JPS59104448A - 切削工具寿命に優れた耐摩耗性アルミニウム合金 - Google Patents
切削工具寿命に優れた耐摩耗性アルミニウム合金Info
- Publication number
- JPS59104448A JPS59104448A JP21178482A JP21178482A JPS59104448A JP S59104448 A JPS59104448 A JP S59104448A JP 21178482 A JP21178482 A JP 21178482A JP 21178482 A JP21178482 A JP 21178482A JP S59104448 A JPS59104448 A JP S59104448A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting tool
- aluminum alloy
- tool life
- wear
- alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、例えばVTRシリンタヘノト、その他耐摩
耗性の要求される各種機械部品等に使用されるiff摩
耗性アルミニウム合金に関する。
耗性の要求される各種機械部品等に使用されるiff摩
耗性アルミニウム合金に関する。
従来、この種の耐摩耗性アルミニウム合金としては、A
l−5i系合金が良く知られており一般に広く用いられ
ている。而して、この合金はその押出成形物や鋳造物に
切削加工を施すことによって所期製品に製作されるもの
であるか、従来品においては概して切削性に問題があり
、特に切削工具寿命が短いという欠点があった。
l−5i系合金が良く知られており一般に広く用いられ
ている。而して、この合金はその押出成形物や鋳造物に
切削加工を施すことによって所期製品に製作されるもの
であるか、従来品においては概して切削性に問題があり
、特に切削工具寿命が短いという欠点があった。
そこで、この発明は、切削工具寿命を改善することを主
たる目的とし、併せて必要とされる耐摩耗性はこれを充
分に具備したアルミニウム合金を提供しようとするもの
である。
たる目的とし、併せて必要とされる耐摩耗性はこれを充
分に具備したアルミニウム合金を提供しようとするもの
である。
かかる目的において、この発明は、鋭意研究の結果、S
i4.5〜9.5%、Cu10〜60%、\4g02〜
:3.o%と、その他に更にPb、Sn、B1各々01
〜50%のうちの2種以上を含有することを特徴とし、
あるいは更に必要に応じてNi3%以下を含有し、残部
実質的にAIからなるアルミニウム合金か所期目的に適
うものであることを見出し、これを前記のような用途の
為の切削工具寿命及び耐摩耗性に優れたアルミニウム合
金として提供するものである。
i4.5〜9.5%、Cu10〜60%、\4g02〜
:3.o%と、その他に更にPb、Sn、B1各々01
〜50%のうちの2種以上を含有することを特徴とし、
あるいは更に必要に応じてNi3%以下を含有し、残部
実質的にAIからなるアルミニウム合金か所期目的に適
うものであることを見出し、これを前記のような用途の
為の切削工具寿命及び耐摩耗性に優れたアルミニウム合
金として提供するものである。
なお、この明細書において「%」はいずれも「重量96
」を示すものである。
」を示すものである。
上記合金添加元素の意義とその含有量の限定理由は次の
とおりである。
とおりである。
即ち、Siは耐摩耗性および強度を向上させるものであ
り、4.5%未満では用途によっては充分な効果か得ら
れず、9.5%を超えると耐摩耗性については向上する
が、切削工具寿命を低下させるので、この上限値未満に
おさえることが必要である。特に好ましいSi含有量の
範囲は7.0〜8.5%程度である。
り、4.5%未満では用途によっては充分な効果か得ら
れず、9.5%を超えると耐摩耗性については向上する
が、切削工具寿命を低下させるので、この上限値未満に
おさえることが必要である。特に好ましいSi含有量の
範囲は7.0〜8.5%程度である。
また、Cu及びMgは、いずれも強度を高めるためのも
のであ)、Cuが10%未満、及びMgが02%未満で
はこの効果が少なく、逆にCuが60%を超え、あるい
はMgが3.0%を超える場合には、粗大々晶出物が生
成し、機械的性質が劣化する。特に好ましいそれらの含
有量はCuにおいて20〜4.0%、Mgにおいて05
〜10%程度である。
のであ)、Cuが10%未満、及びMgが02%未満で
はこの効果が少なく、逆にCuが60%を超え、あるい
はMgが3.0%を超える場合には、粗大々晶出物が生
成し、機械的性質が劣化する。特に好ましいそれらの含
有量はCuにおいて20〜4.0%、Mgにおいて05
〜10%程度である。
Pb、Sn、Biは、いずれも切削工具寿命を改善させ
るために必要とするものであり、少なくともそれらのう
ちの2種以上を含有させることが必要である。これらが
1種の場合、及び各々の含有量が01%未満の場合は上
記の効果が少なく、5.0%を超えると粗大な晶出物が
生成し、機械的性質が劣化する。従って、特に各々0.
