JPS591058B2 - リニアインダクシヨンモ−タの磁気回路 - Google Patents
リニアインダクシヨンモ−タの磁気回路Info
- Publication number
- JPS591058B2 JPS591058B2 JP4644779A JP4644779A JPS591058B2 JP S591058 B2 JPS591058 B2 JP S591058B2 JP 4644779 A JP4644779 A JP 4644779A JP 4644779 A JP4644779 A JP 4644779A JP S591058 B2 JPS591058 B2 JP S591058B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- slot
- thrust
- induction motor
- magnetic circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K41/00—Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
- H02K41/02—Linear motors; Sectional motors
- H02K41/025—Asynchronous motors
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はリニアインダクションモータ(以後リニアモー
タと略称す)の磁気回路改良に関するものである。
タと略称す)の磁気回路改良に関するものである。
従来、リニアモータは専ら高速輸送機関の動力用として
研究・開発されて来た。
研究・開発されて来た。
ところが最近は宅内の各種自動化装置並びに物流装置や
製造プロセス更には電子計算機の周辺装置などの自動機
構動力にも利用されて来ている。
製造プロセス更には電子計算機の周辺装置などの自動機
構動力にも利用されて来ている。
これらの自動化動力用は小型のものが多く、大出力の大
型機とは特性上多くの相違点があり、新たなる研究開発
課題となっている。
型機とは特性上多くの相違点があり、新たなる研究開発
課題となっている。
現在使用されている小形リニアモータc+界磁a、第1
図に示す如き開放形スロットである。
図に示す如き開放形スロットである。
この様な形状の欠点は、
1)対向磁極間のパーミアンスの変化が、磁心部2とス
ロット部1の間において、急激に変化するために、空隙
磁束密度も第8図Aの点線に示す如く著しい脈流をなし
ている。
ロット部1の間において、急激に変化するために、空隙
磁束密度も第8図Aの点線に示す如く著しい脈流をなし
ている。
その結果効率が低い。
2)コイルがスロットから飛び出すことがある。
3)第1図に示す様な磁心2とスロット1よりなる構造
に更にコイルの加わった界磁が片側又は両側から2次導
体を挾み相対運動を行うため、万一2次導体がコイル又
は磁心に触れると相互に損傷する。
に更にコイルの加わった界磁が片側又は両側から2次導
体を挾み相対運動を行うため、万一2次導体がコイル又
は磁心に触れると相互に損傷する。
従って、安全を見て空隙間隔を犬とすると、漏洩磁束が
増大して効率を損なう。
増大して効率を損なう。
本発明は前記の欠点を改善せんとするものであって、こ
の目的は2次導体に対向する界磁面に薄厚で進行方向を
長手方向とした切欠溝を複数具える磁性体カバーを設け
ることにより達成出来る。
の目的は2次導体に対向する界磁面に薄厚で進行方向を
長手方向とした切欠溝を複数具える磁性体カバーを設け
ることにより達成出来る。
以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は従来の小形リニアモータ界磁構造において、開
放形スロットの断面を示す図であり、第2図は理想的閉
口形スロット断面図、第3図は半閉口形スロット断面図
、第4図は本発明の実施例のスロット断面図、第5図は
本発明の実施例の界磁外形図、第6図は本発明の他の実
施例の界磁外形図、第7図は界磁インダクタンスと電源
周波数の関係を前記各形式のスロットについて求めた図
、第8図は空隙磁束密度分布図、第9図はカバーの有無
及び種類による推力−電流関係図、第10図はカバーの
厚みと推力の関係図、第11図は推カ一定とした時の短
冊形カバーの厚みと入力電力との関係を示す図である。
放形スロットの断面を示す図であり、第2図は理想的閉
口形スロット断面図、第3図は半閉口形スロット断面図
、第4図は本発明の実施例のスロット断面図、第5図は
本発明の実施例の界磁外形図、第6図は本発明の他の実
施例の界磁外形図、第7図は界磁インダクタンスと電源
周波数の関係を前記各形式のスロットについて求めた図
、第8図は空隙磁束密度分布図、第9図はカバーの有無
及び種類による推力−電流関係図、第10図はカバーの
厚みと推力の関係図、第11図は推カ一定とした時の短
冊形カバーの厚みと入力電力との関係を示す図である。
第1図に示す従来の開放形スロットは前述の如き欠点が
あるが、その対策として第2図の理想的閉口形スロット
ではコイル挿入が困難であり、又第3図の半閉口形スロ
ットもコイルの挿入が困難である。
あるが、その対策として第2図の理想的閉口形スロット
ではコイル挿入が困難であり、又第3図の半閉口形スロ
ットもコイルの挿入が困難である。
従って本発明は第4図の5に示す如く磁性カバーを設は
対向磁極間空隙部のパーミアンス変化を少なくすると共
に、コイルの挿入を容易に行なえる様にした。
対向磁極間空隙部のパーミアンス変化を少なくすると共
に、コイルの挿入を容易に行なえる様にした。
この場合カバー5の巾が広いとうす電流7が大きくなっ
て損失が増大するため、第6図の8に示す如くカバー5
に進行方向Aを長手方向とするスリットを設けるか、又
は短冊状のカバーを張りつげればうず電流損失を減少さ
せることができる。
