JPS589769B2 - カドミウムめつき廃液よりカドミウムの回収方法 - Google Patents
カドミウムめつき廃液よりカドミウムの回収方法Info
- Publication number
- JPS589769B2 JPS589769B2 JP54088518A JP8851879A JPS589769B2 JP S589769 B2 JPS589769 B2 JP S589769B2 JP 54088518 A JP54088518 A JP 54088518A JP 8851879 A JP8851879 A JP 8851879A JP S589769 B2 JPS589769 B2 JP S589769B2
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- JP
- Japan
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- cadmium
- waste liquid
- plating waste
- recover
- resin column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカドミウムめっき廃液よりカドミウムを効率よ
く回収する方法に関するものである。
く回収する方法に関するものである。
従来カドミウムの回収方法としては、イオン交換法およ
び溶媒抽出法が用いられている。
び溶媒抽出法が用いられている。
イオン交換法では強塩基性イオン交換樹脂を2N塩酸で
RCl型となし、酸性の溶液を通過させて亜鉛およびカ
ドミウムを捕集して数多くの陽イオンから能率よく分離
されている。
RCl型となし、酸性の溶液を通過させて亜鉛およびカ
ドミウムを捕集して数多くの陽イオンから能率よく分離
されている。
溶媒抽出法としてはチオシアン酸アンモニウム法、ジチ
ゾン法、ジエチルジチオカルバミン酸法なと分離法とし
ても勝れた方法であるが試薬が高価なため工業的回収法
としては難点がある。
ゾン法、ジエチルジチオカルバミン酸法なと分離法とし
ても勝れた方法であるが試薬が高価なため工業的回収法
としては難点がある。
本発明はシアンを含むカドミウムめっき廃液よりカドミ
ウムを純粋に回収する方法を開発すべく、鋭意研究を重
ねた結果、廃液をCl型陰イオン交換樹脂柱で処理する
と、Fe3+、Al、Ca、Mg、Pb、Na、K、S
iは樹脂に吸着されず、他のものはシアン錯陰イオンと
して樹脂に吸着され、その樹脂をホルマリンまたは抱水
クロラールで洗浄することによりZn、Cdのシアン錯
塩は分解されZn2+、Cd2+が遊離するので、再度
樹脂柱に吸着させるために2N 塩酸を流しZn2+、
Cd2+を錯陰イオンとなし、その後ZnおよびCdの
溶離を行って本発明を完成するに至った。
ウムを純粋に回収する方法を開発すべく、鋭意研究を重
ねた結果、廃液をCl型陰イオン交換樹脂柱で処理する
と、Fe3+、Al、Ca、Mg、Pb、Na、K、S
iは樹脂に吸着されず、他のものはシアン錯陰イオンと
して樹脂に吸着され、その樹脂をホルマリンまたは抱水
クロラールで洗浄することによりZn、Cdのシアン錯
塩は分解されZn2+、Cd2+が遊離するので、再度
樹脂柱に吸着させるために2N 塩酸を流しZn2+、
Cd2+を錯陰イオンとなし、その後ZnおよびCdの
溶離を行って本発明を完成するに至った。
すなわちカドミウムめっき廃液中には、Fe3+、Al
,Ca,Mg,Pb,Na,K,Si等はシアン錯塩を
作らず陽イオンの形で存在し、他のものはシアン錯塩と
して存在するので、この廃液をCl型陰イオン交換樹脂
で処理することによりシアン錯塩のみを樹脂に吸着する
ことができる。
,Ca,Mg,Pb,Na,K,Si等はシアン錯塩を
作らず陽イオンの形で存在し、他のものはシアン錯塩と
して存在するので、この廃液をCl型陰イオン交換樹脂
で処理することによりシアン錯塩のみを樹脂に吸着する
ことができる。
シアン錯塩のうちZnとCdはホルマリンまたは抱水ク
ロラールによって分解されるので、樹脂柱をホルマリン
または抱水クロラールにより洗浄することによってZn
とCdを陽イオンとし、再度2N塩酸を流して錯陰イオ
ンとして樹脂に吸着させた後に2%NaClを含む2N
水酸化ナトリウム液でZnを溶離させ、次いで1N 硝
酸でCdを溶離させる。
ロラールによって分解されるので、樹脂柱をホルマリン
または抱水クロラールにより洗浄することによってZn
とCdを陽イオンとし、再度2N塩酸を流して錯陰イオ
ンとして樹脂に吸着させた後に2%NaClを含む2N
水酸化ナトリウム液でZnを溶離させ、次いで1N 硝
酸でCdを溶離させる。
この溶出液を蒸発乾固させれば純粋な硝酸カドミウムの
結晶を得ることができる。
結晶を得ることができる。
本発明で用いられた陰イオン交換樹脂としては、アンバ
ーライトIRA−400(商品名 米国 ローム・アン
ド・ハース社製)、ダウエックス1−X8(商品名 ダ
ウケミカル社製)などがあげられる。
ーライトIRA−400(商品名 米国 ローム・アン
ド・ハース社製)、ダウエックス1−X8(商品名 ダ
ウケミカル社製)などがあげられる。
本発明によれば、カドミウムめっき廃液よりカドミウム
を高純度でかつ高収率で回収することができ、経済的で
工業的回収方法として好適である。
を高純度でかつ高収率で回収することができ、経済的で
工業的回収方法として好適である。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例
Si 1.8 ppm, Al9.6 ppm、Fe
202ppm,Ca 12.7ppm, Mg7.6p
pm, Zn3.4 ppm,Na 487ppm,.
