JPS59105465A - 安全ベルト巻取り装置の戻り止め機構 - Google Patents

安全ベルト巻取り装置の戻り止め機構

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JPS59105465A
JPS59105465A JP58219321A JP21932183A JPS59105465A JP S59105465 A JPS59105465 A JP S59105465A JP 58219321 A JP58219321 A JP 58219321A JP 21932183 A JP21932183 A JP 21932183A JP S59105465 A JPS59105465 A JP S59105465A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車用安全ベルトの巻取り装置の緊急時戻シ
止め機構に関する。
英国特許第A−1592713号明細書に示す緊急時戻
シ止め機械は、互に平行な1対のフレーム部材と、ベル
トを受けるシャフト及びこのシャフトの両端に隣接し外
周に歯を設けたディスクとで構成され、軸受でフレーム
部材に取付けられ、回転軸と直角方向でフレーム部材に
対して一定範囲内の平行移動を行うことによシ該戻シ止
め機構がフレーム部材側に設けた相手方戻シ止め構造と
がみ合う位置で停止するため回転が阻止される構造のス
プールと、このスプールをかみ合いが外れる位置に偏移
させるための弾性体手段と、前記スプールをかみ合い状
態に持って行くための慣性応答手段から成る。本発明は
この種の巻取シ装置に用いる改良型作動機摘に関する。
本発明によれば、作動機構はζスプールに取付けられそ
の回転及び並進運動のためのラチェット式歯車と、回転
可能に取付られる制御部材と、この制御部材をラチェッ
ト式歯車に連動させ、ラチェット式歯車がベルト巻き戻
し方向に回転すると制御部材を回転させる慣性応答手段
とを具える。
制御部材が回転するとスプールをフレーム部材とかみ合
って戻シ止め状態が得られるまで動作させ、制御部材は
スプールに連動する。
本発明の態様では、制御部材を回転できる形で取付ける
のにシャフトe使用し、フレーム部材の一方に回転自在
に取付けたレバーをカム面とかみ合える構造の従動部材
を用いて制御部材に連動させることによシ、制御部材の
回転動作に伴なって、スプールに付属するディスクのう
ち一方に設けた歯にレバーをかみ合わせる様にしである
本発明の他の態様では、制御部材が、フレーム部材の一
方に回転自在に取付けてあシ、回転動作の中心位置は、
スプールがかみ合い状態に向けて移動する向きと直角方
向で、スプール軸からずれた位置にある。但し、スプー
ルは、制御部材に軸受を用いて取付けてあシ、制御部材
の回転動作に伴ってスプールは、かみ合い状態まで移動
する様にしである。
制御部材をラチェット式歯車に連結させる手段として、
制御部材上に回転目在処つめを設ければよい。このつめ
には、その先端に隣接して当接面を設けることが望まし
い。ストップ機構を設ける位置は、制御部材上として、
先端部がラチェット式軸受けとかみ合っている時に上記
渦接面とかみ合うことによシ、つめの回転軸に加わる合
成荷重が除去される様にしである。
隔離手段をスプールが巻取シ方向に回転している時はつ
めと21)み合って、ラチェット式歯車とつめのかみ合
わせが解けた状態に保つように設けることができる。か
かる隔離手段は、慣性感知用素子に加わる水平方向加速
度が所定値を超えた場合には、機能しない様にしである
作動手段は、あらかじめ組立てである収納カセット内に
収容しておいて、そのカセットを、フレーム部材の一方
の外側に固定しておくことができる。戻り止め用のばね
は、もう一方のフレーム部材に固定されている同じ様な
収納カセットに収容しておくこともできる。この収納カ
セットには、スプール用のスライド式軸受が内蔵してい
てもよい。この軸受は、収納カセット外被の半径方向に
突出部分と、摺動係合する表面部分を設けることによシ
、はぼ完べきな防塵用封止機能を確保し収納カセット内
への塵埃侵入が阻止される構造とすることが好ましい。
制御部材には、ラチェット式歯車と一体成形したスリー
ブを受入する軸受を組込むことができ、その場合、スリ
ーブはラチェット式歯車をスプール軸と連結する機能も
果す。制御部材と、ラチェット式歯車の両者共、プラス
チック材料から簡単 、′に成形可能なため、上述の機
構によシブラスチック製部材どうしの軸受構造とするこ
とが可能となる。
慣性応答手段はその一部として、突出軸に軸受けされば
