JPH0527353Y2 - - Google Patents

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JPH0527353Y2
JPH0527353Y2 JP2963188U JP2963188U JPH0527353Y2 JP H0527353 Y2 JPH0527353 Y2 JP H0527353Y2 JP 2963188 U JP2963188 U JP 2963188U JP 2963188 U JP2963188 U JP 2963188U JP H0527353 Y2 JPH0527353 Y2 JP H0527353Y2
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bearing
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rotating body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はクローラ式の農業機械、土木機械な
どに用いるクローラベルトの支持転輪などとして
用いる回転体の支持構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のクローラベルトの支持転輪などの支持構
造は、車体のフレームなどに固定した軸の端部に
リング状のデイスタンスピースを介して一対のボ
ールベアリングの内輪をそれぞれ固定し、このボ
ールベアリングの外輪の外側には支持転輪などの
回転体のボスを嵌合する。
また、ボス内に泥、砂などが侵入することを防
止するため、オイルシールや防塵カバーを嵌装し
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来の支持構造の場合、分品点数
が多く、オイルシールは金属などの硬質材の芯
に、ゴムなどの軟質弾性材料からなるシール部を
形成するので製造に手数がかかり、また、組立て
にも手数がかかる。
軸は焼入れしていないため、オイルシールのリ
ツプが軸に強く接触すると、軸のこの部分が摩耗
して溝が形成され、ここから泥が侵入する。
このため、軸に焼入れを施してリツプが接触し
ても摩耗しないようにする必要があるのできわめ
て面倒であるなどの問題点があつた。
この考案は上記のような従来技術の問題点に鑑
みて、軸に焼入れを施すことなく使用でき、しか
も泥水などの侵入のおそれのない回転体の支持構
造を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は固定
軸の外側にボールベアリングの内輪を固定し、ベ
アリングの外輪は回転中心に直角の接触面で密着
する左右一対とするとともに、この各外輪の外端
はボールに沿つて内向き円弧状に湾曲する湾曲部
とし、この湾曲部の外側に軟質弾性材料からなる
層を形成するとともに、この層の内端に同材料に
より一体に形成したシール部は湾曲部の端面に密
着させ、同シール部の内周には前記内輪の外周に
接触する複数のリツプを全周に形成し、同シール
部の外端には、ベアリングの両端に固定したカバ
ーの内面に接触するリツプを全周に亘り形成し、
外輪の外側には樹脂製の回転体を一体成形したも
のである。
〔作用〕
この考案は上記の構成であり、回転体が回転す
ると、これと一体の外輪が回転し、ボールが固定
軸と一体の内輪上を回転する。
外輪が回転すると、その両端内周のシール部に
設けたリツプがベアリングの内輪の外周面に密着
しながら回転する。
ベアリングの内輪の外周面はボールとの接触に
よる摩耗を防止するため、最初から焼入れを施し
てあるため、上記のようにリツプが接触しても摩
耗せず、十分に泥水などの侵入を防止する。
〔実施例〕
図面に示す実施例において、1は図示省略して
あるフレームに固定した固定軸であり、この固定
軸1の外側にボールベアリングAを取付ける。
上記ボールベアリングAは内輪2と外輪3およ
びボール8からなつているが、内輪2の両端に、
固定軸1に嵌装したカバー4を当てがい、一方の
カバー4は固定軸1の段部で受け、他方のカバー
4は固定軸1の端部に当てがつた座金5をボルト
6で締付けることにより支持せしめる。
8は内輪2の両端近くの外周の溝にはめた複数
のボールで、外輪3は組立の都合から、左右一対
となつている。
この各外輪3の外端はボール8に沿つて内向き
円弧状に湾曲する湾曲部9とし、この湾曲部9の
外側にゴムなどの軟質弾性材料からなる層10を
焼付けなどの手段で形成するとともに、この層1
0の内端に同材料により一体に形成したシール部
11は湾曲部9の端面aに焼付などの手段で密着
させ、同シール部11の内周には前記内輪2の外
周に接触する複数のリツプ12を全周に形成す
る。
また、同シール部11の外端には、ベアリング
Aの両端に固定した前記カバー4の内面に接触す
るリツプ13を全周に亘り形成し、外輪3の外側
には樹脂製の回転体14を一体成形する。
上記外輪3の外周面には、この外周面に対して
偏心した溝15を形成し、回転体14のモールド
の際、この溝15内に樹脂が流入して回転体14
と外輪3とが一体になつて滑らぬようにする。
なお、固定軸1と内輪2の端部内周の面取り部
