JPS5910721Y2 - 電磁石 - Google Patents

電磁石

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Publication number
JPS5910721Y2
JPS5910721Y2 JP1977147770U JP14777077U JPS5910721Y2 JP S5910721 Y2 JPS5910721 Y2 JP S5910721Y2 JP 1977147770 U JP1977147770 U JP 1977147770U JP 14777077 U JP14777077 U JP 14777077U JP S5910721 Y2 JPS5910721 Y2 JP S5910721Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
yoke
hole
electromagnet
flange
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977147770U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5472652U (ja
Inventor
文之 久常
啓一 山本
進 佐藤
俊夫 実森
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to JP1977147770U priority Critical patent/JPS5910721Y2/ja
Publication of JPS5472652U publication Critical patent/JPS5472652U/ja
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Publication of JPS5910721Y2 publication Critical patent/JPS5910721Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は油中で使用される電磁石の改良に関するもの
である。
油中にて電磁石を使用する場合、電磁石は油の粘性抵抗
によりその動作特性が著しく影響を受けることが一般に
知られているが、便宜上電磁石を収納する容器が均圧装
置を備えたものについて説明する。
先ず第1〜3図に従って従来例を説明すると、第1〜3
図において、1は絶縁油、後述の電磁石及び図示しない
電気機器が収納された配電箱で、この配電箱は可撓性部
材からなる均圧装置2を有している。
この均圧装置2は配電箱1が水中に設置されたとき、水
深に応じた水圧に対応して伸縮して配電箱1内の油圧と
水圧とを自動的に調節する機能を有している。
3は上腕部31と下腕部32を有した朴形が略コ字状の
ヨークでその上腕部31には後述のプランジャ6の軸部
62が挿通される挿通−TL31aを備えている。
4はヨーク3に装着された筒状のボビン、5はこのボビ
ン4に巻回装着された筒状コイルである。
6はコイル5が励磁されたときにヨーク3と共働して磁
束の磁路が形或されるように棒状の軸部62が構或され
たプランジャで、その上端に一体戊形された鍔部61を
有している。
7,7はプランジャ6の軸部62の両側方に位置して上
記鍔部61とヨーク3の上部腕部31との間に設けられ
た押しばねで、常時プランジャ6を上方に押している。
このように構或されたものの動作を簡単に説明すると、
コイル5が励磁されると第3図の破線Bで示すようにヨ
ーク3及びプランジャ6を磁路とする磁束が発生する。
このため、コイル5の消勢状態のときに押しばね7,7
によって互に開離状態にあったヨーク3の下腕部32の
表面Mとプランジャ6の軸部62の端面Nとに磁極が形
或され、両面M,Nが互に引き合い、この吸引力が押し
ばね7,7のばね力に打ち勝って、プランジャ6の軸部
62の端面Nはヨーク3の表面Mに引きつけられる。
しかしながら、配電箱1内に充填された絶縁油中でのプ
ランジャ6の動作は絶縁油の粘性抵抗により、更にボビ
ン4とヨーク3の下腕部32とで形威される筒体内の絶
縁油はボビン4とプランジャ6の軸部62との狭間隙を
介してのみ前記筒体の外に流出し得る構或となっている
ことにより、プランジャ6の動作は緩慢であった。
つまり、油中におけるフ゜ランジャ6を吸引する吸引力
は気中における吸引力よりも実質上減少し、コイル5が
励磁されてからプランジャ6が動作する延長時間を要す
る。
しかも、均圧装置2付の配電箱1を水中に配置した場合
には水深に応じて絶縁油の圧力が上昇し前述の欠点をよ
り助長する。
この考案は以上のような従来の実情に鑑みてなされたも
ので、プランジャにその移動方向に沿った貫通孔を設け
て絶縁油の流出路を形威することにより、プランジャの
動作特性の向上、すなわち、電磁石の動作特性の改良を
図るものである。
以下、第4図及び第5図に従ってこの考案の一実施例を
説明する。
尚、第4図及び第5図において、第2図及び第3図と同
一符号は同一部分を示すにつき符号の説明は適宜省略す
る。
実施例では、第4図及び第5図に示すように、プランジ
ャ6には軸部62の端面Nから鍔部61の上端面に至る
直線状の、つまりプランジャ6の移動方向に沿う貫通孔
63が穿設されている。
そしてその動作は、コイル5の励磁に伴いプランジャ6
か゛ヨーク3に吸引されるとき、ボビン4内の絶縁油は
プランジャ6の動きに応じて貫通孔63から自由に流出
する。
従って、絶縁油がプランジャ6の移動を制御する力は減
少し、従来のものに比しコイル5励磁後のプランジャ6