ねでラチェット式歯車に連結される慣性型ディスクを設
ける場合がある。ラチェット式歯車が急に加速されたた
め、慣性型ディスクが、ばねの作用に反して、ラチェッ
ト式歯車より連れて動作している場合にはラチェット式
歯車に駆動されているつめは、外側へ移動して、制御部
材に設けたラチェット式の歯とかみ合う。本発明におけ
る第2の実施例では、制御部材を、隣接するフレーム部
材に取付る回転中心位置に比較的近い場所では、前述の
つめは、外側に向って半径方向に移動する様に作用する
傾向にあるため、できれば2個以上のつめを対称に配置
し、つめと該回転中心位置との距離が所定値未満の場合
には、制御部材に設けであるラチェット式の歯とかみ合
って戻り止め状態となるつめが出て来ない様な構成とす
る。
ラチェット式歯車及び制御部材の歯の巾を巻取シ装置の
軸方向の全長を伸ばさずに広げるためには2組の歯を、
互に嵌め合わせ方式に配置して、ラチェット式歯車に設
けた外向きの歯が、制御部材上の内側を向いたラチェッ
ト式の歯と重なる様にしておくことが望ましい。比較的
広いラチェットの歯の巾に対し、ある角度で配置される
つめの先端により、戻シ止めが阻止される危険性を少く
するため、ラチェツト歯とつめの双方、またはいずれか
一方を、これらの先端部を軸に対して傾斜させ、歯の先
端どうしの交叉が生じないうちに、必ず一方の側からか
み合いが開始される様にしておけばよい。
作動機構の各種構成要素は、スプール上の戻υ止め用構
成部分と、フレーム部材上の相手方決9止め用構成部分
とが、相互にかみ合い状態に入る際に、同期関係が得ら
れる様な相対位置に配置するのが望ましい。
本発明の実施例を添付図面を参照して以下に説明する。
第1図に示す巻取シ装置は、はぼU字型をしたフレーム
10を具えていて、その底の部分には孔12が設けてあ
勺、フレーム10を自動車の本体に取付けできる様にな
っている。1字型の両側枝が、実質的に同一のフレーム
部材14と16を構成し、そのいずれにも、はぼ円形で
上部もへりに歯が刻まれた区間18を設けた窓がついて
いる。
円形窓の下部は、かどをつけて拡げてあシ、以下に記す
機構用の諸部品を装着できる様にしである。
フレーム10には、スプール20が装着される。
スプール20は、安全ベルトを巻付ける主軸部分22と
、フレーム部材14および16の各々に設けである歯付
き区間18とかみ合う様になった2枚の歯付き円板24
および26と、両突出軸28および30とを肩する。
両端には突起34と36が直角に突出する間隔保持棒3
2は、両フレーム部材14および16の外周に設けたそ
れぞれの切欠き38及び40との間に張られて、相互間
の所定間隔を保持している。
突起34と36は、両フレーム部材14と16に設りた
開口部の縁部よりつき出ているので、スプール上の歯付
き円板24と26に重なシ合って、スプール20の軸方
向移動を阻止している。なお、間隔保持棒32の両端に
は、それぞれかぎ状成形部38と40が設けてあって、
それらが、戻しばね収納カセット42を、フレーム部材
16の外側表面と、また戻り止め機構収納カセツl−4
3t−、フレーム部材14の外側表面と、それぞれかみ
合った状態に保つ役割を果す。
戻しはね収納カセット42の容器は、フレーム部材16
と接触した状態でかぎ形成形部38でとめである端面部
材44と、戻しばねの外側先端部を固定しであるストッ
プ機構(図示せず)を支えているカバー46とから成る
。ばね48の内側先端部は、外形が円筒面で、スプール
20における突出軸30の平坦な先端部と嵌合するグラ
スチック製の?ス50に固定されている。ぎス50の軸
方向長さは、ばね48の幅よシ長いので、端面板44の
表面に設けた細長いくぼみ54に、摺動自在に装着しで
あるプラスチック製保持板52上の孔に、ゴスの片端が
貫入している。くぼみ54の中央に当る個所には、細長
いスロット56が設けてあって、そこに、突出軸30と
保持板上のデスが貫入している。くぼみ54とスロット
56それぞれの長さは、保持板52が端面板16上の歯
付区間18と、ディスク26上の歯とがかみ合う位置、
ならびにそのかみ合いが解ける位置相互間を摺動できる
様な値にしである。ばね58は、保持板52上の成形部
分と係合して、かみ合いが解けた状態に偏向力を加えて
いる。
戻シ止め機構収納カセット43はフレーム部材14の外
側表面に接し、間隔保持棒32上のかぎ形成形具40に
係合する端面板とカバー62とから成る。端面板60に
は、細長いスロット64と、スライド式軸受66があっ
て、後者は戻しはね収納カセット42の対応要素と同様
の方法で、ばね68の作用で、端面板14に設けた歯付