5〜1.0%程度の含有量とすることが好ましい。
るために必要とするものであり、少なくともそれらのう
ちの2種以上を含有させることが必要である。これらが
1種の場合、及び各々の含有量が01%未満の場合は上
記の効果が少なく、5.0%を超えると粗大な晶出物が
生成し、機械的性質が劣化する。従って、特に各々0.
5〜1.0%程度の含有量とすることが好ましい。
また、任意的添加元素として挙示したNiは、3%以下
の範囲の含有により熱膨張率を少なくし・て寸法精度を
良好に維持させるのに効果があシ、特に10%程度の含
有量とするのが好ましいものである。
の範囲の含有により熱膨張率を少なくし・て寸法精度を
良好に維持させるのに効果があシ、特に10%程度の含
有量とするのが好ましいものである。
この発明に係るアルミニクム合金は、下記の実施例の参
酌によって明らかなように、その合金組成の限定事項の
範囲からその1以上が逸脱する比較合金に較べて、切削
工具寿命を極めて大幅に改善しうると共に、一方におい
て従来品に較べて何ら遜色のない耐摩耗性を保有したも
のとなしうる優れた効果を奏するものである。
酌によって明らかなように、その合金組成の限定事項の
範囲からその1以上が逸脱する比較合金に較べて、切削
工具寿命を極めて大幅に改善しうると共に、一方におい
て従来品に較べて何ら遜色のない耐摩耗性を保有したも
のとなしうる優れた効果を奏するものである。
実施例
第1表に示す本発明合金及び比較合金のそれぞれについ
て、その鋳造塊を押出温度460℃にて直径30mmの
丸棒に押出加工し、50 、O℃×2時間の再溶体化処
理後水冷し、180℃×7、時間の時効処理を施したも
のを供試材とした。
て、その鋳造塊を押出温度460℃にて直径30mmの
丸棒に押出加工し、50 、O℃×2時間の再溶体化処
理後水冷し、180℃×7、時間の時効処理を施したも
のを供試材とした。
そして、この各供試材につき、切削工具寿命及び耐摩耗
性を調べた。その結果を第2表及び第3表に示す。
性を調べた。その結果を第2表及び第3表に示す。
なお、切削工具寿命は、前すくい角:0°、横すくい角
:10°、前逃げ角ニア°、横逃げ角ニア°、前切刃角
二8°、横切刃角:0°、ノーズ半径:0°、の諸元を
有する高速度硬パイ)(SKH−4)を使用し、切削速
度:322m、/分、送り速度: 0.2 rra/
rev、切込深さ二1. Oran、切削距離:188
rrL、376771.及び564m、潤滑剤:無潤滑
の切削条件で、供試材に30分間の切削加工を行ったの
ち、バイトの逃げ面の摩耗幅を測定することによって評
価した。
:10°、前逃げ角ニア°、横逃げ角ニア°、前切刃角
二8°、横切刃角:0°、ノーズ半径:0°、の諸元を
有する高速度硬パイ)(SKH−4)を使用し、切削速
度:322m、/分、送り速度: 0.2 rra/
rev、切込深さ二1. Oran、切削距離:188
rrL、376771.及び564m、潤滑剤:無潤滑
の切削条件で、供試材に30分間の切削加工を行ったの
ち、バイトの逃げ面の摩耗幅を測定することによって評
価した。
又、耐摩耗性試験は、回転円板による大越式摩耗試験機
を用いて、負荷荷重: 2. I K7、摩擦距離:6
00m、摩擦速度二0.96m/S、2゜17I′L/
S1および4.4 m / S 、相手材: FC−3
0(JIS)、試験面:エメリペーパー1200番仕上
け、の試験条件で摩擦した場合の供試材の比摩耗量を測
定することによって評価した。
を用いて、負荷荷重: 2. I K7、摩擦距離:6
00m、摩擦速度二0.96m/S、2゜17I′L/
S1および4.4 m / S 、相手材: FC−3
0(JIS)、試験面:エメリペーパー1200番仕上
け、の試験条件で摩擦した場合の供試材の比摩耗量を測
定することによって評価した。
第 2 表
切削工具寿命 (逃は而の摩耗幅一単位二μm)この第
2表から判るように、本発明合金は、比較合金に較べて
、バイトの逃は面の摩耗が極めて小てあり、切削工具寿
命を大幅に改善しうるものである。
2表から判るように、本発明合金は、比較合金に較べて
、バイトの逃は面の摩耗が極めて小てあり、切削工具寿
命を大幅に改善しうるものである。
第 3 表
耐摩耗性 (比摩耗量一単位: X 10
ray?/Kq)この第3表の結果によシ、本発明合
金は、耐摩耗性の点において比較合金に較べてほとんど
劣化影響を受けることなく、それと略同程度の性能を有
するものであることか理解される。
ray?/Kq)この第3表の結果によシ、本発明合
金は、耐摩耗性の点において比較合金に較べてほとんど
劣化影響を受けることなく、それと略同程度の性能を有
するものであることか理解される。
以 上
Claims (1)
- (1) 5i45〜95%、Cu10〜6096、Mg
0.2〜3.0%と、その他に更にPb、Sn、B1
各々01〜50%のうちの2種以上を含有することを特
徴とする切削工具寿命に優れた耐摩耗性アルミニウム合
金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21178482A JPS59104448A (ja) | 1982-12-01 | 1982-12-01 | 切削工具寿命に優れた耐摩耗性アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21178482A JPS59104448A (ja) | 1982-12-01 | 1982-12-01 | 切削工具寿命に優れた耐摩耗性アルミニウム合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59104448A true JPS59104448A (ja) | 1984-06-16 |
JPS6320296B2 JPS6320296B2 (ja) | 1988-04-27 |
