JPS5910447Y2 - フロ−ティングシ−ル装置用シ−ルリング - Google Patents
フロ−ティングシ−ル装置用シ−ルリングInfo
- Publication number
- JPS5910447Y2 JPS5910447Y2 JP1979081231U JP8123179U JPS5910447Y2 JP S5910447 Y2 JPS5910447 Y2 JP S5910447Y2 JP 1979081231 U JP1979081231 U JP 1979081231U JP 8123179 U JP8123179 U JP 8123179U JP S5910447 Y2 JPS5910447 Y2 JP S5910447Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- seal ring
- floating
- ring
- dirt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はシールリングに関するものである。
土砂、泥水中で苛酷な作業環境にさらされる建設機械の
履帯の転輪には、土砂、泥水などの浸入防止のためのフ
ローテイングシール装置が装着されている。
履帯の転輪には、土砂、泥水などの浸入防止のためのフ
ローテイングシール装置が装着されている。
第1図は従来から使用されているフローテイングシール
装置の要部断面図であり、aはシールサポート (固定
側)、bはリテーナ、CはOリング、dはシールリング
(固定側)、eはシールリングdと対向するシールリン
グ(回転側)fはシール面である。
装置の要部断面図であり、aはシールサポート (固定
側)、bはリテーナ、CはOリング、dはシールリング
(固定側)、eはシールリングdと対向するシールリン
グ(回転側)fはシール面である。
シールサポートaとリテーナbとで形威される溝内にシ
ールリングd,eと、シールリングd,eを外側から押
圧するOリングeからなるフローテイングシールが介装
され、シールリングd, eのシール面fを適正面圧
とする。
ールリングd,eと、シールリングd,eを外側から押
圧するOリングeからなるフローテイングシールが介装
され、シールリングd, eのシール面fを適正面圧
とする。
しかしながらシールリング外周部gの摩耗は第2図斜線
部のように生じる。
部のように生じる。
つまり従来のフローテイングシールでは、シールリング
外周部gへの土砂、泥水の浸入を完全に防止し得る状態
でなく、この外周部gは外部から浸入した土砂に絶えず
接触しており、従来のこの外周部gを平坦か又はそれに
近い状態にて使用されているので、シール面fへの土砂
噛込み確率が高く、シールリングの外周シール面の土砂
摩耗が進行する。
外周部gへの土砂、泥水の浸入を完全に防止し得る状態
でなく、この外周部gは外部から浸入した土砂に絶えず
接触しており、従来のこの外周部gを平坦か又はそれに
近い状態にて使用されているので、シール面fへの土砂
噛込み確率が高く、シールリングの外周シール面の土砂
摩耗が進行する。
そして一度摩耗が始まると土砂噛込み量は益々大となり
、摩耗が促進し、フローテイングシール装置の寿命低下
を来している。
、摩耗が促進し、フローテイングシール装置の寿命低下
を来している。
本考案は前記欠点を除去し、シールリングの外周部から
の摩耗による損傷を最低に抑え従来のものより大幅な寿
命延長を図ったシールリングを提供することを目的とし
たものであり、シールリングのシール面への土砂の噛込
みを確率的に減少させるように、シールリングをシール
サポートとリテーナにOリングを介して対向保持したフ
ローテイングシール装置において、シール面側外周部を
錯角断面形状に突出形威してなることを特徴とする。
の摩耗による損傷を最低に抑え従来のものより大幅な寿
命延長を図ったシールリングを提供することを目的とし
たものであり、シールリングのシール面への土砂の噛込
みを確率的に減少させるように、シールリングをシール
サポートとリテーナにOリングを介して対向保持したフ
ローテイングシール装置において、シール面側外周部を
錯角断面形状に突出形威してなることを特徴とする。
本考案であるシールリングは特に油圧ショベル、ブルド
ーザ等の装軌車輛のフローテイングシール装置に適用で
きる。
ーザ等の装軌車輛のフローテイングシール装置に適用で
きる。
本考案の実施例を以下図面に従って詳細に説明する。
第3図は本考案であるシールリングの断面図で、1はシ
ールリング一対で、どちらか一方が固定側、他方が回転
側としてフローテイングシールの一部をなすものである
。
ールリング一対で、どちらか一方が固定側、他方が回転
側としてフローテイングシールの一部をなすものである
。
2はシール面、3はシールリング1のシール面側外周部
に形威した突起である。
に形威した突起である。
この本シールリングをフローテイングシール装置に使用
した場合の土砂摩耗環境を模式的に第4図に示すと、シ
ールリング1は片方固定、他方は回転と相対的な回転運
動中に最も摩耗損傷を受け易いシール面外周部に突起3
があるため矢印の方向に土砂4を積極的に流動させる作
用を生じ、土砂のシール面2への噛込みの確率を極めて
低くし、フローテイングシールの心臓部であるシールノ
ング1の寿命延長を図る。
した場合の土砂摩耗環境を模式的に第4図に示すと、シ
ールリング1は片方固定、他方は回転と相対的な回転運
動中に最も摩耗損傷を受け易いシール面外周部に突起3
があるため矢印の方向に土砂4を積極的に流動させる作
用を生じ、土砂のシール面2への噛込みの確率を極めて
低くし、フローテイングシールの心臓部であるシールノ
ング1の寿命延長を図る。
この作用は第5図のようにシールリング1の軸心のブレ
によりシール面に段違いが生じた場合でも従来品と比べ
て有効に働くことになる。
によりシール面に段違いが生じた場合でも従来品と比べ
て有効に働くことになる。
第6図は、シールリングの土砂摩耗実験の結果であり、
本考案によりシールリングの耐摩耗性の良好なことが判
明する。
本考案によりシールリングの耐摩耗性の良好なことが判
明する。
このように本考案によれば、シールリングの寿命延長が
計られ、実用上有益なものである。
計られ、実用上有益なものである。
第1図は従来のフローテイングシール装置の要部断面図
、第2図は従来シールリングの断面図、第3図は本考案
の実施例を示す断面図、第4図はその作動状態を示す断
面図、第5図はその作動状態第2例を示す断面図、第6
図は時間摩耗減量関係図である。 1・・・シールリング、2・・・シール面、3・・・突
起、4・・・土砂。
、第2図は従来シールリングの断面図、第3図は本考案
の実施例を示す断面図、第4図はその作動状態を示す断
面図、第5図はその作動状態第2例を示す断面図、第6
図は時間摩耗減量関係図である。 1・・・シールリング、2・・・シール面、3・・・突
起、4・・・土砂。
Claims (1)
- シールリングをシールサポートとリテーナにOノングを
介して対向保持したフローテイングシール装置において
、シール面側外周部を鋭角断面形状に突出形戊してなる
ことを特徴とするフローテイングシール装置用シールリ
ング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979081231U JPS5910447Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | フロ−ティングシ−ル装置用シ−ルリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979081231U JPS5910447Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | フロ−ティングシ−ル装置用シ−ルリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55181066U JPS55181066U (ja) | 1980-12-26 |
JPS5910447Y2 true JPS5910447Y2 (ja) | 1984-04-02 |
Family
ID=29314532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979081231U Expired JPS5910447Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | フロ−ティングシ−ル装置用シ−ルリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910447Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53687Y2 (ja) * | 1972-03-30 | 1978-01-11 |
-
1979
- 1979-06-14 JP JP1979081231U patent/JPS5910447Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55181066U (ja) | 1980-12-26 |
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