が動作開始する迄の時間が短縮し、動作開始後のプラン
ジャ6の移動速度も速くなる。
又、励磁状態にあるコイル5を消勢した後のプランジャ
6の復帰動作に関しても、絶縁油が貫通孔63を介して
ボビン4内に流入し得るので、プランジャ6に対する油
の抵抗が減少しプランジャ6の復帰時間が短縮する。
とくに、この場合1対の押しばね7,7のばね力が付勢
されるため、上記貫通孔63を設けたことと相まってプ
ランジャ6の復帰動作が極めて迅速になされることにな
る。
実施例では均圧装置2付の配電箱1内に収納され゛る例
を示したが、配電箱1は必ずしも均圧装置2を備えたも
のに限定されるものではない。
このように、この考案では油中に浸漬された電磁石のプ
ランジャにその移動方向に沿う貫通孔を設けたので、こ
の貫通孔中を自由に油が流通することにより、プランジ
ャの動作に対する油の抵抗力が減少し、しかも上記貫通
孔がプランジャの軸部から鍔部にわたるものであるから
、プランジャ動作時における鍔部に対する油の抵抗も同
時に減少されることになる。
とくに、上記プランジャの鍔部と、上記ヨークの上腕部
との間に1対のコイル状押しばねを設けていることによ
り、上記プランジャの復帰動作は上記貫通孔との協働で
迅速化され、したがってこの種プランジャを有するもの
の動作特性を著しく改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電磁石が収納される配電箱を示す断面図、第2
図は従来装置の斜視図、第3図は第2図のIII −
III線における部分断面図、第4図はこの考案の一実
施例を示す斜視図、第5図は第4図のVV線における部
分断面図である。 1・・・・・・容器、3・・・・・・略コ字形ヨーク、
4・・・・・・ボビン、5・・・・・・コイル、6・・
・・・・プランジャ、7,7・・・・・・押しばね、3
1・・・・・・上腕部、31 a・・・・・・挿通孔、
32・・・・・・下腕部、61・・・・・・鍔部、62
・・・・・・軸部。 なお、図中同一符号は同一もしくは相当部分を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)容器内に収納された油中に浸漬される電磁石にお
    いて、略コ字形であってその上腕部に挿通孔を有するヨ
    ークと、このヨークの上下腕部間に上記挿通孔とほぼ同
    軸心上に装着されて中空孔が上記挿通孔にのみ連通し且
    つ下腕部側は下腕部によって閉塞されている筒状ボビン
    と、この筒状ボビンに外装して装着された筒状コイルと
    、鋒部及び鍔部に接続して形或された棒状軸部からなり
    且つ上記ヨークの上腕部の挿通孔及び筒状ボビンの中空
    孔に挿入された棒状軸部が上記筒状コイルの励磁時に上
    記筒状ボビンの中空孔内を上記ヨークの下腕部に吸引さ
    れて移動可能に形威されると共に上記棒状軸部先端から
    鍔部にかけて軸部軸方向に沿って貫通孔が形或されてい
    るプランジャと、このプランジャの鍔部とヨークの上腕
    部との間に設けられた両者を離す方向に作用している押
    しばねとを備えた電磁石。
  2. (2)容器が可撓性部分を有してなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の電磁石。
JP1977147770U 1977-11-01 1977-11-01 電磁石 Expired JPS5910721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977147770U JPS5910721Y2 (ja) 1977-11-01 1977-11-01 電磁石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977147770U JPS5910721Y2 (ja) 1977-11-01 1977-11-01 電磁石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5472652U JPS5472652U (ja) 1979-05-23
JPS5910721Y2 true JPS5910721Y2 (ja) 1984-04-04

Family

ID=29129539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977147770U Expired JPS5910721Y2 (ja) 1977-11-01 1977-11-01 電磁石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5910721Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4412538Y1 (ja) * 1966-08-13 1969-05-24
JPS4835955U (ja) * 1971-09-01 1973-04-28

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4412538Y1 (ja) * 1966-08-13 1969-05-24
JPS4835955U (ja) * 1971-09-01 1973-04-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5472652U (ja) 1979-05-23

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