JPS589831B2 - 銅の黒化処理法 - Google Patents

銅の黒化処理法

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JPS589831B2
JPS589831B2 JP51034942A JP3494276A JPS589831B2 JP S589831 B2 JPS589831 B2 JP S589831B2 JP 51034942 A JP51034942 A JP 51034942A JP 3494276 A JP3494276 A JP 3494276A JP S589831 B2 JPS589831 B2 JP S589831B2
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JP
Japan
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oxide film
copper
treatment
treatment method
electrolytic
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Expired
Application number
JP51034942A
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English (en)
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JPS52117246A (en
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吉沢光夫
倉田きみ子
柏柳雄三
檜物雄作
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

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  • Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は銅表面に均一にして密着性に優れた黒色の酸化
銅皮膜を形成せしめるための銅の黒化処理法に関するも
のである。
従来銅表面を黒色化せしめるために種々な方法が行われ
ており、その主な方法としては、銅を過硫酸カリウムと
水酸化カリウムの混合水溶液などの化学処理液中に浸漬
せしめる浸漬法とか或は高温の炉中において加熱せしめ
る加熱処理法又は電気化学的による電解処理法等がある
しかしこれらの方法は何れも単に銅表面を所望の色に着
色せしめることを目的としているものである。
即ち化学処理法或は電解法により黒色化した酸化銅皮膜
を得んとする場合には、その酸化皮膜はビロード状を呈
し且つ銅面から脱落し易いものを生成する。
従ってこのような酸化膜付銅をハンドリングすることは
極めて困難であり、実用に供し得ないものである。
又加熱処理法により酸化皮膜を得た場合には該酸化皮膜
は褐色を呈し、黒色化した酸化皮膜を得ることが出来な
いものであった。
このように従来法においては銅面に緻密にして、しかも
黒色の酸化皮膜を形成し得ないため、黒色酸化皮膜付銅
製品例えは太陽熱コレクターのアブソーバーに適用せん
とする場合には十分な性能を発揮せしめることが出来な
いものであった。
なおアブソーバーは効率よく太陽エネルギーを集めるた
めの太陽光に対する吸収率αが大きく且つ自ら放射する
熱輻射熱εの小さいものが要望されるものである。
本発明者等は銅面に緻密にして密着強度の大きい黒色の
酸化皮膜を被着せしめんとして鋭意研究を行った結果見
出したものである。
即ち本発明は清浄した銅表面を化学処理、電解処理また
は加熱処理などにより酸化せしめ、該表面に酸化皮膜を
密着せしめる第1工程と、該面を電解還元処理、化学還
元処理または還元ガス雰囲気中において熱処理して該酸
化被膜を還元せしめて活性面とする第2工程と、該活性
面を再度電解処理又は化学処理により酸化せしめて、該
面に酸化被膜を密着せしめる第3工程とからなるもので
ある。
なお本発明方法の第3工程において加熱処理による酸化
被膜を除いた理由は、第3工程の酸化工程は仕上げ工程
であり、この処理法の単独でも黒化能力が高いものでな
ければその効果は期待できない。
而して加熱処理法は黒化能力が低いため第3工程として
電解処理又は化学処理に限定した。
本発明において銅面に酸化処理工程を2回行う理由は銅
面を上記の如き処理方法によって、該銅面に酸化皮膜を
密着せしめたのみでは、該酸化皮膜はビロード状の紫青
色乃至褐色からなり黒色を呈するものが得られないもの
