
前記羽根板（２５）をワイヤチェーン（８ａ）、〈８ｂ
）に対して直角になるよう位置させ、これによって水面
下の羽根板（２５〉は最大の水流抵抗を受け、且水面上
の羽根板（２５）はその自重により後方へ倒れて風によ
る抵抗を小となしてワイヤチェーン＜８ａ、）、（８ｂ
）と共に、連結軸（１０）の両端に設けられたガイド用
板（９）が水面下に設（−Ｊられたガイドレール（２６
）内を摺動しながらガイドされて連続的に回動する。そ
して、この回動は固定板〈１４）及び保持板（１８）の
両側の連結軸（１０）を前記送り部材（５ａ）、（５ｂ
）、（５ｃ）、（５ｄ）の各円板（３）の掛止部（４）
に順次掛止離脱せしめて送り部材（５ａ）、（５ｂ）、
（５Ｃ）、（５ｄ）と共に回転軸（１ａ）、（１ｂ）を
回動させるのであるが、更に出力軸である一方の回転軸
（１ａ）の端部にはプーリー等の伝動輪（２７）が固設
してあり、該伝動輪（２７〉の回転力を発電Ｉｌｌ　（
２８）の入力軸（２９）へベルト等の伝動手段（３０）
を介して伝達し、発電Ｉｌｌ　（２８）を作動させるの
である。

上記のように構成した本発明の動力装＠Ａは、下向きの
羽根板（２５）を、例えば河川の水面に水没して設置す
ることにより、該羽根板（２５）が水流の抵抗を受１プ
て河川の流れ方向にワイヤチェーン（８ａ）、（８ｂ）
と共に回動して、ワイヤヂＪ−ン（８ａ）、（８ｂ）の
回動に伴い送り部材（５ａ）、（５ｂ）、（５ｃ　）　
、（５ｄ　）も回転し、そしてこの送り部材（５ａ）、
（５Ｃ）に固設された出力軸である一方の回転軸〈１ａ
）の回転動力を発電ＩＩ（２８）に伝動して発電し電力
に変換するのである。なお、回転軸（１ａ）、（１ｂ）
の回転動力は羽根板（２５）の間隔によって微妙に異な
るので、最適な羽根板間隔に設定ザることが必要であり
、また回転動力は羽根板（２５）の面積や枚数に正比例
するので発電の規模ににっで任意に調整すればよい。

また、本発明の動力装置への設置方式については、第５
図に示すようにダムＤによって水量を調節して水面Ｗの
高さを一定とした河川などに動力装置Ａを固定手段（３
１）で設置する方式や、第６図のように水面Ｗに浮くよ
うな例えば船形の浮動体（３２）に動力装置Ａを塔載す
る方式、或いは第７図に示すように川底に立設したタワ
ー（３３ａ）、（３３ｂ　）に動力装置Ａを支持し、且
水面の高低に伴って動力装＠Ａがタワー（３３ａ　）、
（３３ｂ　）に沿って昇降移動する方式などが挙げられ
る。

なお、本発明では連結軸（１０）に対して羽根板（２５
）が回動可能に取付けられている例について示したが、
羽根板（２５）はワイヤチェーン（８ａ＞、（８ｂ）に
直角状に固設しておくことであってもよい。

また、実施例では水流エネルギーを発電に変換した例に
ついて説明したが、その他水流エネルギーを例えばコン
プレッサー、ポンプ等の他の駆動機構へ回転力として伝
達する装置としても利用することができるのである。

本発明は上述のようであるから、水路、河川、潮流また
は海流などの水流エネルギーをキャタピラ状の羽根板（
２５）で回転力に替え、この回転力を発電の外に、コン
プレッサー、ポンプ等の動力源どして使用できこれによ
り水流エネルギーを効果的に利用し、例えば大規模また
は中規模の発電システムを１ｑることができ、石油代替
エネルギーとして将来性は誠に大きい。また、装置自体
も堅牢で長寿命化が図れる上、製作］ストも安価である
などの多くの効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施の一例を示すものにして、第１図は全
体の斜視図、第２図は連結軸の固定状態を示す拡大横断
面図、第３図は同拡大縦断面図、第１図は送り部材部分
の拡大斜視図、第５図は本。装置の使用例を示す概略説明図、第６図は本装置の他の
使用例を示ず概略説明図、第７図は本装置の更に他の使
用例を示す概略説明図である。１ａ、ｉｂ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・回転軸４・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・掛止部５ａ　
、５ｂ　、５ｃ　、　５ｄ−・−送り部材Ｅ３ａ　、８
ｂ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワイヤチェーン１０・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・連結軸２５
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・羽根板２８・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・発電１幾昭和５７年１２月１３日外１名第４図２１堕

Claims

【特許請求の範囲】１一対の回転軸の両端に夫々等間隔に設けられた複数個
の掛止部を有する送り部材を固定し、月二条の無端状ワ
イヤチェーンを前記掛止部と同一間隔で平行に複数個の
連結軸を固設して連結すると共に、ワイヤチェーンの連
結軸を夫々送り部材の掛止部に掛止してワイヤチェーン
を送り部材に１１）回する一方、連結軸にワイヤチェー
ンと直角状に羽根板を取付け、出力軸である一方の回転
軸に発電機等の駆動機構を連結したことを特徴とする水
流を利用した動力装置。２　羽根板が１本置きの連結軸に回動可能に軸支され、
水流抵抗によりワイヤチェーンと直角状に起立固定する
特許請求の範囲第１項記載の水流を利用した動力装置。