き区間18から離れる方向に偏向力を受けた状態にある
。但し、戻シ止め機構収納カセット43の場合にはボス
50の代シに、ラチェット式歯車72に固定された突出
軸70を用いる。突出軸70は、保持機構66とかみ合
うため外側が円筒面で、スプール20における突出軸2
8の平坦な先端部が嵌まるためのスロットが設けである
スライド式軸受66は、はね68の延長枝部75の作用
で、ベルトが引っ込む方向に回転させようとする角偏向
力を受ける制御部材74の一部として一体成形しである
。つめ76は制御部材74上に回転自在に取付けである
ので、端面板60の下部に取付けである従来の受は皿入
シ球体方式の慣性検知機構78の作用にょシ、ラチェッ
ト式歯車72の歯とかみ合うまで移動することができる
制御部材74にも細長いスロット80が設けてあって、
これが、フレーム部材14に面した端面板60の側面に
固定されているピン86に回転自在に取付けておる阻止
用のつめ84に設けた突起82とかみ合っている。端面
板60には、細長い開口部88が設けてあって、成形具
82がそこに貫入している。
第2図から第5図には、戻り止め機構の概要図を示すが
、これらの図に示す構成要素のあるものは、第1図に比
して、破断され修正を施されまた他の一部は省略される
ことによって、本機構の動作をわかり易くしである。図
でわかる通シ慣性検知機構78は、球体92の受皿をの
せた台90で構成されている。台90は、端面板60に
固定されていて、その突出部に回転自在に取付けである
球体従動車レバー94を備えている。従動型レバ−94
は、つめ76とかみ合う。安全ベルトがスプールに巻込
ま九る際の回転方向は、反時計方向となる。
戻フ止め機構の動作を以下に記す。巻取シ装置に加わる
水平方向加速度が、戻り止め機構の作動に必要とされる
臨界値未満の場合には第2図に示す通9球体92は、受
は皿中央にとどまったままで、つめ76はラチェット式
歯車72とのかみ合いが解けた状態にある。
第3図に移って、加速度が上記臨界値を超えると、球体
92は受は皿の縁部に近い位置まで移動し、レバー94
を持上げるので、つめ76は、ラチェット式歯車72と
かみ合うまで動く。すでに記した通り、ラチェット式歯
車72は、スプール20と連動するので、安全ベルトが
スプール20から少しでも繰シ出されると、ラチェット
式歯車72は、(第2図から第5図において)時計方向
の回転動作を惹起し、この回転動作は、つめ76によっ
て、制御部材74に伝達される。第4図に示す通り、f
!II御部材74のかかる回転動作に伴って、回転阻止
用つめ84は、回転しながら、スプール20の歯付きデ
ィスク24とがみ合って、突出軸28と30を中心とす
るディスクの回転動作を阻止する。安全ベルトには、絶
えず張力がががっティるものと想定すれば、スプール2
oは、回転阻止用つめ84の先端部を中心に回転し、保
持板52と66は、両ディスク24と26の歯が、第5
図に示す通シ、フレーム部材14と16の歯付き区間1
8とかみ合うまで(第1図)、ばね58と68の作用に
逆らって、スロット56と64に沿うて摺動する様にな
っている。制御部材74の時計方向回転動作がいったん
開始されると、本機構は、完全な戻り止め状態となシ、
球体92が受は皿の中央に復帰しても、安全ベルトの張
力がなくならない限シ、上記の完全な戻シ止め状態全保
持する点は注目に値する。
つめ76の先端部背後にある74(第1図)の突起とし
て成形されているストップ機構98にょる戻シ止め操作
が行われている間は、つめ76に加わっている荷重は、
回転軸96にはかからない。
第4図でよくわかる通シ、つめ76の先端部裏側は、つ
めが戻少止め状態に移行すれば、ストップ機構とかみ合
う。この作用が容易に行われる様、つめ76は、回転軸
96と、ゆるやかな嵌合い関係にあることが望ましい。
第1図に戻って、戻り止め機構収納カセットは、ベルト
引っ張力動作検知型の作動機構も具えるが、これは普通
のタイプで、第2図力・ら第5図までには記されていな
い。簡単に説明すると、ベルト引っ張り動作検知型の戻
り止め機構はラチェット式歯車72の突出軸70に回転
自在に取付けである慣性型ディスク100と、ラチェッ
ト式歯車72の片側面にその周縁部と隣接して固定され
たビン104に回転自在に取付けであるつめ102とで
構成されている。慣性型ディスク100にはビン106
が設けであるので、ベルトがスプール20から繰出され
ている最中に、慣性型ディスク100がはね108の作
用に逆らってラチェット式歯車72より遅れた状態にな
ると、つめは外側に向って移動する。ベルトが繰出し方