であると共にこの皮膜面を指等にてこすると容易に指面
に酸化物が附着し、酸化被膜が脱落し所望の酸化皮膜を
得ることが出来ないものである。
従って本発明においては該酸化皮膜を還元して化学的に
活性の強い銅色と同様の活性面を生成せしめた後に再度
酸化せしめて酸化皮膜を形成せしめることにより、光沢
のよい均一にして強固な黒色な酸化皮膜となるものであ
る。
又この酸化皮膜の化学組成についてはこれを詳にするこ
とは出来得ないが、銅面に直接亜酸化銅の皮膜が形成さ
れ、その外側に酸化銅皮膜が形成されるものと推考され
る。
かくして得た酸化皮膜付銅は従来法により得た酸化皮膜
付銅に比して太陽吸収率が大きく且つ輻射率も遜色がな
いため、アブソーバーのほか装飾用品にも好適なもので
ある。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例(1)〜(6)及び比較例(1)〜(4)板厚0
.4mmの市販の圧延銅板(タフピッチC1100P)
を10×10cmの大きさに切断して試料となし、これ
をクロロセンにより脱脂を行い、次いでアルカリ脱脂液
(商品名ロークリーン10一12)により電解脱脂を行
った後、更に20%H2SO4水溶液中に30秒間浸漬
し、水洗して該銅板を清浄した。
この清浄化した銅板を第1表に示す処理方法により夫々
銅板面に厚さ約0.2μの酸化銅皮膜を生成せしめ、次
いで第2表に示す処理方法によって該酸化皮膜を還元し
た後、再度第1表中における化学処理方法により該銅面
に厚さ0.3〜0.5μの黒色酸化被膜を形成せしめた
而して上記の酸化処理法−還元処理法−酸化処理法につ
いて具体的に示すと次の通りである。
実施例(1)化学処理法(A)−電解還元法−化学処理
法(A) 実施例(2)電解酸化法−電解還元法−化学処理法(A
) 実施例(3)加熱処理法−電解還元法−化学処理法(A
) 実施例(4)化学処理法(B)−加熱還元法−化学処理
法(B) 実施例(5)電解酸化法−加熱還元法−化学処理法(B
) 実施例(6)加熱処理法−加熱還元法−化学処理法(B
) 実施例(7)加熱酸化法−電解還元法−電解酸化法実施
例(8)電解酸化法−加熱還元法−電解酸化法実施例(
9)化学処理法(A)−化学還元法−化学処理法(A) 実施例(10)化学処理法(A)−化学還元法−電解酸
化法 かくして得た黒色酸化被膜付銅板について光吸収率α及
び輻射率εを測定した。
結果は第3表に示す通りである。
又本発明方法と比較するために実施例と同様にして得た
清浄化した銅板について第1表に示す化学酸化処理法(
A)(比較例1)、化学酸化処理法(B)(比較例2)
、電解酸化法(比較例3)及び加熱酸化法(比較例4)
により夫々酸化被膜付銅板を作成し、これらの銅板につ
いても実施例同様光吸収率及び熱輻射率を測定した。
その結果は第3表に併記した通りである。
ただしαは分光光度計により測定した。
εは100℃において輻射温度計により測定した。
更に本発明方法により得た酸化皮膜付銅板の酸化皮膜の
密着度を測定するために、該面を指にて強く摩擦するも
指面には何等黒色の酸化物が附着せず、強固に附着して
いることを示した。
以上詳述した如く本発明方法によれば銅面に均−な密着
性に優れた黒色の酸化被膜を形成せしめ得るため、太陽
熱利用コレクターのアブソーバー、その他に極めて有用
なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 清浄した銅表面を化学処理、電解処理または加熱処
    理などにより酸化せしめ、該面に酸化皮膜を密着せしめ
    る第1工程と該面を電解還元処理、化学還元処理または
    還元ガス雰囲気中において熱処理して該酸化被膜を還元
    せしめて活性面とする第2工程と、該活性面を再度電解
    処理又は化学処理により酸化せしめて、該面に酸化皮膜
    を密着せしめる第3工程とからなることを特徴とする銅
    の黒化処理法。
JP51034942A 1976-03-29 1976-03-29 銅の黒化処理法 Expired JPS589831B2 (ja)

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JPS52117246A JPS52117246A (en) 1977-10-01
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JPS6258232U (ja) * 1985-09-30 1987-04-10

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