JPS589850B2 - 電磁クラツチ・ブレ−キの摩擦板およびその製造法 - Google Patents
電磁クラツチ・ブレ−キの摩擦板およびその製造法Info
- Publication number
- JPS589850B2 JPS589850B2 JP52030004A JP3000477A JPS589850B2 JP S589850 B2 JPS589850 B2 JP S589850B2 JP 52030004 A JP52030004 A JP 52030004A JP 3000477 A JP3000477 A JP 3000477A JP S589850 B2 JPS589850 B2 JP S589850B2
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- Japan
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- friction plate
- magnetic
- brakes
- manufacturing
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は動力の伝達と同時に磁路構成部材としての作用
を行なう摩擦板、およびその製造法法に関するものであ
る。
を行なう摩擦板、およびその製造法法に関するものであ
る。
先づ第１図、第２図についてこの種摩擦板並びに関連部
分の構成の概要について説明する。
分の構成の概要について説明する。
図面は電磁クラッチの場合を示し、１は中空回転軸２の
フランジ部隙り付けられた環状の摩擦板で内縁部と外縁
部に夫々同側方へ廷びる継鉄部３、および４を有し、こ
の部分で環状の電磁石部５の内周面と外周面との間に夫
々空隙磁路を隔てゝおり、更にアマチュア６に磁気空隙
を隔てゝ対向する部分には、この部分に二重磁極を生ぜ
しめるために夫々異なる半径とする円周上の位置に円弧
状の長い透孔７、および８が設けられ、これ等によって
この部分での磁束の短絡を防いでいる。
フランジ部隙り付けられた環状の摩擦板で内縁部と外縁
部に夫々同側方へ廷びる継鉄部３、および４を有し、こ
の部分で環状の電磁石部５の内周面と外周面との間に夫
々空隙磁路を隔てゝおり、更にアマチュア６に磁気空隙
を隔てゝ対向する部分には、この部分に二重磁極を生ぜ
しめるために夫々異なる半径とする円周上の位置に円弧
状の長い透孔７、および８が設けられ、これ等によって
この部分での磁束の短絡を防いでいる。
電磁石部５は励磁コイル９を有し、連結板１０でフラン
ジ１１に取り付けられ、かつ回転しないように適当な固
定部（図示せず）に連結される。
ジ１１に取り付けられ、かつ回転しないように適当な固
定部（図示せず）に連結される。
フランジ１１は軸受１２によって回転軸２上に支承され
る。
る。
またアマチュア６は板ばね１３でハプ１４に取り付けら
れ、更に摩擦板１の磁極面に対向する面には二重磁極を
構成するための溝１５が円周方向に形成される。
れ、更に摩擦板１の磁極面に対向する面には二重磁極を
構成するための溝１５が円周方向に形成される。
このような構成において励磁コイル９に電流が供給され
たときには点線図示の磁路とする磁束を生じ、即ち、摩
擦板１、およびアマチュア６の部分では透孔７，８、お
よび溝１５の存在により磁束はこれ等の磁気抵抗の大き
い空隙部を避けて通るため摩擦板１とアマチュア６との
間に磁気空隙を隔てゝ蛇行する磁路を生じ、これ等の磁
極面に二重磁極を生じ、そしてそのアマチュア６は摩擦
板１側に吸引され、これ等両者の摩擦接触によってその
一方から他方へ或はその逆に動力の伝達が行われる。
たときには点線図示の磁路とする磁束を生じ、即ち、摩
擦板１、およびアマチュア６の部分では透孔７，８、お
よび溝１５の存在により磁束はこれ等の磁気抵抗の大き
い空隙部を避けて通るため摩擦板１とアマチュア６との
間に磁気空隙を隔てゝ蛇行する磁路を生じ、これ等の磁
極面に二重磁極を生じ、そしてそのアマチュア６は摩擦
板１側に吸引され、これ等両者の摩擦接触によってその
一方から他方へ或はその逆に動力の伝達が行われる。
ところで伝達トルクの増大を図る目的で摩擦板１の磁極
部は上記のように二重磁極等の複数磁極とするのである
がそのだめの摩擦板の構成として従来一般には上記実施
例のように円弧状透孔７，８によって磁束遮断用の空間
部、即ち窓部を設け、この窓部による空間を利用するよ
うにしているがその窓部の形成に当っては小容量のクラ
ッチ或はブレーキに用いられる摩擦板の場合その板厚が
小なるためプレスによる打抜き加工法によって簡単にで