向に向って加速されても、ディスク1ooの慣性が十分
に備わっていて、ばね108の動作に打勝ち、っめ10
2か外側に向って移動し、制御部材74から突出してい
るフランジ上に成形されている内側のラチェット式歯車
とかみ合い、それに伴って、ラチェット式歯車72と制
御部材とが連動する。更に続けてベルトを繰出すと、制
御部材74が回転動作を行い、本機構の戻シ止め作用が
第4図と第5図に基づいて、上述の通多に進行するφ 凹凸のはげしい路面上を走行中に、球体92が受は皿の
中ではねまわると、つめ76がラチェット式歯車72の
歯とぶつがり会って、不快な騒音を発生させる場合があ
る。これを防止するため、隔離用レバー12o(第1図
および第6図)の一端122を、レバー120の胴体部
分と直角の向きで、ラチェット式歯車72における突出
軸7゜の外側端面に設けた軸方向の孔に摩擦嵌合せ方式
で嵌め込んである。レバー120におけるもう一方の端
には、先の尖った突起124が設けてあって、つめ76
の根元に設けた対応する形状の切欠き126とかみ合う
位置にある。使用中、安全ベルトがスプール20から繰
出されている最中には、ラチェット式歯車72が、レバ
ー120を時計まわシの向きに送って行って、最終的に
、その外側端面ば、カバー62の側壁128内側と接す
る様になる。引続き、ラチェット式歯車720回転が続
行するにつれて、先端122は、孔に沿って滑動して行
く。つめ76は、かみ合い状態まで、支障なく移動する
一方、安全ベルトが、スプール2oに巻キ込マれている
最中は、ラチェット式歯車72は反時計方向にまわって
、レバー120は、突起124が切欠き126とかみ合
うまで首を振シ、っめ76は、か−7)−会いの解けた
状態に保たれる。但し、本発明の特質によれば、切欠き
126の上側表面128が、つめ76の旋回軸96から
半径方向に向う直線とのなす角は、球体92に加わる水
平方向加速度が、あらかじめ定めた臨界値たとえば3y
乃至5gを超えると、先端部122が縦孔に摩擦方式で
かみ合っていた状態が利かなくなり′、レバー120が
移動して、突起124が切欠き126から外れてしまい
、つめ76が、ラチェット式歯車72とのかみ合い状態
まで移動する様にしである。従って、本機構の戻り止め
操作は、たとえ、安全ベルト着用者の体がスプール20
から安全ベルトを繰出す様な動作を始めなくても、球体
92で過度の水平方向加速度が検知され次第、直ちに開
始される。
第7図に示した巻取シ装置は第1図に示したものと、は
ぼ似通っている。実質的に同じ部品は、同一の参照番号
を付してあシ、詳細な説明は省いである。
第7図に示す巻取多装置戻シ止め機構の動作は、車載用
の高感度慣性検知機構78、あるいは慣性型ディスク1
00のいずれかによって、ラチェット式歯車72を制御
手段74に連結させられる点で、第1図に示した巻取シ
装置の場合と似通っている。但し、制御手段74は、シ
ャフト28を中心とする一定範囲内の回転動作が支障な
く行える様になっているのではなく、孔132とかみ合
う回転ピン130によって、端面板60は回転自在に取
付けである。ピンj30は、第8図および第9図に示す
通シ、スロット64の長手方向を向いた軸が底辺を構成
する2等辺3角形の頂点にある。
その結果、制御部材74が、ラチェット式歯車72に連
結されて、同ラチェット式歯車が、ベルトの繰出す方向
に回転動作をしていると、制御部材74は、ピン130
を中心として回転し、シャフト28は、スロット24に
沿って移動するので、歯付きディスク24と26は、歯
付き区間18とがみ合う。従って第1図のつめ84は不
要となる。それに伴い、端面板60上に開口部を設ける
理由もなくなるため、本機構の動作を妨げるおそれのあ
るちシやほこシを防止するために、収容カセット43を
密閉する方法も容易になる。
第7図に示す本発明の実施例において欠点と考えられる
一点は、スプール2oを動かすために必要とされる戻夛
止め用η期荷重のうち相当部分を、つめ76か、つめ1
02のいずれがで負担している点にある。従って、これ
らのつめと、そのかみ合う相手方ラチェットの歯は、あ
る程度幅を広くしておくことが望ましい。第10図に関
して、ラチェット式歯車72の歯は、円筒形フランジ1
40上に成形加工されているが、そのフランジ内部には
、つめ102といっしょに、ラチェット式の歯110に
対して送り操作を行う制御手段74のフランジが入って
いる。この構成によれば、いずれの系列によるラチェッ
トの歯共、その幅を実質上増加させても、巻取勺装置の
軸方向全長をそれに伴って増加させなくてもすむ。但し
