JPH0721488U - トラックローラのローラ - Google Patents
トラックローラのローラInfo
- Publication number
- JPH0721488U JPH0721488U JP5742793U JP5742793U JPH0721488U JP H0721488 U JPH0721488 U JP H0721488U JP 5742793 U JP5742793 U JP 5742793U JP 5742793 U JP5742793 U JP 5742793U JP H0721488 U JPH0721488 U JP H0721488U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- bearing
- track
- floating seal
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mechanical Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧ショベルを軟弱地、河川、泥濘地などで
使用するとき、トラックロ−ラの軸受とロ−ラとの隙間
に土砂や泥水が流入し、それに起因したフロ−ティング
シ−ルの固着、油洩れが発生することがある。また流入
した土砂は乾燥して固着し、メンテナンス時において、
その固着した土砂は非常に落ちにくかった。この問題点
を解決する。 【構成】 本考案では、トラックロ−ラのフロ−ティン
グシ−ルの挿入部付近で、軸受の外周面部に相対するロ
−ラ内周面部の全周にわたって、軸受及びロ−ラ間の半
径方向隙間を狭めるように、多数の突起部を配して一体
成形した。
使用するとき、トラックロ−ラの軸受とロ−ラとの隙間
に土砂や泥水が流入し、それに起因したフロ−ティング
シ−ルの固着、油洩れが発生することがある。また流入
した土砂は乾燥して固着し、メンテナンス時において、
その固着した土砂は非常に落ちにくかった。この問題点
を解決する。 【構成】 本考案では、トラックロ−ラのフロ−ティン
グシ−ルの挿入部付近で、軸受の外周面部に相対するロ
−ラ内周面部の全周にわたって、軸受及びロ−ラ間の半
径方向隙間を狭めるように、多数の突起部を配して一体
成形した。
Description
【0001】
本考案は、主として油圧ショベルなど建設機械、作業車両に装着したトラック ロ−ラのロ−ラに関する。
【0002】
図4は、トラックロ−ラをトラックフレ−ムに取付けた状態を示す要部正面図 である。図において、1はトラックフレ−ム、2はトラックロ−ラ、3はボルト である。図5は、トラックロ−ラ2の片側断面図である。図において、4,4’ は軸受、5はシャフト、6はロ−ラ、7はフロ−ティングシ−ル、8はシャフト 5の外周面に形成している凹溝、9はシ−ル部材、10はピンである。図5に示 すように従来技術では、一対の軸受4,4’の間にシャフト5を固定して取付け 、そのシャフト5に回転可能にロ−ラ6を支承し、上記軸受4,4’とロ−ラ6 の隣合う両側面間にフロ−ティングシ−ル7を配設するとともに、上記シャフト 5と一対の軸受4,4’の嵌合部分で、シャフト軸方向の中央部付近のシャフト 5外周面部の全周にわたって、それぞれ凹溝8を設け、シ−ル部材9を挿入して いる。
【0003】
油圧ショベルを軟弱地、河川、泥濘地などで使用するとき、トラックロ−ラの フロ−ティングシ−ル挿入部付近の、軸受外面部とロ−ラ内面部とで形成される 環状空間に土砂や泥水が流入し、それに起因したフロ−ティングシ−ルの固着、 油洩れが発生することがある。また、流入した土砂が乾燥し、上記軸受及びロ− ラの表面に固着すると、メンテナンス時において、その固着した土砂は非常に落 ちにくい。本考案は、上記の問題点を解決することを目的とする。
【0004】
本考案は、トラックロ−ラのフロ−ティングシ−ルの挿入部付近で、軸受の外 周面部に相対するロ−ラ内周面部の全周にわたって、カラ−及びロ−ラ間の半径 方向隙間を狭めるように、多数の突起部を配して一体成形した。
【0005】
本考案では、前述したように、フロ−ティングシ−ルの挿入部付近で、軸受の 外周面部に相対するロ−ラのそれぞれの内周面部全周にわたって、多数の突起部 を配して一体成形した。固定された軸受の周りをロ−ラの突起部が回転すること によって、軸受の外周面部と、それに相対するロ−ラの内周面部との隙間が狭ま ることになり、土砂が入りにくくなる。また、ロ−ラが回転するとき、ロ−ラに 設けた突起部は、上記隙間に流入した土砂を攪拌して、その中に空気を取込み無 数の気泡を作る。この状態で土砂が乾燥、固着しても、それは脆く壊れやすいも のになる。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案のト ラックロ−ラ11の一部断面図である。図において、従来技術と同一構成要素を 使用するものに対しては同符号を付す。12はロ−ラ、13は突起部である。図 2は、図1におけるロ−ラ12の一部断面図である。図3は、図2におけるA部 の斜視拡大図である。