Family
ID=16611541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21178482A Granted JPS59104448A (ja) | 1982-12-01 | 1982-12-01 | 切削工具寿命に優れた耐摩耗性アルミニウム合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59104448A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996025527A1 (en) * | 1995-02-14 | 1996-08-22 | Caterpillar Inc. | Aluminum alloy with improved tribological characteristics |
US5925315A (en) * | 1995-02-14 | 1999-07-20 | Caterpillar Inc. | Aluminum alloy with improved tribological characteristics |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08131U (ja) * | 1995-06-27 | 1996-01-23 | シーケーディコントロールズ株式会社 | シリンダのピストン位置検出装置及びその集中管理装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58117850A (ja) * | 1981-12-29 | 1983-07-13 | Showa Alum Ind Kk | 接触部品用アルミニウム合金 |
-
1982
- 1982-12-01 JP JP21178482A patent/JPS59104448A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58117850A (ja) * | 1981-12-29 | 1983-07-13 | Showa Alum Ind Kk | 接触部品用アルミニウム合金 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996025527A1 (en) * | 1995-02-14 | 1996-08-22 | Caterpillar Inc. | Aluminum alloy with improved tribological characteristics |
US5925315A (en) * | 1995-02-14 | 1999-07-20 | Caterpillar Inc. | Aluminum alloy with improved tribological characteristics |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6320296B2 (ja) | 1988-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS59104448A (ja) | 切削工具寿命に優れた耐摩耗性アルミニウム合金 | |
US5725694A (en) | Free-machining aluminum alloy and method of use | |
US2076577A (en) | Free cutting alloys | |
JPH0569897B2 (ja) | ||
US6409966B1 (en) | Free machining aluminum alloy containing bismuth or bismuth-tin for free machining and a method of use | |
JPS626736B2 (ja) | ||
JPS59104449A (ja) | 耐摩耗性及び切削性に優れたアルミニウム合金 | |
JPS626737B2 (ja) | ||
JPS5919639A (ja) | ワイヤ放電加工用電極線 | |
JPS60106937A (ja) | 切削性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金 | |
JPS6053097B2 (ja) | 高強度および高靭性を有する耐摩耗性Cu合金 | |
JPH0353378B2 (ja) | ||
JPH02115338A (ja) | 耐摩耗性及び切削性に優れたアルミニウム合金 | |
JPS60197836A (ja) | 耐摩耗性アルミニウム合金押出材 | |
JPH0266134A (ja) | 切削性及び耐摩耗性に優れたアルミニウム合金 | |
JPS61157648A (ja) | ワイヤカツト放電加工用電極材 | |
JPS59193236A (ja) | 快削アルミニウム合金およびその製造方法 | |
JPH02107738A (ja) | 靭性に優れた耐摩耗性加工用アルミニウム合金材 | |
JPS6227542A (ja) | 磁気テ−プ摺動部品用アルミニウム合金 | |
US2026562A (en) | Free cutting alloys | |
JPS6350442A (ja) | 工具摩耗量の少ない耐摩耗性および耐蝕性に優れたアルミニウム合金 | |
US2026563A (en) | Free cutting alloys | |
US2026557A (en) | Free cutting alloys | |
US2026565A (en) | Free cutting alloys | |
JP2678753B2 (ja) | 切削表面特性に優れた耐食快削アルミニウム合金 |