きるが大容量のものではその板厚が大なるためプレス加
工が不可能で、これに替りガス溶断或はエンドミル加工
法が考えられるがガスによる溶断法は寸法誤差が大きく
、またエンドミル加工法の場合その作業時間が長くなる
等の欠点がある。
部は上記のように二重磁極等の複数磁極とするのである
がそのだめの摩擦板の構成として従来一般には上記実施
例のように円弧状透孔７，８によって磁束遮断用の空間
部、即ち窓部を設け、この窓部による空間を利用するよ
うにしているがその窓部の形成に当っては小容量のクラ
ッチ或はブレーキに用いられる摩擦板の場合その板厚が
小なるためプレスによる打抜き加工法によって簡単にで
きるが大容量のものではその板厚が大なるためプレス加
工が不可能で、これに替りガス溶断或はエンドミル加工
法が考えられるがガスによる溶断法は寸法誤差が大きく
、またエンドミル加工法の場合その作業時間が長くなる
等の欠点がある。
本発明はこのような欠点を除去することのできるＷ板、
およびその製造方法を提供するもので以下図面を参照に
本発明を詳細に説明する。
およびその製造方法を提供するもので以下図面を参照に
本発明を詳細に説明する。
先づその製造に当っては第３図、第４図に一部分を側面
図と断面図で示した摩擦板材Ａにその上記アマチュア６
に対向する側の面に第５図、第６図に示すように適当深
さの円周方向に連続する溝１６，１７を夫々旋盤力旺等
によって削設し、次いで第７図、第８図に示すようにそ
の溝を有する面にその溝と略同深さの半径方向の切割部
１８を複数個適当間隔に設け、更に同図に示すようにス
テンレス等の機械的強度を有する非磁性の連結片１９を
それ等の各切割部１８に夫々嵌め込んだ上、その連結片
と摩擦板材とを溶接加工によって結合する。
図と断面図で示した摩擦板材Ａにその上記アマチュア６
に対向する側の面に第５図、第６図に示すように適当深
さの円周方向に連続する溝１６，１７を夫々旋盤力旺等
によって削設し、次いで第７図、第８図に示すようにそ
の溝を有する面にその溝と略同深さの半径方向の切割部
１８を複数個適当間隔に設け、更に同図に示すようにス
テンレス等の機械的強度を有する非磁性の連結片１９を
それ等の各切割部１８に夫々嵌め込んだ上、その連結片
と摩擦板材とを溶接加工によって結合する。
上記工程において溝１６，１７の切削加工と切割部１８
の切削加工はその工程を上記の場合と逆にし、切割部１
８の方を溝１６，１７より先に加工してもよい。
の切削加工はその工程を上記の場合と逆にし、切割部１
８の方を溝１６，１７より先に加工してもよい。
次いで各溝１６，１７に対し、裏側に当る箇所に第９図
に示すようにその上記各溝１６，１７に連通する深さに
達する溝１６′および１７を削設して摩擦板を完成する
。
に示すようにその上記各溝１６，１７に連通する深さに
達する溝１６′および１７を削設して摩擦板を完成する
。
このようにして完成された摩擦板は溝１６，１７，１６
’，１７’によるスリット状の窓部、従って空間部、お
よび連結片１９の非磁性によって半径方向の磁気的遮断
部が形成されることとなり、その目的に供せられる。
’，１７’によるスリット状の窓部、従って空間部、お
よび連結片１９の非磁性によって半径方向の磁気的遮断
部が形成されることとなり、その目的に供せられる。
なお、実施例では円周上への各溝の形成についてはアマ
チュアに対向する側面に先づ設け、次にこの面に連結片
を溶接した後反対側の面に溝を設ける加工順の場合を示
したがその逆順を採用してもよい。
チュアに対向する側面に先づ設け、次にこの面に連結片
を溶接した後反対側の面に溝を設ける加工順の場合を示
したがその逆順を採用してもよい。
本発明はこのように両面から溝を形成する等の手段によ
って形成された円周方向に連続する窓部を設けるととも
にこの窓部間に亘る非磁性連続片でその窓部を隔てる部
分を機械的に結合させるようにしたので従来の円弧状の
透孔の場合と異なり、完全に磁束を遮断でき、従って励
磁コイルによって発生する磁束を有効に利用することが
でき、また上記製造方法によりその製作による寸法誤差
が少なく、かつ簡単に製作することができる。
って形成された円周方向に連続する窓部を設けるととも
にこの窓部間に亘る非磁性連続片でその窓部を隔てる部
分を機械的に結合させるようにしたので従来の円弧状の
透孔の場合と異なり、完全に磁束を遮断でき、従って励
磁コイルによって発生する磁束を有効に利用することが
でき、また上記製造方法によりその製作による寸法誤差
が少なく、かつ簡単に製作することができる。
第１図、第２図は摩擦板の使用状態、及び構成を示すだ
めのクラッチの断面図、および摩擦板のみの上半部の側
面図、第３図乃至第８図は本発明の摩擦板の製造過程を