K12ppm, Cd9.8mg/mの組成のシアンを
含むカドミウムめっき廃液をCl型陰イオン交換樹脂柱
(ダウエックス1−X8、20ml)に流し、10%ホ
ルマリンまたは抱水クロラール20mlで洗浄し、2N
塩酸50mlを流した後、2%NaClを含む2N水
酸化ナトリウム溶液50mlを流しZnを溶離させた後
、1N硝酸でCdを溶離させ、溶出液を蒸発乾固するこ
とにより硝酸カドミウムの結晶をうることができた。
202ppm,Ca 12.7ppm, Mg7.6p
pm, Zn3.4 ppm,Na 487ppm,.
K12ppm, Cd9.8mg/mの組成のシアンを
含むカドミウムめっき廃液をCl型陰イオン交換樹脂柱
(ダウエックス1−X8、20ml)に流し、10%ホ
ルマリンまたは抱水クロラール20mlで洗浄し、2N
塩酸50mlを流した後、2%NaClを含む2N水
酸化ナトリウム溶液50mlを流しZnを溶離させた後
、1N硝酸でCdを溶離させ、溶出液を蒸発乾固するこ
とにより硝酸カドミウムの結晶をうることができた。
Claims (1)
- 1 カドミウムめっき廃液をCl型陰イオン交換樹脂柱
で処理し、ホルマリンまたは泡水クロラールで洗浄して
亜鉛およびカドミウムのシアン錯塩を分解し、次いで2
N塩酸を樹脂柱に通し、2%NaClを含む2N水酸化
ナトリウム液で亜鉛の溶離を行った後、1N 硝酸で溶
離を行うことを特徴とするカドミウムめっき廃液よりカ
ドミウムの回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54088518A JPS589769B2 (ja) | 1979-07-11 | 1979-07-11 | カドミウムめつき廃液よりカドミウムの回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54088518A JPS589769B2 (ja) | 1979-07-11 | 1979-07-11 | カドミウムめつき廃液よりカドミウムの回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5614418A JPS5614418A (en) | 1981-02-12 |
JPS589769B2 true JPS589769B2 (ja) | 1983-02-22 |
Family
ID=13945042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54088518A Expired JPS589769B2 (ja) | 1979-07-11 | 1979-07-11 | カドミウムめつき廃液よりカドミウムの回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589769B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60157275U (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-19 | 株式会社 マグエツクス | 紙葉挾持片 |
JPS60159673U (ja) * | 1984-04-02 | 1985-10-23 | ニチレイマグネツト株式会社 | 磁石吸着クリツプ |
US10921563B2 (en) | 2015-08-31 | 2021-02-16 | Kantatsu Co., Ltd. | Imaging lens |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102895877B (zh) * | 2011-07-29 | 2014-08-13 | 北京有色金属研究总院 | 一种镉浓缩同位素的阴离子交换纯化方法 |
-
1979
- 1979-07-11 JP JP54088518A patent/JPS589769B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60157275U (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-19 | 株式会社 マグエツクス | 紙葉挾持片 |
JPS60159673U (ja) * | 1984-04-02 | 1985-10-23 | ニチレイマグネツト株式会社 | 磁石吸着クリツプ |
US10921563B2 (en) | 2015-08-31 | 2021-02-16 | Kantatsu Co., Ltd. | Imaging lens |
US10921562B2 (en) | 2015-08-31 | 2021-02-16 | Kantatsu Co., Ltd. | Imaging lens |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5614418A (en) | 1981-02-12 |
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