て損失が増大するため、第6図の8に示す如くカバー5
に進行方向Aを長手方向とするスリットを設けるか、又
は短冊状のカバーを張りつげればうず電流損失を減少さ
せることができる。
その状況を第7図に示す。
カバーの無い場合はうず電流もなく、9Aの如くフラッ
トな特性を示すが、平板カバーを設けた場合は、9Bの
如く電源周波数が低い間は遮蔽効果が大きいため高いイ
ンダクタンスを示すが、周波数上昇に併いうず電流の影
響で急激にインダクタンスが低下をする。
トな特性を示すが、平板カバーを設けた場合は、9Bの
如く電源周波数が低い間は遮蔽効果が大きいため高いイ
ンダクタンスを示すが、周波数上昇に併いうず電流の影
響で急激にインダクタンスが低下をする。
又、スリット入り平板又は短冊形カバーを設けた場合は
9Cに示す如く電源周波数の低いうちは平板よす多少イ
ンダクタンスは低いが、周波数上昇してもうず電流の影
響少ないためあまり変化せずカバーなしの場合より高い
値を保っている。
9Cに示す如く電源周波数の低いうちは平板よす多少イ
ンダクタンスは低いが、周波数上昇してもうず電流の影
響少ないためあまり変化せずカバーなしの場合より高い
値を保っている。
第8図に対向磁極間空隙における磁束密度分布の状況を
実施例の実測により示す。
実施例の実測により示す。
カバー無しの場合は点線10Aで示す如く磁心部とスロ
ット部で磁束密度Bが大きく変化し、全体として激しい
脈流をなしている。
ット部で磁束密度Bが大きく変化し、全体として激しい
脈流をなしている。
これに対して、薄厚鉄板カバーを施した場合、即ち第5
図の平板カバー5設けた場合は、実線10Bに示す如く
磁束密度Bの分布がより滑らかになり、その結果は第9
図の11Bに示す如くカバー無しの11Aよりも同一界
磁電流で大きな推力が得られる。
図の平板カバー5設けた場合は、実線10Bに示す如く
磁束密度Bの分布がより滑らかになり、その結果は第9
図の11Bに示す如くカバー無しの11Aよりも同一界
磁電流で大きな推力が得られる。
この平滑効果はスリット又は短冊形カバーの場合もほぼ
同様で、これにうず電流積の減少を伴うため電流−推力
特性は11Cに示す如く更に向上する。
同様で、これにうず電流積の減少を伴うため電流−推力
特性は11Cに示す如く更に向上する。
この短冊形カバー材料の厚さの推力に対する関係を本実
施例につき調べると、励磁電流一定としたとき第10図
に示す如く1.2mm近傍で最大推力12kgとなる。
施例につき調べると、励磁電流一定としたとき第10図
に示す如く1.2mm近傍で最大推力12kgとなる。
又前記の装置で推力を一定とした場合の入力電力Wとカ
バー材料の厚さの関係を調べると第11図に示す如く1
.5闘近傍で最低となる。
バー材料の厚さの関係を調べると第11図に示す如く1
.5闘近傍で最低となる。
尚、短冊の間隔、巾又はスリット巾は出来るだけ狭くし
た方がよい。
た方がよい。
以上述べた如く、本発明によれば、
1)空隙磁束密度の2次導体進行方向における脈流変化
を平滑にするため、推力を本実施例実測値で約20%増
大出来た。
を平滑にするため、推力を本実施例実測値で約20%増
大出来た。
又消費電力の面では同一推力に対し約10%減少出来た
。
。
2)スロット表面をカバーするため、コイルが電磁力そ
の他により対向磁極間空隙に飛び出すことを防止出来た
。
の他により対向磁極間空隙に飛び出すことを防止出来た
。
3)2次導体の走行面をカバーで保護するため、接触し
ても相互に大きな損傷を受けず、従って空隙間隔も狭め
られ、効率を向上させられた。
ても相互に大きな損傷を受けず、従って空隙間隔も狭め
られ、効率を向上させられた。
以上を要約すると、本発明はりニアモータの性能向上、
安全性の増大、経済性向上に有効である。
安全性の増大、経済性向上に有効である。
第1図は従来の小形リニアモータ界磁構造において、開
放形スロットの断面を示す図であり、第2図は理想的閉
口形スロット断面図、第3図は半閉口形スロット断面図
、第4図は本発明の実施例のスロット断面図、第5図は
本発明の実施例の界磁外形図、第6図は本発明の他の実
施例の界磁外形図、第7図は界磁インダクタンスと電源
周波数の関係を前記各形式のスロットについて求めた図
、第8図は空隙磁束密度分布図、第9図はカバーの有無
及び種類による推力−電流関係図、第10図はカバーの
厚みと推力の関係図、第11図は推カ一定とした時の短
冊形カバーの厚みと入力電力との関係を示す図である。 図中1はスロット、2は磁心、3は閉口部コア、4は半
閉口部コア、5はカバー、6はコイル、7はうず電流、
8は短冊状カバー、9は各種スロットにおける空隙イン
ダクタンス−電源周波数曲線で、9Aはカバー無し、9
Bは平板カバー、9Cは短冊形カバーの場合、10は空
隙磁束密度−変位曲線で1OAはカバー無し10Bは薄
厚鉄板カバーの場合、11は推力−電流曲線で11Aは
カバー無し、11Bは平板カバー、11Cは短冊カバー
の場合、12は一定電流の場合の短冊形カバーの厚みと
推力の関係曲線、13は一定推力の場合の短冊カバーの
厚みと入力電力Wの関係曲線である。
放形スロットの断面を示す図であり、第2図は理想的閉
口形スロット断面図、第3図は半閉口形スロット断面図
、第4図は本発明の実施例のスロット断面図、第5図は
本発明の実施例の界磁外形図、第6図は本発明の他の実
施例の界磁外形図、第7図は界磁インダクタンスと電源
周波数の関係を前記各形式のスロットについて求めた図
、第8図は空隙磁束密度分布図、第9図はカバーの有無
及び種類による推力−電流関係図、第10図はカバーの
厚みと推力の関係図、第11図は推カ一定とした時の短
冊形カバーの厚みと入力電力との関係を示す図である。 図中1はスロット、2は磁心、3は閉口部コア、4は半
閉口部コア、5はカバー、6はコイル、7はうず電流、
8は短冊状カバー、9は各種スロットにおける空隙イン
ダクタンス−電源周波数曲線で、9Aはカバー無し、9