とカバー4の内周の面取り部により生じる狭い空
間にはOリング16を嵌装して、この部分からの
水の侵入を防止する。
上記の実施例において、左右の外輪3の外端と
内輪2の外端の間はシール部11と、そのリツプ
12により封鎖されている。
すなわち、第2図のように、シール部11の内
周のリツプ12は内輪2の外周に弾性変形しつつ
密着し、外周のリツプ13はカバー4の内面に弾
性変形しつつ密着して液密を保持する。
また、回転体14が農業機械のクローラベルト
の内側を保持する支持転輪の場合、回転体14が
回転するこれとともに外輪3がボール8を転動さ
せながら回転する。
このさい、泥水中に入つてもリツプ12,13
による液密によりベアリングA内への泥水の侵入
を防止できる。
また、実施例の構造では固定軸1をあらかじめ
クローラのフレームに溶接などの手段で固定した
のち、内側のカバー4、回転体14を取付けたベ
アリングA、外側のカバー4を順次固定軸1に嵌
装し、ついで座金5を当てがつてボルト6を締付
けることにより簡単に取付けることができる。
〔考案の効果〕
この考案は上記のようにベアリングの外輪と一
体に樹脂製の回転体を形成するとともに、外輪の
外端を円弧状の湾曲部として、この外側に軟質弾
性材料からなる層を形成し、この層の内周をシー
ル部とすることにより、簡単な構造で回転体およ
び外輪に対するシール部の固定が行なえる。
また、シール部の内周のリツプはベアリングの
内輪の外周に接触するようになつているが、この
内輪は焼入ずみであるため、リツプとの摩擦によ
り摩耗するようなおそれはない。
上記のように、この考案ではリツプが固定軸に
接触しないので固定軸には焼入による表面硬化を
施す必要がなく、製造工程の節減となる。
さらに、ベアリングの両端にはカバーを設けて
前記シール部の外側のリツプをこのカバーに接触
させてあるから、粗い砂粒などはカバーにより侵
入が阻止され、泥水などの液体はリツプにより侵
入が阻止されるのでベアリング内への泥水の侵入
は完全に阻止されるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断側面
図、第2図は同上要部の拡大縦断側面図、第3図
は装着前の外輪とシール部の拡大縦断側面図であ
る。 1……固定軸、2……内輪、3……外輪、4…
…カバー、9……湾曲、10……層、12,13
……リツプ、14……回転体、A……ボールベア
リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定軸の外側にボールベアリングの内輪を固定
    し、ベアリングの外輪は回転中心に直角の接触面
    で密着する左右一対とするとともに、この各外輪
    の外端はボールに沿つて内向き円弧状に湾曲する
    湾曲部とし、この湾曲部の外側に軟質弾性材料か
    らなる層を形成するとともに、この層の内端に同
    材料により一体に形成したシール部は湾曲部の端
    面に密着させ、同シール部の内周には前記内輪の
    外周に接触する複数のリツプを全周に形成し、同
    シール部の外端には、ベアリングの両端に固定し
    たカバーの内面に接触するリツプを全周に亘り形
    成し、外輪の外側には樹脂製の回転体を一体成形
    した回転体の支持構造。
JP2963188U 1988-03-03 1988-03-03 Expired - Lifetime JPH0527353Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2963188U JPH0527353Y2 (ja) 1988-03-03 1988-03-03
CN 89102509 CN1013987B (zh) 1988-03-03 1989-03-02 滚珠轴承
US07/318,712 US4925322A (en) 1988-03-03 1989-03-03 Ball bearing

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JP2963188U JPH0527353Y2 (ja) 1988-03-03 1988-03-03

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JPH01132484U JPH01132484U (ja) 1989-09-08
JPH0527353Y2 true JPH0527353Y2 (ja) 1993-07-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101915266A (zh) * 2010-09-08 2010-12-15 青岛丰宝汽车离合器有限公司 双向限位过桥轴承

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Publication number Publication date
CN1040664A (zh) 1990-03-21
CN1013987B (zh) 1991-09-18
JPH01132484U (ja) 1989-09-08

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