【0007】 次に、本考案のトラックロ−ラ11の構成を図1〜図3について述べる。本考 案のトラックロ−ラ11は、一対の軸受4,4’の間にシャフト5を固定して取 付け、そのシャフト5に回転可能にロ−ラ12を支承し、上記軸受4,4’とロ −ラ12の隣合う両側面間にフロ−ティングシ−ル7を配設している。また、フ ロ−ティングシ−ル7の挿入部付近で、軸受4,4’の外周面部に相対するロ− ラ12の内周面部の全周にわたって、半球状をした多数の突起部13を配して一 体成形している。
【0008】
【考案の効果】 従来技術のトラックロ−ラでは、フロ−ティングシ−ル挿入部への土砂の流入 に対して何の手段も講じていなかった。しかし、本考案のトラックロ−ラでは、 軸受外周面部に相対するロ−ラの内周面部の全周にわたって、多数の突起部を設 けたことにより、土砂が軸受及びロ−ラ間の隙間に入りにくくなり、固着しにく くなった。これにより、フロ−ティングシ−ルの耐久性とメンテナンス性の向上 を図ることができる。
【図1】本考案のトラックロ−ラの一部断面図である。
【図2】図1におけるロ−ラの一部断面図である。
【図3】図2におけるA部の斜視拡大図である。
【図4】トラックロ−ラをトラックフレ−ムに取付けた
状態を示す要部正面図である。
状態を示す要部正面図である。
【図5】従来技術のトラックロ−ラの片側断面図であ
る。
る。
1 トラックフレ−ム 2,11 トラックロ−ラ 4,4’ 軸受 5 シャフト 6,12 ロ−ラ 7 フロ−ティングシ−ル 13 突起部
Claims (1)
- 【請求項1】 装軌車両のトラックフレ−ムに取付けた
一対の軸受間にシャフトを固定して取付け、そのシャフ
トに回転可能にロ−ラを支承し、上記軸受とロ−ラの隣
合う両側面間にフロ−ティングシ−ルを配設しているト
ラックロ−ラにおいて、フロ−ティングシ−ルの挿入部
付近で、軸受の外周面部に相対するロ−ラ内周面部の全
周にわたって、軸受及びロ−ラ間の半径方向隙間を狭め
るように、多数の突起部を配して一体成形したことを特
徴とするトラックロ−ラのロ−ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5742793U JPH0721488U (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | トラックローラのローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5742793U JPH0721488U (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | トラックローラのローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721488U true JPH0721488U (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=13055362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5742793U Pending JPH0721488U (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | トラックローラのローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721488U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052596A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の回転装置 |
US20210276637A1 (en) * | 2020-03-06 | 2021-09-09 | Caterpillar Inc. | Screw profile mud-packing preventing |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP5742793U patent/JPH0721488U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052596A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の回転装置 |
US20210276637A1 (en) * | 2020-03-06 | 2021-09-09 | Caterpillar Inc. | Screw profile mud-packing preventing |
US11667340B2 (en) * | 2020-03-06 | 2023-06-06 | Caterpillar Inc. | Screw profile mud-packing preventing |
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