JPS589934B2 - ネツゲンゾウセイカンコウザイリヨウ - Google Patents

ネツゲンゾウセイカンコウザイリヨウ

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JPS589934B2
JPS589934B2 JP49047199A JP4719974A JPS589934B2 JP S589934 B2 JPS589934 B2 JP S589934B2 JP 49047199 A JP49047199 A JP 49047199A JP 4719974 A JP4719974 A JP 4719974A JP S589934 B2 JPS589934 B2 JP S589934B2
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JP
Japan
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reducing agent
present
organic
reducing
development
Prior art date
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Expired
Application number
JP49047199A
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English (en)
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JPS50140113A (ja
Inventor
久保田雅
二木清
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、有機金属塩である酸化剤及び有機還元剤を有
し、熱の作用によって現像し、画像を形成するところの
熱現像性感光材料に関するものである。
従来、この種の熱現像性感光材料としては、特公昭43
−4924に開示されているようにべヘン酸銀で代表さ
れる有機金属塩である酸化剤、有機還元剤及び有機金属
塩と触媒的に接触した微量のハロゲン化銀とを有する感
光材料が発表されている。
特開昭48−28221には、実質的に非感光性の銀塩
、ポリメチン増感剤及びその銀塩のための還元剤とを有
する感光材料が開示されている。
また特開昭48−97523には、長鎖脂肪酸の銀塩、
有機還元剤及び有機カルボン酸を有する感光材料を加熱
現像前に活性化を施し、画像形成能を与えることが開示
されている。
この種の感光材料の一般的技術の特徴について述べれば
次の通りである。
即ち、実質的に非感光性である有機金属塩と有機還元剤
とを有し、この組合せでは、通常の熱現像を行う温度及
び時間の範囲内では、非感熱性でもある。
この組合せに触媒的に作用する微量の金属銀が存在する
と、その存在する部分に於いては感熱活性を生じ、これ
を利用して熱現像性感光材料を得るものである。
本発明は、上述の非感熱性物質を感熱活性に変換させる
ために、触媒的に作用する微量の金属銀の代りに、この
分野に於いては全く新規であると考えられるところの光
照射により強力な還元剤を生成する物質を用いる熱現像
性感光材料を提供するものである。
従って、本発明は支持体上に少なくとも有機金属塩であ
る酸化剤及び光によって還元剤を形成する物質(光生成
還元剤)の三成分を有することを特徴とする感光材料で
ある。
これ等の成分は、単一層あるいは多層にわけて支持体上
に塗布することも可能である。
本発明においで、カブリを発生させない要件としては、
現像の目的のために用いられる有機還元剤の還元力が、
通常の現像温度及び現像時間による現像条件下で遊離金
属の触媒作用なしで酸化剤を還元できるほどに強すぎて
はならない。
又、高い感度とコントラストを得る要件として光生成還
元剤は通常の現像条件下で触媒の存在なしで有機金属塩
酸化剤を確実に還元できねばならない。
これらの要件は、本発明に用いる2種類の還元剤間の還
元力の差を利用することによって満足させることが可能
である。
又感光材料を多層構成として還元抑制剤を用い、現像に
供する還元剤が還元抑制剤と同時もしくは、それよりお
くれで反応領域へ拡散して現像が行われるようにし、光
生成還元剤はその抑制剤が拡散してくる前に酸化剤を還
元して現像核を形成するように設計することによっても
可能である。
これを第1図で説明すると、光照射によって層■中に還
元剤を生じた区域では加熱により層■と■の境界で光生
成還元剤の量に応じて酸化剤が還元され、一般に言う意
味での現像核となりうる遊離金属を生じさせることが熱
現像の前期に行われる。
さらに加熱を続けて現像の後期に入って層■より還元剤
が拡散して層■中に行きわたると、最初の酸化還元反応
で遊離金属を生じた区域でのみ反応が進行して可視的現
像が行われる。
本発明において酸化剤として用いる有機金属塩としては
、代表的なものとしてベヘン酸銀をはじめとする脂肪酸
銀や、サツカリン銀等の有機銀塩が有効である。
本発明において現像剤として用いる還元剤の代表的なも
のとして、ハイドロキノン、カテコール、2,5−ジー
t−プチルハイドロキノン、2,27−メチレンビス(
6−t−ブチルー4−メチルフェノール)、4,4′−
プチリデンビス(2−t−ブチルー5−メチルフェノー
ル)等のフェノール誘導体、1,4−ジヒドロキシナフ
タレン、2,3−ジヒドロキシナフタレン、1,1′−
ビス−2−ナフトール、1,1′−メチレンビス−2−
ナフトール等のナフトール誘導体、p−アミノフェノー
ル、p一フエニレンジアミン、0−フエニレンジアミン
、N,N−ジメチルフエニレンジアミン、■,2−ジア
ミノナフタレン、2,3−ジアミノナフタレン、その他
ハロゲン化銀カラー写真の発色現像に用いられる発色現
像主薬等の芳香族アミン等が挙げられる。
還元剤の使用量は、一層塗布の場合は酸化剤との当量比
で1/2〜2ぐらいが適当である。
多層塗布の場合には1桁近く多くの還元剤を用いた方が
良い場合もある。
本発明において、光によって還元剤を生成する物質とし
ては、キノン類やアザイド類と水素ドナーとの組合せが
挙げられる。
キノン類としては、α−ナフトキノン、β−ナフトキノ
ン、アントラキノン、フエナントレンキノン、ピレンキ
ノン等、アザイド類としては、p−ジメチルアミノベン
ズアザイド、p−モルフオリノ−2,5−ジブトキシベ