、つめ102が、その回転中心104と106のまわシ
に回転する場合には、つめの先端部は、ラチェットの歯
110のうち、いずれかの先端部と一定の角度を生じた
ままの状態に陥いるおそれがある。この危険性を避ける
ために、りめ102の先端部142には、第10図に示
す様な勾配がつけであるため、スプールに近い方の端か
ら、必ず、歯110とかみ合う様になっている。もう一
方のつめ76(第10図には省略する。)の先端部も同
じ様な形状にしである。
第10図に示した特質は、いずれも第1図から第6図ま
での実施例にも採用されている。
第11図に移って、回転ビン130を基準とするつめ7
6の位置は規制されているにも拘らず、つめ102の位
置について、同じ様な規制はいっさい加えられていない
点は注目に値する。つめ102が、ビン130に近いラ
チェツ)歯110とかみ合った場合には、相当な荷重が
加わるおそれがある。これを避けるため、回転ビン13
0の両側約60度づつにわたる区間内は、ラチェット式
の歯110を省略し、回転ビン104と、直径に沿って
向き合っている回転ビン154に、第2のつめ152が
実装されている。つめ152は、ビン106に似通った
ビン156で、慣性型ディ↓ スフ100に連結されている。従って、つめ10と15
2のうちいずれかが、回転ビン130から120度を超
える位置にあれば、本尺シ止め機構が作動する様にして
あれば、そのつめの方に全荷重が加わシ、もう一方のつ
めは、区間150と一致した位置に来る。逆に、両方の
つめが、いずれも、回転ビン130から120度未満の
位置にある時に戻シ止め状態に入ると、荷重は2本のっ
めに分担される。両方のつめの先端位置は、回転点10
4.1’06と、回転点154,156とをそれぞれ結
ぶ直線とある角度をなしているため、ラチェット式歯車
72と慣性型ディスク100相互間の相対運動は拡大さ
れる。なお、つめには両方共、つめ76に対するストッ
プ機構と同じ様な方法で、それぞれにストップ機構15
8と160が設けておる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による安全ベルト巻取υ装置の戻シ止め
機構の第1の実施例の分解図、第2図は慣性検知機構の
解放状態における概略斜視図、第3図は慣性検知機構の
戻シ止め準備状態における概略斜視図、第4図は戻シ止
め機構本体部分がかみ合う前の検知機構が完全に閉塞し
た状態を示す概略斜視図、第5図は検知機構が完全に戻
多止めに入った状態を示す概略斜視図、第6図は慣性型
検知機構を更に詳細を示す概略端面図、第7図は本発明
による戻シ止め機構の第2の実施例を示す分解図、第8
図及び第9図は第6図に示した実施例の概略斜視図、第
10図は第7図に示した戻フ止め機構の部分破砕断面図
、第11図は第7図に示した実施例の戻p止め機構の一
部を示す端面図である。 10・・・フレーム、1’4.16・・・フレーム部材
、18・・・歯付区間、20・・・スゾール、24.2
6・・・ディスク、42・・・戻しばね収納カセット、
43・・・戻り止め機構収納カセット。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに平行な1対のフレーム部材と、ベルトを受
    けるシャフト及び該シャフトの両端に隣接し外周に歯を
    設けたディスクとで構成され、軸受によシフレーム部材
    に取付けられ回転軸と直角方向でフレーム部材に対して
    一定範囲内の並進運動を行いディスクに設けた戻シ止め
    形成部がフレーム部材に設けた相手方戻り止め形成部と
    力・み合う位置に移動してかみ合いが外れる状態への回
    転を阻止する構造のスプールと、該スツールをかみ合い
    位置まで動かすための慣性応答作動手段とを具える安全
    ベルト巻取シ装置の戻シ止め機構において、前記慣性応
    答作動手段は、前記スプールとともに回転し並進運動を
    行うスプールに設けたラチェット歯車と、枢着される制
    御部材と、ラチェット歯車のベルト繰出し方向の回転が
    制御部材の角運動を惹起するように該制御部材を前記ラ
    チェット歯車に連結する慣性応答手段とを有してお9、
    この制御部材の角運動によシスゾールがフレーム部材と
    かみ合わさ9戻シ止め状態となシ、スツールが戻シ止め
    かみ合い状態に移行する際、制御部材はスプールと連動
    する様になっている安全ベルト巻取り装置の戻シ止め機
    構。
  2. (2)  前記制御部材の枢着は前記スツールの軸によ
    シ行なわれ、レバーが前記フレーム部材の一方に枢着さ
