JPS5897308A - ふとん - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はふとん、特に特殊なふとん綿を使用したふとん
に関する。

従来ふとん綿としては、補線（４めん綿）、羊毛綿、化
繊綿、羽毛等が用いられている。羽毛のふとんは軽くて
保温性もよいが、量的に稀少であル、羽毛がふとん生地
の＃！ａ目などから抜は出てくるという欠点があるし、
一方もめん綿は比帽的重く、化−縞は＠湿性があまり良
くないなどそれぞれそれ短所がある。

本発明は軽さ、保温性、＠ｆｓ波湿性等のふとん綿とし
ての条件を満足させるもＯとして真綿に着目し良もので
ある。従来のふとんにおいても真綿は使用されていた。

従来Ｏふとん用真綿は煮噛後、これを手作業で１辺がお
よそ３０俤の正方形に引自延ばして真綿し、その後更に
ふとんの寸法まで引き延す。このようにし大真綿を相当
枚数惠ね合わせることによりて真綿ぶとん甲のふとん繍
がつ〈られる。このため非常に手間がかかシ、高価であ
った。その上、当然ながら面の中にはさなぎが人りてい
要論に、さなぎの奥が面についてしまい、真綿とした状
態でもその臭気が残る。このように臭気が残ることはふ
とん綿としては不適当である。

優れた物性を備えながら真綿ふとんが従来市場性を得ら
れなかったのは主として前記の欠点によるものである。

本発明によれば、平面面を使用して工業的且つ大量に真
綿を製造し、これをふとん綿に用いたことを特徴とする
ものである。

平面面自体は天然の蚕でも稀に水平に営繭することがあ
るとして古くから知られている。ところが最近で人工的
に平面面を形成させる技術が開発され友。すなわち、平
板の上に熟蚕を這わすと、蚕は営舗するための足場がな
い丸め繭玉を形成できず、繭糸を平板の上にはき出し、
その結果繭糸から成る不噛布状の平面−が形成される。

本発明によればふとん綿に適したものとして平面−の寸
法はふとんとほぼ同＠度の大きさとするのが好ましく、
例えば長さ２００（至）、輔１６０６１１８の寸法とす
る・この大きさの面竣内に数百匹乃至数千匹の熟蚕を這
わせて平面−を形成させる。得られる平面面の厚さは熟
蚕の頭数が多ければ厚くなる。

このようにして得られた平面面を精確加工・起毛加工等
を施す。この場合平面−の状態を保持するために、七リ
シンを完全に除来してしまわないように中線状に精練す
る。を九端練加工後、適宜の大きさまで引延ばしてもよ
い。嵩高性を得る丸めに、起毛加工を施すが、この場合
従来公知Ｏ起毛機を使用してもよいし、その他適宜の手
段、方法で起毛してもよい。また平面面の厚み、或はふ
とん綿の用途（使い方）にようては起毛しないで１使用
することができる・ このようＫして得九真綿をふとん綿として使用する場合
、単独で又は歌枚重ね合わせて用いればよい。掛ふとん
に用いる場合は平面面からつくった真綿のみをふとん綿
として用いてもよいし、他の種類のふとん綿と組合せて
もよい。敷ぶとんの場合社、本発明の平面面からつく−
）大真綿のみとするよ抄は、好ましくは他ｏａ＠のふと
ん綿（４めん縞、羊毛綿等）と組合せて、例えば第１図
に示すようなヨー構造のふとん縞とする。第１図にふと
ん生地１０内部にふとん綿が入りておシーこのふとん縞
は上層２および下層６が平面面からりくりた真綿で、中
間層４が短−維からなる綿である・このような４１１ｍ
とすると弾力性があるふとん縞が得られる。ｔｉ更に三
層以上のサンドイッチ構造としてもよい。

平＠面を起毛加工する際に、完全に起毛せずにＩｓ２図
に示すように非常に薄い基部５を残して起毛し、基部５
の上向を起毛部６とする。このようにして得られ九真縞
５がめるために寸法安定性がよく、ふとんの中に入れた
場合、綿が寄り塊りたりしない句 更に平Ｉｆｉ−を精練加工後又は起毛加工後、これｔ−
裁断して、短噛鯵綿としてもよい。このような短−維縞
は羽毛、羊毛、補線、化繊綿等と混ぜて、キルテイング
ふとん等に入れて使用するＯが好ましい。

本発明によれば、平ｍ萄からつくりた真綿をふとんの中
に入れ九ので、従来の真綿ぶとんのように異臭がない。

すなわち平面−では、蚕が繭糸を吐き終り九後直ちに蚕
（さなぎ）を平−一から分離できるので平［ｒｉＩＫ員
臭が残らない。

また真綿をふとん綿とし九ので、本発明のふとんは非常
に軽く、保温性がよく、しかも適度の級数湿性がある等
の秀れた機能を有する。更にからみ合りた長識給である
ために１他Ｏ短繊維ふとん綿に比して綿はこシが少なく
、健康面からも優れた性質を備えている。を丸形状安定
性もよい。

本発明によれば、平面面を利用して真綿をつくるので、
工業的且つ大量に真綿を生産でき、従って本発明のふと
んは真綿を使用しているにもかかわらず、比較的安価で
ある。

更に、本発明ではふとん作夛遣した寸法の平面面から真
綿を弔電するので、起毛加工後の真綿は特別な従来の真
綿ふとんの生産に必要な作業（引き延ばし作業、重ね合
わせ作業）ｔせずに、直ちにふとんの中に入れることが
できゐので、手間がかからない。

【図面の簡単な説明】

１１１図は本発明のふとんの一部省略斜視図、第２図は
平面−の基部を残して起毛した状態を示す正面図である
。 １・・・ふとん生地、２・・・ふとん綿の上層、３・・
・ふとん縞の下層、４・・・ふとん綿の中間１脅、５・
・・基部、６・・・起毛部＠ 特許出願人 伊藤忠商事株式会社 特許出願代理人 弁理士　青　木　　　朗 弁理士西舘和之 弁理士山本菊枝 弁理士山口昭之

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　所定の大きさを有する平面面を精練加工および起毛
   加工を施して真綿とし、この真綿をふとん綿の少なくと
   も１部に使用したことを特徴とするふとん。 ２　ふとんの寸法とほぼ同程度の大きさの平面面からつ
   くっ大真綿を使用した特許請求の範囲第１項記載Ｏふと
   ん。 五　ふとん綿を少なくとも三層として、その上下層に平
   面−からつくりた真綿を用い、中間層のふとん縞として
   短繊維からなる綿を用いた特許請求の範囲第１項又は第
   ２項記載のふとん。 ４、ふとん綿を三層として、その上下層に短繊維からな
   る綿ｔ−用い、中間層のふとん綿として平向躊からつく
   った真綿を用いた特許請求の範囲第１項又は第２項記載
   のふとん。 ５、起毛加工を施す際に平面−を完全な綿状とせずに非
   常に薄い基部を残して寸法安定性をもたせ大真綿を使用
   している特許請求の範囲第１項から１１１！５項までの
   いずれか１項記峨のふとん。