ンズアザイド等アザイド置換位から共鳴位にあたる部位
にアルキルアミン等の基があって、アザイドが光分解し
て水素を引き抜き、アミンに変換した時、強力な還元剤
となるものが特に有効である。
本発明に用いる水素ドナーとしで、代表的なものとして
はフェノール、0−クレゾール、m−クレゾール、p−
クレゾール等のフェノール誘導体、α−ナフトール、β
−ナフトール等のナフトール誘導体、ジフエニルアミン
、p一トルイジン等の芳香族アミン誘導体、ナフタレン
、アントラセン、フエナントラセン、ピレン、ベリレン
等の多還芳香族類、ビベンジル・トリフエニルメタン等
のベンジル性水素を有する化合物、アルコール類、工−
テル類、エステル類、アセタール類、アルデヒド類、ア
ミド類等が使用できるが、原理的には、水素原子を有す
る化合物であればすべで水素原子放出可能であり、水素
原子放出能率とその添加量の積が実効に関与するので、
雰囲気中、多量に存在するバインダー等によって代用し
ても差支えない。
本発明において有機酸の添加はカブリを減少させ画調を
ととのえる意味で好ましい。
本発明において有効である有機酸には、ベヘン酸、ステ
アリン酸、コハク酸、セバシン酸、アジビン酸、グリコ
ール酸等がある。
本発明において還元抑制剤を用いる場合は、上記の酸を
適当量用いるとその効果がある。
本発明において色調をととのえる目的でトーニング剤を
加えることは何らさしつかえない。
好ましいトーニング剤としでは、フタルイミド、フタラ
ジノン等がある。
一般的に言って、塗布を容易にするためパインダーを用
いることは本発明の防げとはならないが、バインダーに
よっては、酸化剤と還元剤の反応を活性化し、カブリや
プリントアウトの原因となることが有るので注意を要す
る。
一般的に言えば、溶剤系の樹脂で酸化剤、還元剤等の分
散性の良いものが好ましい。
分散した時に著しく粘度の上昇するものは、さけた方が
良い。
具体的には、ポリビニルブチラール樹脂セルロースアセ
テート、セルロースアセテートプチレート等のセルロー
ス樹脂、ポリメタクリレート樹脂等を利用することが出
来る。
本発明に用いる支持体としては、一般の感光材料に用い
られているものはすべて使用できる。
具体的には、紙、バライタ紙、レジンコート紙、合成紙
、布、セルロースフイルム、ホリエステルフイルム等が
挙げられる。
本発明に於いで、色素増感は可能であり、一般にアザイ
ド化合物を用いた感光材料で実施される増感法は、本発
明に於いても有効である。
例えば、フォトグラフインク・サイエンス・アンド・エ
ンジニアリング第17巻、第4号(1973)390〜
393頁に記載されている芳香族二トロ化合物等を用い
て行うことができる。
以下に本発明の具体的な実施例を述べる。
実施例 1. を24時間ボールミルにかけて分散した。
この分散液100gに対して次の組成物 を加えてバラタイ紙に塗布した。
塗布量は乾燥時8 9 7 m”程度であった。
これを水銀灯で露光して135℃で10秒間加熱現像し
たところ、露光に対応して明瞭なる黒化像を得た。
実施例 2. 実施例1.と同様にし、還元剤を1,1′−ビー2−ナ
フトール1.4gに換えて2,2′−メチレンビス(6
−t−jチルー4−メチルフェノール)■.4Iにした
現像は115℃で10秒間行い露光に対応する黒化像を
得た。
実施例 3〜6 後図の中B支持体をバライタ紙とし、次のものを層■〜
■に塗布した。
塗布量は乾燥時3.5g/mであった。
層■ これを24時間ボールミルにかけて分散した。
この分散液90gにエタノール5Mを加えて塗布した。
塗量は乾燥時で697mであった。層■ この4(lに下記の要領でそれぞれを加えて塗布した。
実施例3.例も加えず 実施例4.フェノールを0.6g 実施例5.2 6−キシレノールを0.8g実施例6.
2,6−ジーt−ブチルクレゾールを塗布量は乾燥時で
次の通りであった。
実施例3 塗布量は乾燥時1.!i’/mであった。
実施例3〜6までを水銀灯で露光した。
100゜Cで20秒間加熱現像して露光に対応した黒化
像を得たが、実施例4〜6は、水素ドナーを加えない実
施例3にまさるものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一例を表わす断面図である。 図中■は、還元剤および還元抑制剤含有層、■は、酸化
剤およびトーニング剤含有層、■は、光により還元剤を
生成せしめる物質を有する層、■は、保護層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体上に少なくとも (1)有機カルボン酸銀塩 (2)フェノール誘導体、ナフトール誘導体および芳香
    族アミン類から選択される少なくとも1つの有機還元剤
    、および (3)光によって上記有機還元剤よりも還元性の大きい
    還元剤を形成し、形成されたその還元剤は上記有機カル
    ボン酸銀塩を還元して金属銀触媒核を形成することがで
    きる物質 の三成分を有することを特徴とする熱現像性感光材料。
JP49047199A 1974-04-26 1974-04-26 ネツゲンゾウセイカンコウザイリヨウ Expired JPS589934B2 (ja)

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JPS50140113A JPS50140113A (ja) 1975-11-10
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EP0471483A1 (en) * 1990-08-03 1992-02-19 Canon Kabushiki Kaisha Surface reforming method, process for production of printing plate, printing plate and printing process
US5409798A (en) * 1991-08-30 1995-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Plate blank, process for producing printing plate from plate blank, and printing method and apparatus using plate

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