JPS589865Y2 - パレツト用デツキボ−ド

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【考案の詳細な説明】本考案は、パレット用デツキボードに関し、特に詳述す
れば、桁への固定転よびデツキボードを離間させるスペ
ーサ或いはソケットの固定を容易にさせるアルミ製のパ
レット用デツキボードに関する。

デツキボードは、荷からの負荷を充分に受ける強度と、
洗浄むよび消毒を容易にさせる簡単な構造むよび組付分
解、製造の簡単なこと等が要求されているが、本考案は
、前述した要求を満たすことを目的として成されたもの
である。

本考案によれば、基板の一方に複数個の中空部を形成す
るよう壁を形成し、該壁の上面を水平面とし、さらに、
隣り合う前記中空部を形成する壁を離間させていること
を特徴とするアルミ合金押出型材により一体成形された
パレット用デツキボードが提供される。

本考案の好ましい実施例を説明する。

第１図を参照する基板１の一方の面上には、複数個の離
間した中空部２が一体に形成される。

中央部２を形成する壁の上面３は水平面であり、隣り合
う中空部２の上面３と同一平面に成形する。

隣り合う中空部２を形成する側壁４は、互いに離間して
おり、その巾は、ボルトやビスを締める作業を可能にす
る大きさとする。

複数個の中空部２の一方の外側の中空部に沿って溝５を
設ける。

この溝５ば、基板１を側外方に延出させ且つ中空部２の
上壁面３を側外方に延出させることで構成される。

この溝５ば、デツキボード６を離間させるスペーサーや
ソケットを受ける働きをする。

第２図に示す例は、溝５を有しない構成であり、少なく
とも一側の中空部を構成する基板１が、外方に延在して
フランジ８を形成させているものである。

該フランジ８はスペーサー９の空隙部に収容され、デツ
キボード６と桁材１０との固定を可能にする。

又、フランジ８を設けることなく、中空部２を構成する
壁７にスペーサー９を当接させることもできる。

第３図に示す例は、基板１に不連続部を設け、中空部に
一方開口部１１を形成して空間部１２としたものであり
、少なくとも一方にはフランジ８が成形される。

勿論、少なくとも一方の外側空間部１２の上面に外方に
延在した突片１３を配し、該突片１３とフランジ８とに
より、溝５を形成してもよい。

該フランジ８ば、スペーサー９の空隙部に収容され、デ
ツキボード６と桁材１０とを固定させる。

第２および第３図に示される例は、共に、隣り合う中空
部や空間部の間から、基板を介して、桁材にボルトやビ
スが締結される。

前述した構成に於て、基板１ば、水平に成形されている
ので、桁や脚に安定して着座する。

従つて、桁とデツキボードとの離れはなく、又、中空部
は、荷重を充分に受け、デツキボードの強度を高める。

さらに、中空部間の間隔を利用して、デツキボードの基
板と桁との固定が威され、その作業は容易である。

前述した構成ば、基板と中空部との組合せから成る簡単
なものであるから、製造も容易である。

特に、デツキボードの押出成形に用いられるダイスを簡
単に得られるのでコストをきわめて低威できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はデツキボードの一実施例を示す斜視図、第２図
は別の例を示す斜視図、第３図は他の例を示す断面図で
ある。図中：１・・・・・・基板、２・・・・・・中空部、３
・・・・・・上壁面、５・・・・・・溝、６・・・・・
・デツキボード。

【実用新案登録請求の範囲】

（１）基板の一方に複数個の中空部を形成するよう
壁を形成し、該壁の上面を水平面とし、さらに、隣り合
う前記中空部を形成する壁を離間させていることを特徴
とするアルミ合金押出型材により一体成形されたパレッ
ト用デツキボード。
（２）少なくとも一方の側部に前記基板から外方へと延
在するフランジを設けたことを特徴とする第（１）項記
載のパレット用デツキボード。
（３）前記中空部を形成する基板が前記中空部を一方開
口の空間部とさせるよう形成されていることを特徴とす
る第（１）項記載のパレット用デツキボード。
（４）少なくとも一方の側部の水平面から外方に延在す
る突片を設け、該突片と前記フランジとにより側方開口
溝を形成させたことを特徴とする第（１）項記載のパレ
ット用デツキボード。