    れ、カム面とかみ合い可能な従動部により前記制御部材
    に連結されておシ、これによシ前記制御部材の角運動に
    Jニジ前記レバーがスプールの一方のディスクに設けた
    歯とかみ合うものである特許請求の範囲第1項に記載の
    戻υ止め機構。
  3. (3)  前記制御部材は一方のフレーム部材に枢着さ
    れその回転の中心はスプール軸からスツールの運動方向
    と垂直の方向に移動し、かみ合いを行うものであり、前
    記スプールは制御部材上に軸受されており、これによ多
    制御部材の角運動によシスプールがかみ合い状態に移行
    するものである特許請求の範囲第1項に記載の戻り止め
    機構。
  4. (4)前記慣性応答手段はスプール軸を中心として回転
    する様に取付けられ、ばねによシラチェット歯車と結合
    される慣性ディスクを有しておりラチェット歯車と慣性
    ディスクの間には、スプール軸に関して対称に少なくと
    も2個のつめを設け、ラチェット歯車が急に加速された
    ために1ばねの作用に反して慣性ディスクの動きがラチ
    ェット歯車よシ遅れると、つめは外側に向って半径方向
    に移動し、制御部材のフランジ上の内側に向けて設けた
    ラチェット式の歯とかみ合うものであシ、上記歯は制御
    部材の回軸点から角度的に間隔を有する扇形部内に限っ
    て切られるものである特許請求の範囲第3項記載の戻9
    止め機構。
  5. (5)  前記つめは先端部に隣接して当接面を有して
    おり、前記制御部材上には、つめの先端とラチェット歯
    車との保合時に当接面と係合するような位置にストップ
    手段が設けられるものである特許請求の範囲第4項記載
    の戻シ止め機構。
  6. (6)  前記スプールが巻取シ方向に回転すると前記
    つめと係合することにょシつめがラチェット歯車とは係
    合しない状態に保つための隔離手段と、前記慣性応答作
    動手段の感知装置に所定値を上まわる水平方向の加速度
    が加わった場合には前記隔離手段を働かなくさせる手段
    とを備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第5項に記載の戻シ止め機構。
  7. (7)前記慣性応答作動手段は前記フレーム部材のうち
    一方の外側に固定されているあらがじめ組立られた収納
    カセット内に収容されておシ、戻9ばねはもう一方のフ
    レーム部材に固定されている同様の収納カセット内に収
    容されておシ前記各収納カセットはスプール用のスライ
    ド式軸受が設けてあシ、各軸受の表面は対応する収納カ
    セットの外面の放射状に広がった部分と、スライドしな
    がらかみ合うものである特許請求の範囲第1項乃至第6
    項記載の戻シ止め機構。
  8. (8)  前記制御部材はラチェット歯車と一体形成さ
    れるスリーブを受入れる軸受を有し、該スリーブはスプ
    ール軸にう4エツト歯車を結合する役割も兼ねるもので
    ある特許請求の範囲第1項乃至第7項記載の戻シ止め機
    構。
JP58219321A 1982-11-20 1983-11-21 安全ベルト巻取り装置の戻り止め機構 Granted JPS59105465A (ja)

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GB8233186 1982-11-20
GB8233186 1982-11-20
GB8300178 1983-01-05

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JPS59105465A true JPS59105465A (ja) 1984-06-18
JPH0451377B2 JPH0451377B2 (ja) 1992-08-18

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JP58219321A Granted JPS59105465A (ja) 1982-11-20 1983-11-21 安全ベルト巻取り装置の戻り止め機構

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JPH0451377B2 (ja) 1992-08-18

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