示す部分図で第３図、第５図、第７図の側面図、第４図
、第６図、第８図は断面図である。 また第９図は本発明の方法によって製造された完成摩擦
板の一部分の断面図である。 １・・・・・・摩擦板、６・・・・・・アーマチュア、
１９・・・・・・連結片。
めのクラッチの断面図、および摩擦板のみの上半部の側
面図、第３図乃至第８図は本発明の摩擦板の製造過程を
示す部分図で第３図、第５図、第７図の側面図、第４図
、第６図、第８図は断面図である。 また第９図は本発明の方法によって製造された完成摩擦
板の一部分の断面図である。 １・・・・・・摩擦板、６・・・・・・アーマチュア、
１９・・・・・・連結片。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ アマチュアに磁気空隙を隔てて対向する摩擦板の、
磁極部を構成する部分に円周方向に全周に亘って連続す
るスリット状の窓部を設け、この窓部を隔てる各部分を
機械的強度を有する非磁性連結片で連結したことを特徴
とする電磁クラッチ・ブレーキの摩擦板。 ２ 摩擦板材の磁極部を構成する部分の一側面に全周に
亘って適当深さの連続する円周方向の溝を設け、次いで
この溝を隔てる両部分をその溝に亘らせた機械的強度を
有する連結片によって機械的に連結し、その後上記溝と
反対側の面に上記溝に連通ずる深さの溝を全周に亘り上
記溝に一致させて設けることにまり両溝でスリット状の
窓部を形成してなる電磁クラッチ・ブレーキの摩擦板の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52030004A JPS589850B2 (ja) | 1977-03-17 | 1977-03-17 | 電磁クラツチ・ブレ−キの摩擦板およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52030004A JPS589850B2 (ja) | 1977-03-17 | 1977-03-17 | 電磁クラツチ・ブレ−キの摩擦板およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53115439A JPS53115439A (en) | 1978-10-07 |
| JPS589850B2 true JPS589850B2 (ja) | 1983-02-23 |
Family
ID=12291742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52030004A Expired JPS589850B2 (ja) | 1977-03-17 | 1977-03-17 | 電磁クラツチ・ブレ−キの摩擦板およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS589850B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0248449U (ja) * | 1988-09-28 | 1990-04-04 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59509Y2 (ja) * | 1977-07-30 | 1984-01-09 | アイシン精機株式会社 | 電磁クラツチ |
| JPS626988Y2 (ja) * | 1981-06-10 | 1987-02-18 | ||
| JPS58181029U (ja) * | 1982-05-27 | 1983-12-03 | 三菱電機株式会社 | 電磁連結装置 |
| JPH0248624U (ja) * | 1988-09-29 | 1990-04-04 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5245726Y2 (ja) * | 1972-05-23 | 1977-10-18 |
-
1977
- 1977-03-17 JP JP52030004A patent/JPS589850B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0248449U (ja) * | 1988-09-28 | 1990-04-04 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53115439A (en) | 1978-10-07 |
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