Bは平板カバー、9Cは短冊形カバーの場合、10は空
隙磁束密度−変位曲線で1OAはカバー無し10Bは薄
厚鉄板カバーの場合、11は推力−電流曲線で11Aは
カバー無し、11Bは平板カバー、11Cは短冊カバー
の場合、12は一定電流の場合の短冊形カバーの厚みと
推力の関係曲線、13は一定推力の場合の短冊カバーの
厚みと入力電力Wの関係曲線である。
Claims (1)
- 1 開放形スロットを有するリニアインダクションモー
タにおいて、該スロット前面に、薄厚で進行方向を長手
方向とした切欠溝を複数具える磁性体カバーを設けて成
ることを特徴とするリニアインダクションモータの磁気
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4644779A JPS591058B2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | リニアインダクシヨンモ−タの磁気回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4644779A JPS591058B2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | リニアインダクシヨンモ−タの磁気回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55153269A JPS55153269A (en) | 1980-11-29 |
JPS591058B2 true JPS591058B2 (ja) | 1984-01-10 |
Family
ID=12747406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4644779A Expired JPS591058B2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | リニアインダクシヨンモ−タの磁気回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591058B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6042085U (ja) * | 1983-08-25 | 1985-03-25 | 住友電気工業株式会社 | リニヤインダクシヨンモ−タのステ−タ |
JP3832556B2 (ja) * | 2000-02-25 | 2006-10-11 | 株式会社安川電機 | キャンド・リニアモータ |
-
1979
- 1979-04-16 JP JP4644779A patent/JPS591058B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55153269A (en) | 1980-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4516046A (en) | Continuous current electric machine with cylindrical air gap and permanent magnet pole piece | |
EP0920107B1 (en) | Winding arrangement for switched reluctance machine based internal starter generator | |
CA2208482A1 (en) | Transverse flux machine | |
GB1490218A (en) | Linear induction motors | |
GB1314161A (en) | Linear induction motor | |
EP0295617A3 (en) | Magnetic top wedge | |
JPH0116102B2 (ja) | ||
US6642828B2 (en) | Airgapped magnetic component | |
JPS591058B2 (ja) | リニアインダクシヨンモ−タの磁気回路 | |
JPS5568870A (en) | Rectilinear-moving electric machine | |
US5994992A (en) | Choke coil | |
US3197718A (en) | Gyromagnetic resonance waveguide isolator with ferrite strips and overlapping ferrite bar | |
US6628191B1 (en) | Inductance arrangement | |
JPH0638500A (ja) | リニアモータ | |
US3624576A (en) | Laminated magnet core | |
JPH0661071A (ja) | 静止電磁誘導機器 | |
CN209787013U (zh) | 一种共用线圈的直线电机 | |
JPS62114301A (ja) | サスペンデッド線路形方向性結合器 | |
CN212969228U (zh) | 一种电机定子铁芯和轴向磁通电机 | |
SU1501179A1 (ru) | Магнитопровод электрического аппарата | |
US4390941A (en) | Static magnetic frequency multiplies | |
JP3430803B2 (ja) | 非接触電力伝達装置 | |
JPH10341545A (ja) | 非接触給電装置 | |
JPS60131071A (ja) | リニアモ−タ | |
JP2024006779A (ja) | 永久磁石界磁、リニアモータ |